オレは本物の宇宙海賊!   作:パイレーツ

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狂犬、懐かしむ

ドレイクは今も昔も変わらず、素晴らしい機体だ。それは未来においても変わらない。何故そんな事を口にしているのかと言うと。

 

「これが、新たな機首ブレードか」

「ああ。ロレイアの技術で作った特殊ブレードだ。リアム伯爵と懇意の第七と合同で作った、自慢の一品だ」

 

ドレイクの武装のアップグレードが行われるからだ。こうして愛機が強化されるのも、海賊の楽しみの一つだからな。

 

「けど、金属なのに透き通るほど透明なんだな。緑色で栄えもいいけど」

「耐久力に難はあるが、切れ味が既存のレアメタル製の比じゃないからな。完全に武器用の特殊金属だ」

「具体的な耐久力は?」

「一世代前の装甲レベルだな」

「十分すぎないか?」

 

レアメタル製の武器を余裕で超える切れ味とか、本当に古代の技術は凄いな。だからこそ再現不可能と言われているけど。

 

「ついでに、強化改修中のアヴィドの装甲とフレームもレアメタルがベースの特殊金属だ。現時点でさえ、現行機を遥かに凌駕する性能になっているからな」

「強度は通常のレアメタルの倍……なのに重量に変化なしか。性能も大将の指定通り……いや、それ以上か」

 

求めている性能以上に仕上がれば、大将もかなりご満悦だろうな。機体のカラーリングさえ無視すれば。

大将は全身金色を要求していたみたいだが、それは性能面とニアス大尉の駄々が原因で頓挫したそうだ。代わりに金色のマントとスカートで妥協してもらったそうだが。その時のロイネの苦労が目に浮かぶな。

 

「ここまで来たら、アヴィドは最新鋭の機体と言うより古代の機体の再現だよな」

「古代の機体か……保持してるのはあの国ぐらいしか知らねぇが、かなり強力だと噂には聞いとるな」

 

あの国か……実物は見ていないけど、相当強力だと聞くんだよな。あの時は遊び目的だったからか、通常の機体を使っていたけど。それで即無力化したら、見事に目を付けられたからな。

そう考えると……目を付けられてなければ、古代機体が残っている惑星か古代機体そのものを見つけられた可能性もあるんだよな。早々に目を付けられて、逃げるように出ていく羽目になったし。

 

「あ~、早く専用ゲートが完成しないかな。そろそろ夢と浪漫を求める冒険を再開したい」

「愚痴っても無理だろ。この専用ゲートとやらも、通常のゲートよりも面倒な作りなんだ」

 

それは分かっているけどさー。空間への影響なしでワープできる《ポータル》が規格外なのも理解できるけど、愚痴を吐かないと心理的にキツいんだよ、整備士長殿。

 

「ま、おかげで新作の機動騎士もいじり放題だし、設備の向上でやれることも増えたしな」

 

メッチャいい笑顔だな、整備士長。

 

「だから、ドデカイ“武器”も作ってるぞ。戦艦の改修が少ーし必要だが、その費用は全部伯爵が持ってくれるからな!」

「確かにそうだが……具体的な費用は何れくらいになるんだ?」

「最新鋭の駆逐艦一隻くらい」

「それくらいなら許可も降りる……か?」

 

最悪、ポケットマネーで賄えばいいか。結構、浪漫がある武器だし。

 

 


 

 

バンフィールド家本星にて。

 

「おい、聞いたか?領主様がエリクサーの開発に着手したらしいぞ」

「あの万能の霊薬を?本当に作れるものなのか?」

「詳しい事は分からないけど、材料があれば作れるらしいぞ。手間も金も掛かるそうだが」

「領主様ならエリクサーをよく購入しているだろ?自らが作る意味なんてあるのか?」

「きっと将来を見越して着手したんだよ。エリクサーは今も昔も貴重だし、他所から買えなくなる可能性だってあるからな」

「宇宙海賊……いや、盗賊だっけ?そいつらに捕まって酷い目にあった人たちに、エリクサーを使ってまで治療しているんだ。頻繁に使っているから、買うだけじゃ足りないと考えても不思議じゃないだろ」

「自分の方でも作れるなら、やってみる価値はあるって事なのか?でも、作れるなら作った方がいい気がするのも確かだよな」

「再生治療にエリクサーはどうしても必要になるし、原因不明の症状もエリクサーならすぐに解決するからな」

「どっちにしろ仕事先が増えるな。人の為にもなるし、本当にリアム様は素晴らしい領主様だよ」

「ああ。リアム様はとても慈悲深い名君だからな」

 

またしても、名君としての株を上げるリアムなのであった。

 

 


 

 

……何でこうなったのかね?

オレは内心で呆れながら、アヴィドのテストパイロットであるマリーと名乗った紫髪の女性と対面している。互いに練習用の武器を持って。

 

ロレイアで作ったアヴィド用の装甲と金属布を届けたら、何故かマリーと模擬戦する羽目になった。本人の弁ではオレの実力を測ると言っているけど。

しかし、紫髪に双剣……まるで《忠犬のマイリ》だな。名前も少し似てるし、凄い一致だよな。

 

「お前のことは噂で聞いているわ。昔の娯楽小説の内容を真に受けている馬鹿だとね」

「何を言う!《レイジャー海賊団の大冒険》は単なる娯楽小説ではない!これ程素晴らしい物語が、唯の空想の筈がない!間違いなく、真実に基づいた書物だ!!」

 

オレが何時ものように熱く語ると、マリーは何故か探るような目でオレを見つめてくる。これはもしや……!

 

「本物の宇宙海賊に理解があるのか……!?」

「ぶっ殺すぞ」

 

違ったのか。粗悪な口調になるほど否定しなくてもいいじゃないか。

オレは涙ぐみながらも気持ちを切り替え、練習用の武器を構える。もちろん、オレの愛用するダブルセイバーを模したダブルショックソードだ。ショックソード二本を繋げただけのものだが。

 

「どっちが勝つと思う?」

「普通に船長じゃないか?」

「じゃあ、大穴狙いで彼女に賭けるか」

「お前、負けたな」

 

外野はワイワイと賭事に興じているな。楽しんでいるなら別にいいけど。

 

「では……始め!」

 

審判が号令と共に手を振り下ろした瞬間、マリーが獰猛な狼の如き瞬発力でオレに急接近。左右のショックソードを交錯するように振るう。

オレはそれに対し焦ることなく、ダブルショックソードで弾き飛ばしつつ、腹に蹴りを叩き込む。遠心力を乗せたマリーは後ろに飛ばされながらも、体勢を崩すことなくオレを見据えてくる。

 

「いきなり女性のお腹を足蹴とは、足癖が悪いですわね」

「一応加減はしてる。あからさまな手抜きよりマシだとは思うが?」

「言ってくれますわね」

 

マリーは獰猛な笑みを浮かべると、今まで以上の速度でショックソードを振るってくる。オレもダブルショックソードを振るい、悉く打ち払っていく。

うーん……マリーもクリスティアナ並……いや、少し上か?結構な実力者だけど、大将には全然及ばないな。生身で模擬戦したことないけど。

 

そんな事を考えつつも、引き抜いたショックガンを足下に向かって三連射。動きを牽制するのが狙いだからわざわざ当てる必要はない。しかし、マリーはダメージ覚悟で突撃。太股に一発くらいながらもショックソードを横薙ぎに振るう。それを敢えて真正面から受け止め、鍔競り合う形へと持っていく。

 

「思い切った行動に出たな。普通は反射的に足を止めそうなのに」

「さすがに意図が見え見えでしてよ。足を止めれば、確実に強烈な一撃を叩き込んだでしょ?」

 

普通にバレるか。大抵は理解していても実行に移せないのだが、マリーはあっさりとやってみせた。こりゃ、実力以上に肝が座っているな。クリスティアナも同じだろうけど。

 

「戦艦百隻以上、機動騎士五百機の撃墜……それに見合う実力は確かにお持ちのようですわね」

「オレなんかまだまだだ。敬愛するレイジャー船長はその倍以上の成果を上げているからな」

 

オレとマリーは対話しながらも、激しい攻防を繰り広げる。とは言っても、オレがマリーに合わせ気味ではあるが。

 

 


 

 

(チィッ!思った以上にやりやがるな!!リアム様が自由に動くことを認めるだけはあるか!)

 

マリーは素の口調で毒づきながら、クラークの常識外れの実力を実感する。

異なる角度、タイミングで二刀のショックソードを打ち込んでいるが、クラークはダブルショックソードを巧みに振るって捌いている。それどころか、逆に素早く打ち込んできて自身が冷や汗を掻かされる始末だ。

 

そもそもダブルセイバーという武器自体、扱いが非常に難しいのだ。棍や槍のように持ち手となる部位が少なく、長い分重量もある。正直、メリットよりもデメリットの方が大きい。

 

そんなデメリットだらけの変わった武器を、あの女同様にクラークは完全に使いこなしている。どんな特訓をすればここまで出来るようになるのかと、マリーは素直に気になっていた。

それとは別に、気になることもあったが。

 

(《レイジャー海賊団の大冒険》……あの女の愛称が使われているのは偶然か?)

 

普通なら偶然の一致だとマリーも片付けているが、どうも気になってしょうがない。そこでマリーはクラークに娯楽小説について聞くことにした。

 

「そういえば貴方が仰っていたあの本……《レイジャー海賊団の大冒険》だったわね。その本を書いた作者は誰なのかしら?」

「作者?作者は誰なのかは不明だな。ペンネームすらなかったし」

「随分と怪しい本ですわね。そんな胡散臭い本が真実だと、本気で思っておられるのかしら?」

「何を言う!あれほど心を滾らせる物語が、単なる作り話の筈がない!友の為に全てを(なげう)った《忠犬のマイリ》や、暗闇を溶けるかのように動き、裏から守り続けた《暗闇の一族》などは、当時の人物をモデルにしたに違いない!!」

「…………」

 

クラークのその言葉に、マリーは頭痛を覚える。痛々しい発言に辟易したからではなく、物凄く心当たりがあったからだ。

 

(忠犬のマイリや暗闇の一族って……偶然にしてはあまりにも出来すぎてますわね。例の娯楽小説……一度確かめた方がよろしいですわね)

 

それよりも今は目の前の模擬戦だと、マリーは意識を集中して果敢に攻めていく。クラークもダブルショックソードを巧みに操り、マリーの猛攻を捌いていく。時折、蹴りも加えて攻めていくが、それも躱されるかいなされるかのどちらかで終わるだけ。むしろ銃の早撃ちの餌食となるだけだ。

 

やがて、乾いた音共に二本のショックソードが宙へと舞う。同時にダブルショックソードの先端がマリーの首元へと突き付けられる。結果はマリーの敗北だ。

 

「……お見事、ですわ」

「嫌味に聞こえるかも知れないが、お前も結構強かったぞ」

 

ダブルショックソードを下ろし、差し出されたクラークの左手を、マリーは力強く握って応える。次は負けないという意味合いを込めて。

 

「ところで、貴方の愛読するその本はどのようなものかしら?良ければ読ませて頂いてよろしいかしら?」

「いいぞ!ただし、大事に扱ってくれよ!本当に大事な書物だからな!!」

 

クラークが笑みを浮かべてすぐ、俊敏な動作で例の娯楽小説をマリーに差し出す。それを受け取ったマリーは流し見るように本の内容を確認していく。

発見、戦闘、出会い、別れ……読み進める度にマリーの目付きが細くなっていく。それは不快感からではなく、あまりに心当たりのある内容だったからだ。

 

(これ、明らかにあの女の冒険日誌が元になってますわね。大分誇張が入ってますけど)

 

時系列もバラバラかつ、九割も誇張されている。特に戦闘場面が大袈裟かつ、あまりに非現実的な内容だ。だが、一度だけ親友と共にその冒険日誌を見たことがあったからこそ、マリーは気付けた。同時に確信する。

――あの女、悪友であり“海賊”として討ち取ったレイ・ジェスターは、クソ皇帝を見事に出し抜いていたのだと。

 

(おそらく、自身以外の団員を全員逃がしていたのでしょうね。死体すら残らない大爆発も、その偽装の為だったということね。自分の死を以て、仲間の生存を勝ち取ったか……)

 

二千年前、かつてマリーは苦渋の決断を下したことがある。親友を救うため、悪友となった女とその仲間たちを討つことを。

勿論、マリーもすぐに頷いたわけではない。そもそも、その悪友は海賊行為をしておらず、あちこちを旅する冒険団として活動していた。各国でも有名だったし、マリーも知り合ったのは本当に偶然の出来事だ。

 

だが、当時の皇帝はその冒険団を危険視し、“海賊”として討伐命令を出してきた。マリーも一度異を唱えたが、親友の件を出汁にされたことで引き受けるしかなかった。

結果――ジェスター冒険団は“海賊”として討ち滅ぼされた。船は大爆発と共に沈み、レイ・ジェスターも特攻と共にマリーに討たれ、機体の爆発と共に死んだのだ。

 

『……これで終わり、ですわ』

『ゴフッ……そうだな。これで、終わり……だな……だが……わた、しの……た、か…………』

 

それが悪友の最後の言葉。最後まで紡がれることはなかったが、今なら分かる。あの言葉の続きが。

――私の宝は守ったぜ、クソ皇帝。

きっと悪友は最初から死ぬつもりだったのだろう。その上で、仲間という宝を守り切ったのだ。

 

そう考えると、マリーは悪くない気分だった。最後には裏切られ、親友を救えなかった自分と違い、レイ・ジェスターはあのクソ皇帝を出し抜いていた。捻り潰したと思っていた相手に出し抜かれていた……それを地獄の底で気付いて悔しがっているクソ皇帝の姿を想像すると、とても愉快になる。

 

生き残っていた仲間たちがその後、どんな人生を送ったかは不明だ。だが、こんな娯楽小説を世に残したのだ。自分たちの生きた証を、少なからず人々の記憶に残したのだ。海賊として全てを葬ろうとしたクソ皇帝からすれば、屈辱以外の何物でもないだろう。

その事実を当事者として教えてやってもいいが……わざわざ教える必要もないだろう。

 

『夢と冒険は知らないことから始まる!知らないからこそ、未知との遭遇で心が踊り、夢が広がっていくからな!私はそうやって進んできた!!』

 

常に夢を追い続けていた女の言葉。その夢を砕く真似をするのは野暮でしかないと、あの悪友は言うだろう。それが、最後まで笑って逝った悪友への、二千年の時を経た手向けであった。

 

「どうだ?とても素晴らしい内容だろ?宇宙海賊の夢と浪漫がこれでもかと溢れ出ているからな!!」

「……これは海賊ではなく、冒険団ではなくて?」

「否!宇宙海賊団と冒険団は同一の存在だ!偽物の宇宙海賊のせいで本物の宇宙海賊が損をしているが、必ず本物の濡れ衣を張らしてみせる!!」

 

そう熱く語り、拳を握り締めるクラークにマリーは呆れるしかない。この海賊という設定はカモフラージュだろうが、此処まで真に受けるものだろうか?いいや、絶対にない。

 

(こんな馬鹿が感銘を受けて後を追うなんてね……)

 

それでも奇数な運命だと、マリーは思うのであった。

 

 


 

 

アヴィドの強化改修は無事に終わった。ロレイアの技術による特殊金属を使われたアヴィドの性能は現行の機動騎士以上……否、比較にならない程となっていた。

 

「すべてが仕様書以上だな。機体の色を除けば、求めていた以上の結果だ」

 

中身が最新鋭、否、それ以上とも言える出来栄えとなったアヴィドに、リアムは笑みを浮かべて見上げる。可動を妨げない範囲で新たに追加された金色の金属布により、アヴィドに強者としての威厳が感じられる。まさに、自身に相応しい機体だとリアムは内心で深く頷いた。

 

「マリー、ロイネ。よくここまでアヴィドを強化してくれた。褒めてやる」

「ありがたき幸せにございます!リアム様!」

「もったいないお言葉です、伯爵様」

 

リアムの褒め言葉に、側で見守っていたマリーとロイネは素直に受け取る。マリーは至福で、ロイネは慇懃にだが。

そして、今回の強化である意味足を引っ張ったニアスは何をしているのかと言うと……

 

「アヴィドちゃん、本当に立派になりまちたね。ママはとっても嬉ちいです」

 

少し……というか、周りが引くレベルの言葉使いでアヴィドにしがみついて装甲を拭いていた。実際、リアムとマリーは言葉を失い、ロイネは深い溜め息を吐いたのだから。

 

「ニアス。お前、散々駄々を捏ねて、アヴィドのカラーをそのままにさせたようだな」

「当然です!アヴィドに成金カラーなんて、絶対に似合いませんからね!!この金属布だって、本当は銀色が良かったんですよ!なのに、ロイネちゃんが絶対に金色だと譲らなくて!!リアム様、今からでもこの金属布を銀色に交か――」

 

ニアスが目を見開いて金属布の交換をリアムに要求しようとしたが、それはマリーが首に押し付けた双剣によって遮られる。その瞳は何度も見た、首を斬り落とす気満々の瞳だ。

 

「相変わらずリアム様に不敬を働く女ね。アヴィドの強化が終わった以上、貴女はもう用済みなのよ」

「た、助けてくださいリアム様~!!」

「……その辺にしておけ、マリー。コイツは残念だが技術者としては優秀だ。後、交換は絶対にしないからな」

「伯爵様のイジわる~~!!」

 

双剣から解放されたニアスはわんわん泣き続けるが、リアムの答えは変わることはない。

 

「それよりニアス。お前に新たな追加依頼だ」

「グスッ……今度はどんな注文なのですか?」

「アヴィドと合体する戦艦……機動騎士となる巨大兵器を作れ。もちろん金も資材も出す」

 

まさかの注文にニアスはもちろん、ロイネも驚いたようにリアムを見つめる。対するリアムは澄まし顔だ。そんなリアムに、我に返ったニアスは鼻息を荒げて顔を近づけた。

 

「本当に作るんですか!?ウチも一度作ろうとして頓挫した兵器を、伯爵様がご依頼なさると!?」

「一度は作ろうと考えてたのか……アイツらが丁度、浪漫のある“武器”を作っているのは知っているだろ?俺はアレを越える浪漫兵器を作ろうと考え、これを思い付いたというわけだ」

「ああ、アレですね。確かにアレは武器ですが……機動騎士が使う武器としては無駄に大きいんですよね。ドレイクの亜空間では入りきりませんし」

 

ロイネは呆れているが、リアムとしてはアレも悪くないと思っている。むしろ、アヴィドでも使いたいと思ったくらいだ。

だが、二番煎じは悪徳領主として論外だと信じているリアムは、それ以上の無駄な浪漫兵器を作り出そうと考えたのだ。戦艦が機動騎士になるというあまりに無駄で浪漫ある兵器を。

 

「もちろん引き受けますよぉ!!ウチの上層部も了承する案件ですから!!」

 

このリアムの新たな依頼に、ニアスは二つ返事で了承するのであった。

 

 

 

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