【書籍第一巻発売中!】公女様の義腕騎士-元官僚、異世界でホームレスから成り上がる- 作:笹木ハルカ
「無理だ。ぜーったい無理だ」
大至急で呼び出したコリンが泣き言を言っている。
「勢いで押し込むつもりの計画だ。直接の対話まで持って行ければいいだけのハリボテを作ろうって話なんだから、そもそもまともじゃないんだよ。ガワさえできればいいんだから頼むよ」
「それにしても短納期が過ぎるって話をしてるんです!」
そう言いつつも輸送プランのたたき台を即座に組んで流してくれるあたり、コリンは優しい。同時に本職であるはずの輜重部隊の軍人より早く立案できているあたりさすが民間というか、商人として末恐ろしくもある。
「とりあえず、民間でやるとこれぐらいの予算感と人員計画になるかと思います。まぁ……そもそも輸送量の見積もりがあまりにザルですので、眉に唾をつけて薄目で見てください」
「了解。……さすがコリン。君を頼って正解だったな」
「言ったとおり、この見積もりだけでお金はいただきますし、見積もり代金も中身の予算も通常の二倍はふっかけてます。それでいいんですね?」
「もちろん。僕も公爵閣下も今回の一発で申請が通ると思ってないし、通ってもらったら困るんだよ」
「そのハリボテにこの人員投下ですか。なんというか、僕の知らない世界です」
コリンがあきれかえっている。
「短納期だし、国王陛下の前で博打を始めるんだ。ハリボテであることに意味があるけれど、その分ハリボテはせいぜい立派に作らないとね」
「そのための請求目標がターラー金貨で二〇〇〇枚?
「通ったとしても満額は出ないさ。これで王宮が満額出してきたら正気を疑うね」
今回の計画は『やってはいけない予算作成手法』全部盛りである。まず調達目標額をつくり、それを達成できるように詳細予算を積んでいく時点で、手段と目標が逆転している。計画段階で身内の商人を呼び出すあたりは誰がどう見ても官民癒着だし、これでコリンが医薬品供給や輸送業務を受注なんてした日には完全に入札談合としてしょっ引かれるだろう。
……まあこの世界に独占禁止法はまだ未整備なので本当に捕まることはないのだが、それでも気持ちのいいものではない。
「まあ、実際に仕事になるかは別だし、仕事になっても、君の会社に丸投げはできないだろうしね」
「当たり前です。こんな規模の仕事をうちに投げられても馬車も御者も馬すら確保できません。あくまで今回は相場を出すだけです」
「わかってるよ。……今回の見積もり費用については公爵閣下と公爵夫人に許可をとってる。この後即金で支払うことになる。支払いは……」
「ちょっと待ってください。 この話ってエリザベート夫人が咬んでるんですか?」
「言ってなかったか?」
「聞いてませんよ!」
コリンがおでこに手を当てて何かを嘆いている。
「……本当にどうなっても知りませんからね」
「どういう意味だい?」
「エリザベート夫人は王国議会に席を持つ侯爵の三女で、お父上は未だに国王陛下の側近として控えているはずです。親戚筋の叔父上は侍従長を務めているとか。……この話、多分通りますよ。まず間違い無く満額で」
「そんなまさか。最低でも初回請求が金貨二〇〇〇枚、場合によってはその倍まで膨れ上がるし、変動があるとは言え毎期かなりの額を計上することになるんだぞ。直近の予算会議にねじ込むには無茶な金額を根回しナシで突っ込むんだ。議会も軍務局も黙っているはずないだろう」
「本当になにを言ってるんですか?
いいですか、と前置きに入る。マズい、コリンが説教モードだ。
「いくら小康状態といえ、対帝国戦線は国王陛下の頭痛の種でありつづけるはずです。それを
「わかってるさ」
「それを『嘘』って言うんです。あなたはカネを甘く見てる。証文一枚、令状一枚で首を飛ばせるように、銅貨一枚で人は人を簡単に殺すんです。
スラムはそういう世界だった。人の命が一番安く、安いからこそ買い手がつき、命がけの仕事をさせられる。それの規模が大きくなったところで本質は変わらない。そう言いたいらしい。
「だからだよ。第三王子に……そして、第三王子にバリナード公爵領を見てくるように言いつけた『兄上』に、こちらの意志を伝える必要がある。とはいえ現状だと公爵領に背後を気にしながら二方面作戦をする余力は無いわけだ。だから黙ってもらうだけの張り子の虎を作れればそれでいいんだ。なんなら張り子の虎ができなくてもいい」
「……張り子を本物だと思われたらどうするんですか」
「それこそカネにものを言わせて本物にすり替えるさ。少なくとも、公爵閣下と母上がいれば、それができる」
即答すると盛大にため息をつかれた。
「……まったく。新生フォルマル薬事商会にとって、アオさんは末永く金ヅルでいてくれないと困るんです。死んだら天国まで取り立てに行きますから覚悟してくださいね。ミミまでそろえて支払っていただきます」
「君を地獄に呼び出すのは忍びないな。だからまず片付けようか。僕も早めにリコ様とオーストレスで悠々自適なスローライフと洒落込みたいよ」
「仕事を手放す気もないくせによく言います。あなたのスローライフは芸術と狩りじゃなくて、帳簿と令状を友にしてるでしょうよ、どうせ」
どうせとはなんだ『どうせ』とはと盛大に抗議したいが、書類を手放して音楽や絵画を楽しむ自分なんて、たしかに僕自身も想像つかないのでうかつに反論できない。
「リコッタ閣下に泣かれますよ」
「もう泣かれてるよ。この話題はここまでにしようか。聞いてた母上がいま泣きそうだから」
僕がそう言うとさっと視線を逸らすポーレットさん。ポーレットさんには魔導師人員の教育プログラム案の立案を頼んでいたのだが、ちょっと急いでほしい。それを待ってコスト算定が入るのだ。ポーレットさんへのフォローアップは後でやろう。
「アオさん、親を顎で使うんですか……」
「立ってるものは親でも使えって言うだろ?」
「初耳です」
「ともかく、使えるものは使う。……原因が僕と公爵閣下だからみんなとばっちりだけど、まあなんとかしていくしかないよ」
そんな会話をしていると、チャップマン宰相がものすごい哀れんだ目を向けてくる。なんだその気持ち悪いものを見たと言いたげな表情は。
「子どもたちにそう達観されては、大人の立つ瀬がありませんな。揃いも揃って使い物にならず申し訳ない」
「公爵領と王国の未来に期待しましょう。そのために官僚が、役人がいるんですから」
「……そうだな。せめて、我々が良くしないとな」
「そのための助力はエルジック男爵としても、僕個人としても惜しみませんよ」
笑ってみせるとチャップマン宰相は神妙な面持ちで頷いた。僕も仕事に戻る。
宰相執務室はさながら戦場、主に軍周りの人間がミチミチに詰まっているため、信じられないくらい汗臭い。まあ、誕生日パーティの警備明けだったり、ハリエットが賊を物理的に吹き飛ばした後の被害復旧をした部隊だったりの指揮官を公爵閣下が捕まえてきたのだから当然そうなる。
「アオ殿! 過去の魔鳥部隊の出撃記録と給餌に掛かった予算のとりまとめ終わりました!」
「何年分ですか?」
「過去三年分で、全七三件です」
「ありがとうございます。受け取ります。あと二年分、遡ってもらえますか。できれば過去事例を三桁は積みたいです」
「……承知しましたっ!」
「アオ様! 魔導師の輩出率の確認、今晩中に絶対終わんないっす!」
「ビオネッタさん、今はどこまでできてます?」
「ようやくシェフィード市が終わったところっすよ! この一〇倍近い量はさすがに無理っす!」
「なら調査範囲を公爵直轄地に限定してください。公爵直轄地の徴税記録はまともです。母数は情報はそこから取れるはずですよ」
「なるほど徴税記録! すぐ取ってくるっす!」
「いつまでにできます?」
「三時間……いえ二時間ください!」
「では四時間後までにあげてください。今日だけです。踏ん張りましょう」
作業開始から既に三時間、ちょうど報告が集中するタイミングになる。僕が組み立てている設立理念周りや運用コンセプト自体は大分できてきているから良いけれど、問題は補足資料の統計周りが揃うかだ。
第三王子が馬で飛ばして戻っているとして、王都までは七日ほどかかる。現実的には二週間だろうが、手続きもろもろをするなら今晩中に資料はまとめきり、明日には公爵閣下とポーレットさんを送り出さねばならない。
「ミネット」
「はい、アオさま」
絶対手が足りなくなるとわかっていたので、今日はミネットまで連れ込んでいる。ミネットが城の建物内に入るのは今日が初めてになる。犯罪奴隷を示す赤いチョーカーを見て眉をしかめていた軍人や使用人も多かったが、この三時間で誰もミネットを馬鹿にしなくなった。
「検算と文言確認を頼みたい。まず検算をして、数字が合わなければ僕を通さずペンドルトン卿……あの青いマントの人に直接差し戻してほしい。数字が合ったら、ミネットが気になったところへ朱をいれて、僕に戻して」
「承知しました」
ミネットは頷いて借りた机に向かう。もう誰も彼女を止めない。
理由は単純、書類を素早く読み込め、比の計算ぐらいまでならすぐに対応できるからだ。もちろんここに詰めている軍人達もきちんと教育を受けた面々であるので、ちゃんと文章は読める。だが、それを伝わる文章に起こすとなると話が変わるし、今回は命令書じゃないから普段と文章の質が違う。軍人達が四苦八苦しているところをミネットが全部さらっていった。
ミネットと出会って既に九ヶ月ちょっと。ミネットはヴィクトリアさんからメイドとしての振る舞いを、僕とポーレットさんから読み書きそろばんをものすごい勢いで叩き込まれ、それにへこたれず素直に吸収してきた。おかげですでにある程度通用している。本当に努力したのだろう。
それにミネットは僕がどこを気にしているかも大体わかっているから、それを踏まえた上で書類にガンガン朱を入れられる。ここまでくればミネットは最低限のたれ死ぬことはない。北方部族出身で人間と扱われてこなかった彼女でも、これだけの実力があれば周囲を黙らせていけるだろう。それ以前にチャップマン宰相がやたらと良い笑顔で彼女を見ているので『宰相執務室で雇わせてくれ』と言ってきそうだ。
「……アオ殿。落ち着いたらミネット君の事で少し相談させてくれ」
「チャップマン卿、僕の心でも読めるんですか」
案の定の声かけである。ミネットのポテンシャルは確かだが、いくらなんでも青田買い傾向が強すぎないかチャップマン宰相。僕もこのノリで参事官にされたわけだから本気なんだろう。
「安心してくれ。君の部下として配置するし、彼女の給料は中級官吏の上限いっぱいまでなら用意するぞ」
中級官吏の上限いっぱいというのは、この国のミドルアッパー層の報酬額だ。日常生活で困ることがなくなるというレベルを超えて、数年慎ましく暮らせばそれを担保としてシェフィード市内に一軒家を持つことも夢ではない。ミネットが出世してくれるのはうれしいけれど、そんな金額を口約束で出せるわけがないので実体のない営業トークだろう。
「そんな無茶な。犯罪奴隷を公爵領の中枢で抱え込んでいるなんて悪評を宰相に押しつけるのはとても心苦しいのですが」
君の部下にと言うが、人事権は僕にない。絶対に一瞬で剥がされる。彼女に離れられるととても困るので、やんわりと断りたい。猫っぽい耳がくるりと動いて僕の方を向いているあたり、ミネットは僕とチャップマン宰相との会話に聞き耳を立てている。
「なに、公爵領での判決に基づくものだし、そもそも有期だろう? それなら宰相権限で短縮できるし、リコッタ閣下はもちろんトマス閣下も歓迎してくださるはずだ。今日付で請願書が提出されたことにして即日承認をかけられるから……今なら明日朝イチの布告に間に合う」
「そんな軽いノリで減刑しないでくださいよ。彼女が市民として戻れることそのものは諸手を挙げて歓迎しますが、それはそれとして法は重たくあるべきです。それに彼女に離れられると僕も困りますし、そもそも使用人としての雇い主は母上です」
「よし、ではレナ殿と交渉だな」
「母上はそう簡単に頷きませんし、交渉するにしても『ミネットが頷いたら』って言うと思いますよ」
ミネットがくるりと振り向いてポーレットさんを探している。目が合ったらしく、首を本当に小さく小刻みに横へ振っているので、ミネットの所属はしばらくポーレット家で安泰だろう。
宰相がポーレットさん相手に玉砕したころ、僕のところに別の人が寄ってくる。たしか、硝石採集人制度設計で僕がボコボコにしてしまった輜重部隊の副長で、セグレイヴ子爵だった……はず。
「アオ殿、やはり無茶です! 十二羽の魔鳥の前線移動に輸送が耐えきれません!」
「課題は重量ですか、体積ですか、要員ですか?」
「全部ですが主に重量と路盤です! そんな重量物を通せる街道なんて数える程しかありません。対帝国方面は敵の進出速度の低下のためにも、街道の整備を意図的に遅らせているんです。そんな状況で餌となる小鳥を大量にはとても運べません!」
人を乗せて飛べるほどの大きな魔鳥は、餌だけでも膨大になる。冷凍保存なんて夢のまた夢な状況だと餌用の小鳥は生き餌の状態で運ぶ必要があることに加え、一羽の魔鳥が一日に要求する餌の量はざっと三〇キロから四〇キロにも及ぶからだ。
魔鳥もずっと飛び続けられる訳ではない。一回の飛行任務……すなわち一ソーティで、三羽を出撃させると仮定しても、いつでも出撃できる態勢を整えるなら、最低でも十二羽は前線の拠点に同行させたい。その状態で七日間前線に張り付くと、単純計算で餌の要求量は三トンを軽く超える。これをほぼすべて後方からの輸送で賄うことになる。
他にも生き餌を生かすための餌もいる。餌以外にも寝藁なども用意せねばならないし、管理のための人とその食料他諸々も必要だ。なにより馬車には当然馬が必要で、馬にも飼料が必要だ。周辺に安全な水場がないなら、水の運搬も必要になり……と、とんでもない勢いで輸送量が増えていく。
それだけのコストをかけたとして、今の前線まで馬車だと三日はかかる。魔鳥そのものは空を飛んで移動できるから半日ほどで到着できるが、その日は疲労度的にもまず任務には入れまい。帰りも同じ想定なら、実際に任務に供用できるのは、五日。実際は、三日以下とみるべきだ。
「……なるほど、各領単独で運用できなかった訳だ」
小声で呟く。これだけのコストをかけて偵察だけの運用ならば、あっという間に帳簿の方がへこたれる。だったらその予算を騎馬部隊の拡充などに充てたかったのだろう。効果は絶大だとわかっても、コストが掛かりすぎて誰も手を出せない世界だったのだ。魔鳥の生産拠点を自前で抱えるポーレット子爵領は初期投資額こそ小さいが、ランニングコストは他領と同条件だ。
「ここからどうやってコストを下げるかの話になる……のか? 正直、下げたところで別の問題が出る気しかしないが……」
せめて人員数と馬車の両数を削減したいが、そうなると一両でどれだけの荷物を運べるかが勝負。だが輜重部隊の副長が言うとおり、今度は道が保たない。石畳が敷いてあるような高規格な道は少ない。土を踏み固めただけの道では馬車の車輪は容易に轍にはまってしまうし、雨が降ってぬかるんだら地獄を見る。そもそも行った馬車は戻さないといけない。戻す馬車を同じ道で帰そうものなら離合だけで一苦労だ。重い馬車で路肩に寄るとそのままひっくり返る。
「馬車を増やせばなんとかなりますかね? 軸重を下げて路盤への負荷を下げるしか方法はないように思いますが」
「今度は台数が増えて馬と馬車が足りません。少なくとも公爵軍の抱える軍馬では足りなくなります。既存部隊を縮小できれば話は変わりますが、戦線維持を考えれば論外です」
「……なるほど」
とりあえず言いたいことはわかった。くるりと振り返る。
「コリン、何か思いつくかい?」
「……そんなことだろうとは思いましたが、絶対無理ですよ」
「聞かなくてもわかるのか?」
「軍需品の輸送を僕たちを中心とした輸送業者にアウトソースする。なんなら軍用道路を街道として拡幅整備して民間も利用可能にすることで、各領有力者を黙らせつつ、公爵閣下や国王陛下からその予算をぶんどる……そんなところでしょう?」
「言いたいことを全部言ってくれるね、うれしいよコリン。あとはその工事で失業者対策ができればベストかな」
「どうも。もうアオさんの犯行手口にも慣れました。……が、無理です」
「なぜ?」
「馬車の規格がバラバラだからです」
コリンの返答はシンプルだった。
「商人が使っている馬車は一台一台バラバラで多種多様です。細かい需要に合わせられると言えば聞こえはいいですが、一両ごとに詰める量が変わるんじゃ、輸送の予測がたちません。バラバラの荷扱いにバラバラの御者。まず間違い無くどこかで詰まります。そうして兵站が崩壊したら、飢えるのは前線でしょう?」
「……確かにね。規格……規格か。同一設計の荷馬車を多数用意するしかないのかなぁ」
「それができれば楽ですが、民間にそれを求めないでくださいね。僕たちだって新造の馬車を買えるお金なんてあるはずないので中古品のボロを調達するんですから」
道も馬車も未発達だ。その状況での輸送がこんなに手間だとは……頭でわかっていても経験すると机上の空論の浅はかさを痛感する。
「そもそも新造するとしても、馬車に使う鉄は足りるんですか? 車輪まわりだけでもバカみたいに鉄や鉛を喰いますし、木材や革だってタダではありません」
「そうなんだよなぁ……そこも含めて検討課題に挙げてしまっていったん後に回そう。いったん」
実証部隊ができるなら、即時解体が可能な規模と予算で実行することになる。リスクがどこまで取れるかにもよるが、部隊の準備段階で整理していけばいいだろう。
「ありがとう、コリン。セグレイヴ卿もありがとうございます。現状で難しいことは理解しました。その上で解決策を模索しますが……十二羽想定ではなく、六羽想定ならどこまで輸送量が減るか試算をお願いできますか? 一羽単位で増減させるとどれだけ輸送量が変動するのかを知りたいです」
「わかりました」
いくつか試算を繰り返してどこが最適解か模索していくしかないが……まずは王都への殴り込みのために持たせる資料を作り上げるしかない。
「でもこの調子なら……母上に持たせる資料もなんとか揃いそうですね」
「でも、アオも頑張り過ぎちゃだめだよ? 実証もかねて王都まで魔鳥を飛ばすとはいえ、長旅になるんだから」
「そうですね……ん?」
言い方に引っかかる。
「奏上には母上と公爵閣下で行くのでは?」
「え? アオとリコッタ様にも来てもらうよ? 護衛としてミネットちゃんとハリエットちゃんにも」
「……はい?」
そろそろ、僕は学院の出席日数が足りるか本気で心配しないといけないかもしれない。
地獄への道はいつだって善意で舗装されています。
感想などはお気軽にどうぞ
次回 一日の終わりに