シン・南斗の拳 俺達の戦いはこれからだ!   作:マジカル☆さくやちゃんスター

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前回ユダがストライカーとダムのみならずバニまで没収されてる事が判明しましたが、冷静に考えたらユダよりジャギの方がナーフ対象多いかも。
下手するとグレもドラム缶もガソリンも投げも一撃も使えない……。


第九話 世紀末セールなら人間が99%オフ

 レイの妹と思われる娘を前に俺は考える。

 目は普通に開いているが、果たしてこれはレイの妹のアイリなのか、それとも名前が同じで外見が似ているだけの別人なのか……。

 というかアイリは髪の色では分からないから困る。

 アニメとDDではピンク、劇場版と北斗が如くでは水色、原作やパチンコでは金髪と、とにかく一貫性がない。

 ラオウくらい髪以外の部分が特徴的なら髪色が金だろうと銀だろうと黒だろうと「あ、こいつラオウだ」と分かるんだが。

 

「確かに美しいな」

「で、では!」

「だが気になる事がある。最近はこの俺に売る奴隷をあろう事か、先に『味見』している馬鹿がいてな……無論、そのような無礼者は即座に始末している。貴様等はそのような愚か者ではあるまいな?」

「も、勿論でさあ! 俺等に売ってくれた鉄仮面の旦那も手は出してねえと言っていました! 正真正銘の乙女です!」

「ほう」

 

 鉄仮面っていうのはまあ、ジャギのことだろう。結局あいつ、アイリ誘拐やらかしたのな。

 まあ、あいつはああ見えてアンナ一筋なので、アンナ存命の今、他の女に手を出すとは考えにくい。

 だからジャギが手を出していないというのは本当だろう。

 ではこいつ等だが……これに関しては、本当であってくれることを期待するしかないな。

 あ、ちなみに俺がアイリに手を出す気は一切ない。

 そんな事をしたらレイが開幕断固相殺拳してくるわ。

 

「よかろう、買ってやる。ただし貴様等の言葉が本当かどうか『確かめて』からだがな」

「へ、へへ……KING様もお好きなようで。どうぞどうぞ」

「うむ。では手始めにそこの女を貰おうか」

「流石はKING様! 御目が高い!」

 

 俺は隅で震えているアイリを指定し、玉座を立って彼女の腰を抱く。

 側に控えているダンネからの視線が痛い。

 

「では、しばしそこで待て。確認が終われば貴様等に褒美をやる」

「うへへへ……どうぞお楽しみに」

「ダンネ、お前も来い」

 

 俺は怯えるアイリを連れて奥の部屋へ行き、ドアを閉めた。

 この部屋は防音になっており、ここでの会話が外に漏れることはない。

 ドアを閉めると同時に、ダンネが俺に食ってかかった。

 

「シン、どういうつもりだ! 少しはいい所もあるって見直してたのに!」

「そう喚くなダンネ。さて、女……お前に聞きたい事がある。お前は南斗水鳥拳のレイの妹のアイリか?」

 

 俺の質問に、これから何をされるのかとビクビクしていたアイリがハッと顔を上げた。

 ビンゴか。どうやら本当にレイの妹のアイリらしい。

 

「あ、兄を知っているのですか!?」

「よく、な。俺も奴と同じ南斗六星の一人だ」

「兄と同じ……」

「怖がらせて悪かったな……安心しろ、俺はお前に手を出す気はない。

ところで、奴等には本当に何もされなかったか?」

「は、はい……」

 

 なるほど……これはとりあえず、セーフと考えていいんだろうか?

 婚約者と両親を殺されてセーフも何もないと思うが、少なくとも原作のように男達の食い物にされてあちこちで何度も売り買いされている、という段階までは至ってない。

 これも俺が存在したことによる変化か。

 俺という権力者に高く買ってもらう為に、アイリは手付かずのままここに連れて来られた。

 結果、まだ誰の毒牙にもかかっておらず、眼も封じていない……と。

 

「どうするんだ? シン」

「買うしかなかろう」

「あいつらを放っておくのかよ!?」

「不服か」

 

 ダンネは、どうやらあの奴隷商達がまんまと儲けて何のお咎めもなく去るのが気に食わないようだ。

 そういえばこいつは元々、奴隷商時代のグルマに捕まってこの町に来たんだったな。そりゃ気に入らんか。

 

「だが奴等は奴隷商としては何の落ち度もない。そういう奴を気分だけで裁くような真似をすれば俺の信用そのものが損なわれる。そうなれば今後、サザンクロスへやって来る商人の数は減るだろう……『あそこの王は何の落ち度がなくても相手が気にいらなければ殺してしまう理不尽な奴だ』と噂が流れてな」

「それは……そうだけどさ……」

「奴等と俺の間に交わされたのはあくまで、公正な取引だ。よって、相応しい見返りを与える。これは取引を行うならば遵守しなくてはならない絶対のルールだ」

 

 そう、取り扱っている『商品』が非人道的で胸糞悪いのはさておき、取引において奴等は俺に何の不義理も不誠実も働いていない。

 言葉通り余計な味見もしておらず、傷もない。

 これを『奴隷なんて気に入らない』と殺すような真似をしてみろ。

 これから先、ここに商人が寄り付かなくなる。

 何せ商人は超能力者ではないのだ。何が俺の気に障って、何が気に入る商品かなど分かるわけがない。実際に見せて判断してもらうしかないのだ。

 そこで気に入らないから殺す、なんてやる奴はもう危険すぎて取引相手として成立しない。

 「気に入らんから帰れ」なら分かる。だが「気に入らん。死ね」と殺しにかかってくる奴を相手に、誰が商売をしたがる?

 そうして商人が寄り付かなくなれば、サザンクロス全体の発展に響くだろう。

 

「ダンネ、そこでアイリの面倒を見ていろ」

 

 俺はダンネにアイリを任せ、そして玉座のある部屋へ戻った。

 そこでは奴隷商達が下卑た笑みを浮かべている。

 

「どうでしたか? KING様」

「確認してきた。確かに、貴様等の言う通り手付かずのようだ」

「で、では!」

「ああ、全部買ってやる。対価はいくら欲しい?」

 

 俺の言葉に、奴隷商達は顔を見合わせて「おおっ!」と声をあげた。

 それから先頭の男が揉み手をしながら望みの対価を口にする。

 

「で、でしたら……女一人につき食料か水を五日分頂ければと……」

「五日分だと?」

「あっ! い、いえ! 多すぎるなら四日、いえ、三日分でも……」

「そんなに少なくていいのか?」

 

 この世紀末において、人間の命というのは驚くほど安い。

 人間一人とわずか一食分の食料が等価交換など当たり前、酷い時は一食分にも満たない。

 これはレイ外伝でも描かれていたが……アスガルズルの近くの町に奴隷商達が奴隷を売ったが、それに対しての対価はあまりに少なかった。

 そういう点では女一人につき食料か水を五日分というのは、むしろ要求しすぎである。

 だがいいだろう。その欲望、叶えてやろうじゃないか。

 

「俺をそこらのケチな奴と同じと思うな。女一人につき十日分くれてやる……無論、水と食料の両方だ」

「ま、マジっすか!?」

「我がサザンクロスの生産力ならばこの程度、何の痛手にもならん」

 

 これは決してハッタリではない。

 サザンクロスはどんどん村人が農地を開拓し、税として納められる食料は右肩上がりに上昇し続けている。

 今や多すぎて消費し切れず、大量に保存しているくらいだ。

 民を保護するとはこういうこと。民とは即ち生産者。生産者を守り、好きに仕事できる状況に置いてやれば、こうなる。

 俺が指を鳴らすと、大量の食料と水を抱えたハートや兵士達が入室し、奴隷商の前にどんどん置いていく。

 

「受け取れ。誰に遠慮する必要もない……これは貴様等へ与えられた正当な対価だ」

「お……おおおお! KING様、あんた最高ですぜ!」

「お、俺、こんな食料、久しぶりに見たぞ」

「お前等! 今日は宴だ! たらふく食うぞ!」

 

 おーおー、アホみたいに喜んじゃってまあ。

 そんなら、もう一つサービスしてやりますかね。

 

「ほう、宴か。それなら……貴様等が望むなら、対価は水ではなく()()()でもいいぞ」

 

 そう言い、俺は奴等に見えるようにドンと一升瓶を置いてやった。

 それを見た奴隷商達は一斉にゴクリと唾を呑む。

 

「KINGシティで作った酒だ。折角の宴が水だけでいいのか? 宴ならこいつは必要だろう。

流石に戦前流通していた酒ほどの味ではないが……そうだな、試しに一杯やってみろ。最初の一杯はサービスでくれてやる」

 

 俺は控えていた兵士に酒瓶を渡す。

 すると兵士達はコップになみなみと酒を注ぎ、先頭の男に渡した。

 男は血走った眼で、仲間に取られる前に、と一気に飲み干す。

 その光景を彼の仲間達は羨ましそうに見ていた。

 

「……っ、ぷはあ! 酒だ! 本物の酒だ! ありがてえ……キンキンに冷えてやがる……っ! 殺人的だ……美味すぎる……っ!」

「さて、どうする? いらんというなら、最初の約束通り水で支払うが」

「い、いります! いりますとも! なあお前等!」

「へい! それはもう! それはもう!」

「よかろう……ただし、飲むならサザンクロスの外で飲め。酔って暴れるような真似をされてはかなわんし、そうなれば貴様等全員出禁だ。いいな?」

 

 俺の念押しに、奴隷商達はコクコクと頷く。

 

「ならばいい。比率はどうする? 全て酒にしてしまうか?」

 

 奴隷商達は互いに顔を見合わせる。

 そして頷き、迷いなく答えた。

 

「酒で!」

 

 

 その後奴隷商達はバギーにぎゅうぎゅうに食料と酒を積んで、バカ騒ぎしながら町を出て行った。

 俺はその姿をハート、ダンネと共に城のバルコニーから見下ろし、嘲笑する。

 

「……どういうつもりだよ? 約束通り対価を払うまではいいとしても、あそこまでしてやる理由があったか?」

「ダンネ、奴等をどう見る?」

「どうって……ロクデナシだよ! 後、すっごい馬鹿だ!」

「その通りだ」

 

 俺はあの奴隷商達を殺さない。正当な対価も支払った。

 与えた食料も酒も紛れもなく本物で、毒を仕込むような真似も一切していない。

 それは取引をする者としての義務だ。

 だがそれはそれとして……やっぱ、あんな連中がのうのうと幅を利かせてるのは胸糞悪いし、いなくなってくれた方がいいに決まってるよなあ?

 

「奴等はあのままアジトまで帰るだろう。バカ騒ぎしながら……明らかに多くの食料や酒を積んでいると誰が見ても分かるような状態でな」

「え……」

「サザンクロスの外に出ればすぐに我慢できなくなり、アジトに戻る前に途中で酒を飲むだろうな。

久々の酒はさぞ美味いだろう。周りが見えなくなり、思考も回らなくなる。警戒心も薄れる。

そんな状態でサザンクロスの外を移動すれば、どうなると思う?」

「どうって、そんなの……――!! まさか、あんた……」

 

 俺の狙いに気付いたダンネが顔をあげた。

 そう、奴等は誰が見ても『美味しい獲物』となった。

 そんな状態でサザンクロスの外を走れば、当然……今度は奴等が狙われる。

 奴等は女を略奪して生きてきた。今度は奴等が略奪される側になる番だ。

 ただ、それだけの話でしかない。

 

「運がよければ、生き残る奴もいるかもしれんな」

 

 俺が奴等の末路を嘲笑いながら言うと、ダンネは溜息を吐いて額を覆った。

 

「……さっきあいつらのこと、ロクデナシって言ったけど……補足するよ。

あんた、それ以上のロクデナシだ……あんたにゃ負けるよ……」

「フハハハハッ! 聞いたかハート!

さっきは奴等を野放しにすることに不服を示していた奴が、今度は奴等に対する俺の所業を非難するとよ! 女の心変わりは恐ろしいのぉ!! フハハハハハハハハハハハハ!」

「~~~っ! この……もう……本当に……こいつはもう! もう!」

 

 ダンネが顔を真っ赤にして怒りを示すが、言い返せずプルプルと震えている。

 俺はそんなダンネの怒りを煽るように頭をポンポンと叩き、それからこの時代に必要な事を話す。

 

「覚えておけダンネ、この時代、弱者と愚者は生き残れん。

俺から自由を取り戻し、家族と共に生き延びようと思うならば強く、そして賢くなれ! ああならんようにな!」

「……言われなくても!」

 

 ダンネは大股で、俺を追い越して肩を怒らせながら城の中へと戻って行った。

 これだけ煽ってやればこの先も、俺に一泡吹かせたい一心で修行に真剣に打ち込むだろう。

 才能のないあの娘がどこまでいけるか、とても楽しみだ。

 

 

 対聖帝、拳王軍の準備は着々と進んでいる。

 できればこの二つの軍がぶつかって共倒れしてくれるのが一番いいのだが、こちらに来た時の為に準備はしておかなければいけない。

 そこで俺は、自分の支配下である関東にある軍事施設跡を片っ端から調査させて、まだ使えそうな兵器を引っ張り出していた。

 これによりアニメ版の出鱈目要素の一つである、ヘリを操って敵を爆撃するブラックバード軍団や、戦車部隊などを結成することに成功した。

 勿論整備・運用の為に必須となる整備士やエンジニアには高い地位と褒美を与えて仕事をさせている。

 こういったインテリ系はラオウもサウザーも滅茶苦茶軽視しており、あいつ等は基本的にヒャッハーばかり使っている。

 だからこそ、あの二つの軍にはない我がサザンクロスのみの強みとなるだろう。

 ラオウとサウザーは戦車だろうと壊してしまうだろうが、雑魚モヒカンだけならばこれで蹂躙できる。

 個人的な偏見だが、ラオウとサウザーって戦略ゲームやらせたら育てるのに手間とコストのかかるユニットを使わずに最初からそこそこ使える初心者救済用ユニットで自軍を埋めて、終盤で詰んでそうだよな。

 

「KING」

「ジョーカーか。ケンシロウはどうなった?」

 

 食糧保管庫で、シュウのレジスタンスに供与する食料と水を部下に纏めさせていると、俺の後ろにジョーカーが音もなく現れ、跪いた。

 こいつにはケンシロウの動向を監視させており、それによって今が原作のどの時期なのかが大まかに分かる。

 

「ユリアを誘拐した男と戦い、無事に勝利しました」

「そうか……結局、誰だったのだ?」

「拳王軍、泰山天狼拳のリュウガという男でございます」

「何? ……いや、そうか……天狼星はそういえば、北斗を乱世に導く宿命があったな。ならば、乱世から程遠い場所で甘えた暮らしをしているケンシロウの許に奴が現れるのも不思議はない。それでリュウガはどうなった?」

「死にました」

 

 一年前にケンシロウを倒し、ユリアを誘拐した仮面の男というのはどうやらユリアの兄であるリュウガだったようだ。

 リュウガは……実は俺も、よく分からない。原作だと何の為に出てきて何をしたかったのかよく分からないアホというイメージしかなかったからだ。

 いや、メタ的に言えばトキを殺す為なんだろうが、そうではなくな。

 こいつについては正直いいイメージが皆無だが、ケンシロウを乱世に導くという役割を果たせた分、原作よりはマシな死に方をしたんじゃないだろうか。

 

「ユリアは五車星が引き取ったか?」

「流石の慧眼でございます、KING。ユリアは南斗最後の将であり、五車星の保護下に入りました。ケンシロウには死んだと教えられたようですが……真実を伝えますか?」

「必要ない。哀しみと怒りが奴を強くする。そのまま誤解させておけ。リュウガもそのつもりで死んだと伝えたはずだ。

それと一応、五車星の動きにも警戒しておけ。宿命の為ならば何をしでかすか分からん連中だ」

 

 南斗五車星は無条件でケンシロウの味方だが、俺とサザンクロスの味方ではない。

 特にリハクはナチュラルに何でもかんでもケンシロウとユリアの為の盾や捨て駒と見なしている部分があるので、信用は禁物だ。

 五車星(というかリハク)の基本理念は大雑把に分ければ以下の通りになる。

 

 1、世界に光を取り戻すにはケンシロウとユリアが必須。

 2、ケンシロウとユリアは絶対死なせてはいけない。

 3、その為なら他の者は犠牲になっても仕方ない。

 

 大体こんな感じだ。悪人ではないがある意味ラオウやサウザーよりやばい。

 それに原作でラオウの死後、リハクの望み通りにケンシロウとユリアが再会して北斗と南斗が一つになったが、じゃあそれで世界が何かよくなったのかというと、何一つ変わってないわけで。

 まあ歩み寄っても精々、停戦協定くらいだろう。同盟を結ぶべき相手ではない。

 あえて言えば、ジュウザ個人だけならば味方に引き込みたいが……難しいかな。

 

「それと……」

「まだ何かあるのか?」

「はい」

 

 ジョーカーは深刻そうな声を出しているが、俺が予想するにゴッドランドにケンシロウが向かっているとか、そんなんだろう。

 あの勢力には以前から俺の傘下に加わらないか交渉を持ちかけているのだが、なかなか上手くいかない。

 アニメ版だとKING軍の一部だったのでいけるかと思ったんだが、そう都合よくはいかないってことか。

 だからケンシロウが潰してしまうなら、それはそれで仕方ない。

 ゴッドランドの戦力は惜しいが、これ以上譲歩しても舐められるし、調子に乗らせるだけだからな。

 そんなことを考えながら俺は、コーヒーを飲んだ。

 

 

「……拳王軍が、こちらに近付いております」

 

 

 ――俺はコーヒーを噴き出した。

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

リュウガ「い、以前までのケンシロウではないな! 一体何が貴様を変えた!?」

ケンシロウ「執念! 俺を変えたのは戦友(とも)が教えてくれた怒りにも勝る執念だ!」

 

シン(……何だ……今、何か寒気が……)ゾワッ

 

【リュウガ】

ユリアの兄。南斗最後の将であるユリアの兄のくせに南斗聖拳ではなく泰山天狼拳という変な拳法を使う。

イケメンで、時代の為に心で血の涙を流しながらあえて鬼となっているという格好よさげな雰囲気のキャラだが、冷静に考えると何の意味もなく村人や老人を虐殺しただけのやべー奴。

時代を支える巨木を見極める為にあえて魔狼となるとか格好いい事を言っていたが、本当にただ見極めた「だけ」。

見極めた後にケンシロウの為に戦うとかケンシロウを支えるとか、そういうのはない。

これから死ぬ人間が見極めて一人だけで満足して死んだ。

しかも戦う前に自分で既に腹を切って致命傷を負っていたので、ケンシロウの力すら見極められたか怪しい。

もしかしたら、ユリアが死んだ(と思っていた)ことでとうに正気を失って壊れてしまっていたのかもしれない。

本当は死に場所と死ぬ理由を探していただけなのでは……?

 

このSSでは北斗を乱世に導くという天狼の使命をちゃんと果たし、原作のシンポジションを担当して死んだ。

後、ユリアはラオウに渡すとロクな事にならないと判断して五車星に預けた。

サザンクロスに侵入する直前だったユリアを誘拐したのである意味サザンクロスとシンの恩人と言える。ありがとうリュウガ!

 

【世紀末セール】

主な商品はその辺で捕まえた人間。

男を売りに行くとその場で「男はいらねえ~!」と折角の商品を殺されてしまうこともある。

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