トリガーアーカイブ   作:ヘラモリ

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今回、かなり長いです。どうしてこうなった………。


来馬辰也

ホテルのチェックアウトを終えた来馬は荷物を持ってシャーレへ向かっていた。

来馬が持ってきていた荷物は一日分のみであったため、整理と追加で荷物を持っていくためである。

また、残っている書類の確認、カタカタヘルメット団だった生徒たちののシャーレ受け入れについての話し合いも残っているのである。

 

 

「やっと帰ってこれたね。」

 

『お疲れ様です、来馬先生。』

 

「ちょっと喉乾いちゃったからコンビニで飲み物買っていこうか。」

 

 

シャーレのあるサンクトゥムタワーに到着した来馬だったが、喉が渇いていたため一階に併設されているコンビニ「エンジェル24」へ飲み物を買いに行くことにした。

来馬が天然水のボトルを持ってレジに向かうと、良くこのエンジェル24でバイトをしているソラと出会う。

来馬はソラに挨拶をしつつ、会計をお願いする。

 

 

「お疲れ様、ソラちゃん。何か久しぶりな感じがするよ。」

 

「こんにちは、来馬先生。先週からテスト期間が続いていたのでバイトを休んでいたんです。」

 

「そうなんだ。それじゃあ……このイチゴキャンディもお願い。」

 

「分かりました。お会計は………128円になります!」

 

「クレジットカードで。」

 

 

来馬はクレジットカードで会計を済ませる。

支払いが終わると、来馬は購入したキャンディをソラに差し出した。

 

 

「はい、どうぞ。」

 

「えっ、だ、大丈夫です!も、申し訳ないです!」

 

「テストお疲れ様ってことで、良かったら貰ってくれないかな?ささやかなものだけど、ソラちゃんは学業もアルバイトも真面目に頑張っているから。」

 

「…………で、では、い、…いただきます。ありがとうございます、来馬先生。」

 

「はい、どういたしまして。ソラちゃんもアルバイト頑張ってね。」

 

 

そうして、コンビニを出た来馬はシャーレの部室に向かう。

部室に到着すると、そこにはリン、堤、加古、太刀川がおり、二宮のデスクの上にある開かれたパソコンの画面には二宮の姿が映っていた。

 

 

「お疲れ様です、来馬先生。」

 

「おっ、来たか。」

 

「お疲れ来馬、話は聞いているよ。」

 

「みんなもお疲れ様。今日は忙しいところに集まってくれてありがとう。」

 

「大丈夫よ。私の方はトリニティの仕事も一段落してるし。というか、二宮くんと来馬くん以外は今日中はシャーレにいるから問題ないわよ。」

 

『確かアビドスに行った時に鎮圧をしたカタカタヘルメット団をシャーレに迎え入れたいという話だったな。』

 

「俺は良いと思うけどな、元々シャーレに矯正局や不良生徒の受け入れをする計画を立てていたわけだし。」

 

「オレも良いと思うな。」

 

「私もね。そのヘルメット団の子たちは来馬くんの説得で投降してくれたんでしょ?なら、シャーレに来ても変なことをしないと思うわ。」

 

『矯正局で様子を見る必要はあるが………そこで問題がなければ受け入れても良いだろう。』

 

「は、反対の人はいないんだね……。七神さんはどう?」

 

 

太刀川、二宮、加古、堤の四人は来馬の提案に軽く賛成し、来馬はその言葉に困惑する。

誰かから反対意見が出てくると思っていた来馬としては驚いていた。

来馬がリンの方を見ると、リンも太刀川たちと同じように賛成の意を示す。

 

 

「連邦生徒会を代表して申し上げますと、問題は無いかと思います。太刀川先生が仰ったように不良生徒や矯正局に投獄中の生徒の更生・社会復帰のためにシャーレに所属して頂き、先生方を補佐することは先日から計画されていたものですので、そのヘルメット団の生徒たちをシャーレで受け入れることは可能です。」

 

「まぁ、そもそもこの計画も来馬からの提案だからな。この前の会議でも、生徒の受け入れについての最終決定は来馬に任せることになってるからな。」

 

『そうだな。それに、その生徒たちがシャーレでの活動を通して更生し、学校に転校ないし復学することが出来れば好例としてこの取り組みの有用性を示『せんせー!何やってるのー!』『先生が誰と話しているんです!アリスは気になります!』…………少し失礼する。』

 

 

二宮はそう言うと、席を立って先程の声の主たちを部屋から出そうとする。

ちなみに、二宮はマイクを切り忘れていたため、声が丸聞こえである。

画面の向こうからは『えー、何でー!ちょっとぐらいいいじゃん!』『もしかして二宮先生と同じシャーレの先生ですか?アリスも挨拶したいです!』という先程の少女たちの声に混じり、『もう少しで終わるから外で待っていろ。』『モモイ、アリス!先生の迷惑でしょう!』という二宮とユウカの声も聞こえてくる。

しばらくして、二宮が席に戻ってくる。

どうやら、先程の少女たちは外に出せたようだ。

 

 

『すまないな、少しトラブルがあったがもう大丈夫だ。』

 

「ミレニアムの生徒たちは元気な子が多いんだね。」

 

「ミレニアムにも面白そうな子がいるのね。今度行ってみようかしら。」

 

『…………聞こえていたのか?マイクは切ったはずだったが……。』

 

「いや、お前普通にマイク切り忘れてたぞ。」

 

『……………まぁ、さっき話した通りだ。そういう理由もあり、俺はその生徒たちの受け入れに賛成する。』

 

「無かったことにしたな。」

 

「無かったことにしたわね。」

 

 

無かったことにして話を続けようとする二宮を指摘する加古と太刀川に二宮は静かにキレる。

しかし、ここでキレて話を無駄に引き延ばす訳にもいかないと冷静になり、二人の言葉を無視することにした。

 

 

「ま、まぁそれに何かあったとしても隣の地区にはヴァルキューレもあるし、二宮や太刀川、加古ちゃんがいれば、対応できるから大丈夫だと思うんだ。」

 

 

堤が逸れかけていた話を修正する。

二宮と来馬とリンは密かに感謝し、続けてリンも口も開く。

 

 

「それにシャーレは超法規的機関、先の計画に則ったものでなくとも、部員として迎え入れることに問題はありません。」

 

『まぁ、そういうことだ。俺たちとしてはヘルメット団の受け入れに賛成だ。』

 

「本当にありがとう、みんな。」

 

「良いのよ。何だかんだで私たちも来馬くんのお世話になってるし。」

 

「良し、んじゃこれで来馬の方は終わりだな。次は………『例の件』についてだな。」

 

「それについてだが……………」

 

 

そうして来馬の話が終わり、それぞれで受け持っていた調査や活動報告をする。

1時間後、報告が終了して解散になったため、来馬は荷物を整理してシャーレを後にする。

 

 

 


 

 

 

バスに乗って揺られること20分ほど、来馬はヴァルキューレ警察学校の自治区にある連邦矯正局に来ていた。

 

 

「こちらが面会室になります。」

 

「ありがとう、尾刃さん。忙しいのにわざわざ案内させちゃってごめんね。」

 

「いえ、現在はある程度仕事も片付いて時間があるので問題はありません。どうぞ、お入りください。」

 

(この人がシャーレの先生である来馬先生………。三週間ほど前に着任した五人の先生の一人………。あまり悪い人には見えないな………。)

 

 

ヴァルキューレ警察学校公安局の局長である尾刃カンナは初めて会うシャーレの先生の一人である来馬にそのような感想を抱いていた。

 

 

(少なくとも悪い人では無いとは思うが…………、信用に値するかどうかは慎重に見極める必要があるな。)

 

 

しかし、同時に信用にあたる人間であるかどうかを見極めてもいた。

ヴァルキューレ警察学校は連邦生徒会の下部組織であり、防衛室長の下にキヴォトス全土で治安維持活動を行なっている学園である。

そんなヴァルキューレで公安局の局長を務めるカンナは今まで様々な人と会ってきた。

それは優しい人や真面目な人、常識的な人ばかりでは無い。

悪辣な人、優しいふりをした悪人、一線を超えるような行いをしても良心が痛まないような人………。

カンナとしては今後長く付き合っていく可能性が高いシャーレの先生が信用に値する人間かどうかを見極める必要があった。

そんなカンナの心情など露知らず、来馬は強化ガラスを隔てて元カタカタヘルメット団のリーダー、春沢ルエと面会する。

 

 

「一日ぶりだね、ルエさん。元気にしてるかな?」

 

「久しぶり………ってわけでも無いな、来馬先生。私たちは全員元気にやってるよ。」

 

「それは良かった。ぼくも良いニュースがあるから早く伝えたくてきたんだ。みんなのシャーレでの受け入れが正式に決定したんだ。ただ、本当にシャーレに送っても問題無いかの精査があるから一週間は矯正局にいてもらうことになっちゃったけど。」

 

「一週間……?流石に早すぎないか?こういうのって普通は最低でも一ヶ月は見るもんじゃないのか?」

 

 

ルエとしてはシャーレに行くことが出来るのは少なくとも一ヶ月は先であると考えていたため、たった一週間でシャーレに行けると聞いて非常に驚いていた。

 

 

「ぼくも渋い意見とかが出ると思ったんだけど、意外とみんな好意的に受け止めてくれてね。トントン拍子で話が進んで一週間後にってことで決まったんだ。」

 

「そうだったのか……。…本当にありがとう、来馬先生。日陰者だった私たちを寄り添って受け入れてくれたのはあんたが初めてだったよ。」

 

「ぼくはそんな大したことはしてないよ。ぼくからすればたくさんの子に手を差し伸べてくれていたルエさんに感謝したいんだ。」

 

「そ、そうなのか……?私としては大したことはやれてないと思っているが……。」

 

「ヘルメット団の子たち全員が君をあんなに慕ってくれているんだ。頼れる人がいなくて一人だったかもしれないところを拾い上げて、一人として溢れることが無いように守ってきてくれたルエさんだからこそあの子たちも慕ってくれている。だからルエさんはもっと誇ってもいいと思うんだ。」

 

「そうか……。そう言ってくれて嬉しいよ来馬先生。でも、私もまだまだだ。あいつらがもっと自慢できるようなリーダーになれるよう精進していくつもりだ。」

 

 

そう言ってはにかむように笑顔を浮かべるルエ。

そして、二人の会話を聞いていたカンナもまた来馬の言葉に感銘を受けていた。

 

 

(……………この人は……来馬先生はすごい人だ。ただ優しいだけじゃない、真摯に向き合い諭すようにその人にとって必要な言葉を掛けることが出来る人だ。だが………私には少々眩しすぎるな……。)

 

 

カンナは公安局の局長であり、『狂犬』の異名を持つ実力差でもあるが、その実は中間管理職の位置である。

上層部からはカイザーとの癒着による不正な取り引きや犯罪の隠蔽・もみ消しといった悪事の片棒をつがされ、下からは純粋な気持ちで職務を全うする部下たちに罪悪感を募らせる毎日である。

汚職を見逃すしか無い現状でも未だ熱く燃える正義の心を持っている彼女にとって、来馬のような存在は彼女の心に強く沁みていた。

 

 

 

 


 

 

 

 

その後、話を終えた来馬はカンナと別れの挨拶を済ませてアビドスに戻っていた。

アビドスに向かう電車の中で、来馬は先程のルエとの面会で聞き出した情報についてまとめていた。

 

 

「うーん、脅迫かぁー……。」

 

『名前を明かさずに電話とドローンだけでのやり取りというのも気になりますね。』

 

「たぶん、それだけ身柄がバレることを恐れているんだと思うよ。それに、そういうのを恐れているということは依頼をした人は一定以上の地位や名声がある人の可能性があると思うから、全く情報が無いわけじゃないよ。」

 

 

来馬が来馬がユエから聞いた内容を要約すると、こうだ。

 

カタカタヘルメット団へアビドスを襲撃しろという依頼が来る。

ユエが依頼を断る。

その日の夜に団員が何者かの襲撃を受けて怪我をする。

襲撃は依頼人によるものであり、次は根城にしている倉庫を襲撃すると脅す。

ユエは仲間を守るため、苦渋の決断で依頼を受ける。

アビドスを疲弊させるため、適度に襲撃を繰り返していたところに来馬が来て鎮圧される。

 

 

依頼人は徹頭徹尾姿を見せず、電話もボイスチェンジャーを使って話していた。

何者かは全く分からなかったというのがユエの証言である。

相手は徹底的に素性を隠していることからバレたらまずい立場の者…つまり権力者や有名人であるということに絞られる。

しかし、それ以上の情報を得ることは出来ず、その依頼人の正体についてはほぼ平行線のままであった。

 

 

 


 

 

 

来馬がアビドスに到着し、アビドス高校に向かって歩いていると、見覚えのある背中を見つけて彼は話しかける。

 

 

「こんにちは、黒見さん。」

 

「えっ、誰!?って先生か……。」

 

「黒見さんも学校に行くの?良かったら一緒に行かない?」

 

「悪いけど、今日は自由登校日だから学校には行かなくてもいいの。先生もこんな昼近くにうろついてて暇そうね。」

 

 

セリカはツンとした態度で来馬にそう返す。

セリカにとっては未だ来馬がアビドスに協力することを受け入れることが出来なかったようだ。

 

 

「ごめんね、こんな不甲斐ない大人で……。」

 

「………謝らなくて良いわよ。私が勝手に言ってるだけなんだから。気にしなくていいわよ。じゃ、私は忙しいから。先生もダメな大人に見られたくなきゃうろついて無いでさっさと行けば。」

 

 

そう言うと、セリカは踵を返して何処かへ向かって行ってしまった

 

 

 

 


 

 

 

 

「いらっしゃいませー!一名様でよろしいでしょうか?」

 

 

時刻は十二時半、多くの人が昼食をとる時間帯にセリカはアビドスにある柴関ラーメンでアルバイトをしていた。

理由はもちろん、アビドスの借金を返済するためである。

彼女はこの店の店主である柴大将を半ば無理を言って、アルバイトとして雇ってもらっていたのだ。

今や常連客からは柴関の看板娘とも言われるほどに接客をする姿が板についていた。

そして、この日もまたバイトをしていたセリカは昼時にやってくる客の接客をしており、扉の鈴が鳴り、入店した客の接客をしていた。

 

 

チリンチリン

 

 

「いらっしゃいませ!何名様で…………ってええっ!?」

 

「やっほー、セリカちゃん。来たよー。」

 

「お疲れ様です☆セリカちゃん!」

 

「お疲れ。」

 

「ご、ごめんねセリカちゃん……。私と先生は止めてたんだけど……。」

 

「お疲れ様、黒見さん。」

 

「せ、先生まで……!?」

 

 

ホシノたちの突然の来訪に驚いてしまうセリカ。

すると、一人の獣人………この柴関ラーメンの店主である柴大将が話しかけてくる。

 

 

「セリカちゃん、おしゃべりはそこまでにして、お客さんを案内してくれ。」

 

「うう……はい、大将。こ、こちらの席へどうぞ………。」

 

 

セリカの案内によって席に着いた五人は各々で注文をとる。

 

 

「今日のお昼ご飯はぼくの奢りだから好きなものを注文しても良いよ。」

 

「おお〜、先生も太っ腹だね〜。じゃあおじさんは柴関ラーメンの特盛(税込790円)にしようかな〜。」

 

「ホシノ先輩、そんなに高いものを頼んでは、先生に失礼ですよ!」

 

「大丈夫だよ、奥空さん。みんなも遠慮せずに頼んでいいからね。取りあえず、ぼくは柴関野菜ラーメン(税込680円)にするよ。」

 

「じゃあ、私は柴関ラーメン(税込560円)をお願いします♪」 

 

 

シロコとアヤネ、そして特盛は食べ切れないということでホシノも柴関ラーメンを注文し、ラーメンを食べる。

すると、近くに座っていたノノミが来馬にこっそりと話しかける。

 

 

「先生、本当に大丈夫ですか?私のカードで代わりにお支払いしましょうか?」

 

「大丈夫だよ。奢るって言ったのはぼくの方からだから。ノノミちゃんもお金のことは気にしなくて良いよ。」

 

「そ、そうですか……。では、私も遠慮なくご馳走になりますね☆」

 

 

しばらくして、ラーメンを食べ終えたホシノたちは外で待機する。

セリカは忙しなく他のお客の皿を片付けいた。

来馬が会計をしていると、一人の獣人が彼に話しかける。

 

 

「あんたが噂のシャーレの先生かい?」

 

「はい、シャーレの先生をしている来馬辰也です。えっと……店主の方で合ってますか?」

 

「ああ、柴大将って呼んでくれ。見たところ、アビドスの子たちを色々と手伝ってくれてるみたいだな。俺はあの子たちにラーメンを作ってやるくらいしか出来ないが、シャーレの先生は色々なことが出来ると聞く。ぜひあの子たちの力になってやってくれないか?」

 

「いえいえ、それを言うならぼくの方ですよ。ぼくはつい最近来たばっかりで、アビドスの子たちの力にはあまりなれていません………。それでも、柴大将はあのおいしいラーメンであの子たちのお腹を満たしてくれる、それは柴大将にしか出来ないことですし、本当にありがたいと思っています。」

 

「ははっ、そいつは嬉しいね。シャーレの先生からそう言ってもらえるなんて、このアビドスでラーメン一筋でやってきた甲斐があるってもんだ。でも、あんただってよく頑張ってくれているさ。あの子たちの会話を聞いていれば分かる。あんたはアビドスのために良くやってくれているさ。」

 

「それは嬉しいです。これからもあの子たちの力になれるように頑張ります!それではごちそうさまでした。」

 

 

そうして、来馬とホシノたちは共にアビドスへ戻っていった。

 

 

 


 

 

 

「お疲れ様でしたー!」

 

 

夜になり、バイトを終えたセリカは挨拶をして裏口から表の通りまで出ていく。

すると、そこには懐中電灯を持った来馬がセリカを待っていた。

 

 

「お疲れ様、黒見さん。」

 

「げっ、先生………。な、何でここにいるのよ!もしかして、私が終わるまでずっと待ってたの!?」

 

「黒見さんが心配で。それにぼくも黒見さんとは仲良くなりたくて。自分勝手な理由だけど、迎えに来たんだ。」

 

「心配なんていらないわよ!帰り道はわかってるから!それじゃ!」

 

 

そう言うと、セリカは家のある方向へ駆け出していき、それを見た来馬は急いで追いかける。

角を曲がり、表の明るい通りから月明かりと少しの街灯が照らされる少し狭い道に入った時、目の前に巨大な暗闇が出現する。

夜の闇の中でも周囲を飲み込んでしまうような暗闇から二つの白い物体が姿を現す。

そこから現れた物体にセリカはその得体の知れぬ物体に驚き、追いついた来馬はそれがここにいるはずの無いものであることに驚く。

 

 

「なに………これ………!?」

 

「こ、これはトリオン兵………!?何でここに……!?」

 

 

二人の前に立ちはだかるのは二体のトリオン兵―――モールモッドとバンダーであった。




ワートリ最新話が来ましたね。私は単行本派ですが、ちょっと掲示板を覗いた感じ、今回から長時間戦闘試験が始まるみたいですね。楽しみです。
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