両津「ここがネオドミノシティか…」 作:リョーツ
色々と設定にアラはありますが、ご了承ください。
「全く、部長は頭が固すぎるぜ。」
両津勘吉は、例によって派出所でやらかしたため、懲罰を兼ねてここ、ネオドミノシティへと転勤となった。
この街はダーク・シグナーとの戦いで大規模な損害を被り、復興に向けて活動しているのだが人手不足が否めない。
また、復興に伴って出入りが増大する事による治安の悪化も懸念された事で、腕っぷしの強い彼が送り込まれることとなった。
「しかし、復興か…。これは一儲けできそうだぞ。」
両津は早速、金儲けを企んでいた。とはいえ、まずは治安維持局へあいさつに向かわねばならない。
「警官ですかい?」
「ええ、そうよ牛尾君。数々の難事件を解決。検挙率100%を達成している敏腕巡査。」
「って事は、かなり腕っぷしに自信がありそうですね。」
牛尾は狭霧から聞いた情報をもとにそう答える。
「来たわ、彼よ。写真そっくり」
「何なんだあの眉毛は…。」
まるでゴリラのようだな、と牛尾は思ったが口には出さない。
「両津巡査部長であります!」
「狭霧 御影よ。こっちは牛尾君。早速だけど、貴方の腕を見せて欲しいの?」
「はい、なんなりと。」
「では牛尾君。相手をお願いね。」
「お任せください!よし、手加減はしねぇぞ!」
「何?」
いきなりデュエルディスクを構えられ、両津は困惑する。
「おいおい、デュエルディスクは持ってきていないのか?」
「デッキならあるんだがなぁ。」
渡されたデュエルディスクを眼を輝かせながら受け取る両津。
まるで大きな子供みたい、という感想を狭霧は抱く。
「「デュエルッ!!」」
両津 ライフ4000
手5 フィールド
魔法・罠
牛尾 ライフ4000
手5 フィールド
魔法・罠
「俺の先攻!ドロー!手札のモンスターカードをコストに、魔法カード、ワン・フォー・ワンを発動!デッキからチューナーモンスター、ヘル・セキュリティを特殊召喚!さらに、アサルトガンドッグを召喚!」
パトランプを鳴らす小型の悪魔と、バックパックを背負ったドーベルマンが並ぶ。
「おおっ!これが、ソリッドビジョンか…。迫力あるな。」
「いくぜ!レベル4のアサルトガンドッグに、レベル1のヘル・セキュリティをチューニング!シンクロ召喚!!泣く子も黙る双子の野獣刑事!!ヘル・ツイン・コップ!」
パトランプの悪魔が小さな輪を作り、それをドーベルマンが潜り抜けると、そこから白バイを乗りこなす二つ首の怪物が出現する!
「ほぉ、これがシンクロ召喚の演出か…。」
「カードを1枚伏せてターンエンド。」
両津 ライフ4000
手5 フィールド
魔法・罠
牛尾 ライフ4000
手2 フィールド ヘル・ツイン・コップ
魔法・罠 伏せ1
「ワシのターン、ドロー!ワシの場にモンスターが存在しない時、このモンスターは特殊召喚出来る!来い、フォトン・スラッシャー!」
「なっ?!攻撃力2100!」
現れるのは、大剣を構えた戦士族。
「さらに、怒れる類人猿を召喚!」
「攻撃力2000、悪いカードじゃあねぇが、そいつらでは俺様のヘル・ツイン・コップは倒せねぇ」
「慌てるな、まだここからだ!ワシは攻撃力2000以上のモンスター二体をリリース!」
「ま、待ちやがれ!」
「な、なんだぁ?」
待ったをかけられて両さんは困惑する。
「あの、両津巡査部長、貴方はすでに怒れる類人猿を通常召喚したわよね?」
「ああ、その通りだ。」
「その、アドバンス召喚を行うには通常召喚権を使わないといけないんだが。」
初心者向けのルール説明をされ、両さんはずっこける。
「分かってるっての!召喚条件は、ワシの場の攻撃力2000以上のモンスター二体が必要なんだからな!二体のモンスターをリリース!現れろ、銀河眼の光子竜!」
現れた青いドラゴンを前に、狭霧は思わず息をのみ、キレイ…と思わず呟く。
「こ、攻撃力3000?!」
「バトルだ、やれ、銀河眼の光子竜!破滅のフォトン・ストリーム!」
光の奔流が迫る中、牛尾は伏せカードを発動する。
「さ、させるかよ!罠発動!次元幽閉!攻撃モンスターを除外する!」
「ワシはここで銀河眼の光子竜の効果発動!相手モンスターと戦闘を行うバトルステップに、その相手モンスター1体を対象として発動!その相手モンスターとフィールドのこのカードを除外する!というわけで、ヘル・ツイン・コップと銀河眼の光子竜を除外だ!」
「何だとぉ!くっ、あのドラゴンは倒せたが、代わりにヘル・ツイン・コップを失ったか…。」
「ワシはここでバトル終了。この時、銀河眼の光子竜の効果発動。互いのモンスターを場に戻す!」
「何だとォ!くっ、ヘル・ツイン・コップが戻ってきたが、ヤツのドラゴンも無傷とは…」
「ワシはカードを2枚伏せてターンエンド。」
両津 ライフ4000
手1 フィールド 銀河眼の光子竜
魔法・罠 伏せ2
牛尾 ライフ4000
手2 フィールド ヘル・ツイン・コップ
魔法・罠
「俺のターン、ドロー!戦闘を行うときに除外し、バトルフェイズ終了時にもどってくる以上、戦闘破壊は困難…。だがよ、こうしてしまえばそいつはどうなるかなぁ?」
「あん?」
「速攻魔法発動!月の書!そのドラゴンを裏側守備表示に変更させてもらうぜぇ!」
「おっと、ならばリバースカードオープン!禁じられた聖槍!銀河眼の光子竜の攻撃力を800ポイントダウンするが、このカード以外の魔法・罠カードの効果を受けない!」
「躱された!この人、デュエルディスクすら初めて触ったような人だけど…」
「間違いない、ゲームの達人だ。くっ、ヘル・ツイン・コップを守備表示に変更。ターン、エンドだ。」
「エンドフェイズに、銀河眼の光子竜の攻撃力は元にもどる。」
両津 ライフ4000
手1 フィールド 銀河眼の光子竜
魔法・罠 伏せ1
牛尾 ライフ4000
手2 フィールド ヘル・ツイン・コップ
魔法・罠
「ワシのターン、ドロー!ワシの場にフォトンまたはギャラクシーモンスターが存在する場合、このカードはリリース無しで召喚出来る。現れろ、銀河騎士!」
「攻撃力2800だとぉ!」
「銀河騎士に装備魔法、メテオストライクを装備!貫通効果を付与する!」
「ここで貫通効果?!」
「バトルだ、銀河騎士でヘル・ツイン・コップを攻撃!」
「ぐううっ!」ライフ4000から3000
「銀河眼の光子竜で、ダイレクトアタック!」
「うわあああああっ!」ライフ0
決着はついた。
「牛尾君、大丈夫?!」
「へ、平気です…。ライフを1ポイントも削れねぇとは。」
「なるほど、これがデュエルディスクを使ったデュエルか…。自前のを持っていないんだ。派遣されている間、これを使っても?」
「構わないわ。備品だから、大切に使ってね。」
「もちろんであります!」
そう言いつつ、両津の眼は$になっていた。
その事に狭霧は全く気付いていなかった…
こち亀本編で、両さんの所持カードは「銀河眼の光子竜」「ゴブリンの秘薬」「メテオ・ストライク」「刻の封印」が確認できるので、今回【銀河眼】を使わせてみました。
続きの予定は未定です。