【書籍第一巻発売中!】公女様の義腕騎士-元官僚、異世界でホームレスから成り上がる- 作:笹木ハルカ
あれから四ヶ月がたった。今日は星の日、世間一般には休日である。
「おはようございます。アオ様」
「おはようございます。ンシアさん」
きっちり執事服を着たマハマの父親、ンシアさんがにこやかに迎えてくれる。後ろに付いてくれているミネットにも丁寧に礼をするンシアさん。大分ぎこちなさもなくなったように見える。
ここはシェフィード市旧市街の端、昔の城壁を出て堀に掛かった木橋を渡るとスラム街という際の場所だ。最近週末はここに……なぜか僕の屋敷ということになっているこの豪邸に籠もることが増えた。
ここの前の持ち主だった商人ギルドの重役が
ともかく僕にとって大切なことは、接収したその日に公爵閣下が『第一公女暗殺未遂事件の早期解決をはじめとした公爵家への献身に対する報奨として、エルジック男爵に対しシェフィード旧市街に公邸を構えることを許し、その土地に対する租借料の支払いをこの先五〇年にわたり免除する』とした権利書を事前調整なくいきなり僕に押しつけてきたことだ。
フィッツロイ男爵領のお城すら持て余しているのに、公邸の管理が追加されてしまったのである。
そもそもバリナード家のお膝元であるシェフィード旧市街に公邸を構えているのは軒並み伯爵以上の歴史ある大貴族ばかり。ポーレットさんのような新貴族は公邸を持たず、自身も出資して宿屋を設けさせて、そこを実質的な拠点にしていたくらいなのだ。これだけで僕に対する風当たりがものすごい。
これには本当に困った。すごく困った。
何より困るのは懐事情だ。ようやく前フィッツロイ男爵の負債をどう清算していくかの計画がたち、圃場整備や領内の道路整備の予算をなんとか捻出したばかり。シェフィードの公邸の建物や庭を管理する余力はない。僕の参事官としての報酬を投げ売っても、建物を管理するための使用人チームを雇い続けるには到底足りない。こんな理由で予備費を払底させるのはあまりに領地の皆さんに面目が立たない。
その結果、ものすごく複雑な処理をする羽目になった。まずだだっ広い庭を三分の二ほどつぶして『公営衛生技術修練所』用地として提供した。貴族の体面を保つためにも庭を潰すのは……やんわりと非難されたが、それで破産してしまえば元も子もない。石像などは別の場所に移築してもらい、噴水は申し訳ないが壊して、修練所の水道として整備し直してもらうことになった。
つづけて屋敷の一階と二階の一部を『宰相執務局衛生管理特別班事務所』として公爵家へ貸し出すことにした。硝石採集人制度に組み込むことで予算の圧縮と管理費の一部を公爵家に持たせることを狙った形だ。後はポーレットさんに子爵領の出張所としても使ってもらえるように調整し、いくらかポーレットさんからもお金を出してもらうことでなんとか管理費を捻出した。
そんなわけで、この石造りの豪邸の隣で木造の校舎がトンテンカンと建設中なのである。しかも土地を供出した関係で『設置に大きく貢献した』として、僕の断りなく修練所の名前も『エルジック・スクール』に決まったらしい。前世の小学校に相当する初等部を卒業する前に職業訓練校の名誉校長だそうだ。公爵閣下とチャップマン宰相の
「工事もだいぶ進みましたね」
「閣下の肝いりの事業なのでしょう? 公爵軍の応援も入っていますからそれはもう順調でございます」
ンシアさんが答えてくれる。決闘後の医務室で無職になってしまったマハマの両親は僕が雇い入れることになり、僕の公務のサポートをお願いしている。今やンシアさんは他に雇い入れた料理長やメイドさんたちを取りまとめてくれる立派な執事だし、奥さんのアフィアさんは公爵家に貸し出している事務所側の設備管理や、お菓子を作ってくれたりしている。
「えっと……今日は……」
「お昼はホランド伯との昼餐会、その後三時から採集人徴募ワーキンググループの会議への参加依頼が出ております。その前にフォルマル様からの陳情書が届いておりますのでそのご確認を。また学校計画案の第六次修正案の確認期日が来週となっておりますのでお早めにお願いいたします」
「となると夜は」
「リコッタ様にお呼ばれしているのでしょう? 空けてありますよ」
さすがマハマの父親と言うべきか、ンシアさんは恐ろしく優秀だ。三階まで階段を上る間にスケジュールの確認が済む。
「本当に助かります。僕とミネットだけでは到底無理でした」
「何を仰いますやら。ボドウェを救っていただいただけではなく、私たち夫婦に仕事をくださった。こんな広い屋敷を預けてくださった。その信頼に応えているだけです」
「では、愛想を尽かされないようにこちらも全力で応えなければなりませんね」
そんなことを言いつつ執務室へ。……隣の部屋はポーレットさんに貸し出している部屋なのだが、入らないようにしている。入ると入学前に描いてもらった僕の肖像画がデカデカと飾ってあるので恥ずかしくて仕方ないのである。
「あ、アオさん」
「コリン、イヴァンもおはよう」
「よく暢気に挨拶している余裕があるなお前」
執務室で紅茶を前に待っていたのは、ジャケットを着込んだ正装のコリンとイヴァン。浮浪者の時のちぐはぐな印象はなく、二人ともこちらが『軸足』だったのがよくわかる。
僕はイヴァンの悪口に苦笑いを浮かべつつ、マントを脱いで執務机へ。ミネットが外套を預かってくれ、そのまま下がっていく。今日はこの後夕方まで自由時間を申しつけているので、ここからはンシアさんがサポートしてくれる。
「そんなに忙しいのかい? イヴァン」
「お前のせいだぞ! お前のせい! 旧ブラックカランズ周りだけでも綱渡りなんだ。その傍らで情報収集なんてやってたらいくら身体があっても足りない!」
コリンとイヴァンにはボリス達をチャンネルに、散り散りになった子ども達をとりまとめてもらっている。もちろん信じずにどこかに消えてしまった子どももいるし、別のギャング団に既に入った子どももいる。それでもいくらかは繋ぎ止めることができている。この子達がおそらく硝石採集人教育の一期生になっていくはずだ。
「でも頼むよイヴァン、コリンも」
「……そのためにも、まずこれに目を通してもらわないと」
コリンが差し出してきたのは紙の束が二束。一つ目は定期的に報告をもらうことになっていた市場レポート、もう一つはンシアさんが言っていた陳情書だ。まずはレポートの方をパラパラと斜め読みしていく。
「フォルマル商会の流通路はおおよそあのロレンスとかいう消えた商人が握っていたようです。そのパイを商人ギルドの中で奪い合って今は実質的な内戦状態ですね。おかげで域内の日雇いの仕事が減ってきてます」
「うん、チャップマン宰相からもその連絡が入ってる」
「……やっぱり僕たち以外も使って情報収集してるじゃないですか」
「そりゃあもちろん。全部僕たちのせいにされても困るからね。僕やコリンの身を守るためだよ。それで……この新会社設立案が活きてくるのかな?」
陳情書の表紙にははじめましての方の名前が載っている。
「このブレダさんって方は?」
「元フォルマル商会の輸送部責任者です。ロレンス商会が空中分解したところで声を掛けました。身元と人柄は僕が保証します。元々フォルマル商会用の馬車の調達、手配を担当していて、馬車のダイヤを組ませたら一級品です」
「なるほど。物品輸送の手配などのスペシャリストと思えばいいかい?」
ページを捲りながら設立趣意の記載を探つつ問いかける。
「そうですね。その方をトップに薬箱の販売をしつつ、輸送網を構築していこうかと思っています」
「薬箱?」
「簡単な傷薬やアルコールなどを収めた小箱を契約者にお渡しし、定期的に不足分を補充していくんです。医療品の備蓄を細かく配れば医師が少ない農村部でもよい薬が手に入るようになる。社会的意義も大きいでしょう。それにこれがあればうちの馬車が定期的に村を訪問しても疑われない。街道沿いを走っていても誰も止められない。最速の情報網を構築可能です」
僕の手が止まる。
「……できるのか?」
「できます。少なくともフォルマル商会はそれをやって勝ってきた。集める情報が薬草の場所か軍事機密かの違いです」
そう言い切るコリン。同じようなシステムを僕は知っている。それに諜報網を組み合わせた形だ。
「……富山の薬売り、か」
「トヤ……? なんです?」
「何でもない。こっちの話だ」
コリンを見上げると、きっちりと正装のコリンと目があった。
「あなたのおかげで、フォルマル家の名前が繋がりました。そして、僕も無駄死にせずに済んだ。父の遺した技術は全て僕が受け継いでいます。……エルジック卿、公爵閣下とポーレット子爵殿につないでください。僕が、あなたの耳になります」
「貸し借りみたいな話はいったんなしにしようよ。僕は君と対等でありたい」
そう言って陳情書を突き返す。
「公爵閣下に繋ぐにはこれだけだと手土産が足りないかな」
「ではどうします?」
「この後ホランド伯との昼餐会がある。それまでにこの内容をペライチで整理し直せるか? 港までの街道の情報を得るならホランド伯の協力は絶対条件になる。なんとしても今日中に顔通しまで持ち込みたい」
「昼まで!? あと二時間しかないぞ!?」
イヴァンが目を剥いている。
「できないか?」
「余裕です。僕とイヴァンなら」
「アオも坊ちゃまもほんと人使いが荒い……!」
「大丈夫。まとめるのは僕がやるから、イヴァンはブレダさんをここに連れてきて。大至急で」
「よりにもよって伝令役か! ああもう! わかりましたよ坊ちゃま! 走ってきます!」
イヴァンはぶつくさ言いながらも部屋を出て行く。
「……愛されてるな」
「アオさんほどでは」
そんな言い合いをして、それぞれ作業に入る。
†
「……なんつーか、とんでもないなお前。どんだけ隠し球持ってんだ」
アーノルドの父親であるホランド伯との昼餐会は滞りなく終わったのだが、紹介役のアーノルドがげっそりと僕を見てきた。
「そう? そんなに意識してなかったんだけど」
「そりゃあ万国ビックリ人間大サーカスを年がら年中やってたら感覚ぐらいマヒするだろうさ」
「類は友を呼ぶっていうだろ? 君もだよアーノルド」
「納得いかねぇ」
実際のところ彼の瞬発力というか、ちゃんと貴族として不義に怒って、その上できちんと筋を通すのはすごいと思う。僕に欠けている貴族の常識とかそのあたりを真正面から指摘してくれるのは彼ぐらいなので、頼りにさせてもらっているのだ。ここで引かれて離れられるとすごく困る。
「サプライズゲストとか、父上はあまり得意じゃないんだけどな」
「そうなんだ。上手いこと取りなしてくれて助かったよ」
「あれが取りなしに見えるならもっと勉強した方がいいぞ。あのコリンとかいう商人が口八丁で全員丸め込んだだけだろ。あのバケモン何者だ?」
「あれ? 紹介したことなかったっけ。コリン・フォルマル。フォルマル商会元会長の一人息子」
「……そりゃバケモンだわ。よりにもよって薬のフォルマルの御曹司か。……その件公爵閣下は?」
フォルマル家は公爵閣下が取り潰したことを思い出したのだろう。どこか心配そうに聞いてくる。
「当然知ってる。というより、ファルマン先輩の裏を取ったのはコリンで、公爵閣下が直々に市民権の回復を言い渡してる」
またため息をつくアーノルド。
「……俺お前と友達としてやっていけるか不安だぞ」
「頼りにしてるよイルチェスター男爵殿」
肩を叩いて前に出る。次の会議が待っているので、ここでアーノルドとはいったんお別れだ。
「おい、夜は空いてるんだろうな?」
「もちろん。――――――リコッタ様の誕生パーティだからね。無理してでもいくよ」
†
リコッタの誕生日は本当は三日後で、正式な会はお城でやるのだが、平日真っ昼間なので学院生は参加できない。それもあってアイリスや僕が主体となって、ささやかな誕生パーティを企画していた。一応サプライズパーティなのだが、明らかにリコッタにはバレている。どこか緩く笑ったまま知らない振りをしてくれているリコッタに救われつつもシャルちゃん先生に許可をもらい、空き教室を貸してもらった。
結局、初年度の学生がほぼ全員揃った。二年生以上も参加したがったが、いろんな人が助けてくれて、僕らだけで開催できることになった。
「わあっ!」
「せーのっ!」
なんとか準備を終えて、ちょっとしたケーキと誕生日カードや、シーツで作った垂れ幕などの手作り感満載の会場にやってきたリコッタに、みんなで声を掛ける。
「リコッタ様、七歳の誕生日、おめでとうございますっ!」
「ありがとうございますっ!」
いろいろプログラムを考えていたけれど、結局思い思いにみんながリコッタに声をかけ始めてもみくちゃにされている。これはすぐプレゼントを渡して、ケーキを少しずつみんなで食べてたら時間が尽きそうだ。
(……ま、僕はお城の誕生会に呼ばれてるからいいんだけど)
そんなことを考えていると、すっと僕の横に影が差した。
「アオ様」
「ヴィクトリアさん」
声を掛けるとすっと頭を下げられる。ヴィクトリアさんは今回の騒動で、リコッタのメイド隊隊長を外された。リコッタの猛抗議によって担当から外されることこそなかったが、一応は責任をとったことになる。
「いろいろと、ありがとうございました」
「なにがですか?」
「いろいろと、です。……甘えん坊で公爵閣下のズボンの裾をずっと握っていたリコッタ様がこんなにも真っ直ぐに学校に馴染んでいったのは、きっとアオ様のおかげですから」
「それは、本人の努力の成果ですよ、きっと。……それでも、認められるのはうれしいです。ありがとうございます」
僕らの視線の先では、リコッタが友達に囲まれて笑っている。……女の子の声というのは耳にキンと響く。あまり得意ではなかったし、今でも驚くこともあるけれど、それでも自然にリコッタの声はその中でも聞き逃さないようになっていた。
「ヴィクトリアさん、これからもリコッタ様をよろしくお願いしますね」
「もちろん、命に代えましても」
「それ、本人の前だと恐ろしい勢いで怒られますので」
「アオ様も経験済でしたか」
なんだか共犯関係みたいで少し笑えてしまう。そうしたらリコッタと目が合った。
「ヴィクトリアと楽しそうですね? アオ様」
「リコッタ様の誕生日はめでたいですね、というお話をしてたんですよ。そうですよね、ヴィクトリアさん」
「はい。アオ様の仰る通りです」
ヴィクトリアさんの声に頬を膨らませるリコッタ。
「そう膨れないでください。せっかくの誕生日会なんですから」
僕はそう言いつつそっとジャケットのポケットから小さな包みを取り出す。
「お誕生日おめでとうございます、リコッタ様」
渡すと、おずおずと受け取ってくれるリコッタ。
「開けても……よいですか?」
「もちろんです」
そう言うと、包み紙を丁寧に外すのが見えた。
「……チェーン?」
「前に渡した封魔結晶の吊り紐は男物でしたからね。そんなチェーンの方が似合うかなって」
入学前のことだから、もう半年近く前だ。あの時は本当にとっさのやりとりだったから、本当に中途半端に渡しただけになっていた。
「リコッタ様、あの時の封魔結晶はお持ちですか?」
リコッタは彼女の首元から角張った封魔結晶を取り出す。僕の魔力がほぼきれいに残っているということは、リコッタはこれに魔力をつぎ込んでいないのだろう。
封魔結晶と鎖を受け取り、付け替える。
「
ついでに、僕の魔力を圧縮して送り込む。彼女のような強い光を放つことはないが、それでも気配が少しばかり濃くなったように思う。
「はい、リコッタ様……?」
差し出すと、ずいと近づいてきて、ちょっとだけ背伸びして顔を近づけてくるリコッタ。
「あの、リコッタ様?」
「アオ様が、つけてください」
ちょっと気恥ずかしいが、お願いだったら仕方ない。後ろに回り込もうとしたら、ぴったりと身体の正面を向けてくるリコッタ。正面からかけろということらしい。正面からリコッタの頭を抱きしめるような姿勢になる。直後、リコッタが僕に体重を預けてきた。
「ひゅー!」
「そことそことそこ! 顔覚えたからな! 後で覚えとけ」
そう言うとアーノルドが吹き出した。
「そりゃあアオ、この部屋の全員の顔覚えた方が早いぞ」
最近はリコッタのべったり具合にクラスメートも慣れてきたし、僕も決闘裁判で『惚れた女の子に』云々と口走ってしまった。皆も「今更?」と言いたげだ。なんだか久しぶりだなこの反応。
諦めて首の後ろに手を回し、金具を通す。
「はい、リコッタさま。できましたよ」
そう言ってそっと身体を押して正しい距離感に押し戻す。
「アオ様」
「改めて、誕生日おめでとうございます。リコッタ様」
なぜか拍手が起きて、気恥ずかしくなる。
「いやー、めでたいめでたい。お姉ちゃんも鼻が高いよ」
「っ!?!?!?!?」
掛かった声に飛び上がるかと思った。慌てて振り返る。そこにはメイド隊とおそろいのデザインである丈の長いメイド服を着た少女が立っていた。
「――――――ハリエット!?」
「やっほー、アオ。半年とちょっとぶり?」
待て、本当になにも聞いてないぞ。他の同級生も驚いた表情だ。
「どうしてここに!? 魔法学院は!?」
「学院なら中退してきた。就職がきまったからね」
「就職!?」
僕が慌てているのが相当面白いのか、アーノルドが腹を抱えて笑っている。
「そ、聖ディアナ騎士団第一公女付特別警衛班所属、二級魔導師のハリエット・イェイツ准騎士であーる」
「アオ様には直前まで教えないでおこうねって話してたんです。明日からよろしくお願いしますね、ハリエット!」
「お任せください、姫様! どんな相手もどんとこいです」
リコッタとハリエットの楽しそうな声が聞こえるが、全く頭に入ってこない。
「ま、そういうことで、これから基本的にリコッタ様の外出には同行することになるから、アオもよろしくね?」
僕はしばらく答えられずに、とても間の抜けたタイミングで「……よ、よろしく」と返しただけだった。
……これからの学園生活、大丈夫だろうな。
ということで、第二部はこれにて完結となります。
まさかここまで読んでもらえる作品になるなんて……というのが正直な感想だったりします。よくこんなクセの強い作品に皆さまついてきてくださいました。本当にありがとうございます。
次回からの第三部なのですが、会社員としてのお仕事多忙により、年内は更新頻度を週一回に落とします。また、試験的に更新時間を金曜日夜二〇時に変更します。
すいません、平日に残業を数時間ぶん回しながら執筆できる体力が残っておりません……!
これからも拙作をどうかよろしくお願いします。
感想などはお気軽にどうぞ。
次回 冬合宿の準備