兄妹の企み?紫の企み?色々と交差するんじゃないんですかね。
霊夢は買い物から帰ってきた。
まだ時刻はお昼になるかならないか。
ある程度必要な食材や必要な道具などを里へ買出しに行っていた霊夢は縁側にその両手にかかえていた袋を置いた。
空「おっ、俺らの分も買ってくれたか」
中から出てくるは黒髪黒目の「アイ(ハートマーク)人類」のTシャツを着た空。
一緒に出てきたのは雪のように白い肌をした白。
そう、外の世界では『 』(空白)として都市伝説にまでなった兄妹。
紫によって幻想郷にきている。ほぼ彼女の気まぐれに近いものだが。
霊夢「ええ、一応ね。面倒くさかったのよ?」
呆れた顔を二人に向ける。それからため息をつき、
霊夢「そろそろお昼でしょうし、昼食でも作るわ。あんたらはゲームか読書でもしていたらどうかしら?」
と言いのけた。
空「読書?霊夢、なにか読む物でも持っていたのか?」
驚いた表情を浮かべたのは空。霊夢はそれを少し珍しそうにみてから、
霊夢「ええ、持ってるわよ。もっとも倉庫の中で整理されずに置いてあるからごちゃ混ぜでしょうけどもね」
呆れた表情を浮かべて言った。
しかし、2人はちょうどよかったらしく、顔を明るくさせた。
霊夢はその倉庫から今まで放置してきたが、ちゃんと手入れだけはしてきた書類を兄妹に託し、台所へと移動した。
その手入れされていた書類は最近まで誰かが読んだ、という形跡を残していた。
しかし、整理は本当になされておらず、博麗の巫女についてだったり、幻想郷についてだったりがごちゃ混ぜになっていた。
挙句の果てには最近のものまでもが混ざっていた。
空「・・・気まぐれに読んでいたんだろーけど・・・」
白「・・・・・・整理、されなさ・・・・・・すぎ・・・・・・」
お互いの一致した感想を呟く2人。
しかし、探してる最中、興味深いのがあった。
最近の物の中にまさしく目指そうとするものに近いものを目指したことのある者たちの名前が書いてあったからだ。
宝船と勘違いして乗ったら実は魔界に行く船だったと言うことや聖が妖怪と人間が共存する世界を作ろうとしていたことなどが霊夢の手によって書かれていた。
そこから今までこれを書いてきたのは代々博麗の巫女だと推測した。
暫くすると霊夢が食事を持ってきたので調べるのをやめて食べることにした。
それから昼下がり。空は白と一緒に縁側に座る霊夢に近づき、
空「なあ、里にある命蓮寺ってところに行ってみたいんだが、知らないか?」
と尋ねた。
霊夢「あぁ、商売敵のいるあの?ええ、知ってるわよ」
顔だけ向け、そう即答した霊夢。
空「やっぱりか。んじゃ、連れて行ってくれないか?」
それに呆れながら、
霊夢「ったく・・・仕方ないわね」
と言うと立ち上がり、兄妹にも来るよう手で招いた。
その2人は出る支度を簡単に済ませると手を繋ぎ、一緒に霊夢の後を追うようにして歩いた。
里に出てもなお歩く。そして外の世界にでもあるような寺が見えた。
空「・・・なるほど、あそこがそうなのか」
どこか関心するように呟く空。
霊夢「ええ、そうよ。あそこが命蓮寺よ」
と入りながら当たり前のように言う霊夢。
中に入ると確かに外の世界に実在していそうな感じがしており、奥には寺の本堂らしいものが見えた。
??「あら、お客さん?それと・・・霊夢、ね。どうしたのかしら?」
そう言いながら出向いてきたのは、金髪に紫色のグラデーションのかかったロングウェーブの髪に金色の目をした女性。
服装はその世界に似つかわない白黒のゴスロリのようなドレス、黒いブーツをしている。
空「へぇ、結構こういうのもいるんだな。あ、俺は空だ。こいつは妹の白」
手を繋いだまま、笑って言う空。
??「そうですか、私は聖白蓮と申します。霊夢もいるってことは話にでもきたのね?」
そういう女性・・・即ち聖白蓮が笑顔を浮かべながら尋ねる。
空「ああ、そうだ。ストレートに言うと・・・人間と妖怪の共存をしたい。協力してもらえないか?」
聖白蓮が聞き逃すわけもなく。
次回!聖白蓮との談話!お楽しみにしなくて結構です!
というわけで次回で談話しますー