オレは本物の宇宙海賊! 作:パイレーツ
……まさか、大将と生身で戦うことになるとはな。互いに木製の武器だけど。
「時間制限は十分。基本的には何でもあり、か。本当にそれでいいのか?」
「ああ。お前には色々な手があるんだろ?興味もあるしいい機会だ。存分に発揮して俺を楽しませろ」
どうやら、今後の参考と自身の楽しみのための模擬戦のようだな。士官学校への入学までにはまだ時間があるし、修行先でも幼年学校でも、実力の向上より手加減を覚える方向だったみたいだし。
もちろん自己鍛練は欠かしていないだろうが、実戦という意味では不足気味となってしまうだろう。そこで、実力が高いであろうオレに声が掛かったという訳か。
ま、怪我に繋がると周りが大騒ぎするから互いに練習用の武器だけど、悪い結果にはならないだろう。同席しているマリーがめっちゃ睨んできているが。
「開始のタイミングはどうする?」
「互いに武器を構えた瞬間からだ」
「了解だ、大将」
お互いに距離を取った状態で得物を構え、真正面から対峙する。すぐに動かないのは、既に模擬戦が始まっているからだ。お互いに僅かな動きで牽制し合い、場の流れを掴もうとする。
……このまま睨み合うだけじゃ、模擬戦の意味がないか。なら、こっちから仕掛けるか。
オレはそう決めると、大将に向かって踏み込む。同時に見えない速度で剣撃が幾つも叩き込まれるが、オレは木の棒を巧みに振るって捌いていく。本当に大将の剣筋と威力は凄まじいな。ギリギリで反応できているが、直撃は本当に勘弁したいな。
いや、ギリギリの時点で駄目だな。レイジャー船長なら余裕でいなすだろうし、オレももっと上を目指さなければ。
目に見えない剣撃を捌きながら、オレはショックガンを大将の手首、肩、足首に向かって三連射。大将は木刀ですぐに叩き落としたが、その一瞬の対応を逃さず距離を詰め、木の棒を横薙ぎに鋭く振るう。それを大将は敢えて木刀で受け止めた。
「いきなり銃撃とは、期待外れだな」
「それは悪かったな。ま、使える手は晒すから、それで勘弁してくれ」
オレは大将の皮肉にそう返すと、木刀と競り合っている側とは逆の部位を地面に素早く突き刺す。後ろからの一突による衝撃波――それを受けた大将は敢えて逆らうことなく吹き飛ばされる。
当然、大将が何をしてくるかが分かるので、オレはすぐにその場から飛び立った。
突きを利用した衝撃波か……いきなり銃に頼ったことに落胆しかけたが、結論を出すにはまだ早かったな。
俺は敢えて防御せずに飛ばされ、クラークから距離を取るとすぐさま一閃を放つ。ほぼ同時にクラークは上空に跳んで一閃を回避するが、それは俺にとって好都合だ。
俺は跳躍して動けなくなったクラークに一閃を放つ。だが、クラークは蹴り飛ばすかのような動作をすると、本来は動けない筈の空中で更に跳躍して俺の追撃の一閃を躱していた。
「な、んだと……?」
俺がまさかの光景に驚愕していると、クラークは鋭角な軌道で空中を移動しながら、左手に持つショックガンを放ってくる。銃撃は全て弾けているが、俺はクラークの動きに釘つけだ。
「空中跳躍……だと!?クラーク、どうやってそれをやってのけているんだ!?」
こんな無駄にカッコいい歩法、俺も使えるようになってみたい!師匠には本当に申し訳ないが、是非とも取り入れたい!!
「爆発魔法の応用だ、大将。爆発の方向も操作することで、この空中移動を可能にしているんだ。ミスったら大怪我必須だから、あんまりお勧めできないけどな」
「爆発魔法の応用か……今やっている空中跳躍以外にも、応用が効きそうだな」
「お、そこにも気付いたか」
クラークは笑みを浮かべて地面に降り立つと、爆発音と共に一瞬で距離を詰め、突きを放つ。俺は木刀で受け止めようとするも、衝撃を流しきれずに後ろへと飛ばされてしまう。
俺はすぐに体勢を立て直すも、クラークは再び銃撃。弾いていたらもう距離を詰めて木の棒を振り下ろしてきている。
俺は受け止めようとしたが、クラークはその直前で振り下ろしを止めると、逆手で振り上げるように木の棒を振るってくる。俺はすぐに手首を返して受け止め、逆に木の棒を弾き飛ばそうとする。
木の棒を弾き飛ばされたクラークは大きくバランスを崩し――いや、弾かれた勢いを利用して遠当ての斬撃を放ってくる。すぐに斬り裂いて対処したが。
手応えからして、斬撃は俺の方が上か。これなら……
そう思ったのも束の間、クラークは今度は十字の斬撃を放ってきた。単純に範囲も広い斬撃は俺の一閃で再び斬り裂けたが、同威力の斬撃を連続で放てたのには驚きだ。
だが、木の棒は斬れずともショックガンは斬らせてもらった。これで……って、今度は指弾だと!?機関銃並みの連射で撃つんじゃねぇよ!!本当に何でもありだな、お前は!!
「おい!この馬鹿!リアム様に怪我をさせるつもりか!?」
「ちゃんと加減してる!当たっても軽い打撲程度だ!」
しかも加減しているのかよ!下手な銃よりよっぽど脅威だわ!!例の防御は……使えないな。奴の斬撃を考慮するなら、確実に足が止まるあの防御は使えない。なら、一閃で礫をすべて吹き飛ばす!
俺は一閃で迫り来る礫をすべて吹き飛ばすも、まるでその一瞬を狙っていたかのように懐に潜り込み、木の棒を鋭く振るう。俺は直ぐ様受け止めたが、結構な重い一撃のため踏ん張らざるを得ない。
「大将の一閃流は本当に凄い剣術だが、経験不足ってところか?細かな駆け引きで上手く立ち回れているからな」
「それは俺に対する嫌味か?本来なら打ち首だが、今は目を瞑っておいてやる」
安士師匠から学び、免許皆伝を授かった俺の一閃流は完成形に近いだろうが、それを常に発揮できるとは限らない。今回のクラークのように、剣術以外の技量も高い奴が相手だと遅れを取ってしまうかもしれない。
早撃ち、空中移動、指弾……機動騎士ではワイヤーアクションもあった。何故コイツは、剣術以外の技術を高いレベルで修得しているんだ?予想はできているが、一応聞いてみるか。
「剣術だけでも十分なお前が、何故他の技術にも手を出す?効率か?」
「決まっているだろう?――カッコいいし、浪漫があるからだ!!」
予想通りのクラークの返答に、俺は呆れるしかない。それだけで独学でここまで強くなれるとか、馬鹿の極みだろ。逆に尊敬するわ。
「それでもまだまだレイジャー船長には及ばないけどな。突きは勿論のこと、銃の腕前は瞬き一つする間に狙った箇所に十連射、移動も空中移動も含めて目に写らぬ速度、指弾は機動騎士でさえ蜂の巣だからな」
だから娯楽小説の内容を真に受けるな。普通なら笑えるのに、お前だと全然笑えないぞ。マリーも呆れた顔をしているのがいい証拠だ。
「クラーク。今から俺の全力の一閃を放つ。だからお前も、全力の一撃を放て」
「……了解だ、大将」
俺の要求にクラークは頷くと、距離を取って木の棒を弓なりに構えて腰を落とす。俺も木刀を腰だめに構え、同様に腰を落とす。
「一閃」
「一突」
示し合わせるまでもなく、俺とクラークは互いに最強の一撃を放つ。その瞬間、俺とクラークの間で凄まじい音と衝撃が炸裂した。互いに敢えて直撃しないように放ったが、それでも互いの技がぶつかった地点を中心に、地面が軽く抉れてしまうとはな。
「……今ので木の棒が駄目になったな。模擬戦はここでお開きだな」
「そうだな。お前との模擬戦は実に有意義だったぞ」
クラークはこう言っているが、片方がまだ生きているから戦闘の続行そのものには問題ない。逆に俺の木刀は砕けているから、実際には俺の負けも同然だ。免許皆伝を授けてくれた安士師匠に本当に申し訳が立たないな。
だが、俺の今の立ち位置が確認できただけでも十分に収穫がある。俺の一閃が奴の一突とやらと同レベルであったこと。クラークはその一突だけでなく、他の技量も高めている。
俺は悪徳領主……時に暴力で叩きのめすこともする悪人だ。もちろん一閃流の鍛練を疎かにする気は微塵もないが、その一閃流を最大限に活かす為の技術も身に付けるべきか?
いや……違うな。俺の一閃流がまだ未熟なだけか。師匠も俺なら真の一閃流の更なる境地を目指せられる可能性があると言っていた。つまり、一閃流にはまだ先がある。単純に物を斬る以外にも、魔法すら斬れるかもしれない。
師匠の言っていた更なる境地……目に見えないものを斬れることを目指すべきかもな。
「貴様ぁ!!リアム様に万が一が起きたら、どう責任を取るつもりだったぁ!?」
「ストップストップ!!大将の要望だし、直撃は明確に避けてただろ!?」
「そんなの関係あるかぁ!!この馬鹿海賊風情が!!」
……双剣を振り回すマリーから逃げ回るクラークの姿を見ると、本当に俺と互角以上に戦えた相手と同一なのかと疑いたくなるな。
その後、互いの本気の一撃による爆撃音で大騒動が起きたことに対し、天城とブライアンから怒られる羽目となった。
……最悪だ。本当に最悪だ。
「このタイミングで、戦艦のあちこちで老朽化の問題が起きるなんて……!」
「応急措置をして何とか凌げていますが……これ以上は船そのものが限界ですよ」
「分かってるよ!」
水道管の破裂、配線の断裂、制御盤の誤作動、空気の漏れ……何で一度に襲ってくるの!?整備士たちがすぐに対処してくれたけど、修理は限界だって言われたんだぞ!
「これを機に買い替えするしかないでしょう。幸い、購入の許可は出ていますし」
「確かに大将から許可は出ているけど……購入には大将の判子が必須だろ」
副長の意見は正しいが、タイミングが悪すぎる。例の偽海賊貴族と睨み合いに近い状態で、外様の出費なんて契約上でも渋るだろ、普通。
けど、チキンレースに突入した戦艦で有事の出撃は危険すぎるのも事実だ。こうなったら……
『それで俺に土下座して、船の買い替えの許可を求めたと?』
恥も外聞もなく、素直に話して大将に土下座するだけだった。下手に媚び売って不興を買うより千倍マシだからな。例え情けなくても、オレの土下座一つで済むなら安いものだ。
そんな俺の態度に大将は心底呆れたように息を吐くと、隣にいた天城殿に話を振った。
『天城。コイツらの船の買い替えの予算はどれくらい出せる?』
『クラーク船団によって得た利益の一部を別口として貯めていましたので、買い替えには問題ありません。仮に超弩級戦艦クラスを購入したとしても、十分に余裕があります』
「『え、マジで?』」
まさかの予算額に、思わず大将と声を揃えてしまった。超弩級戦艦は憧れるけど、完全に不相応だし、そもそも帝国も許可を出さないし。
『貯めていた金額にも驚きだが、別口で貯めていたのか?初耳なんだが』
『はい。旦那様は度々予定外の出費をなさる為、もしもに備えて一部を彼らに使う資金として貯めていました。事実、旦那様の予定外の出費はクラーク船団の稼ぎで賄っていましたので』
そう告げる天城殿の視線が何処と無く冷たい気がする。大将もそれを察してか、気まずそうに顔を逸らしてるし。
まあ、資金面で問題ないなら別にいいか。下手に擁護して悪化したらお互いに辛いし。
「だったら空母系の戦艦が欲しいんだけど。あれなら積載量が多いし、外付けの改造もしやすいからな」
『でしたら、丁度いいのが第七兵器工場にあります。新たに新造した空母のようですが、見た目が空母らしくないとのことで売れ残っているそうです』
天城殿がそう言って提示した画像データの空母は、確かに空母らしくない。例えるなら、角張った戦艦を三つ繋げたような感じだ。
けど、データ上の積載量は倍。見た目そのものはシンプルだから改造もしやすい。個人的にはとても気に入った。それに第七とはドレイクやハウンドの件含めて、結構懇意にしてきたし。
「大将。この空母を買いたいんだが、構わないか?」
『いいだろう。もちろん、これからもたんまりと俺を稼がせてくれるならの話だが』
「当然、期待は裏切らないさ」
こうして第七製の新型空母【ビクトリア】の購入が決定した。
……今までお世話になった船と、今日でお別れですね。名残惜しいですが、修理も限界であれば仕方ありません。
「エネルギーチューブはしっかり繋げたか?」
「ちゃんと確認して下さいよ。これに不備があったら、僕ら爆発で死にますから」
「功刀、
「「「畏まりました」」」
今回の【ビクトリア】へのお引っ越し……古代遺産の《メビウス》、《ダイモン》、《ポータル》の搬送が一番大変ですからね。特に《メビウス》の搬送が一番大変です。一度停止したらいいのでしょうが、一度止めると再稼働に大量のエネルギーが要るから、止めずに搬送するのが馬鹿船長の方針です。
「これが無限にエネルギーを生み出す稼働機関……!?これ、ちょっと止めて調査させて下さい!!もっとお安くしますから!!」
「駄目ですよ、ニアスさん。《メビウス》の再稼働には惑星一月分のエネルギーがいると聞いてますし、下手をすれば大赤字ですよ?」
ニアスさんが無理な要求を突き付けましたので、ニッコリと笑顔で断らせて頂きます。搬送を一日で終わらせるには第七の人たちの協力が不可欠ですので仕方ありませんが、噂が更に広がって襲撃する馬鹿が増えないことを祈るばかりです。
「この形状なら例の武器……【ブラスターアームズ】も搭載できるな。改造もしやすそうで、何よりだ」
整備士長さん、新しい船を前に上機嫌ですね。私もですが。
「前の船よりまた大きくなりましたが、管理や維持は……大丈夫ですね」
「そりゃ、バンフィールド伯爵が出してくれているからな。連中の討伐報酬や所持品の売買で稼げているのもあるだろうが」
「それとロレイアの設備の使用料もですね。第一を追い出して少し減ったそうですが、利益は依然として出ているそうですし」
「再現できてもオリジナルには及ばないそうですからね。一部を再現した第一でさえ、レアメタルの特殊加工には至っていないそうですし」
それを考えると、今のアヴィドは間違いなく帝国最強に位置する機体と言っても過言ではありませんね。一閃流の再現度が格段に上がったと伯爵様もご満悦でしたし。
「そういえば、馬鹿船長のドレイクはどうなっています?」
「ドレイクの方も所々改修しているぞ。駆動部の強化や機首ブレードの交換とかな。制御システムの方は……一度、嬢ちゃんが見た方がいいだろ。そっちは嬢ちゃんが一番だからな」
「私がやらないと、改造の度に爆発しますよね?この前も久しぶりに爆発したと聞きましたが?」
整備士長さんが気まずそうに視線を逸らしていますが、それで誤魔化されませんよ?爆発の度に冷や汗が流れたのですから。
「……挑戦に爆発は避けて通れない道だろ?」
「爆発の兆候を無視する人が何言っているんですか?」
まあ、言うだけ無駄なのはとっくに理解していますが。何度も爆発を起こして余計な仕事を増やすのに、治る気配がないから工場をクビになった人のようですし。
「ブロ整備士長。搬送の準備ができました。ビクトリアへのエネルギー供給も開始し、安定しています」
「そうか巫!じゃあ、急いで運び出すぞ!モタモタしてたら、掠め取られるかもしれないからな!!」
女性型アンドロイドの巫さんの報告を受け、これ幸いとばかりに逃げましたね。早々に運んで取り付けるのには同意しますけど。
新たな船、ビクトリアの艦橋を見渡し、オレは沁々と頷く。
「この船がオレたちの新しい家だな。生活空間が前と変わらないのは、良いことだ」
海賊は船の上で生活する以上、劣悪な生活環境は回避すべき案件だからな。うん、本当に新しい家は素晴らしい!!
「生活環境で言えば、第三兵器工場製の船がお勧めと聞きますがね」
「付き合いから考えて、第七の方がいいだろ。あまり知らない所より、知ってる所の方が安心できるし」
特に荷物や設備の搬送面で。代えの利かない古代遺産は特に。
「まあ、船長の言い分には同意しますよ。それに、改装もやり易そうなのは私も賛成ですしね」
「改装して高級酒を並べられるからか?」
「ご想像にお任せしますよ。あちらはどうしますか?」
「これまでと同様、解体した後は新しい船に載せる。船も大事な仲間だからな」
オレは艦橋から見える戦艦に向かって敬礼する。今日までオレたちを乗せて航行してくれたことに深く感謝し、同時にオレの海賊人生の転機となった大将にも深く感謝する。
心無しか、壁に飾り付けた長杖が光り輝いた気がした。
――とある場所にて。
「フハハハハ!これだけ回復すれば、更なる悪意の種を蒔ける!種を蒔き続け、憎きリアムとクラークを絶望のドン底に突き落としてくれる!!」
人間の負の感情を喰らい続け、身体も力も回復した案内人は憎き二人を苦しめるべく、二人に対して悪意を持つ者を探し、支援しようとする。自ら始末に動こうとしない辺り、相変わらず弱体化しているようである。
そんな案内人を遠くから、犬の形をした光が見つめている。光は空を仰ぐように頭上を見上げると、一筋の光が案内人へと迫って来ていた。
「え?」
突然スポットライトのように全身を光に照らされた案内人。直後、案内人の全身が黄金の焔に包まれた。
「――ほぎゃああああああああああああっ!?」
いきなり全身が燃え上がり、案内人はとてつもない激痛に襲われる。まるであの杖の光に晒されたかのように。
「これはまさか、あの時の光ぃ!?何で、あの光がこんな場所にぃ!?」
意味が分からず、燃やされる痛みに喘ぎ、暴れ回る案内人。その間にも、感謝の念が案内人に伝わってくる。リアムに対する感謝の念が。
「何でリアムへの感謝の念が私にぃ!?色々とおかしいだろ!!」
あまりの理不尽に案内人がツッコミを入れるが、案内人を包む焔は勢いよく燃え続けている。少しして光が消え、焔も漸く鎮火すると、そこには全身黒焦げで身体も薄くなった案内人が出来上がっていた。
「……覚えていろ、リアムにクラーク。私は必ず、お前たちに最高のプレゼントを送ってやる。いずれ破滅するその時まで、震えて待っているがいい」
ブスブスと燻っている案内人は、未だ心は折れず。変わらずに復讐心を滾らせる。直接手を下せず、他力本願なのが情けないところではあるが。
とにかく今は回復あるのみと、案内人はズリズリと歩腹前進するように身体を引き摺りながらその場を後にした。