まぁ、空と白を・・・
博麗神社にある和室の一室から怒鳴り声が聞こえた。
霊夢「―――いい加減にしなさいよ、あんたらっ!」
座っている空と白に向かってそう言う霊夢は未だにメイド服を着ていた。
恐らく着替えることを阻止されてしまったのだろう。
そんな霊夢は足の踏み場さえもないであろう場所を歩いて空の近くへと移動する。
空「お?どうした、霊夢」
座っていたので見上げる。白は横で博麗の巫女に関する書類を持っていた。
2人でそういうことに関することを調べていたらしい。
そこに霊夢が空に対し不意打ちでスペルカードを使った。
霊夢「・・・神技「天覇風神脚」」
その素早い動きで空を蹴り飛ばした。動きはサマーソルト。
空は軽々と蹴り上げられ―――そのまま廊下の壁に当たり、そのまま落ちる彼が見たのは襖を閉めていくメイド服の霊夢だった。
襖を閉めた霊夢。
閉めてから少しして、感情的になっていた、とようやく霊夢も感じた。
そう、いくら怒っていて不満があったとは言え、相手は外来人。
冷静になればなるほどやりすぎたか、と考えるようになった。
本来はあまり人間を退治しないようにしていたからだ。
だからこそ襖を開けたのだが・・・そこには背中を打ったはずの空が頭をかかえていた。
霊夢「はぁ・・・。あんた、これでこり―――」
ため息をつき、そう言うが言い終わる前に聞こえてきたそれが、霊夢のその言葉を遮った。
空「すみませんすみませんすみませんごめんなさいゆるしてください」
さすがの霊夢も唖然とした。謝っている・・・。今の今までゲームで散々負かし、挙句の果てには弾幕ごっこですら負けさせた。
それだけでは済まず、嫌がる霊夢を半ば強制するようにコスプレさせた。
しかし、その時々の彼は平然としたものだった。
だからこそ霊夢は未だに唖然としていて、言う言葉を見つけられずにいる。
空「すみませんすみません調子こいてましたふざけてました僕だってああいう風にしてみたかったんです悪気はなかったんですだから許してください」
霊夢がよく見ると空は生まれたての小動物のように震えていた。
ようやく冷静に戻った霊夢は説明を求めようと振り返ると白は無表情のまま泣いており、
白「・・・・・・にぃ、にぃぃ・・・・・・どこぉ・・・・・・?・・・・・・しろ、を、ひとりに、しない・・・でぇ・・・」
と言うばかりであった。
霊夢「・・・・・・な、なんなのよ。この2人は一体どうなっているのよ」
もちろん知らない霊夢はこの2人の最強の理由に気づけないだろう。
外の世界で有名なゲーマーだと言うことすらにも。
翌日。巫女服へと着替えた霊夢は2人を強引に紅魔館へと引きずり出した。
そして大図書館にまで行った。
霊夢「パチュリー、いるんでしょう?いいから出てきなさい」
先を進んで言う霊夢。
??「紅白、貴方・・・。まぁ、いいわ。貴方がその二人を連れてきたってことはそういうことなのね?」
そう言う魔女をみて
霊夢「ええ、そうよ。だから・・・見せてやって教えてちょうだい。私じゃ面倒だわ」
と言った。
??「仕方ないわね。まぁ・・・レミィもそう言ってたし、教えるとするわ」
と言う感じで次話、パチュリーが空と白に深く関わります。