《銀海総合掲示板》   作:にわか太郎

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※掲示板部分は若干閲覧注意


大提督、ゲットだぜ!

 

「<覇弾炎魔熾重砲(ドグダ・アズベダラ)>」

 

「……なるほど。こうか」

 

大提督の放った蒼き恒星を二律僭主も解析し、それを見様見真似で撃ち放つ。二つの<覇弾炎魔熾重砲(ドグダ・アズベダラ)>が激突し、蒼き炎が空に舞い上がった。

 

その場には濛々と煙が立ち込めていたが、そこを切り裂くように飛び出てきたのは大提督ジジだ。

 

「<深源死殺(ベブズド)>」

 

だが、それを見計らっていたのか否か、二律僭主はすかさず魔法陣を描く。

 

ノアの掌に深き滅びの力が纏わりついた。

 

それは本来、この時代の二律僭主が覚えるはずもない魔法。しかし、そこを潜るようにして彼は更なる魔法陣を描く。続く二つ目の魔法は──

 

「<背反影体(ダヴエル)>」

 

「……ごふっ……!?」

 

世界の秩序を無視し、影を纏った<深源死殺(ベブズド)>は奴の身体を切り裂いた。だが、それに負けじと大提督も応戦する。しかし、実力差がありすぎた。

 

「……貴様、やはり私を滅ぼすことが目的ではないな?」

 

いかに大提督が強大な元首といえど、相手は不可侵領海。だが、今の攻撃でジジは理解した。

 

二律僭主は私を滅ぼす気がない。しかし、それは何故だ。大提督がそう考えを巡らせている内に、二律僭主は勝負に出た。彼は魔法を発動する。

 

ノアの根源から夥しい魔力が噴出し、禍々しき力が幼子の身体を渦巻いている。そうして今の今まで傍観に徹していた邪神が徐ろに口を開いた。

 

「……へぇ、アレを使うのかい」

 

彼は口の端を吊り上げ、ノアをニヤニヤと見やる。だが、ノアは変わらず泰然と言葉を返した。

 

「問題ないだろう。なにより、発動の余波だけで滅ぶような世界ではあるまい」

 

「確かにね」

 

「……何を言っている?」

 

その言葉に邪神も納得を示し、彼は再び事態の収束を静かに眺めるつもりらしい。そんな彼らの様子を見て、大提督は怪訝そうにその顔を顰める。

 

しかし、もはや疑問を浮かべるには遅かった。

 

それは遥か先の未来にて、とある泡沫世界の神域により練り上げられるはずだった最強の魔法。

 

根源で凝縮された滅びを解放し、歩を刻むごとに術者の力を底上げする深化魔法。これも本来、この時代では決して見られるはずのない魔法だ。

 

しかし、それは発動された。その名は──

 

「<涅槃七歩征服(ギリエリアム・ナヴィエム)>」

 

ノアは歩を刻み、一歩目を踏み出す。

 

すると、滅びの根源からは膨大な滅びが溢れ、その余波で司令室周辺を無差別に滅ぼしていく。二律僭主の変わりように大提督は魔眼()を見張るが、隙を見計らっていたノアは奴に魔法陣を描いた。

 

「<時間操作(レバイド)>」

 

涅槃七歩征服(ギリエリアム・ナヴィエム)>によって、その深さを増した<時間操作(レバイド)>が大提督の身体に展開される。それは本来、時間を操作するだけの魔法だが、それが深化魔法によって夥しいまでの滅びを伴っている。

 

隙を突かれた奴は、滅びの時間を叩き込まれ、根源以外の全てが時間軸の最果てへと消し飛んだ。

 

大提督の身体は時の流れによる滅びを迎えるが無論、それだけで終わるはずもなく、奴自身は唯一残された根源を起点に自らを蘇生する。

 

「そうはいかんよ。終わりだ、二律僭主」

 

蘇った刹那、奴は銃口に莫大な魔力を込めた。それは今までとは比にならない魔力量だ。それこそ並の小世界であれば、軽く五度は滅びるだろう。

 

しかし、反撃に転じようとした次の瞬間──

 

「……な、に……?」

 

大提督の視界がブレた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「終わったか」

 

二律僭主がそう口にすると、地面へと視線を向ける。そこにあったのは大提督の首だ。奴が蘇った刹那、二律僭主は掌に集めた影にて手刀を作り、大提督の首を即座に切り落としたのである。

 

二律僭主は一息だけ間を置き、魔法を解除する。

 

「……貴、様。どう、するつもり、だ……」

 

大提督は二律僭主に問うが、彼はジジに目線を向けるだけで声を発そうともしない。

 

だが、しばらくしてノアは邪神に声を掛ける。

 

「いいのか?」

 

「うんうん、バッチリだよ!あとはここをこうして、こうすれば──」

 

すると邪神の影が銀色に染まり、やがて首無しの人型へと姿を変えていく。それはどろりとした水銀で構成された人工の神族──絡繰神である。

 

ナイアルラトホテップは大提督の首を持ち上げ、首なき絡繰神に大提督の頭部を継ぎ合わせた。

 

瞬間、水銀の人形がうねうねと液体金属のように変形していく。そして──

 

「──なるほど。魔弾世界の元首、大提督ジジか。器や化身としてはそこそこの性能だ」

 

それは大提督ジジの声だった。

 

否、声だけではない。その姿形から能力、記憶、人格に至るまでの全てが大提督そのものだ。

 

本物と比べても何ら遜色などないだろう。

 

「さて。化身になったから分かっているとは思うけど、キミには今まで通り──」

 

「皆まで言わずとも理解している」

 

邪神の言葉に化身たる大提督は目を瞑り、頷く。

 

「……そっか。じゃ、頼んだよ。とりあえず、ボク達は魔弾世界に(もたら)した被害を無かったことにしてから帰るから」

 

「承知した」

 

そう大提督が返すと、彼らは何を言うでもなく後方の通路へと踵を返し、司令室から退室した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

765:這い寄る混沌

……と、まあこんな感じだったよ

 

766:名無しの不適合者

はえー、意外とあっさりしてるのな

 

767:名無しの不適合者

うーん、なんかなぁ……

味方側が強すぎて緊張感がないのよな

もっと逼迫した状況が起こってもええんやで?

 

768:名無しの不適合者

>>767 何をほざいとるんや

ワイらの目的は原作キャラの更なる救済やぞ?

緊張感もクソもあるか、暇してるなら働けや

 

769:名無しの不適合者

>>768 初めて聞いたんだが?

 

770:名無しの不適合者

そら今、初めて言ったからな

 

771:名無しの不適合者

うーん、この

 

772:名無しの不適合者

報連相は社会人の常識ですよ?

 

773:名無しの不適合者

スレ民の大半は普段、働いてない社不やぞ

 

774:名無しの不適合者

>>773 名無しの不適合者ってそういう……

 

775:名無しの不適合者

説得力が増したわね

 

776:名無しの不適合者

脱線しまくってるの草

 

777:名無しの不適合者

んで、ここからどう原作に合わせていくかが問題よな。……イッチが独断行動を起こしまくる問題児すぎて草も生えないんだが。あとワイのレス、丁度ラッキーセブンやんけ!誰か祝ってや

 

778:名無しの不適合者

おめやで

 

779:名無しの不適合者

おめ

 

780:名無しの不適合者

おめでとう

 

781:彗星の大蜘蛛

ホントだ、おめでとう

 

782:楽園の巫女

おめでとう

 

783:48人目のマスター

おめでとうございます!

 

784:水銀ニート

\(≖‿ゝ )/

 

785:>>777の人

皆、ありがとうやで!

 

786:名無しの不適合者

 

787:名無しの不適合者

暖かいなぁ

 

788:名無しの不適合者

それより、何かを忘れている気がするんだが

 

789:名無しの不適合者

おまいら現実逃避するな

 

790:名無しの不適合者

邪神ズと獣殿と裸エプロン先輩には、管理人と蓮君と安心院さんの長時間の説教が待っています

 

791:這い寄る混沌

 

 

792:獣殿

 

 

793:碇シンジ(負完全)

 

 

794:名無しの不適合者

当たり前だよなぁ?

 

795:這い寄る混沌

で、でも結果的に万々歳だったんだからさ?

ここはお咎めなしってことで……

 

796:名無しの不適合者

>>795 そういや管理人が「今度会ったら、本体化身含む全個体を野◯先輩に改変してやる」って白目剥きながら廊下で呟いていたのを見たんだが

これ、明らかにお前さんのことだよな?

 

797:這い寄る混沌

 

 

798:名無しの不適合者

流れ、変わったわね

 

799:名無しの不適合者

【悲報】独断行動の代償、思ったよりも重かった

 

800:管理人

お前、絶対に許さんからな

 

801:ゴクウサー

……おめえはすげえよ

よくひとり(?)でがんばった……

たったひとり(?)で……

こんどは いいヤツに生まれ変われよ……

一対一で勝負してえ……

待ってるからな……

オラも もっともっとウデを上げて……

 

またな!

 

802:名無しの不適合者

国民的主人公にも見捨てられる邪神の図で草

 

803:名無しの不適合者

悟空も見捨てるレベルで草

 

804:這い寄る混沌

草生やしてないでボクを助けてくれないかな!?

 

805:名無しの不適合者

駄目です

 

806:這い寄る混沌

あああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!

 

807:名無しの不適合者

ナイアルラトホテップくん

ど、どうしたんだ。いきなり大声出して

 

808:名無しの不適合者

なんでもな(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!

 

809:名無しの不適合者

ウ゛ォエッ!!!!!

 

810:名無しの不適合者

やりますねぇ!

 

811:名無しの不適合者

へっ!きたねえ花火だ

 

812:名無しの不適合者

この流れで本当に汚いの草

 

813:名無しの不適合者

……俺達、何の話してたんだっけ?

 

814:名無しの不適合者

さあ?

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