シン・南斗の拳 俺達の戦いはこれからだ! 作:マジカル☆さくやちゃんスター
リュウロウを加えたケンシロウ一行は先日、緩衝地帯を目指して旅立った。
原作から外れた彼等がこの先、どういう物語を描くのかは俺にも分からない。
正直どうなるか不安がないと言えば嘘になるが、期待もある。
原作は好きだが、実際自分がこの世界で生きるならば原作通りではむしろ困るのだ。
メタ的に言ってしまえば原作は、ケンシロウを活躍させ続ける為にいつまでも乱世でいてもらう必要があったのだと思う。
だからラオウを倒してユリアと一緒になり、世界に光が戻ったとか言われても結局何も変わらず天帝軍という新しい敵は出て来たし、ファルコのアホはラオウに「
修羅の国を何とかしても今度はサヴァ王国やブランカ国で問題が発生して、ボルゲとかいうのも出てきて、それが終われば今度は新北斗の拳でラストランドとかいうヤバイ国が出てきて、ついでにその近くの自由の村はヒャッハー達に皆殺しにされ、結局ずっと悲劇が溢れる乱世のままだ。
いや、住みにくいわそんな世界。
物語としては面白いけど、自分がそんな世界で暮らしたくないわ。
だからケンシロウにはガンガン原作から外れて欲しい。使命だとか運命だとか、そんなものが絶対ではないと思わせて欲しいのだ。
ただまあ、その一方で思うのは……本来の運命から外れるのは嬉しいことだが、それはそれとして先が予想しにくいな、という事だ。
例えば今回上がってきた報告もその一つ。
「……国境警備を任せていたスペードが死んだ?」
「ええ。拳法を使う男にバラバラにされたらしいわ」
バスタオル一枚のみという際どい姿をしたサラから話を聞きながら、俺はベッドに転がった。
ああ、スペードの奴、死んだのか。
正直なところ、スペードは……古参だから四重臣にしてやっていたが、実際は四重臣というのはハート一人だけが俺の側近で、後の三人は正直そんな使えないので死んだところで何か困るかと言えば別に何一つ困らない。
昔から会社にいるから、とりあえず要職につけて高い給料も支払ってるけど実際は誰でも出来る簡単な仕事しかしてない奴みたいなもんだ。
ハッキリ言うと、トランプに当てはめた幹部のうち俺にとって重要なのはハートと、ジョーカー。戦力では六聖拳級のJ(ジャック)ことジュガイと、今ここにいるQ(クイーン)……それと今はここにいないA(エース)の五人だけだ。スペード、ダイヤ、クラブは割とどうでもいい。
俺は隣に腰かけるサラの金髪を手で掬い、「そうか」と答えた。
「スペードが空席になってしまったな。誰をスペードの座に置くべきだと思う?」
「あら、冷たい人。長年仕えた部下への悼みはないの?」
「奴は最近、幹部の名を盾にした増長が度を過ぎていた。どのみち幹部の座から降ろす予定だった男だ」
これは嘘ではない。
そもそもスペードは、サザンクロスの幹部としては能力も何もかも不足していた。
前も似たような事を言った気がするが、あいつただのネームドヒャッハーだからな。
いい機会だし、残るダイヤとクラブも降格させてしまおうか?
……いや、駄目か。クラブは今レジスタンスに出張中だ。
俺がバックについた事を知らせる為に幹部を派遣してるのに、その幹部をこのタイミングで降格したら「レジスタンスの事はそんな本気で支援する気ないよ」という意思表示と取られかねない。
たとえ実力が伴っていなくても、四重臣という肩書きはそれだけで効果を発揮するのだ。
ダイヤも今の所は降格しなきゃいけない理由もないし、とりあえず現状維持でいいだろう。
「とはいえ、あんなのでも俺に仕えてくれた幹部だ。犯人を野放しには出来んな。何か情報はあるか?」
「生き残りの話では、その男は北斗神拳の伝承者を探していたらしいわ」
「ほう」
人をバラバラに出来る実力に、北斗神拳の伝承者を探している……ねえ。
そりゃもう、該当者は一人しかいないだろう。
そうか、やっとこっちに来たか。本来はこの時期にケンシロウやマミヤと出会うはずだった、義星の男が。
随分長い間、俺のアプローチを無視してくれたものだ。
……ん? でも七つの傷じゃなくて、北斗神拳の伝承者? 誰も傷に気付かなかったのか?
あるいは、ジャギが「俺は北斗神拳伝承者だ!」と名乗り、そっちが印象に残った?
まあ、会って話を聞けば分かるだろう。
俺はベッドから起き上がり、ベッドの上に乱雑に脱ぎ捨てておいた服を着た。
「面白い。どうやら犯人は俺の客のようだ。サラ、お前も出迎えの準備をしておけ」
★
というわけで、城の中に用意した来賓室。
そこで俺は一人の客を出迎えていた。
黒い長髪に、飢えた狼のような眼。
南斗六聖拳の一人、南斗水鳥拳のレイ。
そいつはテーブルに置かれたお茶にも手を出さず、じっと俺を見ている。
「久しぶり……ではないな。先日のロフウとの一戦は見事だった」
「…………」
露骨に警戒されてるな。
KINGシティの入口に出迎えまで寄越して、ここに招いてやったが、逆効果だったかな?
いや、警戒というよりはむしろこれは……罪悪感、か?
レイは居心地が悪そうにしており、俺と目を合わせようとしない。
「うちの部下を一人殺ったそうだな? 理由を聞かせてもらおうか」
「……ああ。俺は少し前から、女のフリをして野盗を誘い出し、食料を確保していたのだが――」
――正直この時点でもう、落ちが読めたが一応最後までレイの説明を聞いた結果……要するにスペードがレイの女装に引っかかってぶっ殺されたという事が分かった。
ちなみに場所はサザンクロスの外。
ここからは俺の想像だが、国境警備の仕事に飽きたスペードが、サザンクロスの外の女なら手を出しても俺にバレないと思い、女装したレイに襲い掛かったのだろう。
ちなみに、勿論そんな事をすれば俺に伝わる。
スペードに限らず、幹部の下には俺の直属の監視役も混ぜているからな。
後でその監視役からも話を聞くが、概ね間違いではないだろう。
「許せ。お前の部下とは思わなかった」
「気にするな。スペードが馬鹿だっただけだ」
スペードェ……こんなんなら核戦争前からの舎弟だからって、あんま贔屓せん方がよかったな。
まあ、いくらサザンクロスの外とはいえ女に襲い掛かるレイパーなんぞ幹部にいらんし、いい具合にアホを間引き出来たと思っておこう。
所詮スペードはスペードだったか。
嫌な形でヒャッハー族は期待するだけ無駄というのが証明されてしまった。
あんなんでもヒャッハー化する前はサッカーに打ち込んでた真面目な男で、村の為に頑張ってたってマジ? この世界ではヘアスタイルをモヒカンにすると知能が自動で下がるのか?
「そうか……ところでお前に聞きたい事がある」
「北斗神拳伝承者だな?」
「ああ。俺の両親を殺し、幸せを掴むはずだった妹アイリを攫った北斗神拳伝承者……そいつを殺す為に俺はずっと旅をしている。何でもいい、知っている事があれば教えてくれ! お前は何を知っている!?」
そう言い、レイは一枚の手紙を俺の前に投げつけた。
それは先日のロフウとレイの一戦の後に、俺が伝書鳩ならぬ伝書鷲に持たせてレイに渡した手紙だ。
他の勢力の目がある手前、堂々とレイと接触する事は出来なかったが、一応俺なりにアプローチはかけておいたのだ。
そして手紙には、お前の探し物を知っているから情報が欲しければサザンクロスに来い、と書いておいた。
それでも来るまでに時間があったのは……多分警戒されたんだろうな。
やっぱ書き方が不味かったかな。もっとダイレクトにアイリ確保してるぞって書くべきだったか?
でもそれはそれで、万一手紙が他の奴の手に渡った時に面倒な事になりそうな気がしてちょっとぼかしてしまった。
「アイツ、アイリ誘拐して手元に置いてるぞ」とかレイに吹き込まれたら洒落にならんし。
「レイ、お前は運がいい。その質問ならば両方知っている、と答えよう」
俺の言葉に、レイは椅子から立ち上がった。
「両方とはどういう事だ! 貴様、何を知っている!?」
「言葉のままだ。お前の妹アイリ、そして七つの傷の男。俺はそのどちらも把握している」
「い……言え! アイリは! アイリは今、どこにいる!?」
「なるほど、まずはそちらを知りたいか。ならば……」
俺はテーブルの上に置いてあった鈴を手に取り、鳴らした。
するとドアが開き、一人の女性が入室する。
その姿を見てレイは目を見開き、硬直した。
「ア……アイリ……?」
「兄さん……やっと、会えた」
「シ、シン! これは一体……!?」
「少し前に、奴隷商がその娘を売り込んで来たのだ。俺はもしやと思い、その娘を保護する事にした」
レイは、信じられないような顔をして俺とアイリを交互に見る。
ずっと再会を望んで来た妹だが、まさかこんなに呆気なく会えるとは思わなかったのだろう。
あまりに自分に都合のよすぎる展開のせいで、逆に上手く現実を理解出来ていないと見える。
あるいは罠か、そっくりさんを疑われている可能性もある。
しかしそんなレイの胸にアイリが飛び込んだ事で、レイはようやく現実を認識し、両目から涙が溢れた。
「ア、アイリ……アイリィィィィィィ!!」
二人は抱き合い、再会を喜び合う。
その光景を眺めながら俺は紅茶を飲んだ。
それから時間が経ち、俺の紅茶が三杯目に突入した所でレイも落ち着きを取り戻したようで、ゆっくりとアイリから離れた。
「シン……感謝する」
「感謝される事は何もしていない」
いやマジでな。
レイは俺に感謝していると言うが、謙遜でも何でもなくガチで俺はこれに関しては何もしてない。
原作ケンシロウのようにアイリを救うのに貢献したわけでも、眼を治したわけでもなし。
ただ、奴隷商が売ってきたから、買っただけ。本当にそれだけだ。
こんな事で恩を感じられても逆に困る。
……もっとも、個人的な意見を言えばケンシロウもレイに感謝される立場じゃないんだがな。
そもそもジャギを半端に痛めつけて無意味に復讐の鬼にしたのはケンシロウだし。
レイとアイリはむしろケンシロウの被害者だ。
「ところで……アイリに手は出していないだろうな?」
「安心しろ。そこまで飢えていない」
レイは俺に変な疑いをかけているが、俺だって知り合いの妹に手を出すほど節操なしではない。
まあ、知り合い……というか
「そうか。ところで……」
「七つの傷の男だな」
「いや、それなんだが……さっきから言っている七つの傷とは何の事だ?」
ああ、そうか。そういやレイはどういうわけか『七つの傷の男』ではなく、『北斗神拳伝承者』を探しているんだったな。
「そうだったな。七つの傷の男というのは……」
これに関しては単純に目撃者が七つの傷より、もっと印象に残る北斗神拳伝承者という名乗りの方を強く記憶してしまっただけだと思うが……ん? でもそれなら、原作でもそうなるはずか?
そういえばアイリを売ってきた連中も、彼等にアイリを売ったのは七つの傷の男ではなく鉄仮面の旦那とか言ってたような……。
あれ? 七つの傷どこいった?
待て、待てよ? これもしかして、俺が先入観で思考停止していたか?
原作でアイリを誘拐したのはジャギで、北斗神拳伝承者と名乗って悪事を働くのもジャギ。鉄仮面といえばジャギ。だからこの世界でも犯人はジャギ、と少ない情報から勝手に推測して、確信して、全ての思考をその前提の上で組んでいたんじゃないか?
誘拐犯の詳しい容姿やどんな事を話していたかを、俺は一度でもアイリに聞いたか?
……聞いていない。『どうせジャギだろう』で完結して、そこで止まっていた。
「……待て。俺は勘違いをしていたかもしれん。アイリ、お前を誘拐した男の容姿や、何を話していたかを覚えている限りでいいから教えてくれ」
「えっ? あ、はい! ええと……冷たい、氷のような雰囲気の人でした。不思議な事に、その人に殺された人は傷口から血が出ず、寒いと言っていて……」
「…………」
「青い髪で、スラリとした体格の人でした。それと……『これも時代の為』とか、『巨木に成長させる試練』とか……最後に、生き残った人に自分は北斗神拳伝承者だと名乗り……」
「…………」
俺は無言で額を押さえた。
――リュウガやんけ!
そういやあいつ、この世界だと鉄仮面被ってケンシロウ襲撃したりユリア誘拐したりしてたんだった!
多分ジャギに唆されたんだろうからジャギも無関係じゃないが、少なくともレイの両親の直接の仇はジャギじゃない! あいつは相手に寒さを感じさせる拳なんか使えない。
だがリュウガは何故レイの家族を? ケンシロウを成長させる為の試練としてレイをケンシロウにぶつけようとした?
その為だけに無関係の夫婦を殺害して、レイの妹を誘拐したとでも? いくら何でもそこまで……。
……………………やりそうだなあ……。
時代の為って大義名分があれば「あえて悪事を働こう!」とか言って何でもやりそうな怖さがあるわ、あいつ。
「どうした、シン?」
「……いや。どうやらアイリを誘拐した男というのは、俺の予想と違う人物だったらしい。そしてそいつも、俺の知っている奴だ」
「何者なのだ?」
「まず順を追って話そう。北斗神拳伝承者の名はケンシロウ。胸に七つの傷を持つ男だ」
「そうか。お前が言っていた七つの傷というのはその事だったのか。そいつが俺の殺すべき相手……」
「いや、そうではない。かなりややこしいんだが……まずは最後まで聞け。
このケンシロウという男は考え無しな部分はあるが、村を襲撃して無力な人間を虐殺するような男では断じてない」
悪党は割と楽しんで虐殺してる疑惑あるけどな。
修羅の国のないアルの人とか。
「次に、その兄のジャギという男がいる。ケンシロウを憎み、ケンシロウと同じく北斗神拳を使う男だ。
鉄仮面で顔を隠していて、ケンシロウの名声を地に落とす為に奴の名を騙って悪事を働いている。
ケンシロウに成りすます為にわざわざ、自ら胸に七つの傷を刻むほど執念と憎悪は深い」
ちなみにジャギがケンシロウを騙って悪事を働いているのは俺の推測とかじゃなくてガチだ。
随分派手にやっているらしく、俺の耳にもしっかり悪評が入ってきている。
勿論、胸の七つの傷もしっかりジョーカー配下の偵察隊が確認済みだ。
「で、ではその男がケンシロウという男に俺をぶつける為にアイリを……!」
「俺も先程までそう思っていたが、そうではなかった。アイリよ、お前を誘拐した男の胸に七つの傷はあったか?」
「い、いえ……無かった……と思います」
まさかこんなややこしくなるとは、このKINGシンの目をもってしても見抜けなかった! 我ながら節穴ァ!
俺がケンシロウを襲撃しなかった結果、ここまで拗れるとはな。
だがそうなると……レイはもう、復讐を果たすことが永遠にできない、ということになる。
「では……一体誰が!?」
「泰山天狼拳のリュウガ。奴の拳は相手に凍気を感じさせるという。アイリから聞いた容姿や言動も一致する。高確率でそいつが犯人だ」
「何故、そのような男が俺の家族を……」
「……さあな。ただの快楽殺人者だったのだろう」
俺は、理由を口にすることを避けた。
奴は、北斗を戦場へと誘うという宿命に従い、ケンシロウを襲撃してユリアを攫った。
そして恐らくはケンシロウを巨木にする為の試練……その為の相手としてレイに目を付けた。
しかしこれは所詮、俺の推測でしかないし、真実は永遠に分からない。
何せリュウガはもう、死んでいるんだ。
「ならば俺が殺すべきは、そのリュウガという男か」
「……それは無理だ」
殺意を滾らせるレイに、俺はこれから残酷な事実を告げなければならない。
思えば不幸な男だ。原作でも、この世界でも、特に関わりもないケンシロウの為に両親を殺され、妹を攫われて幸せを踏みにじられ……そして、復讐を果たすことができない。
「何故だ?」
「お前の拳は地獄にいる死者にまで届くのか?」
「そ、それは……まさか」
「そうだ……リュウガは既に死んでいる。ケンシロウの手によってな」
俺の返答にレイは目を見開き、下唇を噛んだ。
拳は固く握られ、しかしぶつける先もなくワナワナと震えている。
いくら憎んでも、復讐をする対象がいない。これはレイにとっては辛い事だろう。
よく復讐は何も生まないとか言うが、そもそも復讐は何かを生む為の行為ではない。
消す為の行為。あるいは振り払うための儀式だ。
復讐を果たしてどうなるかといえば、これは個人差もあるだろうが、単純にスッキリするだろう。
一つの区切りを付け、心の中のヘドロのような感情を消して前に進めるようになる。
しかしリュウガはもういない。結果、レイの心に残るのは『よく分からない誰かに家族を滅茶苦茶にされた挙句に死に逃げされた』という、どうしようもない不快感だけだ。
城内に、レイの慟哭が響き渡った。
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【レイ】
南斗六聖拳の一人。やっとバグ昇竜から降りてきた。
南斗水鳥拳伝承者にして義星の宿命を背負う北斗屈指の人気イケメン。
初登場時は「人を助ける目じゃない」だの「大悪党なツラ」だのボロクソに言われる。
原作だと黒髪だがアニメでは水色だったせいで白髪になってもそんなに変わらなかった。
外伝を含めるとユウ、カレン、ユダ、マミヤとヒロイン候補が多い。
初見殺しのライガ&フウガに手傷を負わされてケンシロウに「下がっていろ」されたり、初登場補正がかかったラオウの噛ませ犬になったりと色々不遇。
初対面でバットに「大悪党のツラ」と呼ばれたことを根に持っていたのか、ラオウに挑む際に仲間を思い出すシーンでバットを思い浮かべていなかった。
ところで彼の死はアイリ視点だと兄の弱点にならないように戦う決意をした直後に兄がラオウに負けて3日後に死ぬというなかなかのトラウマ物。
あの後アイリの出番がほぼなくなったけど、心が折れてないといいんだけど……。
【スペード死す】
レイ「なんと壮絶な死だ」
【もしゲームがあった場合、各勢力のトップの苦手そうなゲーム】
・ラオウ 領地経営系(治安ボロボロ)
・サウザー シムシティ系(一部の建物ばかり増設し続ける)
・シン 恋愛シミュレーション系(好感度調整下手すぎてあちこちで爆弾が爆発する)
・リハク 戦略シミュレーション系(強ボスに戦力の逐次投入をしてどんどん死なせる)
・ファルコ タワーディフェンス(やばいやつを放置して護衛対象を守れない)