特級呪術師のデストピア   作:クモッ!

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 気づけばStellar Bladeのコラボの終わりが近づいてきました。その次にnier:Automataの復刻、そして水着イベント...コブラかな??

『もうすぐイベントが終わる。』

「イベントが終わるとどうなる?」

『知らんのか?...
イベントが始まる。』


ジェムが心配です。


追跡、狩るか 狩られるか

 シュエンの一方的なメールによって、任務を続行する事になった夏油たち、しばらく歩いている内に日は沈み、夜になっていた。

 ラピは廃墟になった家を見つけ、野営して休むよう提案する。

 

 

ラピ「今日はここで野営しましょう。」

 

夏油「そうだね...日も沈むと敵の目視範囲が狭まるしね。」

 

ラピ「そして、指揮官は体力を回復する必要があります。」

 

夏油「...どのぐらい休憩できそうなんだい?」

 

ラピ「この倒壊した建物に入り、更に周囲500mまでデコイを撒いておきます。4時間くらいは凌げるでしょう。」

 

夏油「...分かった、ここで休憩しよう。」

 

 

 端末から時間を確認しラピの提案を了解した夏油を見て、アニスは腕を伸ばしながら準備を始める。ネオンは初めての野営にはしゃぐ。

 

 

アニス「うぅ〜んっ、地上での野営は久しぶりね。」

 

ネオン「わあ、私、野営は初めてです! 取り敢えず火を起こしましょうか?」

 

ラピ「キャンプファイヤーはダメ。」

 

 

 ラピはネオンが制止する中、ミハラがデコイの設置を名乗り出る。しかし、ラピがデコイを設置すると言う。

 

 

ミハラ「デコイは私たちが撒いてくる。」

 

ラピ「いえ、私が行く。貴方たちはここで休んで。」

 

ミハラ「......」

 

ユニ「ミハラ。ユニ、疲れた。」

 

ミハラ「そう? じゃあ、お願いするわ。」

 

 

 ミハラはラピの申し出に難色を示すが、ユニが疲れている事を伝えられると、ラピの提案を受け入れる。ミハラはボロボロになった絨毯の上に座り、ユニはミハラの膝を枕にして眠りにつく。

 夏油もなるべく体力を温存するために、埃まみれのソファに座り眠り始める。

 

 周囲が眠りにつく中、アニスはミハラに対して、ユニとの関係について質問する。

 

 

アニス「ねえ、ミハラ。」

 

ミハラ「何?」

 

アニス「あなたたち、どういう関係なの?」

 

ミハラ「ふふ、どうしてそんな事を聞くの?」

 

 

 ミハラはアニスの質問に対して質問を返し、アニスはその質問に答える。

 

アニス「ユニがあなたに、すごく頼ってるみたいだけど。」

 

ミハラ「頼る? ユニが?...ふふ、違うわ。お互い、仕方なく一緒にいるだけ。

 人と人の関係って、よく歯車に例えられるでしょ? 私とユニはその歯車が凄く歪んでいるの。他の人とは付き合えないわ、その歪みのせいで。」

 

アニス「......」

 

 

 ミハラの返答に、沈黙するアニス。戦闘時の痛みや傷に対して喜ぶミハラと、ご褒美と称して肌をつねって喜んだユニを見たアニスは、ミハラの言う《歪んだ歯車》のような関係に納得した。

 

 納得した様子のアニスを見て、眠っているユニの頭を優しく撫でながら、話を続けるミハラ。

 

 

ミハラ「でも、その歪んだ歯車がぴったりはまる場合もあるの、私とユニのようにね。歪んだ歯車だけど、お互いにぴったりはまる。

 ...ふふ、傍からみると、結構醜い姿かもしれないわ。」

 

ネオン「違います。きれいです。」

 

ミハラ「...ありがとう。」

 

 

 ネオンの言葉に面食らいながらも感謝するミハラ。アニスはミハラの言っていた歯車について考えてる中、ミハラがアニスの関係について聞く。

 

 

アニス「歪んだ歯車ねぇ...」

 

ミハラ「じゃあ、今度は貴方たちの番よ。」

 

アニス「うん?」

 

ミハラ「貴方とラピ、随分長いこと一緒だったんでしょう? 見れば分かるわ。ネオンは...新入りのようだし。」

 

ネオン「はい。秘密ですけど、実は私、スパイなんです。」

 

アニス「凄い秘密よね、確かに。」

 

ミハラ「へえ、そうなの。」

 

 

 ネオンが口を隠しながら、ミハラとアニスに聞こえる声で伝える中、アニスはラピとの関係について話し始めた。

 

 

アニス「私たちは...そう。問題児なの、うん。...いや、不良品かな?」

 

ミハラ「...?」

 

アニス「ごめん、もう寝てもいい?」

 

ミハラ「ふ〜ん〜...卑怯ね。」

 

アニス「大目に見てよ〜。」

 

ミハラ「そうね、特別に許してあげるわ。」

 

 

 関係を暈かすアニス、その返答に対して深掘りしないミハラ、互いに眠りについて翌朝になる。夏油は目を覚まし、端末から現在時刻を確認する。

 

 

夏油(4時間前...か、喉が渇いたから水を...?)

 

 

 夏油が体の違和感、いや足の違和感を感じて下半身を見てみると、ユニが夏油の膝を枕にして寝ていた。

 

 

ユニ「ううん...」

 

夏油(起こさないように、そっとユニの頭を上げて...)

 

ユニ「んむ〜!」

 

 

 枕にしている夏油の膝を解放するために、ユニの頭をそっと上げようとするが、すぐに振り払い夏油の膝にしがみつくユニ。

 この状況から、もうユニが起きるまで水を飲むのは不可能だと察した夏油は、静かに顔を手で覆う。

 

 夏油の様子を見たミハラは、前日見せた夏油の表情からは想像できない優しい一面に、クスッと笑う。

 

 

ミハラ(あら、ふふっ。)

 

夏油(うん? すまない、起こしてしまったかい?)

 

ミハラ(いえ、貴方が起きる前に起きたの。でも優しいのね、指揮官。)

 

夏油(私は君たちに頼りっぱなしだからね、自分勝手な行動でみんなを支障になりたくないんだ。)

 

ミハラ(ありがとう、指揮官。...でももうすぐで4時間になるから起こさないとね。)

 

 

 そう言ってミハラはユニに近づき、起こすように体をゆする。しかし、ユニは夏油の膝から離れない。

 

 

ミハラ「ユニ、起きて。そろそろ出発する準備するわよ。」

 

ユニ「ううん...ユニ、もうちょっと寝る~...。指揮官、あったかくて、硬くて、気持ちいい...」

 

夏油(...私の膝が寝心地がいいとは思えないが...。)

 

 

 この状況を見たアニスは疑問を浮かべ、ネオンは夏油とユニの状況を冷静に伝え、ラピは移動を開始するように伝える。しかし、ユニは夏油の膝から離れない。

 

 

アニス「...これどういう状況?」

 

ネオン「ユニが師匠を枕の代わりに使っています。」

 

ラピ「...起きて、出発しよう。」

 

ユニ「...ううん...イヤだ~」

 

 

 ユニは夏油の膝を思いっきり抱きしめる。その力で夏油の骨が軋み始め、その様子を見てアニスはプロレス技を想起して叫び、ネオンは驚く。その状況にラピは沈黙する。

 

 

夏油(えっ?...ちょっ!?)

 

アニス「膝十字固めよ!!」

 

ネオン「すごい技ですね!」

 

ラピ「......」

 

 

 

 

 

 

 

 

 あの後、ユニを何とか起こして移動を開始した夏油たち、再びトーカティブの足跡を追跡している道中、足場が不安定な地形に入った。ラピは皆を止めて、地形の状況を把握する。

 アニスはこの地形から待ち伏せに適している地形だと把握し、ミハラは地形と状況から自分たちの状況を分析した。

 

 

ラピ「...危険な地形よ。」

 

アニス「待ち伏せにもってこいの場所ね。」

 

ミハラ「これは良くないわね、どうやら私たち、はめられたみたい。」

 

ネオン「ラプチャーには知能が無かったんじゃ?」

 

ミハラ「撤回するわ、私たちは今、トーカティブの罠に落ちたわ。」

 

 

 トーカティブの罠に引っかかったというミハラの発言に、皆は冷や汗を垂らす。...

 

 

 

たった一人を除いて...

 

 

 

 夏油は前日の足跡から、呪霊の偵察範囲を拡大して警戒を最大まで上昇させたことで、自分たちを追跡している動きをしているラプチャー群を特定した。

 瞬間、夏油の屋上から光を見たアニスは夏油に呼びかける。

 

 

アニス「狙撃!? 指揮官様!!」

 

ユニ「っ!!」

 

 

 アニスが呼び掛けると同時に『ドチューン』という音と同時に夏油はしゃがみ、光弾が頭上を通り過ぎ回避する。

 

 

ネオン「ユニ!ナイス!」

 

ユニ「えっ?...う...うん。」

 

アニス「こいつら、指揮官様を狙ってたわ! 私たちじゃなくて!」

 

ラピ「フォーメーションHO! 指揮官! 私の後ろへ!」

 

夏油「あぁ!」

 

 

 夏油をラピの背後に誘導した後、ラプチャーの行動から攻撃パターンを分析したラピは夏油に伝える。

 

 

ラピ「やつらは明らかに指揮官を狙っています。でも心配いりません。私たちが指揮官をお守りいたします。」

 

夏油「信じている、私も最大限君たちをフォローする。」

 

ラピ「ラジャー。」

 

アニス「フォーメーションセット完了!」

 

ネオン「火力チャージ100%です!」

 

ミハラ「行きましょう。」

 

ユニ「ユニも、守るために頑張る!」

 

ラピ「エンカウンター!」

 

 

 突如現れたラプチャーとの交戦に入る夏油たち、その戦闘を遠目から観戦している存在が不気味な笑みを浮かべていた......




 短くなってしまって大変申し訳ありません、次回は戦闘描写を作ります。

にけ さんぽ



 任務の道中、真人は外に出られないことに不満が募っていた。


真人(......)

漏瑚(......)

花御(......)

陀艮(......?)

真人(...暇。)

漏瑚(だからといって外に出られる訳でもなかろう。)

真人(もう! ここ退屈なんだよー!!)

陀艮(ぶふぅ...)(あたふたしている)

真人(というか俺は外に出ても問題なくない??)

夏油(それって地上のことを言ってる?)

真人(?? あたりまえじゃん。)

夏油(駄目に決まってるだろ...)

真人(えぇ~!? いいじゃん! 俺人間と同じ見た目だし!)

夏油(言っていただろ...地上の人間はもういないって。)

真人「俺が例外ってことでもいいんじゃない??」

漏瑚(仮に真人を人間だと勘違いしても、この世界で生き残れること自体が、奴らからしたら可笑しいだろ。)

真人(ちぇ~...)

夏油(...前哨基地やアークなら外に出てもいいから。)

真人(仕方ないか...皆はいいの??)

花御(私は...別に...)

陀艮(ぶぅ、ぶふぅ...ぶふぅ!!)(僕、怖いけど...外に出てみたい!!)

漏瑚(真人はともかく、人間の姿とは程遠い儂らは出られんだろう。)

陀艮(ぶふぅ...。)(´・ω・`)

真人(もう、漏瑚! そんなこと言ったら陀艮が(´・ω・`)ってなるでしょ!)

漏瑚(儂は事実を言ったまで。)

夏油(...気になっていたんだが、真人の無為転変は魂の形を変えるんだろう??)

真人(?そうだけど...魂の形に肉体が引っ張られるし...。)

夏油(それじゃあ、陀艮の姿を人間にできるんじゃないか??)

陀艮・真人((!!))

花御(魂の形を人間に近いものにすれば、出来ないことはないでしょうね。)

真人(色々考える部分が多くて難しそうだけど、できないことはない!)

陀艮(ぶふぅ!)

真人(漏瑚と花御はいいの??)

花御(結構です。)

漏瑚(要らぬ世話だ。)

真人(( (´´ิ∀´ิ` ) ニヤニヤ)そう言わず、何事も経験♪経験♪)

漏瑚(待て、来るな真人、近づくな!)

花御(私たちはいいですから、陀艮を先に!!)

漏瑚(そうじゃ! 陀艮は真人のように外の世界を見たいと言っておったではないか!!)

真人(陀艮~♪先に2人が人間の姿になってみたいって♪)

陀艮(ぶふぅ~♪) (無垢な笑顔で「いいよ~♪」と言っている。)

花御(なっ...!?)

漏瑚(真人ォ!貴様ァァアアア!!!!)

夏油(......後で漏瑚と花御に謝ろうかな...)

アニス「指揮官様、暗い顔してるんだけど...」

ネオン「確かに、悩んでいるような顔をしています...ハッ!!!」

アニス「どうしたの?」

ネオン「師匠はきっと!火力の探求に行き詰まってしまい、スランプになっているのでは!?」

アニス「それはないわ。」(≖ࡇ≖)
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