特級呪術師のデストピア   作:クモッ!

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 次の章あたりで、本格的に呪霊を戦闘描写に出せそうです。(ウズウズ)もっと書きたい事とかいっぱいあるので、できるだけスピードを高めなければ!!


秘密、明かすものと明かせぬもの

 夏油が宿所にいる間、アンダーソンとイングリットは副司令室にて、夏油が報告なしに地上に出て、トーカティブと遭遇したという情報を掴んでいた。

 

 シュエンの身勝手な行動に、手に負えないと頭を抱えるアンダーソンとイングリットは、今後の危険性について危惧していた。

 

 

アンダーソン「派手にやらかしたものだ、ミシリスのCEO様は。

 命令体系を完全に無視した単独命令か、日に日に暴れん坊になっていくな。」

 

イングリット「違法ではないからな。」

 

アンダーソン「それがさらに問題...三大企業に、あまりにも便宜を図り過ぎている。」

 

イングリット「その恩恵を受けている私が言うことではないが、同感だ。

 ...でも今は我慢しよう。シュエンはまだ、アークにとって必要だ。」

 

 

 シュエンの技術力と戦力は、アークにとっても不可欠な物であり、下手に抑制をかけてその技術力と戦力が機能しなくなることを避けるべきだと考えた。

 

 

アンダーソン「...そうだな。それで、そこまでしたシュエンは、何を得たのかね。」

 

イングリット「あいつが私に何か言うとでも?」

 

アンダーソン「お互い、すぐにバレる嘘はやめようではないか。」

 

 

 イングリットは、夏油が地上での出来事について、アンダーソンに共有する。その出来事に、アンダーソンは質問し、イングリットは疑問を感じながらも答える。

 

 

イングリット「ネオンから報告を受けた、トーカティブと遭遇したらしい。」

 

アンダーソン「彼らが見つけたのか? 向こうから訪ねて来たのか?」

 

イングリット「?? あっちから訪ねて来たらしい。」

 

アンダーソン「......」

 

 

 トーカティブと遭遇したことを伝えた後、イングリットは白髪のニケとも遭遇したことをアンダーソンに伝える。その出来事にアンダーソンは驚愕する。

 

 

イングリット「...そして、ピルグリムとも遭遇したと言っていた。」

 

アンダーソン「!! 誰と会ったのかね?」

 

イングリット「そこまでは分からない。状況も状況だし、距離も遠すぎたからな。」

 

アンダーソン「......シフティー君。」

 

シフティー「はい。」

 

アンダーソン「新人の指揮官を呼んでもらおうか。」

 

シフティー「今ですか?」

 

アンダーソン「そう、今。」

 

 

 アンダーソンは夏油に直接会い、情報をより明確化する為、そしてある提案をする為、シフティーを呼び出し、夏油を副司令室に来るように伝える。

 

 

シフティー「分かりました! 直ぐに伝えます!」

 

アンダーソン「あぁ、頼む。」

 

 

 シフティーのホログラムが消えた後、イングリットは以前アンダーソンと話していた時を思い出し、何か情報があったのか訪ねる。

 

 

イングリット「そういえば以前、彼が初めて作戦に参加した戦闘データだが...」

 

アンダーソン「あぁ、一応は。」

 

イングリット「何か発見はあったか?」

 

アンダーソン「グレイブディガーの戦闘中、独りでにミサイルが爆散したという報告だっただろう。ブラックスミスの戦闘にも同様の現象を確認した。」

 

イングリット「ますます、()()()()...といった言葉では片づけられなくなってきたな。」

 

アンダーソン「あぁ、だが問題がある。」

 

イングリット「その原因が分からないことか?」

 

アンダーソン「そう、交戦データを何度も見返したが、どちらも何が原因で爆散したのか分からないままだ。」

 

イングリット「彼が本当に豪運なのか...それとも...」

 

アンダーソン「私たちの知らない力を行使しているのか......」

 

 

 ブラックスミスの戦闘中の動画を確認したアンダーソンは、ラプチャーが発射した砲撃が爆散する現象が、グレイブディガーと同様であるものと判断し、イングリットに伝える。

 

 しかし、不明確な点が多く追及することができないと判断した二人は、今後の様子を見た上で判断することを決定し、イングリットは副司令室を退出する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、私が副司令室の扉をノックし、入る。作業中だったのか、アンダーソンさんは端末の操作を止めて、私の顔に視線を移す。

 

 

アンダーソン「久しぶりだな、急に呼び出してしまってすまない。今回は、大変な事件があったと聞いた。」

 

夏油「いえ、こちらは問題ありませんよ。」

 

アンダーソン「そして、君はニケたちを特に大切に扱っているのに、記憶消去は、愉快な経験ではなかろう。」

 

 

 彼の口から記憶消去と聞いた私は、顔から視線を逸らす。そんな私の反応を見て、彼は言葉が詰まるが、質問してきた。

 

 

アンダーソン「1つ聞こう、気分はどうかね。」

 

夏油「...悲しいです...。」

 

アンダーソン「...そうか。...話を変えよう、」

 

 

 私が二つの分隊を率いて、地上に出た話題を終わらせて、以前訪れた際に、私が質問したことについての話題に切り替えた。

 

 

アンダーソン「以前、君は私に尋ねた。マリアンの浸食について、何か知っているのかと。」

 

夏油「...何か分かったんですか?」

 

アンダーソン「そう、私は知っている。」

 

夏油「...!」

 

 

 私は彼の言葉を聞いて、逸らしていた視線を目を見開きながら戻した。

 

 

アンダーソン「秘密厳守を約束するなら、私が知っていることを話してあげよう。」

 

夏油「...」

 

アンダーソン「どうする?」

 

 

 秘密厳守を取り出すということは、恐らく上層部でしか知りえない情報ということは予測できた。今の私の立場では到底掴めない情報...何よりマリアンの浸食に関係している。

 

 もはや出し惜しみなんてしていられない。そう判断した私も、彼に交渉を持ちかけることにした。

 

 

夏油「それなら、私の秘密も明かします。『()()()()()()()()限り、他者に秘密を明かさない。』そういう条件でいかがでしょうか。」

 

アンダーソン「ほう、君にそれほどの秘密があるのかね?」

 

夏油「えぇ、例えば、私が接敵したブラックスミスとグレイブディガーの交戦データを、貴方が見ていたこととか...」

 

アンダーソン「っ!」

 

 

 彼は初めて、私の前で平静な表情を崩し、動揺した。

 交戦データの話題を出したのは、遠回しにイングリットさんと一緒に分析していた、ラプチャーの攻撃が独りでに爆散する異常現象の関連性を作る為、これで交渉に提示している私の秘密の価値を引き上げた。

 

 すかさず私は、彼の思考を鈍らせるために、急かすように伝える。

 

 

夏油「どうしますか? 釣り合わないならこの話は無かったことにしますが...」

 

アンダーソン「...君も策士だな、わざわざこちらが調べていることを匂わせて、降りにくい状況を作るとは。」

 

夏油「私も、なりふり構っていられなくなったので...」

 

 

 どうやらこちらの意図は伝わったようだ、これで交渉に応じる確率が少し上がったくらいだろう...

 

 彼は視線を下に向けながら、右手を顎に添えて数秒程考えた...決心したのか、右手を降ろし私の目を見て答える。

 

 

アンダーソン「いいだろう、だがこの後会議があるのでね、また二日後にここに来て、その秘密を明かしてくれ。」

 

夏油「分かりました。」

 

 

 交渉は成立した、二日後にもう一度ここに来て私の秘密を明かすことから、彼の情報を明かすことは互いにとって利益になるということなのか...

 

 そう考えている間に、彼はマリアンの浸食に関する情報を開示する。

 

 

アンダーソン「よし、では話してあげよう。アーク内でニケに浸食させて地上へ上げ、作戦を邪魔するやつらがいる。」

 

夏油(内通者、裏切り者か...)

 

アンダーソン「ふむ、これも正確な表現ではないな。個人なのか、団体なのかも不明だから。

 とにかく、私たちは彼らがラプチャーと内通していると判断した。」

 

夏油「......」

 

アンダーソン「少し前だったら君も、ふざけたこと言うなと言い返しただろう。しかし、君は出会った。コードネーム・トーカティブと。」

 

夏油(奴を通して浸食の技術を手に入れたのか...?)

 

 

 彼からトーカティブと内通者がやり取りしていると聞いた私は、その一部のやり取りの中で浸食に関する技術を手に入れたと考えた。そう考えている中、彼は浸食に関して説明する。

 

 

アンダーソン「思考し、言語を駆使するラプチャーだ。だからこの話が理解できるだろう。」

 

夏油「はい...」

 

アンダーソン「そして浸食とは、ニケの脳にコードを埋め込んで、自由自在に意識を操作する、いわゆる浸食は人類には扱えない技術だ。ラプチャー固有の技術と見て間違いない。

 そんな固有の技術がアーク内でニケに埋め込まれ、地上へ送られる。内通者がいるとしか考えられない。」

 

夏油「マリアンも...アーク内で浸食を埋め込まれて...」

 

アンダーソン「輸送機のブラックボックスから見ても、そう考えるのが妥当だろう。」

 

 

 浸食を用いて作戦を妨害する手順についての彼の考えを聞き、マリアンもその被害者だと私と彼は判断した。そして、そういった行動を移せる人物についての考えを、彼は伝える。

 

 

アンダーソン「そして、そんなことは普通の市民にできることではない。防護壁を操作できる権限、誰にも気づかれない単独回線が使えるほどの。」

 

夏油「つまり、アーク内でもかなりの権力者、力を持つ存在だと...?」

 

アンダーソン「そうだ、そういった立場にある人物に違いない。」

 

 

 行動に移すことができた人物像を聞いて、その通りだと私は納得する。でなければ、輸送機の墜落、先発部隊の壊滅、マリアンの浸食について辻褄が合わなくなる。

 

 その情報を聞いた私は、彼に今後の活動に関して聞く。

 

 

夏油「私はこれからどうすればいいのですか?アンダーソンさん。」

 

アンダーソン「私は彼ら、もしくは彼を捕まえたい。」

 

夏油「私も同じ気持ちです。」

 

アンダーソン「うむ、内通者はトーカティブと繋がっているようだ、これは間違いない。だから君は、これからトーカティブの追跡に力を入れてくれ。そうすれば自然と真実に近づくだろう。」

 

夏油「分かりました。」

 

 

 彼から内通者を炙り出す方法について聞き、私は決意を抱いた眼差しで答える。私の答えを聞いて頷き、彼は会議の支度に移る。

 

 

アンダーソン「では、もう行ってもいい。5分後に会議があってね。」

 

夏油「最後に、私を助ける理由を聞いてもいいですか?」

 

アンダーソン「......感覚も記憶もあるのに、自分ではそれらをコントロールすることもできない彼女たちに、

 

捧げる献花だと思ってくれ。」

 

 

 私は一礼して副司令室を退出した。宿所に戻る中、漏瑚が念話を通して私に話しかけてきた。

 

 

漏瑚(良かったのか夏油、奴との間に縛りを設けて。)

 

夏油(問題ない、秘密を開示する時に私と彼が了承しなければならないから。)

 

真人(それも縛りに入れたのも、ラピたちに伝える為とか?)

 

夏油(そうだね、前回の作戦で目的がはっきりしない任務に、疑念を抱くようになっても可笑しくないからね。)

 

花御(ですが縛りを設けることのメリットが、秘密の秘匿性の高さくらいだと思うのですが...)

 

夏油(トーカティブの一件が終われば、私が手に入れた情報の重要性が薄れるかもしれない。

 でも本当の目的はそこじゃない、私の秘密を()()()()がなければ開示できないことが重要なんだ。)

 

漏瑚と花御((...?))

 

真人(...成程ね、夏油もかなり悪知恵が働く。)

 

夏油(機転が利く、と言ってほしいね。)

 

 

_______________

 

 

 夏油はラピに、車両で撤退できたこと、修理に出して眠っている間に軍法会議に掛けられ、2日間の作戦遂行の禁止と、ラピの記憶消去されたことについて話した。

 

 

夏油「大体、こんなところだね。」

 

ラピ「私が眠っている間に、記憶消去されたのですね。」

 

アニス「えぇ、何せアークに戻ってから2日も寝たままだったから。」

 

ネオン「それにしても、記憶消去が効かないこともあるんですね。

 

...あ、ところでこれ、バレたらどうなりますか?」

 

ラピ「多分、また試すでしょう、それでも同じことが起きたら...」

 

アニス「処分されるわよ。ある意味、イレギュラーだから。」

 

夏油「っ...。」

 

ラピ「そう、例外は認めない。それがアークの指針だから。」

 

 

 ラピの記憶消去が効かないことから、それが公にされた際の処遇に関してネオンが質問すると、異常個体として処分されると聞いた夏油は、眉を顰める。

 

 そしてラピは、この件の報告に関する判断を指揮官である夏油に託す。

 

 

ラピ「指揮官。この件を報告するかどうかは、指揮官の判断にお任せします。」

 

夏油「...報告はしない、報告するとしても中央政府に情報が流れない状況下だね。」

 

ネオン「中央政府に情報が流れない状況?...ですか??」

 

夏油「その時になったら、追々話すよ。...まあ、基本的に話さない方向でいくよ。」

 

ネオン「大丈夫なんでしょうか?」

 

アニス「問題ないんじゃない? 私たちさえ、黙っていればいいんだから。

 記憶消去された人と仲良くなるのは、結構難しいよ。」

 

ネオン「...そうですね。」

 

 

 報告しないことにする夏油の判断を聞いて、ネオンは心配するがアニスは問題ないことと、友好関係を作ることの難しさをネオンに伝える。

 

 アニスの発言から、ラピは記憶消去が効かないことが知られるケースを挙げて、アニスは笑っていない笑顔で対処法を話す。

 

 

ラピ「もし、何らかの理由で私たちの脳をスキャンされたら、このことがバレるかもしれない。」

 

アニス「あ、それは簡単に解決できる。捕まった瞬間、脳を燃やしてしまえばいいの。

 そしたらみんなハッピー」

 

ネオン「わあ、全然ハッピーじゃなさそうです。」

 

アニス「...でも本当にそういうことが起きたら、指揮官様を売るしかないかな。」

 

夏油「()()()()()()。ということにするわけだね。」

 

アニス「そう、この会話は『私たちの意見』を伝えているの。でも最後の判断は、指揮官様がやるしかない。

 『ニケは指揮官の命令に絶対服従する。』さっき指揮官様が言っていた通り、私たちは指揮官様に言われて秘密にしていた。そう言えばOKだから。」

 

 

 アニスの発言を聞いて、ネオンは動揺してアニスに質問し、ネオンの質問にアニスは答える。

 

 

ネオン「え...もしバレてしまったら、師匠は...」

 

アニス「クビかな。最悪の場合、アウターリム行きでしょうね。...あぁ、アウターリムっていうのは、犯罪が横行しているスラム街みたいな感じ。」

 

夏油「まともな生活は出来なくなる...といったところかな?」

 

アニス「その認識でOK。」

 

ネオン「師匠は、そうなってもいいんですか?」

 

夏油「いいわけないさ、処分なんてさせない。もしそうなっても、そう判断した私の責任でもある。」

 

アニス「確かに、自由に判断できるけど、それに伴う責任は取ってもらう。ある意味、真の自由人とも言えるわよね。」

 

ラピ「...ごめんなさい、皆に迷惑をかけてばかり......。」

 

アニス「いいのいいの! だってラピは全く悪くないじゃない!」

 

ネオン「そうですよ!」

 

夏油「今回の件に関しては、二人の言う通りだ。エニックの判決後、すぐに記憶消去を行ったというしね。」

 

 

 ラピに非は無いことを、アニス、ネオン、夏油は伝え、ラピは心なしか気が楽になった様子だ。そして、ここまでどうするか話し合い、これから秘密にすることを命令してもらう為に、アニスは夏油に伝える。

 

 

アニス「よし、じゃあ、しっかりやろう。指揮官様、私たちに命令して。」

 

夏油「あぁ、みんな、ラピの記憶が残っていることを隠してくれ。」

 

ラピ「ラジャー。」

 

アニス「分かった。」

 

ネオン「はい!...あっ。」

 

 

 ハッとした顔でネオンは皆に伝える。

 

 

ネオン「そういえば私はスパイですけど、これって言っちゃダメなやつですよね?」

 

アニス「うーん...ダメじゃないかしら。」

 

ネオン「うわ!二重スパイ(ダブルクロス)!」

 

アニス「わあ、カッコイイね。」(≖ࡇ≖)

 

夏油「ふっ...。」

 

 

 夏油はネオンとアニスのやり取りを見て、微笑む。しかし、夏油の中で自身の秘密を明かしておくべきか、任務の支障が出ないように自分の中で留めておくべきかを悩んでいる中、一階から宿所の扉が開かれる音が聞こえる。

 

 夏油たちが下りてみると、そこにはシュエンがいた。

 

 

シュエン「おい。ここ、掃除しとけって言ったわよね?」

 

夏油「...何の御用ですか?」

 

シュエン「ちょっとやってもらうことがあってね。それは...」

 

ラピ「......」

 

夏油「......?」

 

 

 ラピがこちらに目で合図を送ってくるが、夏油は何を伝えたいのか全く分からないでいると、ラピはシュエンのほうへ小走りで向かう。

 

 

シュエン「ん?何...」

 

 

 ラピはシュエンの腹部目掛けて、回し蹴りを喰らわす。あまりに威力が強いせいか、宿所の外まで飛んで行き壁に叩きつけられる。シュエンは蹴られた箇所を腹を抱えて地面で丸くなっていた。

 

 ラピの凶行に、夏油たちは唖然としていた。

 

 

シュエン「うっ...!かはっ...!

 

夏油「ラピ!?」

 

アニス「...あの子、頭がおかしくなったのかね?」(≖ࡇ≖)

 

ネオン「そうみたいですね。」

 

夏油「えっ?」

 

 

 アニスとネオンの反応から、事態を全く理解していない夏油は困惑するが、ラピの発言からその意図を理解する。

 

 

ラピ「指揮官、無断侵入者を発見しました。」

 

夏油「」

 

ラピ「どうしますか? 処分しますか?」

 

シュエン「お前...!この...っ!...しょ、正気...なの?...私を...誰だと...思って...!

 

夏油「......この前記憶を消去されて、誰だか分からないみたいです。」

 

シュエン「何...だって...!

 

夏油「これからは、こういうことが無いように伝えておきます。すみませんでした。」

 

 

 夏油の反応から、凶行を理解したと分かったラピは、夏油に訪ねる。

 

 

ラピ「...もしかして、お知り合いですか? 申し訳ありません。そうとは知らず、つい強盗か何かだと。

 『指揮官が危険だと判断した場合、人間を制圧できる』という点を意識し過ぎました。」

 

 

 ラピはシュエンに近づきながら謝罪し、やがて目前まで近づいて膝を付き、もう一度謝罪する。

 

 

ラピ「もう一度謝罪させてください。申し訳ありませんでした。

 

夏油(謝罪しているけど、凄く怒っていないかい?

 

アニス(まあ、寝ていたとはいえ、好き放題言ってたからね。)(≖ᴗ≖)

 

ネオン(肋骨を粉砕しても、もの足りませんけどね...

 

 

 ラピが謝罪している間、夏油、アニス、ネオンは小声でラピが怒っていることを話している中、シュエンは悶えながら夏油たちに伝える。

 

 

シュエン「はや...く...!

 

夏油「...はい??」

 

シュエン「医療チームを...呼ん...で......

 

 

 その後、夏油はミシリスの医療チームに連絡して、シュエンは搬送された。

 

 

アニス「......」

 

ネオン「......」

 

夏油「......」

 

アニス「...二度はできないよね?」

 

ラピ「...多分。」

 

ネオン「残念ですね。」

 

 

 そう言った会話をしている間に、夏油の端末が振動する。確認するとアンダーソンだ。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

  アンダーソン

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 アンダーソン

 (シュエンがそちらに行ったそうだ。)

 

 (離れた方がいい。)

 

 (またどんな真似をするか分からない。)

 

 

夏油 

(シュエンはもう帰りました) 

 

 

 アンダーソン

 (??)

 

 (もう帰っただと?)

 

 (何か言っていたか。)

 

 

夏油 

(医療チームが搬送していきました) 

 

 

 アンダーソン

 (??)

 

 (では今は1人か)

 

 

夏油 

(はい) 

 

 

 アンダーソン

 (ならば私の事務室まで来てくれ。)

 

 (手伝ってもらいたいことがある。)

 

 

ーーーーーーーーーーENDーーーーーーーーーー

 

 

 アンダーソンからの連絡を受けて、夏油は副司令室に向かう......




 ようやく2章が終わって3章に移ります。...長かった、この調子で頑張っていきます!


にけ さんぽ



 シュエンが宿所に来る前、漏瑚たちは...


漏瑚(夏油の内にも呪いがあったとはな。)

花御(彼は感受性が高く、自分ひとりで背負っていましたしね。)

真人(まぁ、力が強くて、心が弱いって、人間らしいっちゃ人間らしいよ。)

陀艮(ぶふぅ...。)(( ( ;ω⊂グスン)

漏瑚(何故お主が涙を流す?)

花御(もらい泣き...という奴でしょうね。)

真人(おぉ~よちよち。)( ;ω;)ヾ(・ω・*)なでなで

漏瑚(...ん? この声...)

花御(シュエンとかいう人間ですか。)

陀艮(ぶふぅ...!)(ꐦ`•ω•´)

真人(陀艮がこんなにキレるなんてめずらしいよね...。)

漏瑚(こ奴の性格は大人しい方だからな。)

花御(そうですね...ん...?)


 シュエンがラピに蹴り飛ばされた。


漏瑚(......)( <◎>)ポカーン …

花御(......)( ゚д゚)ポカーン …

陀艮(......)( ゚д゚)ポカーン …

真人 m9。゚(゚^Д^゚)゚。ゲラゲラッハハハヒャヒャヒャヒャwwwwwwwwww


 あの後、真人は腹痛になったらしいそうな...
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