この世界は駄犬が 作:お試し
第二の人生はストレスがなかった。金儲けを意識するとまるでゲーム画面のように見え、その儲け対象の動きがデータグラフのように動くのです。例えば株とか、FXなど儲けようとすると自分の動きもデータで見え、株なら株全体のデータ上に自分の買った株相場が重なり見える。つまり、音ゲーやタイミングゲーのように、このタイミングで!というのがわかりやすい。まあ、売買タイミングは手動なので最大で売れるタイミングに僅かな誤差は出る時もあるが、儲けは確実です。
人生が楽だった。第二の家族は可もなく不可もない一般家庭の夫婦の元に生まれた。幼少期から大人びた私に対し、違和感はあれど親の務めを果たす程度の常識は持ち合わせていたのだから。そう…私にストレスがないスタートだったのだ。
前世はストレスが激しい人生だった。父は酒癖が悪く暴力に走り、母は私を産んで消えていた。父から離れる為に知識を溜め、トレーダーとして過ごしていた。最後は…まあ、いいでしょう。とにかく、私の人生はやり直す機会を得た。そこで考えたのです、新たな人生に自らの導を立てようと。
起業です。新たな人生、前世では行わなかった事をしようと考え起業したのです。前世から思い入れもある証券会社を立ち上げ、ディーリングからブローキング…主にディーリングだったがそれで我社の評価を高め、依頼もこなし、人を雇い、一般会社のように徐々に大きくなっていった。失敗が基本ない、正確には私が関与していれば投資面での損失が実質ゼロなので評価されるのは当然であった。社会内派閥すら作られる程、我社は大きく、資本の波を生み出していた。
順調だった…だが問題が発生した。
「どうしてッ!」
今、私の社長室に二人のガードマンに取り押さえられている女性がいた。まだ少女と言ってもいい年齢に見えるが、身分を確認すると成人している。偽装社員カードを確認すると
「大声を出さないで頂きたい。どうしても何も、貴方が行おうとした事は犯罪だからですが?」
「どうしてよ!確かに細工も」
「この程度で欺くなど…連れて行きなさい」
ガードマンに連れていかれる一人の女。暴れ、泣き、媚びを売る、実に不愉快な最後だった。
「駄犬が」
自分だけの室内で吐き出すように発した。
順調だった、そう順調だったからこそ、他企業、ライバル派閥からの探りが多くなった。それはいい、前の社会でも産業スパイ等はいた。だが…この第二の人生では…そのスパイ達が問題だった。
…まるで漫画、アニメに出てくるような顔の良い者達…まだスパイだから容姿もと考えたこともあった…髪の色がカラフルの連中が多い…情報収集がお粗末…何故か女性しかスパイで来ない…なんか明らかにアニメ顔の奴を探ると全員どこかしらのスパイ…ここまで来れば確信にも繋がる。
この世界は現代ではなかった。現代を題材にした何かしらの作品の世界だったのだ。
「っ、さっちゃんが!」
「…流石『オクトパス』。ガードが固い」
社員服に身を包んだ青髪と白髪の一見少女に見える女性二人が、警察に捕まったピンク髪の女性を悔しそうに眺めていた。
「直接本社潜入するって意気込んでこれ…哀れ」
「ちょっと、まっちゃん!私たちは依頼で探ってるんだよ!」
「わかってる。サツキを脱獄させて、再侵入する」
証券会社オクトパス…CEOである
このまま一企業に裏から支配されてしまうのか?否、それは国が許さなかった。
『
私はブルアカ、AC等が好きだ。陰キャ眼鏡私こそ企業だおじさんとか心が躍る。なんか頭に浮かんだ内容をそのまま書いただけです。需要があれば書きます。