特級呪術師のデストピア   作:クモッ!

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 最近ネットミームで有名な、野原ひろし昼メシの流儀のアニメが放送されたようですね。私は知らなかったのですが、Youtubeで領域展開するひろしという動画を見て一人笑い転げてました。

 よく見ると伏黒恵の魔虚羅の調伏のポーズから手を広げて領域展開してましたね、曲調がアンマッチなのに歌詞に喰らいつくしてがあったりと、更に笑いに拍車をかけました。


蝕縛、消えゆく意志

 部屋そのものと一体化し、動かしていた巨大ラプチャーとの戦闘を終えた夏油たち。ピクリとも動かなくなった巨大ラプチャーを、モニター越しに目視し周囲にもラプチャーの反応が消えた事を確認する。

 

 

シフティー「機能の停止を確認、半径5km以内にラプチャーの反応無し。一斉に退却しました。

 ヘレティックの破片を確保しました。回収を進めて下さい。」

 

ラピ「ラジャー。」

 

 

 シフティーから周囲の安全が確保されたことを聞き、目標であるヘレティックの破片の回収を開始するラピ。破片があるであろう中央の台座に向かう中、夏油がラピを止めて回収しないよう指示を送る。

 

 

夏油「ちょっと待ってくれ。」

 

ラピ「どうしましたか?」

 

夏油「浸食を引き起こすラプチャーだからね、無暗に接近して被害を拡大させる訳にもいかない。アンダーソンさんとイングリットさんに連絡しよう。」

 

ラピ「ラジャー、では私はメティスを捕縛した後、危険要素になるような物があるか確認します。」

 

 

 浸食機能を持つラプチャーが破片を守護していたことから、警戒度が高い夏油はメティス以外に被害を増やさないよう、無暗に接近しないようにする。夏油の指示を聞いたラピは、浸食によって無力化したメティスに危険物が無いことを確認する。

 

 シフティーは夏油の指示を聞いて、アンダーソンとイングリットに連絡を送り、脱出と回収の為に支援を要請する。アニスとネオンは、追加の武装や物資、遠隔での支援を受けられる恩恵を受けた上、今回のように過酷な任務で生き残った事で、改めて後ろ盾を作ってよかったと実感している。

 

 

シフティー「アンダーソン副司令官とイングリット会長に支援要請完了! 1時間以内に輸送機3機と2つの中隊が到着する予定です。」

 

夏油「感謝する、シフティー。」

 

アニス「......」

 

ネオン「......」

 

アニス「最初からこうしてればよかったわね、でも後ろ盾があってよかった。」

 

ネオン「私も、今回の任務でつくづく実感させられました。」

 

 

 アンダーソンとイングリットへの連絡を終えたシフティーは、戦闘を終えた周辺の部屋やラプチャーが接近していないかをチェックする為に改めてスキャンする。戦闘後に装備の点検を終えたネオンはやる事が見つからず、周囲を見渡していた時、ふと中央の台座に積まれていた鉄の箱が視界に入る。

 

 

シフティー「私も部屋全体をスキャンしてみます。」

 

ネオン「ところで、さっきから気になっていたんですけど、この箱は何でしょうか? いっぱいありますけど。」

 

アニス「さあね。」

 

ネオン「シフティー、開けてみてもいいですか?」

 

シフティー「あ、はい。取り敢えず内部からのエネルギー反応はありませんから。」

 

 

 積み上げられた鉄の箱が気になっているネオンは、シフティーに危険性があるかを尋ねる。シフティーもスキャンの傍ら、ネオンの質問に応じるように鉄の箱をスキャンして、危険が無い事を確認する。警戒心が高くなったネオンは開け方についても聞き、シフティーの代わりにアニスが気怠そうに答える。

 

 

ネオン「銃で開けた方がいいですか? それとも手で?」

 

アニス「勝手にして。」

 

ネオン「じゃあ、開けますね。これを...こうやって...」

 

 

 片手で銃を構えながら、慎重に鉄の箱の口を開いていくネオン。鉄の箱には手を通して重みを感じられ、「ギギッ」という重厚感のある金属音を響かせながら開いていく。

 

 ネオンが開くと同時に、シフティーの画面から微かなエネルギー反応を探知する。そのエネルギーの発信源は、今ネオンが開けようとしている鉄の箱からだった。感知した反応を共有しようとシフティーが声をかける前に、ネオンが鉄の箱を開けようとしている所を見て、ネオンを止めようとする。

 

 

シフティー「え? あれ? 僅かな反応が...」

 

ネオン「こう...して...」

 

シフティー「ちょ...! 開けないで下さい!」

 

 

『プシュゥー!』

 

 

 ネオンが開けた鉄の蓋の間から、白い空気が排気されてネオンの視界を白く濁す。煙幕のような空気に驚きながらも箱の中身を確認するネオン、アニス、ラピ。それは硬直して、話すことが出来なくなるほどに驚愕する物があった。

 

 

ネオン「きゃあ!」

 

アニス「!!」

 

ラピ「...これは...!」

 

 

 ネオンが開けた鉄の箱の中身は、無数のニケが詰め込まれていた。まるで少しでも多く入れようとするかのように...どのニケも虚ろな瞳で、中には浸食の影響か赤い瞳の者もいる。

 

 棺というにはあまりに大きく、かと言って保管庫というにはあまりに小さく倫理からかけ離れた残酷な光景だった。ある者は苛烈な戦闘を物語るように体中が穴だらけで内部の骨格が見え、ある者は無理やり入れる為に首と四肢を切って入れられ、ある者は顔や一部の筋肉が剥がれ焼きただれている。凄惨な死に方をしたのは想像に難くない。

 

 鉄の箱の中身を見たカウンターズの反応見たアブソルートも、同じように鉄の箱の中身を覗き込む。ウンファは凄惨さに苦虫を嚙み潰したように眉を顰め、ベスティーは惨たらしい死に方をした箱の中の少女たちを見て怯えるように声を上げ、エマは無残な姿になった彼女たちを見て悲哀のような表情を向け胸に手を当てている。

 

 これ以上見ていられなくなったのか、ネオンは直ぐに箱に立てかけられた蓋を持って閉める。箱は閉めたが中身が脳裏に焼き付いたネオンは、この箱について夏油に尋ねる。

 

 

ウンファ「...何だ、これは。」

 

ベスティー「ひっ...!」

 

エマ「......」

 

ネオン「し、師匠。今のは一体何だったんですか? ま、まさか、ここにある箱が全て...こんなに沢山...!」

 

夏油「...恐らく、私たちと同じようにここにおびき寄せられたんだろう。

 あの触手で浸食を引き起こし、ここに来るように誘導して、最終的にはこの箱に詰め込んだ。

 ...目的は分からないが、少なくとも碌でも無いことに使うだろうね。」

 

ネオン「っ.........。」

 

 

 夏油は、鉄板で覆われた凄惨な世界から目を背けたかったネオンが欲した誤魔化すような言葉ではなく、彼女たちの経緯...そして末路について話した。目的は定かではないが、夏油は密かにマリアンのような存在を生み出すことに関係しているのではないかと推測つつ、鉄の箱に向かって手を合わせて黙祷した。

 

 ネオンは思わず鉄の箱から目を背け、ラピやアニス、ウンファにベスティー、エマも夏油の説明を聞いて顔が俯き無意識に拳に力が入る。しかし、夏油が箱詰めにされた彼女たちの顛末の他に話を付け加える。

 

 

夏油「だけど、悪い事ばかりじゃない、いいニュースもある。」

 

ネオン「えっ??」

 

夏油「これであのラプチャーが復帰できなくなるなら、彼女たちのような犠牲者はここでは増えないだろう。」

 

ネオン「師匠...はい。」

 

ラピ「.........。」

 

 

 実際、浸食を引き起こす触手を宿す巨大ラプチャーは反応が無い。復活出来ないように破壊した今、再起も難しく今後の被害も無くなると考えられる。夏油の考えにネオンは少し晴れやかな表情になり、夏油に習い鉄の箱の中にいる彼女たちに黙祷する。

 

 この会話の40分後に、援軍が到着したと夏油の端末越しにシフティーが伝える。

 

 

シフティー「上空に援軍が到着しました。5分以内に現在のポイントへ進入します。」

 

アニス「......やっと終わるのね。」

 

ネオン「ええ、でも油断はできません。」

 

 

 周囲にラプチャーの接近が無いか、警戒を続けるネオンとアニス。輸送機のメインローターが響かせるスラップ音が耳に届き始め、長い任務の終わりを告げるように感じられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんな中、徐々に大きくなるスラップ音の中、『ギギ...!ギギギッ...!』という異なる音が耳に入る。その音は、体に巻き付いた縄ゴムを引き千切ろうとするラプラスから発せられていた。その瞳は赤く光を放っていたが、自我を感じられるように見えなかった。

 

 

ラプラス「うっ...かは...! 私は...正義のヒー...ロー...! こんなモノに...!負け...ない...!!」

 

エマ「...ラプラス...!」

 

ウンファ「ゴム弾を自力で克服しただと?」

 

ラピ「ま、まだ浸食状態よ! ゴム弾を!」

 

ラプラス「うあああーっ!!」

 

ラピ「くっ...!」

 

 

 ラプラスが拘束されていたゴム縄を引き千切り、同時にラピがゴム弾の装填を終えて照準をラプラスに向ける。ゴム弾を発射するが、ラプラスが唸り声を上げた瞬間、ラプラスを中心に体から光が放たれる。

 

 放たれた光が、夏油たちを吹き飛ばし、ラプラスの周囲から青い光の球型領域を生成する。穴が大きく開かれた天井から落ちてきた小石が、光の領域に入り込んだ瞬間煙となった。ラプラスが生成した領域に関して説明を始めるシフティー。

 

 

シフティー「プ、プラズマフィールドが生成されました! ラプラスから離れて下さい! 近づくと蒸発します!」

 

 

 ラプラスが展開した青い光はプラズマであり、自身を覆うようにプラズマの層を生成して、接近するもの全てを消滅させる。プラズマは原子から電子を剥がすことで、イオンと電子がバラバラに飛び回る状態で超高温状態を維持しており、その温度は高いと数千度から1億度を超える。

 

 現在ラプラスの周りには、太陽の中心と類似する現象を作り出されており、ラプラスから距離を取る。プラズマフィールドを展開しているラプラスは、浸食に抗っているのか動作が鈍く、呻き声を上げながらビーム砲の砲身を天へと向ける。

 

 

ラプラス「私は正義のヒーロー! 皆の希望となる存在! 我が道を遮るものは! この正義の光で燃やすのみ!」

 

 

ラプラス「のみ! のみ! のみ!」

 

 

シフティー「射線上に輸送機があります! 直撃ルートです!!」

 

アニス「なっ...!?」

 

ウンファ「このクズが! 何処を狙っているんだ!!」

 

ラプラス「う...うああ...! あああああーっ!!」

 

 

 ラプラスが天に掲げるように銃口を向けた先には、支援部隊が乗っているヘリが飛行している。発射されればヘリは撃墜される、かと言ってラプラスを止めようにもプラズマフィールドによって、銃弾も拘束具もフィールドを通り抜けることも出来ずに蒸発する。

 

 フィールドによって阻まれていることで、あらゆる攻撃は無力となる。もうラプラスの攻撃を止める術は無い。ラプラス自身の強い意思によって浸食を跳ね除けない限り。

 

 

夏油「ラプラス。」

 

ラプラス「!?」

 

 

 その状況下、夏油はゆっくりとラプラスに歩み寄る。夏油の声に反応したのか、ラプラスは銃口を向けながらも夏油に視線を移し、ラピやウンファは夏油を静止しようとする。

 

 

ラピ「指揮官! それ以上は!!」

 

ウンファ「あの馬鹿! 何をしている!?」

 

 

 ラピとウンファの静止を無視して、夏油はゆっくりラプラスに歩みを進める。ついにはプラズマフィールドが手の届く所まで近づき、続けてラプラスに夏油は訴え掛ける。

 

夏油「ラプラス。」

 

ラプラス「バード...ボーイ...っ?」

 

夏油「君は誰のヒーローなんだ? 誰の為に戦っている??」

 

ラプラス「わ...私は......私は...っ...!」

 

 

「謾サ謦?r邯夊。後○繧医?∵判謦?岼讓吶?謌代??Λ繝励メ繝」繝シ縺ョ謨オ縺ァ縺ゅk縲」

 

 

 ラプラスが戦場に身を投じる理由、改めて夏油はラプラスに問いただす。ラプラスの脳内には浸食のコードによって与えられた命令に、夏油の問いかけが入り込む。浸食コードは夏油の問いかけを脳内から消そうとし、ラプラスは銃身を支えていた左手で頭を抱えながら悶える。

 

 続けて夏油は更に問いかける。

 

 

夏油「誰を助けたい?......」

 

ラプラス「私はっ...!!...ああっ!!」

 

 

「雋エ讒倥?謌代??Λ繝励メ繝」繝シ縺ョ蜈オ蝎ィ縺ァ縺ゅk縲∽ココ鬘槭→荳弱☆繧句ュ伜惠繧呈賜髯、縺帙h縲」

 

 

 夏油が問いかける毎に、浸食コードは出力を上げて消去しようとする。ついには俯くほど割れそうな頭を左手で支えるラプラス、それでも消えない夏油の言葉は、ラプラスの生き方で在り方を示すモノ、精神力と意地で浸食を抗い続ける。

 

 

夏油「君は誰を救いたい!?」

 

 

「!?!?」

 

 

 その夏油の一言が、頭の中でこだまして苦痛と共に浸食による命令を吹き飛ばす。力が無くなるように銃身を下ろし、対照的にラプラスは澄んだ表情で、しかし力強く夏油に向かって答える。

 

 

ラプラス「弱き者たち、救いを求める者たちの為に、私は存在する。」

 

 

「私がヒーロ(正義)ーである限り。」

 

 

 浸食を精神力で跳ね除けたラプラスの瞳は、赤く光りつつも己の自我を保ち理性的な印象を受ける。ラプラスは体全体を夏油に向き直り、感謝を伝える。

 

 

ラプラス「感謝する、私の誇りを失わずに済んだ。」

 

ラピ「侵食を克服した!?」

 

アニス「信じられないわよ、そんなすぐケロっとなるんだもの!」

 

ネオン「でも、ちゃんと会話できてますよ...」

 

 

 ラプラスの変化から侵食による影響が無くなったように見え、その反応にラピとアニス、ウンファは驚愕しているが、信じがたく警戒を解いていない。ネオンにエマとベスティーも同じように驚愕しているが、ラプラスの周囲に展開されたプラズマフィールドが消えている事から、警戒を解除している。

 

 夏油はラプラスに、侵食による肉体の制御が阻害される感覚が無いか尋ね、ラプラスは軽く体を動かして問題無い事を伝える。

 

 

夏油「ラプラス、体はもう大丈夫なのかい?」

 

ラプラス「ああ、問題無いぞ。体の痺れも無くなった!」

 

アニス「ホントに侵食が効かなくなったの??」

 

ラピ「......」

 

ウンファ「......」

 

 

 アニスは警戒を解いていないが、ラプラスが夏油を会話している所からグレネードランチャーを下げ始め、ラピとウンファは依然変わらず警戒を解かず、怪訝な表情でラプラスを見つめる。

 

 夏油はラプラスの返答を聞いて、シフティーを通して支援部隊の降下を進めても良いと伝える。

 

 

夏油「シフティー、もう降下しても問題無いよ。」

 

シフティー「わ、分かりました。安全を確保できたと伝えます。」

 

 

 シフティーはホログラムを消して、支援部隊に先遣隊が安全の確保ができた事を伝える。その間にラプラスは、ラピたちに向き直り心配させた事に謝罪する。

 

 

ラプラス「皆、私の油断でこんな事を招いてしまい、本当に済まなかった!」

 

ネオン「もう侵食は大丈夫なのですか...?」

 

アニス「いつも通りにラプチャーと戦うのよね?」

 

ラプラス「ああ! 私は正義のヒーローとして、これからもラプチャーと戦う!! そして! この手で地上を取り戻して見せる!!」

 

 

 ネオンとアニスはラプラスに尋ねて、これからラプチャーと戦い続けるかを、恐る恐るラプラスに質問する。ラプラスは右手を握りしめながら、ネオンとアニスたちを見て輝いた笑顔で宣言し、その様子をラピとウンファ、エマとベスティーは依然警戒を解かずに目を細めながら見つめていた。

 

 しかし、そんなラプラスは変わらず、侵食で体全体が鈍くなっている訳でもなく、しっかりと受け答え出来ている事から、少しずつ警戒心が無くなっていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「拒否、了解は出来ない。」

 

「この場にいる人類を排除しろ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ラプラスには聞こえない指令が、体全体に駆け巡り再びビーム砲に手をかけるラプラス。充填されたエネルギーは最大となり、銃口から稲妻を散らしながら支援部隊のヘリコプターに向ける。

 

 ラプラスは呆気に取られつつも、直ぐに武器を手放そうとするが、体が思うように動かず重石を乗せられていると錯覚するほど体が重い。次第に意識が朧気になっていき、自我が再び蝕まれていく。

 

 

夏油「ラプラス!?」

 

ラプラス「あ...っ!...止めろ...!わ...たしは...っ!」

 

ウンファ「チッ...!」

 

ラピ「無力化する!」

 

 

 ラピとウンファはゴム弾をラプラスの頭部に向けて発射し、気絶させて無力化させようとする。しかし、被弾するものの照準は変わらず、支援部隊のヘリコプターに向けられている。

 

 ラピとウンファに続いて、エマとベスティー、アニスとネオンも非殺傷ゴム弾を装填して、ラプラスを攻撃するが侵食による効果によるものか、被弾して項垂れる様子があるが直ぐに構え直す。

 

 

アニス「何だって急に!?」

 

ネオン「それにしたってタフ過ぎませんか!?」

 

ラプラス「うあああああっ...!!!」

 

夏油(ダメだ...間に合わない!)

 

 

 ノイズ混じりの悲鳴が鉄の根城をこだまする。遂にラプラスのビーム砲に光は収束し、洪水のようにエネルギーを照射する。澄んでいる青空のような光の柱が、支援部隊のヘリコプターに向かう...




 龍が如く0のPVが目に入ってしまって...Director's Cutが欲しい...だけどカービィのエアライダーが11月20日に控えている...どうしようか悩んでいます。
 UAが14000を超えて、お気に入り件数が100を超えました。沢山の方々に読んでいただけて、本当にありがとうございます。もうすぐ終わりも近づいてきましたので、ペースを乱さずに投稿していく所存でございます。


にけ さんぽ




 ・NGシーン No.0


????「BA-01ダウン! BA-01ダウン!


夏油(この声...女性か?随分必至そうだな...。)


 他人事のように考える夏油だったが、暗闇だった意識が、モノクロだが見えてくる。どうやら何かを伝えている事が分かった。


????「答えてください! つ、墜落しました!


夏油(??...よく聞き取れない...何を言っている?)


 朧気だった意識が段々回復したのか、完全には聞き取れないが、無線機のような物を介して伝えている事が分かった。


????「BA-01ダウン! BA-01...! ...繋がらない...!


 連絡が取れなくなったのか、相当慌てている様子が見てよく分かる。その後、女性の顔が夏油の顔を見て伝える。


????「指揮官!アークが応答しません...! ...指揮官?」


夏油(指揮官...? アーク...? この子はさっきから一体...?)


 彼女の顔が見える頃には、声を完全に聞き取れるまでに回復していたが、新たな問題として不明な単語が出て、夏油は困惑するが、様子がおかしい事に気づいたのか、女性が夏油の胸に耳を当てる。


????「...!! し、心肺停止...! A、AED...!AED!」


夏油(心肺...停止...? 私はもう死ん...)


 自分はもう死んだ筈だと考えている瞬間、夏油の胸部に何か貼られたと感じとり、女性は何度も訓練していたのか、手早く端末のような物を操作する。


????「チャージ...! ショック!」


 夏油の体に電流が走り、胸部が一瞬浮き上がる。同時に『ピー』という音と、AEDの画面にある心電図には横一本の直線だけが映っていた。


????「...えっ?...あっ、





























電力調整をニケ用にしてた......。」






















 ・NGシーン No.1


 自分はもう死んだ筈だと考えている瞬間、夏油の胸部に何か貼られたと感じとり、女性は何度も訓練していたのか、手早く端末のような物を操作する。


????「チャージ...! ショック!」


夏油「!? 」


 ドン!という衝撃と共に、体中に電気が流れる感覚を体感し、夏油の意識は回復したのか、モノクロだった視界に色彩を認識し急速に覚醒していき、飛び起きる。


夏油「カハッ!!...はぁ...はぁ...」


????「指揮官!? 心臓が止まっていたので、まだ安静にしていてください。」


夏油「いや、大丈夫だ...」


 夏油が飛び起きた事に驚いた女性だが、その身を案じる為に休むように伝えるが、何度も呼吸して、朧気だった輪郭がハッキリと見えてきて、女性の声もしっかりと聞こえるようになった夏油は、問題ないと言うように手で彼女を止める。

 その様子を見て身体的問題はないと判断した女性は、精神的、記憶障害が無いかを確認するために、夏油に質問する。


????「分かりました...では指揮官。所属先を言ってみて下さい!」


夏油傑享年27歳、

好物はざる蕎麦で趣味は格闘技、

特級呪詛師で宗教団体の教祖やってました。

ある集落の112人の猿共(非術師)を虐殺しました。

夢は猿共(非術師)を皆殺しにして呪術師だけの世界を作ることです。

...ところで君、特級過呪怨霊だったりしない??


????「...............」(なんなの、この人...)
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