《銀海総合掲示板》 作:にわか太郎
数日後──
無神大陸。二律僭主の古城。
「きゃっ、きゃっ!」
「……いっ、痛たたたた!!お、おい!やめろ、離せ! 俺の顔はゴムじゃねぇんだぞ!?初っ端からクライマックスな勢いで引っ張るんじゃねぇ! 鼻が、鼻がもげる!!」
辺りに喧騒が響いている。
深層十二界が一つ、無神大陸の古城。現在、そこでは三つの影がひっきりなしに動いていた。
悲鳴を上げているのは
「おいカズマ、動くな!余計に鼻も頬も伸びるだろ!よしよし、ジャミル君?こっちを見るんだ」
そんなカズマを宥めるようにして、彼から赤ん坊の興味を自身に逸らそうとしている者の姿も見えた。それは転生者の一人、
今、彼らは二律僭主の古城にある一室で、ジャミルのお守りを任されているのだ。
「いや助けるなら言葉じゃなくて、物理的にこいつを引き剥がしてくれ──ってオイ!鼻を摘もうとするんじゃ……うぐぉっ!?!?」
カズマが涙目で叫ぶ。だが、赤子のジャミルは「だぁー!」と上機嫌な声を上げ、さらに力を込めてカズマの鼻を摘み上げた。そんなジャミルだが、元からここまで元気だったわけではない。
元々、ジャミルは根源の欠けた赤子だった。
それが、二律僭主の<
「あー……これは元気すぎて困るパターンだな。おいカズマ、諦めろ。子供の成長は早いんだ、今のうちにたっぷり愛されておけよ」
「これが愛かよ!?おい誰だ、ここにジャミルを連れてきたのは!!!」
「お前だよ。ジェインさんがノアと今後の相談をしてる間、その場の流れでお守りを引き受けたのは何処のカズマさんでしたっけ?」
「クソったれぇええええええええええ!!!!」
スバルが意地悪く笑いながら、手元のガラガラを振る。だが、ジャミルの興味は依然として、カズマの鼻と顔面に集中していた。
その騒ぎを穏やかに見守りながら、ノアとジェインは対峙していた。彼の表情からは数日前までの悲壮感は消え、父親としての穏やかさがあった。
「……騒がしくして申し訳ない、二律僭主」
「構わぬ。それで、これから卿はどうするつもりだ?聖剣世界へ戻れば、卿は罪人として裁かれることになるだろう」
ジェインは視線を落とし、自らの手を見つめた。
虹路に背き、不可侵領海と接触した代償は重い。だが、その瞳に後悔の色は微塵もなかった。
「ハイフォリアには……戻りません。秩序に背いた私が戻れば、主であるレブラハルド男爵にまで累が及ぶ。私はこの地で、ジャミルと共に生きていくつもりです」
「無神大陸で、か」
「ええ。ここには秩序による救済はないかもしれません。ですが、少なくともあの子が笑って過ごせる自由がある。母親のいない今、私は父としてあの子を守ってやりたい」
ジェインは深く頭を下げた。
「偉大なる二律僭主よ。厚かましい願いなのは承知の上。だが、もし許されるのなら、この無神大陸の片隅に我らの居場所を頂けないだろうか」
ノアは無表情のまま、しばらく沈黙した。
傍らに控えていたロンクルスが、主の真意を測るように目を細める。
「いいだろう」
ノアは短く答えた。
「私は世界が救わぬ者を救う。秩序に背いた卿らは、私の庇護下にあるべき者たちだ。城の下層にある空き部屋を使うといい。あそこで騒いでいる彼らもいる。しばらくは退屈せずに済むだろう」
「この恩、一生忘れません」
ジェインがそう声を発した途端、横から一段と大きな絶叫が響き渡った。
「あーっ! こらジャミル!カズマの財布を口に入れちゃダメだって!汚いから!ペッしなさい、ペッ!!」
「ぎゃああああ!俺の全財産がっ!よだれでドロドロにぃぃぃ!!」
二人は思わず顔を見合わせた。
「退屈しないだろう?」
ノアが僅かに口角を上げると、ジェインも苦笑いを浮かべた。そして──
「……ところで」
ノアは一息つき、ジェインを見上げる。
「卿に一つ、頼みがある」
◇
95:名無しの不適合者
……おー、なるほど。ここで<
96:名無しの不適合者
ほう、考えたな
97:影ちゃん
この方が後腐れもあるまい
98:名無しの不適合者
まあ確かにね
99:名無しの不適合者
言い方が悪くなるけど、恩を売っておくことで譲ってもらいやすくしたのよね。流石だで
100:名無しの不適合者
これで後々のルナやレブラハルドとの関係も繋ぐことができる、と
101:名無しの不適合者
ひとまず安心やね
102:名無しの不適合者
というか、その横にいるカズマさん。ジャミル坊に気に入られすぎてて草やで
103:名無しの不適合者
めっさ顔掴まれとるやん
104:名無しの不適合者
よっぽど気に入ったんやろなぁ
105:名無しの不適合者
スバルも引き剥がそうとしてるけど……
106:名無しの不適合者
あ、カズマさんの鼻掴んで耐えてますね
107:名無しの不適合者
かわいい
108:名無しの不適合者
かわヨ
109:名無しの不適合者
草
110:名無しの不適合者
ジャミル、元気になったんだなぁ
111:名無しの不適合者
112:名無しの不適合者
>>111 ええやろ?
113:名無しの不適合者
>>111 可愛いはこの海の正義やぞ
114:名無しの不適合者
>>113 つまりジャミルは正帝だった……?
115:名無しの不適合者
完全なる正義ってそういうことじゃねぇよ
116:名無しの不適合者
ワンチャン、ワイらの想いが<虹路の泉淵>に届いてジャミルが正帝になる可能性が……
117:名無しの不適合者
>>116 あってたまるか(白目)
118:名無しの不適合者
というか、この時代に<虹路の泉淵>は無いやろがい!第一、俺らの想いが届くわけねぇだろ
119:名無しの不適合者
>>118 いや、分からんぞ?未来のセリスの想いが、過去の<追憶の廃淵>に届いてノアが生まれたからな。そんな原作の描写からも分かる通り、《淵》って時間軸を無視できるっぽいのよ
まあ、他の解釈もあるかもしれんが……
120:名無しの不適合者
じゃあマジでジャミルが、銀水聖海の正義になる可能性が微レ存……?
121:名無しの不適合者
おめぇら、馬鹿なこといってねえで働け
122:名無しの不適合者
真面目に議論し始めてて草なんだ
123:名無しの不適合者
それよりも、これから先の展開をどうにかしないといけねぇべさ。まだまだ変えるべき原作の流れは山ほどあるぞ、そっちはどうするのよ?
124:名無しの不適合者
>>123 思ったんだけどさ
125:名無しの不適合者
何だ?
126:名無しの不適合者
先回りしてムルガとデュエルニーガの問題を今から解決しちゃった方がよくないか?というか今の内に、そちらさんとも関係は作っておきたいし
127:名無しの不適合者
あーね
128:名無しの不適合者
確かに、原作通りに進める必要もないか
129:名無しの不適合者
じゃあどうするよ?
130:名無しの不適合者
ノア経由でアムルに連絡するしかないだろ
131:名無しの不適合者
>>130 せやね
132:名無しの不適合者
てことで……見てます?ノアさん
あのですね、今の情報をアムルさんに……
133:影ちゃん
>>132 その必要はない
134:名無しの不適合者
え?
135:名無しの不適合者
なんでです?
136:影ちゃん
アムルは既に深淵世界に向かっている
137:名無しの不適合者
>>137 ファッ!?
138:名無しの不適合者
早い(確信)
139:名無しの不適合者
不言実行で草
140:名無しの不適合者
全力でお父さんを遂行しに行ってるの草
141:名無しの不適合者
>>140 だけど彼、まだ五歳ですけどね
142:名無しの不適合者
そういやそうだったわ
143:名無しの不適合者
にしては、あまりに大人びすぎてるのよ
144:名無しの不適合者
ノアとアムルの二人ともね。精神性が並の大人よりも、よっぽど成熟しきっているのがな
145:名無しの不適合者
ノアは<廃淵の落とし子>だから
そして、アムルは《心火の魔眼》により、その根源が知識などを収集しているからだと思われる
146:名無しの不適合者
それよりもムルガ、デュエルニーガ、アムルの三人家族がこんなに早い時期に見られるなんてな
いやぁ人生、何が起きるか分からん
147:名無しの不適合者
>>146 人生、何が起きるかわからんのよって……ワイらの場合、銀水聖海への転生がそうやろ
148:名無しの不適合者
たし蟹
149:名無しの不適合者
まず転生の秩序すらないのに、なんで転生できたんやろな。それが最大の疑問すぎるンゴ
150:名無しの不適合者
>>149 分からん。ただ有識者の間じゃワイらは自覚がないだけで、何処かしらの《淵》から産まれ落ちたってのが有力な説らしいけど……
151:名無しの不適合者
ホンマか?
152:名無しの不適合者
>>151 分からん言うとるやろ、タコ
……ただ、それが本当ならワイらは《淵》から産まれ落ちた一種のバグ──つまりは異常個体か何かなんやろ。多分、ワイらの小世界も《淵》が原産とちゃうか?それが<追憶の廃淵>なのか、はたまた何の《淵》なのかは皆目見当もつかんが
153:名無しの不適合者
はえー
154:名無しの不適合者
考えたこともなかったわ
155:名無しの不適合者
やるやん有識者
156:名無しの不適合者
ま、何はともあれだ。ワイらは結局、銀水聖海の外からの漂流者なんやろ?なら精一杯、今の生を自由気ままに謳歌させてもらおうじゃないのさ
157:名無しの不適合者
>>156 違いない
158:名無しの不適合者
せやな
159:名無しの不適合者
そのマインドは評価してやらんでもない
160:愚地独歩です……
>>159 なんだァ?てめェ……
161:名無しの不適合者
>>160 ──独歩、キレた!!
162:名無しの不適合者
*1お前、まさか別スレの若干上から目線君か?
163:名無しの不適合者
>>162 アレ、言うほど若干じゃなかっただろ
164:名無しの不適合者
>>159 本当に上から目線なの草やで
165:練炭
落ち着け
……それでだ、ノア。お前は銀水聖海における、現在のアムルの動向は把握しているのか?
166:影ちゃん
ああ
167:練炭
なら、問題ない。何かあれば引き続き、アムルの動向を俺達に知らせてくれ。話は以上だ
168:名無しの不適合者
…………
169:名無しの不適合者
流れがスムーズ過ぎて何も言えねぇ……
170:名無しの不適合者
いかに、普段のワイらの話が脱線しているのかを思い知らされたな。反省はしないけど
171:練炭
>>170 いや、少しは悔いろよ
172:名無しの不適合者
草
173:名無しの不適合者
草
174:名無しの不適合者
草
175:名無しの不適合者
乙やで
176:名無しの不適合者
大草原が過ぎる
177:>>170
(^^)
178:名無しの不適合者
>>177 なにわろ
179:名無しの不適合者
笑ってんじゃねぇぞ!
180:名無しの不適合者
>>177 その心、笑ってるね!?
181:名無しの不適合者
そら笑うやろ、こんなん
182:名無しの不適合者
お前ら、練炭も言ってたけど落ち着け
183:名無しの不適合者
>>182 すんません
184:名無しの不適合者
>>182 すみません……
185:名無しの不適合者
すんまへん
186:名無しの不適合者
すいまえんでした;;
187:名無しの不適合者
冨岡義勇が腹を切ってお詫び致します
188:富岡さん
……!?
189:名無しの不適合者
またしても何も知らない冨岡義勇さん(21)
190:名無しの不適合者
>>170を悔いさせたい練炭VSまたしても何も知らない冨岡義勇さん(21)VSダークライ
191:名無しの不適合者
>>190 ダークライを酷使するな(戒め)
192:名無しの不適合者
ダークライ、とばっちりで草
193:練炭
いや、俺は別にそうまでして>>170を悔いさせたいわけではないんだが……
194:名無しの不適合者
冨岡さん、何かごめんね?
195:富岡さん
気にしていない。次は法廷で会おう
196:名無しの不適合者
>>195 めっちゃ気にしとるやんけ!
197:名無しの不適合者
富岡さんもダークライも、何なら練炭も完全にただのとばっちりなの草やで
198:名無しの不適合者
まず人を勝手に戦わせるなよ
199:名無しの不適合者
>>198 正論
200:名無しの不適合者
>>198 ぐう正論すぎて何も言えねぇ
201:名無しの不適合者
いや、それ以前に本当に脱線しすぎだろ
最初の話題、何だったのか遡って読んでこい
202:名無しの不適合者
えーっと、>>95レス目辺りの……
203:名無しの不適合者
<
204:名無しの不適合者
>>203 そう、それ!!
205:名無しの不適合者
よくもまあ、ここまで話が逸れるよな
206:名無しの不適合者
お前ら酷すぎだで
207:名無しの不適合者
そして今は深淵世界でのアムル達の動向を観察しようという話になっていたはずなんだけど
208:名無しの不適合者
本当にスマソ
209:名無しの不適合者
もう邪魔はしないと誓います
210:名無しの不適合者
>>209 何に?
211:>>209
心に誓いマンモス
212:名無しの不適合者
>>211 おれの怒りが有頂天になった
213:>>209
おいィ?お前らは今の言葉聞こえたか?
214:名無しの不適合者
聞こえてない
215:名無しの不適合者
何か言ったの?
216:名無しの不適合者
俺のログには何もないな
217:>>212
こういう時だけ無駄に団結力があるの何なん?
マジでかなぐり捨てンぞ?
218:AL-1S
アリス、何となく古臭さを感じます……
219:名無しの不適合者
これは酷い(白目)
220:名無しの不適合者
と・に・か・く!!!これからアムル達の動向をスレを通して確認していくぞって話でおけ?
221:名無しの不適合者
おけ
222:名無しの不適合者
おけ
223:名無しの不適合者
おけやで
224:名無しの不適合者
OKじゃないやついる?
225:名無しの不適合者
いねぇよなぁ!!?
226:名無しの不適合者
草
227:名無しの不適合者
とりあえずは大丈夫っぽそう
228:名無しの不適合者
みんな、丸太はもったな!!
229:名無しの不適合者
>>228 もってねぇよ
230:名無しの不適合者
スレに書き込む準備なら何時でも
231:名無しの不適合者
イクゾー!
232:名無しの不適合者
デッデッデデデデ!(カーン)デデデデ!
233:名無しの不適合者
>>232 カーンが入ってる+114514点
234:名無しの不適合者
最後まで酷くて草
※ちなみにノアは基本、ROM専だったりします