取り敢えずナユタのガチャ引きましたが90連してSSRが二人??しかもどっちもテトラ???今日は厄日だわ!!結局リバーレリオも引けずゴールドマイレージ使いました。
もう絶対、ピルグリムガチャは回さないっ...!というかお気に入り数が110、UAも16000突破...次の話出るまでUAが1000ずつ上がってる!?や、やる気出さねば...
それはそれとしてドブカス直哉君の声優をつい最近判明しました。「13kmや」が印象的な遊佐浩二さんになったんですね。僕の中ではソニックに登場するシャドウのイメージが強いですね。好きな声優さんなので今からでも死滅回遊が待ち遠しいです!
始動、奇跡か 道理か 最良か 最悪か
突如宿所に訪れたシュエンが戻った後、イングリットの電話からヘレティックの破片の調査が完了したという連絡を受け取った。そしてラピたちはエリアHで見せた夏油の力に関しての説明を後回しにして、アークの地下にある研究施設、M.M.R.に向かう為にイングリットの後に続く。
M.M.R.に到着後、最もセキュリティーの高いであろう施設の最奥、重厚なシェルターがゆっくり開くと、円柱のガラスの中に回収したヘレティックの破片と、白いタブレットを操作している眼鏡をかけたOLのような服装の女性が立っていた。
シェルターの開かれた音を聞いた女性が、イングリットを見てヘレティックの破片から向き直りながら歩み寄り報告を始める。
??「戻られましたか、丁度整理が終わったところです。」
イングリット「何か慌ただしいな。」
??「事故がありました。」
イングリット「...報告を。」
??「はい...ですがその前に...」
イングリットにこのシェルター内にあった事故があったことを報告する前に、体をイングリットから夏油に向きながら一礼して自己紹介を始める。
??「初めまして、夏油指揮官、カウンターズの皆さん。私の名前はマナ、この研究施設M.M.R.のニケ分隊に所属しています。」
夏油「宜しくマナ、こちらの自己紹介は不要みたいだね。」
マナ「貴方がたのお話は噂でかねがね聞いています。今後このような資源の調査で会うこともあるでしょうから、自己紹介させて頂きました。」
アニス「私たちも随分有名になったわね?」
ネオン「私も鼻が高いです!」
マナの自己紹介で、兼ねて噂で話を聞いていることを話す。アークでも有名な研究施設でも、カウンターズの活動が噂になって広まっていることに対して、アニスとネオンは胸を張り、ラピはこのシェルター内で発生した事故について、どうなったのかをマナに説明を求める。
マナ「今後ともよろしくお願い致します。」
ラピ「このシェルター内で発生した事故というのは?」
アニス「そういえば、何があったの??」
マナ「承知しました、それでは報告を始めます。ヘレティックの破片はこれより、『マテリアルH』と呼びます。」
アニス「文字数があまり変わっていないわね。」
ネオン「
回収したヘレティックの破片を、マナはマテリアルHと呼称することを告げて、アニスはあまり文字列が変わっていない事を指摘し、ネオンは指を折って数えて短くなったことを確認した。マナはアニスとネオンの指摘について気にせず、マテリアルHに含まれている成分やどのような素材で構成されているかを報告する
マナ「マテリアルHの成分は、多数のナノマシンで構成されている事を確認。電気刺激で反応を調べてみました。
電気刺激を与えた直後、触手型デバイスが放出され、近くにいたニケ18機を同時に攻撃。無力化した後、吸収しました。」
イングリット「...吸収?」
夏油「...あの破片が取り込んだ...?」
ネオン「でも...回収する時とあまり大きさが変わっていませんね。」
マナからマテリアルHが多数のナノマシンで構成、電気刺激を与えた際に周囲のニケを同時攻撃後に取り込んだ報告を受けて、イングリットと夏油はその報告に困惑を浮かべる。破片の大きさは大体小石程の大きさだったが、依然変わらない大きさで保管されていた。
ネオンはニケを18機を取り込んだにしては、破片の大きさがあまり変化していないことについて指摘して、マナはその指摘に対しての答えを報告する。
マナ「はい、人間及び機械には反応せずニケのみに反応し、吸収しました。
吸収後には重量が378g増加しました。」
イングリット「それだけ?」
ラピ「質量の変化が非現実的ですね。」
吸収後のマテリアルHの重量がたった378gしか増加していないことに、イングリットとラピは本当なのか疑う様子で尋ねる。イングリットの質問に頷きで返し、マナはマテリアルHが吸収した目的と吸収時の異常な質量変化を、ナノマシンに備わっている機能についての考察を話始める。
マナの考察を聞いたうえで、イングリットはマナに対して現在の重量がどれほど変化したかを聞き、マナはタブレットを操作して、吸収前と吸収後のマテリアルHの写真の下に重量を掲示して手渡した。
マナ「吸収過程で特定のプロセスを経てニケを完全に分解し、必要な物質のみを吸収した物と思われます。
事故後、現在はアトラスケースに保管されています。」
イングリット「...ヘレティックの破片、いや、マテリアルHの現在の重量は?」
マナ「およそ12kgです。現在まで450余りのニケを吸収したとみられます。」
アニス「450...。」
マナが計算した質量変化の値から現在の重量を参照して割り出した数値に、アニスは驚愕しネオンは、ヘレティックの破片周辺にあった鉄の箱に詰められていたニケの用途を察してしまい、質問する。
ネオンの質問に対して、夏油が答え顔を顰めるが、破片のナノマシンが必要部品のみを残していることから、吸収することで何らかの目標があると推定する。マナは続けて広大な地下施設についての調査結果の報告をイングリットに説明するか尋ねる。
ネオン「...じゃあ、地下施設にあった沢山の箱は、やっぱり...」
夏油「マテリアルHの餌...か、だが餌として収集していたという事は......」
マナ「地下施設に関する調査結果も先ほど確定されました。お聞きになりますか?」
イングリット「よろしくお願い頼む。」
マナ「情報部が言っていました。『地下施設は
カウンターズ、アブソルート、メティス連合が確認した地下施設はそのごく一部。地下施設は一帯に広がっています。」
ネオン「あんなに広かったのに、一部だったんですか!?」
マナ「はい。まだその規模を完全に把握していませんが、半径20kmに迫ると思われます。」
ラピ「......」
灰色の背景の壁が延々と続く鉄の根城、ヘレティック、もしくはその残骸が形成したであろうその場所を探索した夏油たちの範囲は、あくまでもその一部だったことを話す。半径20km、その規模は渋谷駅を中心とすると、大体東京都の三分の一程の大きさ、東京都を中心とすると23区がをほぼ全て含まれる。
想像以上の広大な空間に身の毛がよだつラピたち、その規模について詳しく話した後、マナは部屋間を繋ぐ道の終着点が、夏油たちの最終目的地である、ヘレティックの破片がある部屋だった。
マナ「そして、全ての道が1ヶ所へ繋がっています。マテリアルHが位置していた中心部です。動く道でパニック状態にしたり、触手で浸食状態にします。
マテリアルHとの距離が近い場合は直ぐにエサとして送り、距離が遠い場合は、一定距離ごとに存在する『保管所』に保管します。」
夏油「マテリアルHの食料庫...ということか...。」
マナ「地下施設の目的は、ニケを使ってマテリアルHの拡張、最終的には、ヘレティックを復活させることに間違いありません。」
ネオン「ということは...」
アニス「あのニケたちは復活の材料、そして素体はマリアンみたくニケのような体になる...」
イングリット「...アリの巣ではなく、培養施設だったな。」
ヘレティックの破片がニケのみを標的に吸収する目的が、マテリアルHの拡張であり、その最終目標が本体のヘレティック復活、触手や道中にいたラプチャーも復活の為に行動、集結していたと推測できる。そうなると、ハーベスターに搭載されていた触手は、元はマテリアルHが生み出した触手を取り付けて、メティスのように浸食を引き起こして誘導していたと分かった。さながら寄生した虫が、母体を目指して捕食されるために...
そしてネオンが質問した吸収する目的についてマナから聞き、アニスが補足でニケの必要部品を取り込んで素体を再生させると説明し、イングリットは地下施設の有り様を素体を生成する培養施設と言った。追加で保管庫にいたニケたちの総数を、タブレットに届いた報告書を見ながらその結果を読み上げる。
マナ「地下施設に『保管』されていたニケの数は約200機と推定されます。地上で迷子になったり、任務で脱落したニケたちが餌食になったと見られます。
地下施設の付近でM.I.A.*1になったニケの数とほぼ一致していますから。」
ラピ「...ルドミラが言ってたわ。ここ数年、迷子になったニケを見かけないと。」
アニス「全部あっちに流れていたのね。」
地下施設の保管庫に貯蔵されていたニケの身元を確認したところ、任務中に行方が分からなくなった人物に殆ど該当したことから、地上で遭難したか任務中で重傷を負ったことで回収されてしまったとマナは推測した。地上で遭難したという単語を聞いたラピはルドミラが言っていたことを思い出し、アニスもアンリミテッドに救助要請する前に捕まったのだと予想した。
ラピとアニスの発言から、ピルグリムの調査で北部に向かい、ランドイーターを撃破した後の出来事を思い出していた。
ルドミラ『最近は、迷子になったり救出を求めるニケがかなり減ったの。』
ラピ『何故?』
ルドミラ『分からないのよ。でもここ数年で、その数が明らかに減った。アークへの生還率は変わらないのに、何故かしら。』
夏油「...成程、また合流したら報告する必要がありそうだね。」
ネオン「はい、私もこれ以上犠牲者を増やしたくありません。」
ルドミラが最近活動している上で、疑問に思っていた事を思い出してこれ以上被害を増やさない為にも、アンリミテッドと再び合流した際に今回の件を伝えるべきだと夏油は考え、ネオンもその考えに賛同する。保管されたニケについての概要を確認できたイングリットは、次に地下に現存しているラプチャーの残存兵力を把握するため、マナに調査時のラプチャーの数を聞く。
イングリット「...地下施設内にいるラプチャーの兵力は?」
マナ「地下施設の規模に比べれば多い方ではないので、直ぐに制圧出来ると判断されましたが...
ヘレティック モダニアが参戦した為、現在は全ての分隊が退却した状態です。」
夏油「彼女が...あの場所に...」
ラピ「マリアン。」
マナ曰く、地下施設の広大な規模に反してラプチャーの総数はあまり多く無いと分かったが、調査途中にヘレティックモダニアが加わった影響で、調査に出ていた全ての分隊が撤退を余儀なくされたと報告する。唯一ヘレティックとの戦闘経験のある分隊は、メティスとアブソルートだが、アブソルートはアークに帰還して武器装備の点検と英気を養い、メティスは浸食でまともに運用できない。
以前ヘレティックの撃破を成功させたのは、メティスとアブソルートの二強分隊の連合部隊のみであり、この状況でイングリットは、モダニアによる被害の悪化と地下施設の復旧と拡大の恐れを危惧して、アンダーソンに連絡を入れるようにマナに伝える。
イングリット「この報告について、アンダーソンは知っているのか?」
マナ「ええ、エリアHはアンダーソン副司令官の管轄内なので、報告書を皆様が訪問する前に送信しました。
恐らく、副司令官から緊急招集が掛かると思われますので、中央政府の作戦会議室に向かってください。」
イングリット「分かった、感謝する。」
ネオン「それって私たちも行くんですかね?」
マナ「はい、アンダーソン副司令官から報告が終わり次第、特殊別働隊を会議室に招集に参加するように連絡を受けましたので。」
夏油「......」
被害の悪化が予測できるこの状況で、アンダーソンは早急な事態の収拾と解決を目指すため、報告書に目を通した後、マナに特殊別働隊も緊急招集による作戦会議に参加するように伝言を残した。そうなると、作戦会議が終わった後、夏油の力についてラピたちに説明できる時間があるか分からない。
夏油はラピたちの蟠りを解くために、イングリットにダメもとで時間を作ろうとする。しかし、夏油の言葉を遮るように被せてくる者たちがいる。
夏油「イングリットさん、一度宿所に戻」
アニス「緊急招集なら仕方ないわね。」
夏油「アニス...?」
ネオン「そうですね、師匠の事はまた今度にしましょう。」
夏油「だが、それでは」
ラピ「指揮官、確かにあの時の事は説明して欲しいです。ですが、その前に片づける問題があります。
説明は、その問題を片付けた後でも構いません。」
夏油「皆...」
得体の知れない力を目の当たりにしたラピたちだったが、それでも夏油たちと長い間辛くも任務を共にしてきた。ラピはニケとなっても同じ人間として接してきた優しさから、アニスは疑心暗鬼だった自分を止めてくれた事から信頼して、ネオンは大人としても人としても妙々たる*2姿に尊敬を抱いている。
皆夏油を信じている上で、自分が気がかりになっていることを後にして、マリアンの問題に先に対処するべきと自分から伝える。彼女たちの配慮に、夏油は感謝する。
夏油「...ありがとう。」
アニス「その代わり、この一件が終わったら絶対に話してね! 約束よ?」
夏油「分かった、約束するよ。」
ネオン「死亡フラグになりませんか??」
ラピ「させないように、私たちがいるのよネオン。」
ネオン「それもそうですね、私たちの火力で師匠をお守りしましょう!」
任務が終わった後、必ず説明するようにアニスは夏油と指切りげんまんして、ネオンはアニスとの約束でフラグを建てたと不安になるが、ラピが夏油を守ってフラグをへし折る為に戦うと伝える。イングリットは宿所に戻って伝える時間を設けようと、アンダーソンに連絡しようとしていたが、不要だったと携帯電話を仕舞い、マナもイングリットに全ての報告を終えたことを伝える。
マナ「報告は以上になります。...あ、これは蛇足ですが...」
イングリット「何だ?」
マナ「ラプチャーが作った地下施設は、その構造や形がアークと酷似していました。縮小版と言ってもいい程です。」
イングリット「...そうか。ご苦労だった、マナ。」
マナ「はい。では、お気を付けて。」
マナの口から最後に伝えられたのは、地下施設の構造と形状がアークに酷似していた事を伝える。小規模のアークの模造施設、ラプチャーがアークに対する情報を元に流用しているのか、それとも、何か別の目的があるのか。
解明できない疑念を残したまま、イングリットは夏油たちに呼びかけて、会議室まで案内する...
中央政府の会議室に到着したイングリットと夏油たち、煌びやかな両開きドアを開くと楕円状の机に、副司令官のアンダーソン、先ほど宿所に訪問したミシリスのCEOシュエン、北部の任務でカードキーを手渡したテトララインのCEOマスタングが椅子に座っていた。
招集に少し遅れたことに謝罪するイングリット、しかし緊急招集をかけたアンダーソンが応じてくれたことに感謝を伝え、マスタングも同様に気にしていないことと、夏油との再会に喜んでいた。
イングリット「すまない、遅れた。」
アンダーソン「いや、M.M.R.の案内と報告を受けていたのだ。寧ろ任せてしまった上、緊急招集に応じてくれて本当に感謝する。」
マスタング「Meも全く気にしてまSEN! そしてCommander! 久しぶりDESUNE!!」
夏油「ええ、そちらも以前よりも増してきらびやかですね...」(緊急招集でもミラーボールはつけているのか...)
マスタング「OH! Youも以前よりもVery Hot! になりましたYO!
そしてMy アニス...噂はListening! 随分活躍しているそうですNE! Meも誇りに思いMASU!!」
アニス「あ、ありがとうございます、社長...。」(≖ࡇ≖)
マスタングは久しぶりの再会に心躍っているのか、立ち上がり夏油とアニスに嬉々として話しかける。夏油もマスタングの派手な服装を久しぶりに見て圧巻、アニスは緊急招集でも平常運転なマスタングを見て困惑しつつも「ぶれない人だなぁ」と心の中で呟く。
夢中になっていたマスタングだが、今回呼び出された理由を思い出して話を区切り、アンダーソンに謝罪して席に戻る。アンダーソンも招集した人物が全員来ていることを確認して、作戦内容を伝える。
マスタング「Oops、Sorry。久方ぶりの再会にHigh TensionになってしまいましTA。」
アンダーソン「問題ない、皆いるな。」
イングリット「ああ。」
シュエン「......」
マスタング「I’m Here!!」
夏油「はい。」
アンダーソンの呼びかけに答える面々、シュエンは項垂れたまま硬直しているままだった。目視で揃っていることを確認したアンダーソンは、今回の作戦概要を伝える。
アンダーソン「総力戦を準備する。」
概要を伝えた後、楕円形の机の中心にある窪みに触れて、中心のくぼみから地球が水色の光で投影される。ネオンは映画でもありそうな机に興味津々になり、アンダーソンは作戦を実行する目的について話し始める。
ネオン「おお、カッコイイ機能ですね...」
アンダーソン「目的は2つ。地下施設の破壊及び、ヘレティックモダニアの確保、或いは破壊だ。
成功すれば、人類は地上奪還へ大きく近づく筈。」
過去の戦いから、二回目のヘレティックとの戦闘であり、加えてラプチャーがニケを捕縛するのに使った地下施設も同時に壊滅しようという大掛かりな作戦を伝えられた。とはいえ、半径20km規模を全て破壊と並行してヘレティックの相手ができるか不安要素を抱えている現状、イングリットは作戦の一連の流れを聞く。
イングリット「作戦は?」
アンダーソン「地下施設の壁面に爆発物を設置する。それを一気に爆発させ、地下施設を埋没させるのが第1フェーズ。
地下施設は通路が狭い上、ラプチャーやヘレティックがいる。機動力も高く、戦闘力が優秀な分隊をそれぞれ選抜したまえ。」
マテリアルHの回収後、確かに地下施設の調査を行ったが、ヘレティックモダニアの介入によって、全てマッピングすることはできなかった。また、マテリアルHを回収後でも部屋全体が移動する機能が失っていないという可能性を加味して、アンダーソンは先に地下施設の機能を停止及び破壊してこちら側のアドバンテージを確保することが最適と判断した。
しかし、地下施設には一部の通路が極端に狭い所も発見されたのか、ラプチャーとヘレティックを交戦することを想定して、第1フェーズに参加する分隊の条件として提示したのは、機動力、戦闘力、少数精鋭だった。CEOの三人は、第1フェーズを担当できる適任の分隊を編成に割り当てる。
イングリット「アブソルートが適任だな。」
マスタング「My Wild Girls! カフェ・スウィーティーを送りますYo!」
シュエン「...こっちはいないわ。」
アンダーソン「...分かった。」
イングリットはエリシオンが誇る最強分隊アブソルートを編成、マスタングはカフェを営みながらも万屋として活動しているテトララインの最高戦力カフェ・スウィーティーを編成、シュエンはミシリス最強のメティスを除くと、適している分隊がいないとのことで編成を断念する。
それぞれの分隊の名前を聞き入れたアンダーソンは、次の段階の作戦内容について話し、最終作戦段階の内容も続けて話す。
アンダーソン「地下施設を埋没させたら、モダニアが地上へ上がってくるだろう。当然、その時点で地上に相当数のラプチャーが存在する筈だ。
トーカティブも間違いなく参加するだろう。」
アニス「アイツも自己再生能力があるから厄介よね。」
ラピ「出てくるとしたら、モダニアの直前でしょうね。ヘレティックを除いたら最も階級が高いラプチャーだから。」
ネオン「文字通り、最後の砦...という訳ですね。」
アンダーソン「ラプチャーを倒しつつ、モダニアへの道を開くのが第2フェーズ。モダニアへの道が確保された瞬間から、ファイナルフェーズに突入だ。
ファイナルフェーズは、モダニアの『確保』が最優先事項だ。」
作戦内容を一通り話したアンダーソンだが、シュエンはファイナルフェーズに気掛かりな点がある。本来このような大掛かりな作戦の場合、主力となる存在は排除を目的とし、残存兵力を殲滅する事で作戦が終了する流れが普通だ。
しかし、アンダーソンが言ったファイナルフェーズの内容は、モダニアまでの進路が確保された瞬間であり、ましてや敵の最高戦力の確保が、現在の戦力で可能なのか疑いながら、破壊することが目標ではないことについてシュエンは指摘する。
シュエン「破壊じゃなくて?」
アンダーソン「そうだ。」
シュエン「どうするつもりだ?」
アンダーソン「カウンターズ。特殊別働隊をヘレティックと接触させる予定だ。」
ラピ「......」
アニス「......」
ネオン「......」
ヘレティックになる前、マリアンを一番知っているのはラピ、アニス、夏油の三名しかいない。つまり、マリアンを何とかして救い出す機会を与えている事。
ラピたちは息をのみ、夏油はファイナルフェーズの作戦内容について、自身の見解を答える。夏油の見解に頷き、手段などの補足を付け加えるイングリット、そして失敗した時の対応について話すアンダーソン。
夏油「接触したら、私たちが彼女を助け出すのですね。」
イングリット「そうだ。本当に救いたいなら説得でも、情に訴えてでも何とかするんだ。お前のおかげでここまで来たのだ、こうして最後の機会を与えているのだ。」
アンダーソン「ただし、説得が失敗したと判断した瞬間、アンチェインドをヘレティックに撃つ。これを最優先にしてくれたまえ。」
夏油「彼女の抹殺、この機会を逃したら次は無いということですね。」
アンダーソン「...ああ、ヘレティックの構成物資がナノマシンだということが分かった以上、君の持つ、たった一発のアンチェインドは、ヘレティックへの決定的な1発になるだろう。」
成功しなかった時、機会を与えて貰った責任として、彼女の始末を任されたという事になる。残酷ではあるが当然の追及、夏油もそうなることは覚悟していた。
浸食が判明して始末する際に、マリアンが自分から引き金を引いて自決のような形で終わり、この手で殺
彼の瞳に迷いは無い、出来る事なら助け出したいが、もし彼女の肉体が操られてこの先被害を増やすなら、この手でその命の幕を降ろす。ラピから受け取った拳銃を見つめながら、改めて決意を固める夏油に、アンダーソンはアンチェインドが齎す結果について話し始める。
アンダーソン「どうなるかは、私も分からない。死ぬかもしれないし、何も起こらないかもしれない。」
ラピ「......」
アニス「っ......。」
アンダーソン「だが......」
アンダーソンの言っていることは正しい、アンチェインドはこれまで名前が載っているだけで、その効果も過去の事例が無いことから効果の確証が無かった。故に、どのような結果が待っているかは、恐らくこの弾丸を届けてくれた
死ぬのなら仕方ない、失敗したら元々そうする決意を持ってここまで来た。最も最悪な結果は何も起こらない事、至近距離の都合で恰好の的となるが、夏油が必要としているからこそ
そして、最も最高な結果は、奇跡が起こる事。説得も情に訴えてもダメだった時に、アンチェインドによってモダニアとしてではなく、マリアンとして戻ること、これが最良の結末だ。
何故このような話を切り出したのか、アンダーソンは少しの間沈黙して、自身の願う結末を吐露する。
アンダーソン「......個人的な願いを言うなら、私はハッピーエンドを好む。」
夏油「私も、同じ考えですよ。」
夏油もアンダーソンに向けて、同じ結末になることを望むことを告げる。アンダーソンは微笑みながら頷き返し、宿所に戻って英気を養うように告げる。
アンダーソン「作戦開始は明日の早朝5時、君は少し休みたまえ。他は後で私と詳しい話をするとしよう。
以上、解散する。」
夏油「了解、お先に失礼します。」
夏油たちは立ち上がった後、一礼して先に退出する。残る者たちは、夏油たちに対して期待と信頼を寄せる眼差しを向ける。
ただ一人は、夏油が持っていた拳銃を見つめていた...
遂に...遂にここまで来ました...この作品を執筆する前に何度も頭の中である程度構想を作っていたのでとても嬉しいです。そしてまた文章量がとんでもない事になってしまいました...本当にすみません。
というか地上コンテンツ皆さんはどうしてますか? 私は暇になった時に見てぽちぽちしてセクター3攻略に入りました。研究やら回復やら戦闘やらで滅茶苦茶時間かかる...個人的にスクロールスピードが遅いのと画面の拡大縮小が出来ない事が少し不便だなって思います。
緊急招集の後、夏油は明日に備えてベッドの上で横になり、就寝しようとしていた...
夏油「いよいよ明日、決戦になる...
......スノーホワイトかい?」
スノーホワイト「ああ、一応話しておこうと思ってな。」
天井にある一枚のパネルから砂がこぼれ、白髪の女性が降りてくる。廃墟都市、北部でトーカティブと交戦したピルグリム、スノーホワイトだ。
夏油「明日の戦いに参加するんだね。」
スノーホワイト「そうだ。明日、乱入する。トーカティブは私に任せておけ。
あいつは私が始末しないといけないからな。ヘレティックは任せた。」
夏油「分かった、トーカティブを頼む。」
スノーホワイト「では、休...む?」
スノーホワイトは天井に視線を向けたが、匂いを感じたのか周囲を確認しながら鼻を嗅ぐ。そして簡易冷蔵の前まで向かい扉を開けると、そこの深い皿に野菜や肉が盛り付けられ、赤く綺麗に彩られたご飯があった。
スノーホワイトはその皿を見てしばらく硬直して、夏油はどうしたのかと心配した様子で話しかける。
夏油「?...どうしたんだい?」
スノーホワイト「!!...いや...何でもない。」(о'¬'о)
夏油「...ああ、それか。実は今晩の食事でそれを出したんだが、少し作りすぎてね。もし良かったら食べるかい?」
スノーホワイト「いいのか...!」
夏油「ああ、温めるから少し待ってくれ。」
そう言って夏油はレンジに冷蔵庫に入れていたご飯を入れて温める。スノーホワイトは冷蔵庫にあった食事がなんなのか質問する。
スノーホワイト「あの料理は何だ?」
夏油「豚肉と一緒にキムチを炒めた豚キムチ丼だよ。簡単なんだがおいしいんだ。」
スノーホワイト「それは楽しみだ。お前はいつも食事を用意しているのか?」(о'¬'о)
夏油「うん、少し自給自足の生活をしたことがあってね。それが癖で毎回作ってしまうんだ。それと、これで涎を拭くといい。」
スノーホワイト「すまない。」(о'¬'о)
スノーホワイトと雑談している間に、レンジから『チーン』という甲高い音が響き、扉を開いて豚キムチ丼をスノーホワイトに手渡す。
夏油「はい、一応スプーンもどうぞ。」
スノーホワイト「ありがとう。では、休め。」(о'¬'о)
そう言ってスノーホワイトは天井ではなく、指揮官室の扉から出て行く。夏油は再びベッドに横になり、重い瞼が少しずつ視界を閉ざした。
朧げな意識の中、瞳を開くと荒廃したビル群の中心に立ち尽くし拳銃を握っていた。そして銃口の先には、左脚の膝から先が無くなり、右腕が欠損、左目は光が無く虚ろになっており、右目は無くなりラプチャーのコアと同じような光を放ちながら、頭から血が流れ、骸となったブラックスミスに寄りかかって座っていたマリアンだった。
マリアン『指揮、官...ここ...です。...指揮、官...』
ノイズ交じりの拙い声が耳に届く、向けられた銃口が眉間に定まっており、マリアンは左手をスライドから夏油が拳銃を握っている右手に触れる。死に際の手には、銃口を向けられても慈しむ優しさがあり、赤い涙を流しながら再び語りかける。
マリアン『包帯...嬉しかった...です...』
貰った厚意を思い出したのか、涙が止まらずぽろぽろとこぼれていく。決意が固まったのか、少しずつ、マリアンの親指が、引き金にかけている人差し指を押していく...
マリアン『あり...が...とう...。』
彼女は誰も責めはしない。誰も悲しい思いをして欲しくないから、誰も不幸になって欲しくないから、それがきっと、その人の為になると信じて...彼女は引き金を押す。
感謝を伝えた後、虚空に銃声が響き渡る。
彼女は引き金を押したが、その前に引き金を引いた。
最早躊躇いなど無いのだろうか、彼の瞳はこれから刈り取る命を見据えて奪った。
引き金を引いた刹那、視界は再び暗闇に包まれ、耳鳴りのような反響が静寂に塗り替えられる。
気づけば窓から朝日が差し込んでいた、夏油は起床していつも通りの習慣を終えた後、食事を作る。食パンをトーストに入れ、冷蔵庫から冷凍のトンカツを取り出しレンジで温め、その間にキャベツを千切りにする。
トーストからほのかに香るパンの匂いは、朝の訪れをより明確にし、レンジも温め終わった。トーストにキャベツ、トンカツに中濃ソースをかけ、キャベツと挟み、二等辺三角形になるように対角線上に切る。
切り終わったらラップに包んで、箱に詰めて蓋をする。その後、テキパキと軍服に着替えていく夏油。着替える途中、作業机に置いてある拳銃を手に取り、しっかりと握りしめる。その時、扉からノックする音が聞こえる。
ラピ「指揮官?...起きていますか??」
夏油「ああ、起きているとも。」
アニス「準備万端ね、指揮官様。」
ネオン「師匠? その箱は何ですか?」
夏油「それは移動中の朝ごはんだ。早朝5時集合となるとゆっくり食べれないからね、移動しながら食べよう。」
ネオン「おおっ! 腹が減っては
アニス「それを言うなら
ラピ「指揮官、こちらは何時でも出発できます。」
夏油「直ぐに行く、少し待っててくれないか?」
ラピ「分かりました。」
そう言って再び視線を作業机に戻し、ポツリと呟く。
夏油「行ってきます。」
拳銃を胸元にあるホルスターに入れて、朝ごはんを手に取り指揮官室を出ていく。
ネオン「ところで朝ごはんは何ですか?」
夏油「今日はカツサンドにしてみたよ。」
ラピ「何故カツサンドなのですか?」
夏油「今日の作戦は何としてでも勝ちたいからカツ(勝つ)サンド。」
アニス「指揮官様、受験シーズンのお母さんみたいね。」
ラピ「でも、絶対に負けられないわ。」
アニス「そうね...じゃあしっかり勝てるように、しっかり食べなきゃ!」
ネオン「はい! あっ、ちゃんとソースが染み込んでいて美味しそうです!」
夏油「じゃあ私も...」
アニス「というか何でトンカツの描写したのかしら?」
ラピ「作者が好きという理由?」
ネオン「作者の好物はエビだそうです。」
アニス「食材の方なのね、出てくるの。」(≖ࡇ≖)
夏油「あるアニメでオーク肉でトンカツを作る描写を見て無性に書きたくなったらしいよ。」
ラピ「この作者はいつも思いつきで作ってるわね。」
ネオン「今に始まった話でもありませんし。」
アニス「次回。 博打、起死回生の一発勝負」
ネオン「因みにそのアニメは提供会社が沢山いることで有名ですね。」
ラピ「ある話の前書きにそのタイトルが書いてあるわ。」
夏油「それと次回から空気感を保つ為、にけさんぽはお休みするそうだ。」
アニス「こんな次回予告してる時点で空気感無いじゃない...」(≖ࡇ≖)