《銀海総合掲示板》 作:にわか太郎
550:名無しの不適合者
一時はどうなることかと思ったが無事、大魔王に謁見できるみたいで安心やね(ニッコリ)
551:名無しの不適合者
ええやん
552:名無しの不適合者
まだ穏便に済まない可能性が微レ存()
553:名無しの不適合者
そんなこんなで噂している間に、もう魔眼世界に着いたみたいですねぇ
554:名無しの不適合者
あー、やっぱり空は赤いのな
555:名無しの不適合者
>>554 そらそうよ
556:名無しの不適合者
>>555 は?
557:名無しの不適合者
草
558:名無しの不適合者
草
559:名無しの不適合者
>>555 いかんでしょ
560:555
(^^)
561:名無しの不適合者
なにわろ
562:名無しの不適合者
え、なに。どういうこと?
563:名無しの不適合者
>>562 空が赤いな→
564:名無しの不適合者
あー、なるほど把握
565:名無しの不適合者
くっだらねぇ……
566:名無しの不適合者
…………おい
567:名無しの不適合者
>>566 どうした、事件か?
568:名無しの不適合者
事件も事件、大事件だよ
569:名無しの不適合者
どゆこと?
570:名無しの不適合者
◇
深層十二界。魔眼世界ゴーズヘッド。
船内にて、大魔王ジニアと邂逅して数十分。船員達は大魔王に客として、ある小世界に招かれた。
彼に案内され、一行が入界したのは魔眼世界ゴーズヘッド。深層十二界で唯一、大魔王ジニア・シーヴァヘルドが直接治めている小世界である。
銀泡に入界し、魔眼世界の黒穹を降下していくと、見えてきたのは真紅の大空だ。
そして空に浮かぶ太陽も真っ赤に染まっており、まるで誰かの目が如き不気味な威容をしている。
そうして真っ赤な空をストーム・ボーダーにて飛び続け、見えてきたのは空に浮かぶ巨大な球だ。その周囲をドーナツのように輪が覆っている。
近づいて見てみれば、その球は城だった。
一行は輪の部分に着陸し、降り立つ。
そこから城に向かって橋がかけられており、橋を渡れば城門が見えた。
そこにネモが手を触れると、城門が音を立てて開いていく。そうして広いエントランスを抜け、奥まで歩いていくと、再び豪奢な門が現れた。
開け放てば、そこは玉座の間だ。
最奥には禍々しい玉座があり、そこには先程まで一行の案内をしていた大魔王が座していた。
「さて、改めて事情を聞こう。お前達が如何な用で、この領海に足を踏み入れたのかをのう」
大魔王は柔らかい笑みを浮かべ、一行に優しく語りかける。まるで家族に接しているかのように。
そこに戦意や敵意などは一切、介在していない。あるのは純粋な疑問と興味のみだ。ゆえに──
「単刀直入に言おう、大魔王。僕達は深層十二界へ……より正確に言えば、有翼世界アリファーバへ観光しに来ただけなんだ。信じられないかもしれないが……」
「む?」
ネモの言葉に、大魔王は僅かに目を丸くした。
ふむ、と大魔王ジニアは白髭に手をやる。そうして一行を、その
「──なるほどのう」
一行の深淵を覗いたのか、興味深そうに大魔王は唸る。一方で、彼らの額には脂汗が滲んでいた。
「その言葉に偽りなし、か。分かってはおったが……しかし面白いのう、お前達」
ほっほっほ、とジニアは笑声をこぼす。
「
「……!やっぱり分かるんだな」
リムルは言った。
「左様。お前達以外に、こちらを覗いておる者達ものう」
◇
575:名無しの不適合者
……!?
576:グランドロクデナシ
バレてるねぇ。見事なまでに
577:名無しの不適合者
薄々、そんな気はしていたけどな
578:千年陛下
──なるほど、流石は大魔王というべきか
579:名無しの不適合者
怖E
580:島根の吉田くん
島根じゃよくある話ですよ
581:名無しの不適合者
>>580 んなワケあるか
582:名無しの不適合者
まあ何にしろ、大魔王は俺らのレスを認識しているっちゅーこった。本当に
583:名無しの不適合者
管理人。この掲示板、不可侵領海でも見抜けない通信魔法だって豪語してなかったっけ?
584:管理人
……何事にも例外というのはあるものです
◇
「……すまなかったね、隠し撮りをするような真似をして。些か、配慮に欠けていたよ」
ネモは謝罪の弁を述べ、軽く頭を下げるが、大魔王は軽く手を挙げてそれを制した。
「よいよい、儂も得難い経験をさせてもらった。これくらい、どうということはない」
「それじゃあ──」
「よかろう。今、有翼世界の魔王は空席じゃ。存分に見てくるが良い」
彼は首肯し、有翼世界への立ち入りを許可する。
一行は互いの顔を見つめ合い、その顔には笑みを浮かべさせていた。
「だが、一つ条件がある」
突然の言葉に、一行は不安に眉を顰める。
「……それは?」
「──深層十二界での行動に限り、儂もその旅とやらに同行させてはもらえんかのう?」