《銀海総合掲示板》   作:にわか太郎

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憎悪の化身

 

深層十二界。個別世界グラウヴェノア。

 

樹海船アイオネイリアが、静寂な死の気配が漂う砂漠の遥か上空を飛んでいた。

 

ここは深層十二界、個別世界グラウヴェノア。かつては第一魔王ジゼルが元首を務め、現在は第一魔王アムルの支配下にある深層世界だ。

 

「ノア君が帰るついでに寄りたい場所があるって言うから着いてきたけど……」

 

ホシノが砂漠を見やる。

 

「……ここって個別世界だよな?」

 

カズマはノアに問うた。

 

「せっかくだ。卿らにアムル、我が兄弟を会わせたいと思ってな。無神大陸に帰るのであれば、ここからすぐ近くだ。時間は取らせない」

 

ノアは薄く笑みを浮かべ、カズマ達に言った。

 

「……それにしてもマジで暑いな、ここ」

 

「うへー、あっつい……暑くて干からびそう。動いてないのに暑いよー。カズマ君、お水ちょーだい……」

 

汗をダラダラと垂らす二人。

 

カズマは<聖水生成(クリエイト・ウォーター)>の魔法を使い、事前に用意していた人数分のコップに水を注いでいく。

 

「……ほいっと、出来たぞ。ノアやロンクルスさん達の分もあるから、好きに持ってってくれ」

 

「助かる」

 

「お気遣いありがとうございます」

 

ノアとロンクルスは感謝を述べ、差し出されたコップを手に取っていく。

 

その後ろで、ホシノはゴクゴクとコップの中の水を、あっという間に飲み干した。

 

「……んっ、んっ……んっ、プハァー!いやー、生き返るねーこれ」

 

「そりゃどうも」

 

軽く受け流し、自身もコップの水を飲み干す。

 

そんな時だった。

 

「「……っ……!?」」

 

突如、アイオネイリアの上空で強大な魔力が迸った。全員が上空に魔眼()を向けると、それは赤黒く莫大な魔力を伴っており、それが近づく度に樹海船がみしみしと軋むような音を立てている。

 

「……いきなりかよ。いや、まさかだが……」

 

「そのまさかだ」

 

だが、彼らはそれの正体に勘づいているのか、そう大した驚きは見せていない様子だった。

 

「……なるほど。見慣れた魔力を感じ、ここに来てみれば──」

 

赤黒き炎の魔力がふっと消え、樹海船の大地に足を下ろした人物。それはノアと同じぐらいの背丈を持つ、赤く逆立った髪が特徴的な幼子だ。

 

「やはりお前か、ノア」

 

「卿の方こそ、相も変わらず強大な魔力だ」

 

それは二律僭主ノアの兄弟分にして第一魔王、壊滅の暴君アムル・ヴィーウィザーだ。

 

「それはお前もだろう。……して、ロンクルスの方は先日知ったが、後ろの二人は見たことがないな。彼らは何者だ?」

 

彼は訝しげにノアへ問う。

 

「前に一度、卿へ説明したことがあるだろう。ゆえに多くは語らぬが……深淵を覗くといい。彼らが何者なのか、卿であれば察しがつくはずだ」

 

するとアムルは魔眼にてカズマ達の深淵を覗き始め、彼は驚いたようにその目を丸くした。

 

「……彼らがか?」

 

「ああ」

 

事も無げに言うノアに対し、アムルは呆れたような表情を見せる。

 

「……え、と。アムル君、で良いのかな?」

 

ホシノは考え事をしていたのか、言葉がぎこちなくなっているが、かろうじてアムルに問うた。

 

「そうだ。とはいえ、お前達には改めて名乗った方がいいか」

 

彼は改めて四人に向き直り、名乗り始める。

 

「俺はアムル、アムル・ヴィーウィザーだ。今は不可侵領海、第一魔王などというものをやっている。よろしく頼もう」

 

「あ、ああ」

 

「うへ、よろしくね〜」

 

アムルはその小さな手を差し出し、二人に握手を求める。それにカズマとホシノは応じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

255:クズマさん

てな訳で、目標であるアムルとの接触は果たせたぞ。まあ、これからどう原作での事態を穏便に収束させるかって問題が発生したわけだが……

 

256:名無しの不適合者

おつ

 

257:名無しの不適合者

乙やで

 

258:名無しの不適合者

ひとまずお疲れさん

 

259:名無しの不適合者

>>255 乙、と言いたいところだけど確かに。正帝問題もそうだけど、<絶渦>による悪意の対処もこれからしなくちゃいけないんだよな……

 

260:名無しの不適合者

<絶渦>、悪意の肉塊、ムルガ……

 

261:名無しの不適合者

正帝……うっ、頭が!

 

262:壊して治す人(団長)

む、救護を求める方の気配を感じました!

 

263:冥土帰し

>>261 君は後で医務室の方に来てもらうよ。幾ら、軽い緊張型頭痛とはいえね?

 

264:名無しの不適合者

はい……

 

265:名無しの不適合者

早い(確信)

 

266:名無しの不適合者

ほう、医療班ですか……大したものですね

 

267:名無しの不適合者

ぐう有能やね

 

268:名無しの不適合者

まあストレスを感じるのもしゃーない

 

269:名無しの不適合者

とりあえず目下の問題は正帝陣営だよな。あの連中とかち合わんことには何も始まらんし

 

270:名無しの不適合者

それな

 

271:名無しの不適合者

そういやデボロスタ(絡繰世界)って、時系列的にまだ<絶渦>に呑まれてなかったな。……一度、こっちから絡繰世界へ襲撃しに行ってみるか?俺はそろそろ正帝陣営と本格的に接触するべきだと思うんだが

相応のリスクは生じるが、どうするよ?管理人

 

272:管理人

……正直リスクはありますが、パブロヘタラに加盟した以上、奴等との対立は必至なんですよね。私個人としては良いと思いますよ

 

273:名無しの不適合者

どうせ敵対するわけだしな

 

274:名無しの不適合者

足踏みしても仕方ないんだわ

 

275:名無しの不適合者

じゃあ偽パブロヘタラの基盤を盤石にしていく件と、絡繰世界側への襲撃は同時並行で進めなきゃいけないってことか?疲れるなぁ……

 

276:名無しの不適合者

>>275 そう言いなさんな

 

277:名無しの不適合者

そうなると多方面への情報共有もしなきゃいけないし……デボロスタへの襲撃に回す戦力も、コテハンの中でも上位〜最上位勢で固めていかないといけないだろ?大変以外の何物でもないじゃろ

 

278:名無しの不適合者

それはまあ……

 

279:名無しの不適合者

たし蟹

 

280:管理人

……とりあえず戦力に関しては、こちらの方で募っておきますので心配には及びませんよ。情報共有云々も私の方でどうにかしておきます

 

281:名無しの不適合者

>>280 (あった)けぇ……

 

282:名無しの不適合者

>>280 パ、パパァ……!

 

283:名無しの不適合者

>>282 うわ、キモッ

 

284:名無しの不適合者

ひどE

 

285:獣殿

……ふむ。では、私とカールもその襲撃とやらの戦力に立候補しておこう。人手も戦力も、多いに越したことはあるまい?

 

286:水銀ニート

(≖‿ゝ○)b

 

287:管理人

承知しました。リストに載せておきます

 

288:名無しの不適合者

マジか

 

289:名無しの不適合者

ニートと獣殿のタッグが見れるんか

 

290:名無しの不適合者

お願いだから流出はしないでくれよ……

 

291:名無しの不適合者

>>290 その場合、デボロスタは第二銀泡って扱いになるのかな?知らんけど

 

292:名無しの不適合者

>>291 分からん。仮に今、良い影響があったとしても原作終盤への影響が不安だから……取り敢えず、やらないに越したことはないよ。怖いし

 

293:練炭

じゃあ、俺も二人のストッパーとして同行しよう。かつてのようにはならないと思うが、念の為だ。それにラインハルトが言うように人手も戦力も、多いに越したことはないだろ?

 

294:名無しの不適合者

めっちゃ助かる

 

295:名無しの不適合者

流石に主人公が過ぎるな

 

296:メインヒロイン(反転)

ん、じゃあ私は運搬役に立候補する

 

297:冥土帰し

僕は医務室の方で待機してるよ

 

298:影ちゃん

では私とアムルも行くとしよう

幸い、アムルからも許可は取れた

 

299:名無しの不適合者

マジで!?

 

300:名無しの不適合者

しかも、ここから更に募集かけるんだろ?

負ける気がしねぇよ

 

301:名無しの不適合者

祭りじゃぁぁあああーー!!

 

302:名無しの不適合者

じゃあ後で偽パブロヘタラの防衛戦力も募っとくか。こっちは中位〜上位以上の実力者なら誰でも良いから、後で管理人にチャット送っとけよ?

 

303:名無しの不適合者

行くぞ、おまいら!

 

304:名無しの不適合者

絡繰世界との戦争じゃぁぁあああ!

 

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