修羅に生きる   作:てんぞー

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冒険者 Ⅱ

 ―――二十五層は地獄、と表現する事の出来る階層だった。

 

 ボスだけではなく、フロアそのものが、だ。

 

 二十五層は常時夜であり、≪部位破壊耐性≫及び≪即死耐性≫を施されたモンスターがメインの層だった。基本的にアインクラッドにおける攻略の安全マージンは階層の数+10レベルが安全マージンだといわれているが、この階層に限っては+15、もしくは+20が安全マージンであり、尚且つパーティー行動が推奨されるほどの難易度だった。アインクラッドの夜はモンスター達にとっては活性化の時間だ。その為、常時活性化されたモンスターと戦う必要がある、それが二十五層が地獄と表現される理由だった。

 

 しかし、本当の地獄はボス戦に始まる。

 

 その姿は双頭の巨人。しかし知能が高く、そして皮膚が金属の性質を帯びている。

 

 刃が刺さらない。

 

 体力の減った者を攻撃されていることを無視して突進し、殺しに来る。

 

 自動で回復する。

 

 盾では防ぎきれないブレス攻撃に投擲による遠距離攻撃。

 

 そしてボス部屋全体に対する地震攻撃。

 

 それに加えて瀕死状態に陥った時のバーサークモードを含め、理不尽と表現してもまだ易しいと感じる難易度がプレイヤー達を出迎えた。そこで初めて、ボス戦でプレイヤーの死亡が発生する。それ自体は何もおかしい事ではなく、ボス戦に参加する以上は”自分が死んでも絶対に相手は殺す”という最低限の気概を纏って参加している。故に攻撃を食らって死んだ者も、死亡を確認するのと同時に捨て身の攻撃を行い、ボスの目を潰した。

 

 しかし、一人が欠ければ、誰かがそれを埋めなくてはならない。そして知識はあっても、今までボス戦中に誰かを落としたことがないという状況はプレッシャーとして降りかかり、

 

 小さなミスが伝播して重なり、

 

 それが前線の崩壊へと繋がった。

 

 レイドパーティが再編成される十分の間、

 

 ―――それを持たせたプレイヤーが数名存在する。

 

 ≪射殺≫のシノンこそが、その数人の内の一人。≪射撃≫という入手方法不明でオンリー・ワンといわれているエクストラスキルを所有し、パーティー再編成までの間ボスの遠距離攻撃を全て迎撃した射撃の女王に他ならない。彼女ともう一人のユニークスキル使いがいたからこそ、撤退の時にプレイヤーの犠牲を一人も出さずに再編成までの時間を稼ぐことが完了した。

 

 そこからの反撃にはまた数名、違う者が関わるが、それはまたシノンとは関係のない話である。

 

 

                           ◆

 

 

 まぁまぁ、と片手でシノンの弓を下へと抑え込み、落ち着かせる。基本的にシノンは”ノリ”が解っている相手だからある程度までは煽ったりおちょくったりもしてはいいのだが、見ての通り手も早い。というより脊髄反射で射撃カウンターを叩き込んでくるクセが存在している。それ自体は決して悪くはない、というより反射行動レベルに弓技が染み込んでいる証拠なので、寧ろ賞賛されるべき部分なのだろうが、さすが街の中ではオフにしてほしい。

 

 二十五層の件で、シノンとは顔見知り―――というよりシノンが多くの攻略組プレイヤーと顔見知りになっている。が、その中でも自分に会いに来る意味は、ちょっと良く解らない。ともあれ、向こうから態々こちらを”探して来た”のだからスープボウルを両手で掴んでそれを持ち上げ、一気に飲み干してからトレイの上に乗せ、左肘をテーブルに乗せて頬杖をつく。そしてで、と言葉を置く。

 

「何の用だよ。見ての通り俺はオフだから徹底的にユウキちゃんを弄って過ごしたいんだけど」

 

「アレ……なんか僕玩具扱いされてる……とか思ったけどよく考えれば何時もの事だからそんな驚いたことでもなかったなぁ」

 

 ユウキのその発言にシノンが溜息を吐きながら、ジト目で此方を見てくる。なのでとりあえずスマイルを返しておくと、呆れの視線が帰ってくる。

 

「もうちょい弟子の人権は考えてあげなさいよ―――まあ、私には関係のない話だからどうでもいいんだけど」

 

「シノンさん、割と良い性格してるよね」

 

「そんな事よりも」

 

「やっぱりそんな事で済まされる僕の人権。そろそろストライキでも実行すべきなのかなぁ……」

 

 ユウキがそんな事を言っているが、そんなユウキの呟きを無視して、シノンは話を続ける。

 

「最近アップデートが観測されたことは知っているわよね? いや、まあ、知らなくてもあったって事は理解しておいて。そこでいくつか新しいスキルが実装されたわけだけど、そのうち一つ欲しいスキルがあるのよ。エリア調査のついでにクエストをクリアしてそのエクストラスキル取得しようと思うんだけど、どうかしら。手伝ってくれない? 言い値で雇うから」

 

「スキル名と内容」

 

「≪カスタマイズ≫、内容は武器防具、アクセサリの姿や能力をある程度文字通りカスタマイズすることができる。例えば両手剣だったら重量を減らして刃を潰して両手剣のまま軽い鈍器化させるとか、レイピアだったら防御貫通力を10%追加するとか」

 

「あー……」

 

 今までのソードアート・オンラインでの武器防具の仕様、というか性能は”生成された時点で完成されている”のだ。だからこそレベルの高い≪鍛冶≫スキル持ちが職人ギルドでは重要人物扱いされているのだ。≪鍛冶≫スキルの熟練度が高ければ高いほど良質の武具が作りやすくなってくる。それだけじゃなく、装備の強化に関しても成功率が高くなってくる。しかし聞いた感じ、この≪カスタマイズ≫スキルは”装備が生成された後で弄れる”というスキルらしい。

 

 ……アーチャーは状況によって弓と矢を取り換えながら戦う職業だからなぁ。

 

 現在このアインクラッドで唯一弓という武器を使用、装備できるのがシノンというプレイヤーだ。だがただ後ろから弓で矢を放てば良いという訳ではあい。状況に応じて弓と矢を使い分けて戦う、タクティカルな武器でもある。たとえば足の遅い相手ならばからならば射程が長いロングボウで遠距離から一方的に殺し、足の速い相手であれば短弓を使った接近戦を仕掛ける必要がある。矢だって貫通力重視、破壊力重視、と切り替えながら使うものだが―――それを更にカスタマイズすることができれば、間違いなくシノンの戦闘力は大きく向上するだろう。

 

 シノンに限らず、状況によって武器を使い分けるタイプにとってはこれ以上なくありがたいスキルになるだろう。それに調査、とシノンが付け加えた。となると、三十層の未確認エリアの調査を兼ねているのだろうが、

 

「お前……レンジャー検定受けてきたの?」

 

「こう見えても先週中級の検定を受けて合格してきた所よ。おかげでギルドからの同行者を付けなくてもソロで活動できるし。講習会に参加したり筆記テストやったりで激しく面倒だけど、生存術の講義が思いのほか便利で納得させられる事が多くあったわ」

 

 ―――ゲームに設定されているスキルやシステムとは別に、≪システム外スキル≫と呼べる生存術が存在している。たとえば木の上に登って敵をやり過ごすとか、地面を掘って穴に隠れるだとか。そういう技術をギルドを使い、試験等を通してプレイヤーへと伝えるシステムが出来上がっている。勿論学ぶだけではなく、そういう試験を通して資格を取得することができる。

 

 レンジャーは野外活動で必要とされる知識やサバイバル技術、これの検定をクリアし、上級にでもなれば監視員や偵察等の活動をソロで行えたり、ギルド側から仕事を持ちかけられるようになる。リアルで資格を持っていれば出来る事が増えるのと、そう変わりはない仕組みだ。なお、スカウトはレンジャーの屋内活動版であり、ダンジョン内での活動等に特化している。

 

 なお中級の取得は二ヶ月程講習会に参加したり、実地での訓練、そして三度の筆記試験の突破を必要したりする。その技術内容は偵察、キャンピング、追跡に星見等とパーティーやソロ活動での”生命線”とも言える中核の部分を担っている為、割と厳しかったりする。

 

「まぁ、個人的に受けても良いけどさぁ、今日オフなんだよな」

 

「それを知ってるから来たのよ」

 

「じゃあ仕方がないな、出撃だな」

 

「師匠、前後の文脈がぶっ飛んでるよ?」

 

「牛乳飲んで出撃だユウキマン!」

 

「師匠何時からドイツ人になったの」

 

 まぁ、冗談はこれぐらいにしておいて、視線をユウキの方へと向け、視線で任せると伝える。個人的にはそこまで構いはしないし、美味い物を食べてればそれだけで大体ストレスが抜ける様に体が出来ている。が、自分とユウキは全く別の生き物だ。そろそろ一人での判断力を付けるためにも、こういう判断をユウキに任せ始めるべきかもしれない―――という事で判断をユウキに任せる。

 

 うーん、と言ってユウキは首をかしげるが、

 

「うん、まあ、僕も問題ない……かなぁ? 僕も割と美味しいもの食べてるだけでストレス抜けるし、仕事一つぐらいだったら特に問題ないし。というか誘ってるのって―――」

 

「勿論貴方達だけよ。人数増えると逆にやり難いし、女ってだけで近づいてくる馬鹿な連中が多いから、顔見知りだけで組んでる方が遥かに楽なのよ」

 

「ははは、ざまぁねぇな。コミュ障がまともに性別を超えた友達を作らないのが悪いんだよ。こういうのは最初は下心アリアリで近づいてきた奴の幻想を軽く砕いてから素のまま付き合ってりゃあ友達の二人三人作れるぜ」

 

「それまで疲れるから遠慮するわ。それよりも仕事の話を進めましょ」

 

 そうだな、と言って食べ終わった食器を全てトレイの上に乗せると、同じく食べ終わったユウキが全て纏めて、それをカウンターの方へと歩き去って行く。そこで、見事に人ごみの中を誰にも触れる事無く、縫う様に意識の間を進む姿を見て、ちゃんと学ばせた技術が身に染みていることに小さく、誰にも解らないように笑みを零す。やっぱり成長する姿は何時見てもいいものだと、そう思いながらシノンの話に耳を傾ける。

 

「これから向かうエリアは三十層西部の遺跡エリア、その中の≪ミコノス遺跡≫になるわ。事前に軽くだけど見てきたけど、エネミーのほとんどが亜人系ね。雑魚に関しては特殊な耐性はなし、毒も麻痺も即死も通じるけど……遺跡の一番奥にはフィールドボスが存在して、そこに行く必要があるわね。ついでに言えば遺跡自体が大きな湖の上に立っている形で、水中にもエネミーがいるけど潜りでもしない限りは気にしなくてもいいわね、これは」

 

「って事は泳いで裏周りは無理か。動物系なら一方的に狩り殺せるし、カモだな」

 

「だから貴方に頼んでるのよ。人数少なくて済むし、強いし、安いし」

 

「コルとか前線に籠ってりゃあざくざく貯まるからな」

 

「えーと、用意した方が良いアイテムとかある?」

 

 戻ってきたユウキが会話に参加して来るが、シノンが首を横に振って既に必要なアイテムは彼女の方で揃えたと言う。まぁ、依頼を持ち掛けておいて必要なアイテムを用意しない、とか依頼を受ける事を考え直す事ではある。最低限の依頼者のマナーとして、必須とも言えるアイテムがあればそれを依頼者の方で用意しておくのは常識だ。

 

「で、他に質問はあるのかしら? ドロップルールに関しては取得後希望者がいれば後で鑑定して判明したその後値段を二で割って購入しなかった二人へ譲渡、ラストアタックで出現したアイテムに関しても同様のルールで。オーケイ?」

 

「問題なし」

 

「いっぎなーし」

 

「じゃあ行こう。目的地までの馬車の費用も私の方で出しておくから一時間で現地に到着することができるでしょうね」

 

 準備が良いなぁ、と思うが、まず間違いなく此方が断るとは思っていなかったのだろう。まぁ、実際断る理由がないのだが。だから椅子から立ち上がって軽く体を捻って伸ばし、短い休暇だったなぁ、と口の中で呟く。まぁ、これが終わった後でまた休めば良い、というだけの話なのだが。とりあえずは武器や防具を装備しておくか。

 

 そう思い、インベントリを開こうとしたところで、小さく、アインクラッドが揺れ始める。

 

「ん? 揺れてるのかしら?」

 

「さっき地震が来たばかりなんだけど―――」

 

「―――おい、これ大きいぞ」

 

 そういった直後、地震が少しずつ、ゆっくりと大きな震動へと変わって行く。それに耐える様に両足でバランスを取るが、シノンとユウキが倒れそうになる。インベントリからマフラーを取り出し、それを素早くスナップさせる様に振るい、倒れそうなシノンとユウキの体を叩き、ヒットエフェクトを出現させる。その攻撃の衝撃で倒れそうだった二人の体は反対側へと押され、再び元の体勢へと押し返される。

 

 そのまま、倒れそうになるほどの大地震が鎮まるまで一分ほどかかる。

 

 それが終わる頃には大惨事が酒場内には繰り広げられており、軽い阿鼻叫喚の地獄絵図が出来上がっていた。ただそれに付き合う理由もないので、二人の背中を押す様にさっさと店の外へと出る。外でも軽い混乱が起きているようで、地震の被害がちょくちょく見れる。しかし、被害を受けているのはプレイヤー関連ばかりで、NPC側はまるで地震がなかったかのように振る舞っている。

 

「この様子だと馬車が使えそうだな」

 

「前々から思ってたけどかなり図太いわね」

 

「図太くなきゃ人格破綻者やってらんねーわ」

 

「そりゃそうねぇ」

 

 苦笑をしながら戸惑う人たちを無視し、そのまま街の隅にある馬車の停留所に到着する。転移門が存在するこのアインクラッドの世界では、一度アクティベート化した転移門であれば誰でもそこへ転移することができる。しかし、転移門が存在しないエリアも存在する。その場合は馬をレンタルするか、こういう馬車を利用して移動するしか移動手段が存在しない。そして馬車の利用は一人、数万コルというそこそこ高い値段を必要とする。前線で戦い続けているプレイヤーであればはした金だろうが、そうではないプレイヤーにとっては間違いなく高級品だろう。

 

 それを丸々一つ、シノンは貸し切って、目的地である≪ミコノス遺跡≫へと向かう。

 

 

                           ◆

 

 

「―――しかし、最近やけに地震が多いわね」

 

 馬車から降りながらシノンがそんな事を呟く。それを追いかける様に自分も馬車から降りつつ、インベントリとステータス画面、装備画面を開いて自身の装備を確認する。黒に近い灰色のフード付きロングコートに茶色のブーツ、ズボンとシャツはどちらも布製ではあるが下が黒、上が白の無地のシャツ、首に武器にも道具にもなるロングマフラー、両手にオープンフィンガーグローブ、戦闘用の装備はちゃんと装備されていた。コートの内側に巻き込まれる様に入り込んだ髪の毛を外にを引っ張り出し、インベントリから武器を、

 

 柄から刀身に至るまでの全てが黒いデスサイスを取り出し、それを右手で肩に乗せる様に運ぶ。

 

「イベントの予兆かねぇ」

 

「だといいなあ。これがエラーで急に”ソードアート・オンラインが強制終了しました”って展開になっても僕的には良いんだけどなぁ」

 

 希望的観測だなぁ、と呟きながらユウキの姿、黒一色に赤いカチューシャ姿の装備を見る。彼女も既に武器である片手長剣を鞘から抜いて右手で握っている。基本的に居合か抜き打ちをメインに戦っていない限り、奇襲の可能性が存在する戦地で武器を抜いていないのは馬鹿のする事だ。というより基本的な危険に対する意識だ。そういう意味ではユウキも、そして既に弓と矢を握っているシノンもできている。

 

「さて、ここが≪ミコノス遺跡≫よ」

 

 シノンに言われ、去って行く馬車に背を向けて視線をまっすぐ正面へと向けると、

 

 そこには広大な湖と、その中央に存在する白亜の遺跡が存在していた。

 

 今立っている場所の少し先には湖中央の遺跡までつながっている橋が存在し、それを渡り切った先に遺跡が存在している様に見える。ただし遺跡も橋も決して新品といえるような輝きはなく、朽ちて行く年月の重さを感じさせる崩壊を所々に見せている。それでも白い美しさはなくなることはなく、太陽の光を受けて水面と共に輝いて見えている。

 

「橋の上に三体程いるな」

 

 ただそんな美しさを満喫するよりも、目で端の上に陣取る様に立つ三体の亜人型モンスターが見える。屈強な人の体に牛の頭の持ち主は神話の怪物≪ミノタウロス≫に非常に酷似している。相手からはこっちを捉えられないらしく、橋の上をうろうろと歩いている。

 

「まだ奥の方にも結構いるわね。一体殺せば連鎖的に反応して襲ってきそうよこれは」

 

 ≪索敵≫スキルを戦闘用に特化した変種エクストラスキル、≪心眼≫に置き換えてしまっているのでそこまで遠くは把握できないが、シノンには見えているらしい。流石アーチャーと言いたい所だが、無駄話を止めて動き出すところだろうここは。だから開いている左手でかぶっているフードを下ろし、頭を隠しつつ担ぐデスサイスを右手でくるりとまわしてから刃を地面に軽く突き刺して立たせ、

 

「まぁ、橋の上は俺がクリアリングすりゃあいいだろ。実際それを期待しているんだろうし」

 

「そゆこと」

 

「働かなくていいとなると楽だなぁ」

 

「クソ、この弟子め。後でお仕置きだ」

 

 ショックを受けているユウキの事は無視しながら音と気配を消して、前へとゆっくり歩き始める。そんな自分の背中へと向けて、声が投げかけられる。

 

「さて、≪通り魔≫さんのお手前、見せてもらおうかしら」

 

 その声に聞こえないように返答する。

 

「―――どうせ見えないけどな」

 

 そう言葉を残し、

 

 一呼吸で踏み込んだ。




 ファンタジーモノの定番として二つ名にはカタカナで恥ずかしいルビがふられていたりする。≪射殺≫と書いてザ・バレットとか。≪神聖剣≫と書いてガーディアンと読むとか。二十五層で活躍した人数はまぁ、それなりにいた。

 なお、死んでも敵を殺そうとする精神は攻略組の最低限の装備だったりする。頑張れ攻略組、諦めるな攻略組。お前ら全員割と怖いことになってる。

 どうでもいいけど白髪で髪もさだと抜剣先生を思い出す

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