258:名無しの先生
はい、という訳でイベントシナリオ〝赤き冬の魔女〟の考察なんですが……
259:名無しの先生
考察出来る材料が少ない、少なくない?
260:名無しの先生
とりあえずリトの扱いが某アンチェイン的な何かっぽい感じ?
261:名無しの先生
でも、リトが自分から部屋を出た事は無いみたい
262:名無しの先生
過去の赤冬、雷帝時代のゲヘナ並みに闇がありそう
263:名無しの先生
というか雷帝時代のゲヘナも謎が多い
多分、マコトとヒナは直接関わりがあるんだろうけど
264:名無しの先生
赤冬はそれ以上に謎だらけ
まずチェリノは何年生なんだ?
イブキみたいな飛び級?
265:名無しの先生
あるっちゃあるけど、キサキみたいなのもあるし
266:名無しの先生
また申谷カイの仕業か!
おのれ、許さんぞ陸八魔アル!!
267:名無しの先生
アルちゃん関係なくて草
268:名無しの先生
仮に飛び級だとしたら、ヒゲがイブキ並みの頭脳の持ち主という事に……
269:名無しの先生
完全に可能性がゼロかって言われたらゼロじゃない
270:名無しの先生
あとやっぱりリトとチェリノの過去が気になる
271:名無しの先生
<<269 でも、ヒゲだぞ?
トモエ辺りがなんかやったって言われた方がしっくりくる
272:名無しの先生
ヒゲとリト、どうやって繋がりが出来たんだ?
ヒゲからは分からないけど、リトからは妙なベクトルの重さが向かってる
273:名無しの先生
先生「あ、チェリノ」
チェリノ「む、カムラッドではないか。来てくれたんだな」
先生「チェリノの頼みだしね。で、早速なんだけど」
チェリノ「リトの事だな。まったくあいつめ、おいらの命令でもあのままなんだ」
先生「命令?」
チェリノ「そうだ! その部屋から出て、前みたいに遊ぼうって言っても、それはならん。出来ん相談である。とか言って聞かんのだ!」
先生「前みたいにって、以前は違ったの?」
チェリノ「そうだぞカムラッド。前はおいらが呼んだらすぐに来てくれて、雪だるま作ったり雪合戦したりしたのだ。……でも、おいらが生徒会長になってから、あいつはあの部屋に閉じ籠ってしまった」
先生「そうなんだ……」
274:名無しの先生
ヒゲが生徒会長になる前か
275:名無しの先生
気後れしてる?
276:名無しの先生
いや、なんかおかしくね?
生徒会長になる前は一緒に居たんなら、なんでなった後は引きこもりになるんよ
気後れなら、ヒゲがそれなりの役職つけて終わりだろ
277:名無しの先生
つまり、ヒゲの生徒会長就任になにかあるって…こと…?!
278:名無しの先生
嫉妬なら一発クーデターでどうにかなる。というか、赤冬はいつもこれ
279:名無しの先生
気に入らなかったらとにかくクーデター!
280:名無しの先生
でも、リトはクーデターはしてないし、寧ろ今はそれが出来てる事を喜んでる
281:名無しの先生
つまり、そこになにかあるんだ
282:名無しの先生
何かってなによ?
283:名無しの先生
もう少し語ってくれたら分かるんだけど……
284:名無しの先生
先生「で、お願いはリトの事だよね」
チェリノ「そうだぞ! リトをなんとしてでも引き摺り出す。その策を考えてほしいんだ」
先生「うーん、でもリトは自分の責任でここに居るって言ってたよ?」
チェリノ「本当か? カムラッド」
先生「え、うん」
チェリノ「……誰も気にしてなんかないのに」
先生「チェリノ?」
285:名無しの先生
これ、チェリノ側に問題じゃなくて、リト側になにかあるな
286:名無しの先生
誰も気にしてないって、何かやったんだな
287:名無しの先生
カヤみたいな事?
288:名無しの先生
いや、あれはちょっと冗談じゃ済まない
289:名無しの先生
政権じゃなくて、キヴォトスって国の譲渡だから、リアルだったら一族郎党処刑レベルよ
290:名無しの先生
じゃあ、そうじゃないなにかをやって、その責任で自分から幽閉されてるって事か
291:名無しの先生
例えば?
292:名無しの先生
赤冬は以前、言論の自由無かったみたいな発言があった。単純に考えたら、それだけの圧政が敷かれてた事になる。
……もしかしたら、そのトップのヘイローを破壊したとか?
293:名無しの先生
いや、そこまでじゃないだろ
ないよね?
294:名無しの先生
まあ、流石にね
もしそうだったら、チェリノでもああは言わないだろうし
295:名無しの先生
なら、合わせる顔が無いと言うような事で他には?
296:名無しの先生
本当は裏切ってたとか?
297:名無しの先生
ありそう
298:名無しの先生
でも、裏切ってたなら粛正されてるだろ
299:名無しの先生
でも、可能性として高いのはそこだよな
300:名無しの先生
誰かのヘイローを破壊した
本当は裏切ってた
もしくは前生徒会の秘密を握っているとか?
301:名無しの先生
これはヒゲじゃダメだから、トモエ辺りの話を聞きたい
302:名無しの先生
先生「ねえ、チェリノ。リトはどうして。……いや、リトに何があったの?」
チェリノ「カムラッド。リトは……、リトは嘘を吐いたんだ。たった一回の嘘、それが原因なんだ」
先生「嘘?」
チェリノ「でも、リトは約束を守ってくれた! おいらとの約束を守ってくれたんだ!」
先生「それはどういう……」
トモエ「チェリノ会長、探しましたよ」
ここでトモエのインターセプト!?
303:名無しの先生
チェリノ「トモエ……」
トモエ「さ、会長。プリンの試食会に遅れますよ。先生も一緒にどうでしょう?」
先生「いいの?」
トモエ「ええ、問題ありません。それに、その方が話しやすい事もありますので」
やっぱり知ってるのか?
304:名無しの先生
こーれ、なんか嫌な予感がします!
「さて、どうだったかね?」
幽閉されているというにしては、やけに調度品が揃った部屋。安楽椅子に揺られながら、窓から真っ白な外を眺めている白い少女が問い掛ける。
「リト、君は……」
「滑稽だったであろう? 未来を望む友の側に居ながら、その友の未来を望みながら、しかし我輩はそうではなかった」
演劇用だと言うパイプを手に、少女は窓から天井へ視線を向ける。
「それは君のせいじゃないよ」
「先生、君ならそう言うだろう。皆も……、そう言ってくれるだろう。だが、我輩はそうは言えぬのである」
目を閉じ、右手でパイプを弄ぶ。
瞼の裏に浮かぶのは嘗ての日々、全てに嫌気が差し、全てを投げ出し何処かへ消えようとした嘗ての日。
絶望に染まる白の世界の中で、その絶望の白を押し退ける小さな灯火に出会った。
「滑稽、この言葉以外になにがあろうか。あの子の、チェリノの夢を聞き、その夢を守り叶えようとした我輩の正体はその夢を踏みにじるものだったのだ」
今でも瞼に焼き付いて離れない。
輝く瞳で目映い夢を語り、こちらに手を差しのべる小さな姿は希望だった。
だが、その希望を曇らせたのは自分だ。
「違う。それは違うんだよ、リト」
「いや、違わぬよ。我輩はチェリノに縋るだけ縋りつき、彼女の未来に陰りをもたらした。光に集まる羽虫に過ぎなかったのだよ」
光の日々、それを終わらせたのは自分と、自分が今まで積み上げてきた悲鳴の嵐だった。
「リト、話をしよう」
「先生、我輩からする話は無いよ。今のレッドウィンターに居てはならぬのにチェリノの温情に甘え、まだこの世界に縋りつく魔女。嘗て、レッドウィンターを支配した〝暴君〟の力であった我輩からは、ね」
さて、と、リトはパイプをサイドテーブルのパイプスタンドに置く。ただの演劇用の小道具だと言うには、やけに丁寧に置かれたそれは、暖炉の火を反射している。
「さあ、先生。もう行き給え。我輩はここで自身の役目を終える。それが我輩の望みである」
「リト!」
「くどい!」
リトは先生に銃口を向ける。
「生徒の望みを叶える。それが君ならば、ただ黙って我輩の前から立ち去り、他の皆の元へ行き給え」
それが我輩の望みである。
先の見えない吹雪の様に暗いリトの瞳が、そう物語っていた。