シン・南斗の拳 俺達の戦いはこれからだ!   作:マジカル☆さくやちゃんスター

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第十二話 過去700人を殺し死刑執行される事13回!

 ラオウとの戦いを何とか凌いだものの、傷の治療に努めている間にやたらヒャッハーが殴りこんでくるようになった。

 勿論全部領に入る前に始末しているので被害はないが、何でいきなりこんな無謀な事をするようになったのか気になったので捕まえた奴を尋問してみた。

 するとどうやら、俺がラオウと戦って弱っているらしいという話をどこからか嗅ぎ付けたらしく、今がチャンスと攻めてきたらしい。

 アホかな? 確かにラオウと戦って俺はダメージを受けたが、サザンクロスの戦力は無傷のままだからヒャッハーなんぞいくら来ても領内に入る前に全滅するって分からんもんかね。

 ついでに言うといくらダメージを受けていても流石に俺もヒャッハー相手に苦戦することはない。

 

 で、そうこうしているうちにケンシロウがゴッドランドを潰していた。

 まあしゃーない。ゴッドランドの兵士達の能力は魅力的だったから、できれば全員こちらに取り込みたかったのだが、縁が無かったということなのだろう。

 そもそもアニメ版でKING軍傘下になっていたのは制作の都合であり、原作だと早い段階で終わってしまうシンとの決着を延ばす為に、本来ならシンの後に登場するはずの敵を前倒しで出したからに過ぎない。

 一応ケンシロウに潰されたゴッドランド跡地はすぐにサザンクロスが制圧し、残党も暴徒になる前にこちらで取り込むことができた。

 予想に反して抵抗はなく、残党の九割がすんなり軍門に下ってくれたのは嬉しい誤算だった。

 主要メンバーがケンシロウに全員やられてしまったことで、「自分達は神に選ばれた存在」という驕りも砕け散ったらしく、大半は歯向かう気力もないようだった。

 一部、最後まで反抗した奴もいたが……そいつは、他の連中が見ている前で俺がバラバラにしてやったので、もうこの世にはいない。

 そして従うようになった残党だが……そいつ等がまあ優秀なこと。

 試しに先述のヒャッハーに対して対処を命じてみたら、的確にアジトを割り出して野盗のリーダーをピンポイントで暗殺して首を持ってきてくれた。

 ちなみに首は全部で20個くらいあった。どんだけの賊がサザンクロス狙ってたんだよ。

 

 こうして我がサザンクロスは順調に領土を拡大していたが、ここにきて行き詰まりを見せている。

 というのも、現在サザンクロスは中央にアスガルズルという国を抱する緩衝地帯を挟む形で拳王領、聖帝領とほぼ隣接してしまっているからだ。

 何故中央が緩衝地帯のままなのかといえば、下手にそこを取ってしまうと拳王、聖帝領と完全に隣接して厄介な事になるからである。

 それは向こうから見ても同じ事で、だからこの緩衝地帯はサザンクロス、拳王領、聖帝領のどこも取らず睨み合っている。

 アスガルズルは『拳王も聖帝もKINGも迂闊に手を出せない都市』と言われており、実際それは正しい。

 しかし迂闊に手を出せない理由はアスガルズルを手強しと思っているからではない。

 取ってしまうと自分が困ると分かっているからだ。だからどこも手を出さない。

 

 それと、そのアスガルズルだが、先日その近くでレイとロフウによる南斗水鳥拳同士の決闘があり、無事にレイが制してロフウが死亡した。

 それはいいのだが……この戦闘、俺を含めて何人も観戦していたのだが、その中にラオウがいたのが不味い。

 何が不味いって、ラオウの見ている前で南斗水鳥拳の技の数々を見せてしまったわけで……そりゃ、後の戦いでレイがラオウに勝てるわけないわ。

 

 話を戻そう。

 現在サザンクロスの領土拡大は行き詰っている。

 というのも正直、サザンクロスは位置が悪い。

 俺の領土はかつて日本だった国の関東甲信越に当たる地域なのだが、中部地方だった場所の一部を緩衝地帯とし、その先が拳王領だ。

 そしてかつて太平洋だった場所は海が消えており、緩衝地帯のすぐ隣に聖帝領がある。

 つまりサザンクロスは前に領土を進めれば緩衝地帯とぶつかるし、太平洋側に進めば聖帝領とぶつかる。

 日本海側は修羅の国へ続く死の海があるのでそもそも広げられない。

 ならせめて東北地方を取りに行きたいんだが……こっちにも邪魔なのがいる。

 ……最後の将がよりにもよって、そこに本拠地構えやがった。

 これ、分かるだろうか? ユリアの奴……いや、基本受け身のあの女が自発的に町など作るはずがないから、これはリハクの仕業か。

 あの野郎、サザンクロスを拳王領と聖帝領の盾にするような位置でのうのうと勢力を作ってやがるのである。お前原作やアニメでは南に拠点を構えてただろうが。

 おかげで俺はこれ以上領土を広げられないし、ラオウがユリアを狙いに行けば俺の領を通るしかないから(迂回して聖帝領を通るルートもあるが遠回りすぎるので、まず通らないだろう)、自動で俺がユリアの壁にされる。

 攻め込んでぶっ潰したろかあの野郎、と思うがそんな事をしたら間違いなく拳王、聖帝に背後から攻められるので動くに動けない。

 ……まあ、もしラオウがユリア欲しさに突っ込んで来たらその時は、サザンクロスに一切の被害を出さないことを条件に素通りさせることも最悪、選択肢に入れるべきか?

 ユリアの壁になってやる気なぞ俺にはない。

 とりあえず……もう少し戦力が欲しいな。

 

「クイーン、俺は少し出かける。その間は任せるぞ」

「どこへ?」

「ビレニィプリズンへ」

 

 この先を考えると、見た目的にも威圧感があって巨大で強いデビルリバースは是非欲しい戦力だ。

 あの巨体を維持するには相当な食料と水が必要だろうが、今のサザンクロスなら余裕で賄える。

 今まではゴッドランドが邪魔でビレニィプリズンへ行けなかったが、今なら問題ない。

 なので俺は、ビレニィプリズンへ車を走らせた。

 

 

 入口にいた見張りを蹴散らし、監獄の中へと進む。

 この監獄、上が野球場なのが最高に闇を感じるが、一体どういう意図でここに作ったんだろうか。

 最奥に行くと巨大な鉄の扉があり、固く閉ざされている。

 俺は扉の前で足を振り上げ、鍵を切断……扉を蹴り開けた。

 

「んん~? おっお~?」

 

 そして中には、鎖で繋がれた巨人がいた。

 ……いや、でけえな!? 20mはあるぞ! 本当に人間かこれ!?

 知識として知ってはいたが、実物を見るとビビる。

 北斗の拳ではその場のノリと迫力で実際よりキャラクターが巨大化するのはよくある事で、例えばラオウなんか頻繁にサイズがおかしくなる。

 前回俺が戦った時も、時々「あれ? こいつ大きさが倍くらいになってね?」と思うことがあった。

 しかしあれはあくまで、闘気や迫力でそう見えているだけだ。実際に巨大化しているわけではない。

 だがこのデビルリバースだけは例外! こいつは本当にでかい!

 

「フ……目覚めの気分はどうだ? 過去700人を殺し死刑執行されること13回! だがその悉くを生き延びた! 電気椅子も絞首台も無用! 最終判決懲役200年! 悪魔の化身デビルリバースよ!」

 

 自分で説明して何だけど、マジでやばい経歴すぎて草も生えん。

 むしろよくこいつに合うサイズの電気椅子あったな。

 

「お前か!? お前か~? 閉じ込めたのは~!?」

 

 デビルリバースは憎悪に満ちた顔で俺を睨み、手を伸ばす。

 長いこと閉じ込められすぎて、誰が自分を閉じ込めたのかすら覚えていないのだろう。

 ここでこいつを騙して味方にするのは簡単だ。

 原作でジャッカルがやったように、母の写真(ジョーカーが確保済みだ)を見せ、俺が兄だと偽ればいい。

 それだけで良くも悪くも純粋なこいつはあっさり騙され、俺を兄と慕っていう事を聞くようになるだろう。

 しかしそれは偽りの上に成り立つ脆い関係だ。いつ瓦解するか分からず、今後ずっとデビルリバースを使うならばそんなものには頼れない。

 ならば、ここで俺が取るべき道はただ一つ!

 

「まずは躾が必要だな。誰が主人なのか教えてやろう」

 

 力こそ正義! それがこの時代のルール!

 強い獣を従わせるならば、最も単純で効果的なのは、こちらがもっと強いと教えてやること!

 俺はデビルリバースの手を避けて、彼の全身を拘束していた鎖を蹴りで片っ端から破壊してやる。

 最後に天井を蹴り、上へ続く大穴を空けてやった。

 

「ついてこい、デビルリバース! 俺が貴様に光をくれてやる!」

「おっ……? お~~~?」

 

 野球場へと飛び出し、遅れてデビルリバースが跳躍して出て来た。

 彼は眩しそうに視界を細め、辺りを見渡している。

 

「久しぶりの外はどうだ? デビルリバースよ」

「お~……ひ、光……お、俺……お前を倒して自由になる……」

 

 デビルリバースはそう言い、構えを取った。

 どうやら俺のことをまだ閉じ込めた奴と誤解しているらしい。

 いや、あるいはそんなのはどうでもよくて、とりあえず自由になるのに邪魔そうだから殺しておこう、という考えだろうか。

 そんな短絡的な思考だから700人も殺してしまったのかもしれん。

 どちらにせよ来ると言うなら好都合。

 まずは、自分が弱者であることを思い知らせてやろう。

 

「よかろう……祈るがいい」

 

 俺はデビルリバースを招くように手を動かし、挑発する。

 するとデビルリバースは巨大な拳を振り下ろした。

 だが鈍い! 俺は巨人の腕に乗り、一気に駆け上がってデビルリバースの目の前へ飛び出す。

 そしてまずは挨拶代わりの蹴りを一発! デビルリバースをよろめかせ、着地した。

 

「力任せではこの俺は倒せん。奥義を尽くせ」

「ふは~~~!」

 

 俺の言葉を理解した……かは分からないが、デビルリバースの構えが変わった。

 これまでの虫を叩き潰すようなものではなく、確かな『敵』に対する拳法の構えだ。

 羅漢仁王拳……五千年の歴史を持つ古代インド拳法の殺人拳であり、その歴史は北斗南斗よりも長い。

 あまりにも残忍獰猛な殺人拳ゆえ、時の支配者より禁じ手とされ既に伝える者はないとまで言われる幻の殺人拳。その使い手がこいつだ。

 デビルリバースが両手を高速で動かすことにより風が生じ、その風を一か所に集めるかのように両手を組み合わせて俺に向けて突き出した。

 

「風殺金鋼拳!」

 

 それはまるで、風の壁だった。

 その迫力たるや、同じ風の技でも、どこぞのワンパン芸人とはまるでレベルが違う。

 しかし!

 

「南斗凄斬爪!」

 

 腕を振り下ろし、そのスピードから生じる真空波が鷹の爪のように前方の風を切り開いた。

 俺は迷わず前方へ飛び込み、デビルリバースの足元から顎へかけて跳躍しつつ蹴りを放った。

 

「南斗飛燕斬!」

 

 デビルリバースの足から顎にかけて衝撃波で切り裂きながら昇っていく。

 それでもデビルリバースはよろめきながら俺を捕まえようと手を伸ばす。

 大したタフさだ。だが、それでこそ我が軍に引き込む意味がある。

 迫るデビルリバースの手を蹴りで弾き、がら空きの顔面へ蹴りを叩き込んだ。

 

「南斗獄斗双脚!」

 

 並の相手ならば胴体に風穴が空くこの蹴りを受けてはデビルリバースも無事では済むまい。

 俺の二連蹴りを受けたデビルリバースは顔から血を噴き出し、野球場に落下――そのまま重さで野球場が砕け、再びビレニィプリズンへと逆戻りした。

 俺はそんな彼の顔の上に着地し、鼻の上に足を乗せて凄んでみせる。

 

「デビルリバースよ、俺に従え。俺は貴様を閉じ込めたりはしない。

貴様に光をやろう。そして食料も水もやろう。貴様にはそれだけの価値がある」

「あ、あ~~~? ひ、光……光、くれるのか……?」

「そうだ。だが従わないならば、再び闇の中で生きることになる」

 

 俺にはユリアのような、相手からの好感度をバグらせる謎の魅力はない。

 だから従わないなら、非常に惜しいがデビルリバースを再び監獄に閉じ込めてこの場を去ろうと思っている。

 その後はケンシロウの経験値になるだろうが、それはもうどうしようもない。

 反抗的な巨人なんて無理に連れ帰っても、部下に犠牲が出るだけだからな。

 デビルリバースは少し考え、やがて答えが出たのか小さく頷いた。

 

「お、お前……光、くれた……従う……」

「その答えを聞いて安心した。ならば……」

 

 付いてこい、と言おうとしたところでこちらに近付いてくる足音に気が付いた。

 やって来たのはマッドマックスの敵の親玉のような外見の男だった。

 あいつはジャッカルか……ということは丁度、今がケンシロウVSデビルリバースのタイミングってことだな。

 危ない危ない、あと一歩遅かったらデビルリバースがケンシロウにやられていた。

 

「な、なんだこれは!? 何が起こった! お、お前は誰だ!」

 

 ジャッカルは周囲の破壊跡と、既に解放されて大人しくしているデビルリバース、そしてその上に立つ俺を見て混乱しているようだった。

 無理もない。俺だってこんな現場に出くわしたら何が何だか分からなかっただろう。

 だが更に場は混沌とし、ジャッカルを追ってケンシロウまでやって来た。

 

「ぬ、これは! シ、シン!?」

「遅かったな、ケンシロウ。デビルリバースは俺が貰ったぞ」

「どういうことなんだ、シン!」

「このデビルリバースの巨体と能力はここで死なせるには少々惜しい。だから我がサザンクロスで引き取ることにしたのだ」

 

 俺とケンシロウに挟まれる形となったジャッカルは、どうしていいか分からず前後を何度も見返している。

 

「シン……ジャッカルは……お前の知り合いなのか?」

「そんな奴は知らん。お前の好きにするがいい」

「そうか。ならば遠慮はいらんな」

 

 俺がジャッカルと無関係と知ると、ケンシロウはそのままジャッカルへとゆっくり近付いていく。

 

「そっ、そんな!」

 

 ジャッカルは後ずさるが、後ろにいるのはデビルリバースと俺だ。

 横は壁。唯一の出入り口はケンシロウが塞いでいる。

 まあ要するに詰みだわな。

 

「あっ! あっ! あ! あ……ああああぁあ~~!」

 

 何度も俺とケンシロウを交互に見て、そしてとうとう恐怖に耐えられなくなったジャッカルは俺の方へ走って来た。

 実際にその眼で見て強さを知っているケンシロウより、まだ生き残る可能性が高いとでも思ったのだろうか。

 俺は迎え撃つように跳躍し、ケンシロウも合わせて跳ぶ。

 

「南斗獄屠拳!」

「北斗飛衛拳!」

 

 俺とケンシロウが交差し、中心にいたジャッカルが地面へ墜落する。

 奴は何事もなかった自分の身体を不思議そうに見るが……その直後、俺の獄屠拳のダメージによって手足がズレ、そのまま四肢を失って血の池に転がった。

 

「あばーーー!!」

 

 しかし、まだ終わらない。

 今度はケンシロウの飛衛拳のダメージにより胸がへこみ、そして身体が膨張し――爆発した。

 

「あばびゃ!」

 

 ビチャビチャと血と臓物と色々な物を撒き散らしながら死んだジャッカルを挟む形で俺とケンシロウは振り返り、笑った。

 うむ、流石主人公。前見た時より大分マシになった。

 それでもまだ俺の方が上だがな。

 

────────────────────────────────────────────

 

【ジャッカル】

ケンシロウの兄ではない。

基本的に数秒先のことすら考えない奴ばかりの北斗の拳において、珍しく狡猾で頭がそこそこ回る悪役。

ビレニィプリズンから脱獄してきた脱獄囚で、その際にどうやったかは知らないがデビルリバースから母の写真入りロケットを盗み出している。

ケンシロウにデビルリバースをぶつける為に自らを兄と偽ってデビルリバースを操ったり、本人は大したことがないがなかなか頑張った悪役として割と印象に残る奴である。

まあ、頭が回ると言ってもまだ掘り当ててすらいない井戸の話を聞いて村襲撃を決める程度なんだけど。

 

【このSSでのそれぞれの勢力の位置】

勢力の位置は原作、外伝などで割と矛盾が生じているので矛盾があった場合の優先度は

原作>外伝 とする。

例えばラオウ外伝でラオウが拠点にした城の元の持ち主である鬼王ゴラムが北関東の半分を支配していたことになるが、これだと「関東一円を支配する」KING軍の設定と矛盾してしまう。

仮に鬼王ゴラムが実はシンの配下で北関東を任されていたとしても、ラオウがここに居座ってしまうのでやはり無理がある

(ついでに聖帝領が拳王領の南にあることになっているので南関東を聖帝軍が支配していることになる。天の覇王世界線のシンの領地どこにあるん……?)。

なのでこのSSでは天の覇王の設定を完全無視し、ゴラムの城は近畿地方にでもあったことにしておく。

このSSでの位置関係は以下の図の通り。

 

 

・サザンクロス

領土:☆☆☆☆

速度:☆☆☆

戦力:☆☆☆☆

治安:☆☆☆☆☆

環境:☆☆☆☆☆

原作通りの関東一円から少し広がり、関東甲信越全体+東北の一部。

原作でサザンクロスを出たケンシロウがすぐにトヨの村→ビレニィプリズン→マミヤの村と徒歩で移動できたことからこれらも関東圏内にあったことにする。中部地方に近い位置辺り。

領土拡大→統治→平定→領土拡大という流れを繰り返しているので治安はトップだが、領土拡大速度は拳王、聖帝に劣ってしまう。

核戦争前からシンが色々準備していたのに加え、緑化も積極的に行っているので食料や水は豊富であり、環境は全勢力中ダントツのトップ。

 

・拳王領

領土:☆☆☆☆☆

速度:☆☆☆☆☆

戦力:☆☆☆☆☆

治安:☆

環境:地獄

近畿地方~中国地方。

ラオウの最終目的が修羅の国であることからも、中国に近い方面を優先して取るんじゃないかなと思われる(そこから死の海に出て修羅の国に渡るわけだし)。

後、これはただのイメージなのだが、ラオウは結構古風な物を好みそうな気がする。

なので奈良とか積極的に領土にしそうなイメージがある。

領土の広さ、拡大速度、戦力全てでトップ。世紀末覇者は伊達ではない。

後に修羅の国支配という目標が控えているので、とにかく戦力とスピード優先。

ただし拡大するだけで、制圧した村の面倒など見ないし治安維持もしないし、恐怖で無理矢理抑えつけるだけなので治安は最悪(これでも野放しよりは圧倒的にマシ)。

食糧や水は全て略奪で賄っているので一般人は抵抗して死ぬか、抵抗せず餓死するかの二択。

尚、無抵抗でも拳王様の機嫌が悪ければ殺される。

 

・聖帝領

領土:☆☆☆☆

速度:☆☆☆☆

戦力:☆☆☆☆

治安:☆☆

環境:汚物は消毒だー!

中部地方から南に進んだ方向。つまりかつて太平洋だった場所。

そもそも死の海以外の海はなくなっているので、日本列島に拘る必要がない。

ただ、アニメ版で建物の残骸もあったので少しくらいは中部地方にはみ出しているかもしれない。

拳王と同タイプの勢力だが、サウザーはラオウほど急いでいないのと、優先順位がお師さんのお墓>領土なのでラオウほど凄まじい速度での拡大はない。

また、領内にシュウ率いるレジスタンスがおり、日夜内戦状態が続いて戦力も削られているので総合戦力は拳王領に一歩劣る。

ただ、そのレジスタンスのおかげで一般人が身を寄せる場所も多少あるので拳王領よりは一般人にとってはマシ。

 

・天帝の村

領土:☆

速度:皆無

戦力:☆☆

治安:☆☆☆

環境:☆

拳王領のどこか。

ラオウが『素通り』したということは、この村だけ放置して、その先にある場所は普通に拳王領として取られた可能性が高い。

なので天帝領は拳王領の中で独立勢力としてポツンと置かれていることになる。

ラオウの死後はファルコがマミヤの村に来たので比較的関東近く。

古い権威であることを考えると、昔の首都である京都が有力候補だろうか。

周囲全てが拳王領なので領土拡大など以ての外。ラオウ存命中は何もできない。

戦力はファルコを始めとする元斗勢が強いっちゃ強いが、それ以外はただの村。

☆2はほぼファルコ一人の戦力。そのファルコすら片脚を失って弱体化しているのでお察しレベル。

まだジャコウが行動を起こしていないので治安はそこそこ。

ただ、ファルコは強いがトップとしてはお世辞にも有能ではないので環境は全然よくならない。

 

・アスガルズル

領土:☆☆

速度:皆無

戦力:☆☆

治安:☆☆☆☆☆

環境:☆☆☆

緩衝地帯となった中部地方の中心にある女の街。

以前までは用心棒のロフウとの間に不和があったが、そのロフウをレイがシャオッ!したことにより街は新女王ユウの許で一致団結した。

だがこの内乱でロフウ率いる用心棒が実質壊滅し、千人の兵を一人で倒せるロフウという最大戦力も消えてしまったので一気に戦力不足に。レイはバグ昇竜でどっか飛んで行った。

堅牢な街ではあるが、周囲は無法地帯で更に三大勢力に囲まれているので現在一番やばい状況に立たされている。

ユウはアスガルズルは「拳王、聖帝、KINGでさえも迂闊に攻め込めない街」だと思っていたが、最近になって「(手強いので)迂闊に攻め込めない」ではなく「(このまま緩衝地帯であってほしいので)迂闊に攻め込めない」街であると気付いてしまった。

しかもやばい事に、拳王軍だけは奇跡の村を部下のアミバを通して支配したりと、少しずつ緩衝地帯に侵食しているので早く手を打たないと近い未来拳王軍と自分達だけで戦う羽目になってしまう。

 

・UD軍

領土:☆☆

速度:☆

戦力:☆☆

治安:世紀末

環境:世紀末

アスガルズル同様、中部地方のどこかにある。

一年前にシンに側近のダガールとコマクを殺され、最近ロフウに精鋭の兵士を千人も殺されたせいで戦力不足。領土もこれ以上広げられないし、主力技はのきなみ没収されるしで割とアカン事になっている。

近隣の村から美女を誘拐するだけで、統治も何もしないので治安などあるわけがないし、自分の城の中さえよければ外は知った事ではないので環境も酷い。

地獄のような領内で、ユダの暮らす城でユダとお気に入りの美女達だけがいい暮らしをしているという世紀末ではよくある権力者の図が完成している。

以前まで権力者の下に美女暗殺者を送り込んで殺し、領土を奪うということをしていたが気付けば近くにある勢力は決まった領土を持たない牙一族、女なのでそもそも色仕掛けの意味がないアスガルズル、一応同盟関係の奇跡の村(アミバ支配)しかなく、その外は三大勢力という酷い状況になっていた。

ユダ様は本当にお労しいお方……。

 

・慈母星軍

領土:☆☆☆

速度:☆☆☆

戦力:☆☆☆

治安:☆☆☆☆☆

環境:☆☆☆

かつて秋田、岩手だった場所辺りに陣取り、サザンクロスを盾にする形で陣取っている。

シンにとっては滅茶苦茶目障りで仕方ない。ミサイルを撃ち込みたいと思っている。

慈母星軍側はサザンクロスを自分達と同じく民の側に立つ友軍と認識しているが、サザンクロス側は慈母星軍を敵視している。

五車星という将を最初から抱えており、総合戦力はそこそこ。ただし最大戦力のジュウザとは上手く連携できていない。

ユリアのテンプテーションにより、治安はいい。

ユリアと謁見した者は、それまでどんなに反抗的だったとしても謁見後は「ユリア様の為に死ねるなんて幸せ!」という心境になり、自ら進んで捨て駒になる。

 

・KING(原作)

領土:☆☆☆

速度:☆☆☆

戦力:☆☆

治安:世紀末

環境:世紀末

ついでに原作版KING。

ややこしいが原作ではKINGはシン個人を指すと同時に勢力名でもある。

関東一円を支配している。

アニメ版だと戦力が凄いことになっているが、原作版は微妙。

シンとハートが強いだけで、後は雑魚ヒャッハーの集まり。

アニメ版なら戦力は星5。ゴッドランドまで取り込んでいる。

治安に関してはラオウのような恐怖による統治すらせず、それどころか幹部のスペード、ダイヤ、クラブが積極的にヒャッハーしているので論外レベル。

環境に関しても幹部のスペードが種籾一袋を執拗に追い回し、農業の邪魔をしてそのまま食べようとしているのでもう本当にどうしようもない。

ケンシロウやラオウが来なくてもそのうち勝手に滅んでたんじゃないかな。

そらユリアも、こんな国の女王にされても嬉しくないわ……。

 

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