《銀海総合掲示板》   作:にわか太郎

17 / 73
【安価】なんか暇やな……せや!①

 

1:クズマさん

何もなくて暇だし、安価で今日の行動を決めるわ

……てな訳で>>5と>>10するぞ!

 

2:名無しの不適合者

唐突すぎて草

 

3:名無しの不適合者

ksk

 

4:名無しの不適合者

聖川世界リブラヒルム

 

5:名無しの不適合者

パブロヘタラ

>>1

 

6:名無しの不適合者

便所

 

7:名無しの不適合者

ksk

 

8:名無しの不適合者

水◯一平

 

9:名無しの不適合者

戦争

 

10:名無しの不適合者

接触

>>1

 

11:名無しの不適合者

あかん(あかん)

 

12:クズマさん

ふざっけんな、ちょっと待て!?!?

こんなのナシだナシ、再安価するぞ

 

13:名無しの不適合者

ん〜、駄目ですねぇ

 

14:名無しの不適合者

安価は絶対やぞ

 

15:ジッパーギャング

覚悟はいいか?オレはできてる

 

16:名無しの不適合者

言うてお前さん、この間の一件でめっちゃ強くなったべ。おじさんが第三魔王から奪った力を取り込んで、基礎スペが途方もないくらい強化されたって聞いたんだが……何が不安なんだ?

 

17:クズマさん

>>16 いや、それとこれとは話が別だからな???力や魔力が向上しても、肝心の魔法の深さがお粗末なんだよ。そんな心許ない状態で、あのパブロへタラと接触しろって?

 

18:名無しの不適合者

だけど、この時期のパブロヘタラって浅層世界や中層世界の集まりでしかねぇだろ?正帝やフレアドールに陥落させられる前の銀水学院やぞ

 

19:名無しの不適合者

そういえばそうだな

 

20:名無しの不適合者

じゃあ絡繰世界の正帝達に偽のパブロヘタラを破壊される前に、ワイらでそっちに乗り込むか?

 

21:名無しの不適合者

 

22:名無しの不適合者

ええやん

 

23:クズマさん

再安価させてください

 

24:名無しの不適合者

>>23 駄目♡

 

25:名無しの不適合者

お前は何を言うとんのや

 

26:名無しの不適合者

安価は絶対定期

 

27:クズマさん

……いや。そもそもの話、リスクが高すぎないか?後から正帝やフレアドールとかに目をつけられることを考えたら、軽はずみな行動は控えるべきだろ。だから、ここは大人しく再安価をだな

 

28:名無しの不適合者

もう遅いゾ

 

29:名無しの不適合者

大人しく受け入れろ

 

30:名無しの不適合者

あと>>8は何のつもりでレスしたんや……

水◯一平するってなんだよ(困惑)

 

31:名無しの不適合者

>>30 そらギャンブルやろなぁ

 

32:名無しの不適合者

そもそもパブロヘタラにカジノは無いだろ

 

33:名無しの不適合者

カジノなんて転生者の住む世界以外、銀水聖海のどの小世界にもねぇよ……

 

34:クズマさん

お前らなぁ……

 

35:名無しの不適合者

すんません

 

36:名無しの不適合者

すみません……というか

 

37:クズマさん

どうした?

 

38:名無しの不適合者

なんで二律僭主とホシノが同行してるんだよ。付き添いにしても過剰戦力がすぎるのでは???

 

39:名無しの不適合者

>>38 そら一人で行くのは危険だろうし、しっかり対策してんのやろ。まあ過剰戦力なのはな

 

40:名無しの不適合者

え、なんでイッチが他メンバーと一緒に行動してるとか分かるんですか?

 

41:名無しの不適合者

>>40 あー、スレ初心者か。なら配信モードは分からんよな……そんな君はこれを見るんだ

 

 

 

 

 

▶︎

 

 

 

ライブ

【安価】なんか暇やな……せや!

  2.4万人が視聴中・30分前に配信開始

          ⤴︎  ⤵︎  ⬆︎共有 +■保存

佐藤和真    

               チャンネル登録

 

 

42:名無しの不適合者

>>41 うおっ、ナニコレ!?

脳内に直接映像が……というか、配信画面が映り込んでるんだけど!えっ、何これスゴっ

 

43:名無しの不適合者

こういうのもあるんだよねぇ。

スレ機能しか使わん奴もおるけど……この魔法、現代の機器で出来ることなら粗方できるよ。それに技術チート連中が新しい機能を随時追加してくるから、そっちにも注目やね。あと無料でサブスク使い放題。中には現代を遥かに凌駕する、未来技術なんかも搭載されてる。凄いことやでホンマ

 

44:名無しの不適合者

>>43 もう何でもありッスね……うわ。めちゃくちゃ操作も簡単な上、本当に俺でも使えるじゃん

 

45:名無しの不適合者

本当に万能だよな。操作方法も自由自在にできるし、なにより機械の類に疎くても簡単に使える。その上、使い分けも非常に容易いと来たもんだ。

 

……なんか宣伝みたいになっちゃったな

 

46:名無しの不適合者

これだから転生者はやめられないんだよ

 

47:名無しの不適合者

>>46 やめられるもんでもないやろ

 

48:名無しの不適合者

こうして一人、また一人とスレにのめり込んでいく者が生まれていくんやね

 

49:名無しの不適合者

>>48 負の連鎖みたいに言うのやめーや

 

50:クズマさん

あのー、皆さん。俺らのこと忘れてないか???

 

51:名無しの不適合者

あっ

 

52:名無しの不適合者

てへぺろ♡

 

 

 

 

 

 

銀水聖海。鋼鉄世界ドルケフ。

 

そこは鋼の大地が広がり、鋼鉄の火山がそびえ立つ中層世界──鋼鉄世界ドルケフ。

 

火口から噴出するマグマは溶岩ではなく溶銑──溶けた鉄となり、それが川を作っては、鋼鉄世界のあらゆるところに行き届けられている。

 

その遥か上空を飛行するのは、二律僭主ノアが有する大陸型の巨船──樹海船アイオネイリアだ。

 

そんな樹海の上には四人の人影が見えた。

 

佐藤和真(カズマ)、小鳥遊ホシノ、二律僭主ノア。そして二律僭主の執事、ロンクルスのものである。

 

「本当に来ちまったよ……」

 

そう呟いたのはカズマだ。

 

彼は顔を蒼白に染め、先程までの己の軽挙に対し、後悔の念を浮かべている。

 

その様子を見て、ノアは諭すようにしてカズマに言った。

 

「来てしまったものは仕方があるまい。それに、遅かれ早かれパブロヘタラとは接触するつもりだったのだろう?ならば、正帝に陥落させられる前の銀水学院とは懇意にしても問題はあるまい」

 

「そうそう、ノア君の言う通りだよ。それに管理人さんからのお墨付きも貰っているわけだし、何かあれば皆で対処すればいいだけの話でしょ?」

 

暁のホルスこと小鳥遊ホシノも、ノアの言葉に賛同するように言葉を発した。

 

「皆様、見えてきました」

 

樹海船アイオネイリアを操るロンクルスが、その魔眼()を光らせ、後方の三人へと伝える。

 

「あれが銀水学院、パブロヘタラでございます」

 

樹海船の前方、眼下に広がるのは巨大な浮遊大陸だ。

 

「多くが浅層世界、中層世界からなるパブロヘタラ。それは皆で決め、皆で話し合うことで小世界間の問題を平和的に解決する、銀水聖海の凪を理念とした──隠者エルミデが設立せし学院同盟」

 

ロンクルスは続け様に語る。

 

「僭主や皆様の話では、まだ正帝と呼ばれる存在に完全に陥落させられる以前の学院同盟とのことですが……」

 

「ああ。ただし、これは偽のパブロヘタラ宮殿だ」

 

ノアは言った。

 

「……偽の?」

 

ロンクルスは疑問を呈したように、ノアに問いかけるが、その前にカズマが声を挙げた。

 

「うだうだ言っても仕方ねぇし、もう行くしかないだろ。……畜生、安易に安価なんてするんじゃなかった」

 

カズマは三人を急かすように、吐き捨てるように言う。未だに後悔を引きずっているようだ。

 

「それもそうだ。ロンクルス」

 

「承知しました」

 

ノアの言葉に、ロンクルスは首肯する。

 

そうしてアイオネイリアは前方の浮遊大陸へと降下し、ノアはパブロヘタラの門番に<思念通信(リークス)>で話しかけた。

 

『パブロヘタラの門番に告ぐ、私の名は二律僭主ノア。唐突で悪いが、卿らに話がある。ここを通してはくれぬか?』

 

それを聞いた彼らはその顔を驚愕に染め、何やらひそひそと話し始めた。

 

「二律僭主……!?」

 

「二律僭主といえば……たしか最近、不可侵領海になったという……あんな幼子がか?」

 

信じられぬといった様子で、彼らは呆然と樹海船を眺めている。

 

『ふむ。……信じられぬのは構わぬが、私達は争いに来たわけではない。学院同盟に加盟しにきたのだ、まずは卿らと話がしたい』

 

アイオネイリアをその場で待機させ、樹海船に乗っていた四人は、パブロヘタラを覆う結界の前まで<飛行(フレス)>にて降下した。

 

それを受け、門番達は再度話し合いを始める。

 

パブロヘタラの門番はこめかみに指を置き、誰かに通話しているようだ。

 

しばらくすると結界に穴が開いた。

 

『……待たせたな。そこを通り、こちらに来るがいい』

 

穴を通るように指示された四人は、その言葉に素直に従い、浮遊大陸の大地へと足を下ろす。

 

そうして大地を歩み続け、その先に待っていたのは石造りの一室だ。そこにコツコツという足音が響く。

 

そうして前方から向かって現れたのは門番達だ。

 

「お初にお目にかかる。我々は学院同盟、銀水学院パブロヘタラだ。当学院の理念に賛同する者は誰であろうと、パブロヘタラは歓迎しよう」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。