オレは本物の宇宙海賊! 作:パイレーツ
日々の訓練は大切だ。体調によっては休まなければならない時もあるが、何もしなければ折角の技量が錆びまみれとなり、マトモに使えなくなってしまう。鍛えた筋肉だって落ちてしまうし、良いことなど一つもない。
「最初と比べて動けるようになってきているな。一撃で倒れないことも評価に値するぞ」
オレがそう告げる先には、生まれたての動物のように脚をプルプルと震わせている研修組の面々だ。最初は加減した拳一発、蹴り一つで完全にダウンしていたが、今は寸前とはいえまだ立てている。三ヶ月でこれだから、しっかり成長しているな。うん。
「あ、相変わらずの化け物……」
「いや、さすが領主様と互角に戦える人物と褒めるべきなのか……?」
「噂で騎士ランクを付けるとしたらSランクって、本当だったんだな……」
騎士ランクね。オレは騎士の資格もないし、騎士を目指していないからこのランクの凄さは漠然としか分からないな。マリーはAAAランクだと聞いた程度だし、Sが凄い評価なのは分かるけど。
戦闘スタイルの方は……“しっくりくる”か、“極めたい”のどちらかで選ばせているからな。オーソドックスな剣と盾以外にも槍、斧、短剣、メイス、拳銃、銃剣……思い付く限り用意して、我流でやらせている。最低でも動きが良くなれば良いだろうし、気に入った戦闘スタイルなら元の部隊に帰っても自己鍛練を続けられるからな。
オレのダブルセイバー?全員が『これは無理』とすぐに選択肢から外されたけど?オレの敬愛するレイジャー船長が扱う、素晴らしい武器なのに。無理強いは海賊の流儀に反するから強く勧められないし。この板挟みが、地味に辛い。
『馬鹿船長。新しい試作の武装ができたので、格納庫に来てください』
「お、あれができたのか。時間も丁度いいからすぐに行くぞ」
ロイネから新しい武装ができたと連絡が来たので、次の予定を告げてからトレーニングルームを後にする。嘆いても現実は変わらないし、昔と比べればかなり恵まれているしな。
そして、肝心の新装備はというと。
「これがレーザーポッドを内蔵した小型シールドか」
「応。本来なら誘爆などの問題点が浮上するところだが、ロレイアの技術で作っているから盾としての機能は十二分にあるぞ」
「馬鹿船長の戦闘スタイルから、盾は小型でも不要ですけどね」
「そんな事はないぞ。盾が一つあるだけでも、取れる手段が増えるからな」
「そうですか。本音は?」
「複合式の盾も浪漫だからだ!大将のアヴィドの盾のテイルクロー同様にな!」
浪漫だからこそ、ヴァジュラにも同系統の武装を取り入れたんだし。既にアンカーガンを内蔵しているドレイクじゃ無理だったし。
それに広範囲攻撃はカッコいいし。ダブルセイバーでも広範囲に斬り飛ばせるけど、どうしても大味になるからな。レーザーポッドならピンポイント攻撃もできなくはないし、縁をなぞるように特殊ブレードも組み込んであるから、咄嗟の近接武器としても使えるし。
「そういえば、アスカが要求したハウンドへの幻影機能の追加は何処まで進んでいるんだ?」
「そっちはラクーンをバラして、リアスカートに搭載する形で何とかなりそうだな」
おおう。初期生産タイプをバラしたのか。コストを思いっきり無視したプロトタイプだから、テウメッサに正式採用された幻影機能があるんだよな。正式採用ではアシスト機能搭載に合わせて、オミットされる予定だそうだが。ニアス大尉が頭を抱えて嘆く姿が簡単に想像できるぞ。
そんなオレの微妙な心境に構わず、ロイネは設計データを見せながら説明を引き継ぐ。
「ハウンドは端的に言えば、馬鹿船長のドレイクのオミットですからね。装甲を更に削って、複合式のガンブレードも持たせる予定です。銃の方はオマケ程度ですが」
「それともう一つ。試してみたいこともあるからな。例のロレイアから回収された資料の中に、スゲェのがあったんだ」
「ええ。これが成功すれば、幻影機能が比較にならない程に強化されますよ。それに合わせて名称もハウンドから【ライラプス】に変更する予定です」
「名称を完全に変えるのか。もうカスタムじゃなくて専用機だろ」
「否定できないな」
「アヴィドにドレイク、ヴァジュラと同じくロレイアの技術を全面的に使いますからね」
本当に楽しそうだな。ロレイアから回収した設備と道具があるから、兵器工場クラスで出来ることが増えたから当然だけど。エネルギーは《メビウス》のおかげでノーコストだし、規模が小さいことだけを除けば基本的にやりたい放題だからな。
……まさか一週間くらいで形にするなんてな。早くて一月くらいかと予想してたんだけど、全員がノリノリで作業していたな。
『まだ始まらないのか!?早く、クラークと激しく踊りたいというのに!!』
形となった専用機レベルで改造した漆黒のハウンド――ライラプスからフルオープンの通信で、アスカが今か今かと待ちわびている。ライラプスの頭部はテウメッサを参考にしたのか、犬か狼を連想させる造形となっている。これだけ見れば、テウメッサの兄弟機だな。実際はハウンドだけど。
そんなアスカに構わず、オレはロイネたちに向かって通信越しで問い掛ける。
「なんで機体テストでオレが駆り出されるんだ?それもいきなり戦闘テストで」
『それはあの人の要望ですよ。下手に棄却すると、例の暴走スイッチが入りそうだったので』
『実戦データが取れれば完成に近づくし、別にいいかなと。後、船長なら上手くあしらえるだろうしな』
オレの扱いが本当に雑!船長なのに!大海賊なのに!!
少し凹みつつも、亜空間からダブルセイバーとシールドを取り出し、何時でも始められるようにする。さすがにこれ以上待たせると、本気で暴走しそうだし。
『では、始めてください』
ロイネが開始を告げた瞬間、ライラプスのリアスカートとブースターの一部から碧い焔が噴き出る。どうやらテウメッサと同じ起動方法を採用したようだ。実際、ライラプスが単機から数機となり、それぞれが異なる動きで迫ってきている。その内の幻影の一つがブレードで斬り掛かるも、幻影なので素通り……
「!?」
すると判断しかけたが、妙な悪寒が背筋に流れた。その悪寒に従うまま、左手のシールドで受け止めたら、
「嘘だろ!?」
明らかな実体持ち。それも目の前の一つだけではない。間髪入れずに斬り掛かるライラプス全てに実体がある。幻影の筈のライラプスたちの剣撃を捌くダブルセイバーから伝わる衝撃が、紛れもない本物だと告げている。
シールドの装甲の一部をスライドさせながらライラプスの一撃を受け止め、露になった部分から屈折するレーザーを複数同時に放つ。レーザーは本体以外のライラプスを撃ち貫くが、爆発することなく揺らめくように消えていく。しかし、すぐに新たな幻影が出てきたことで、意味をなさなかったが。
『よし!成功だ!!』
『ロレイアの技術で作られた特殊な金属粒子を追加したことで実現した、実体持ちの幻影……!パイロットの直接操作やら、制御の難しさなどの問題がありますが、上手くいっています!』
『これが古代遺産による技術……!?これは本当に凄いよ!!』
これがロイネたちが試したかった技術……!?なんて、なんて……浪漫が溢れる素晴らしい機能なんだ!!
「ロイネ!整備士長!オレのドレイクにも組み込んでくれ!こんな浪漫ある素敵機能、オレも使いたい!!」
『悪いがそれは無理だ』
『完全にキャパオーバーですので。良くて通常の幻影機能です』
「チクショウめぇええええっ!!」
素敵機能が搭載できない事実に嘆きながらも、アスカの怒涛の剣撃を捌いていく。あらゆる角度から同時に斬り掛かるから、下手な連携よりも地味に厄介だ。レーザー一発で消えたことから、実体があるにも関わらず幻影には耐久力がないようだ。今も機体そのものを攻撃したら溶けるように消えていってるし。すぐに新たな幻影が出てくるから無意味に近いけど。
「全機の動きがアスカ本人と遜色がないぞ。動きから判別するのは難しいな」
これがオレや大将だったら……幻影に一突や一閃を使わせ続ければ一方的になるんじゃないのか?特にアヴィドはミサイルコンテナ等で武装も手数が豊富だし。
『凄いな。テウメッサに直ぐ組み込めるんじゃないか?』
『この機能をシミュレーション化してくれないか?データを多く取る意味でも悪くない筈だ』
今回のテストを見学している面々もこの機能に目を輝かせているようで、シミュレーター上でも使いたいと言い出している。やっぱり分身はいいよな!
『フハハハハ!いいぞ!実にいいぞ!!このままずっと、クラークと打ち合っていたい!!ああ、本当に――最高だ』
アスカもこの機能にご満悦のようで、悦に浸ったように呟くと同時に、ライラプスを人型から飛行型へと変形させてすぐに距離を取る。そのまま大きく旋回しながら突っ込んで来ており、他の幻影も同様に動きながら機首のビーム砲を乱射してきている。
「ビームまで撃てるのか!!」
本当に古代技術は凄いと感心しながらビームを躱していると、機首ブレードを突き立てようと複数のライラプスが突撃してくる。
オレはそれも躱そうと――
「『ん?』」
『『『『『あ』』』』』
した瞬間、ライラプスの機体中央付近から煙が上がり、幻影たちが消えると同時に勢いを無くしたようにライラプスは停止した。軽い爆発音もしたけど、大丈夫かこれ?
アスカの身を心配していると、コクピットハッチが蹴破られてアスカが飛び出てきた。どうやら無事のようだ。
「おい!何故機体が急に壊れて止まったんだ!?楽しみはこれからだったのに!!」
ビクトリアに帰還してすぐ、アスカは不機嫌全開で整備班に詰め寄っている。整備士長の襟首を掴んでガクガクと揺さぶっているが、暴走はしていない……筈だ。
そんな整備士長に構わず、ロイネを筆頭とした整備班が回収したライラプスの状態を確認していた。
「関節へのダメージはそんなに無さそうだね。エンジンは完全に焼き切れているけど」
「例の機構も壊れていないので……完全にエンジンが耐えられずに壊れたパターンですね」
「起動と同時にエンジンの駆動率が上がってますから……断定するには早いと思いますが、機能と出力が噛み合ってないようです」
話を聞く限り、例の機能が要求した出力にエンジンが耐えられなかったようだ。強力だった分、その対価も相応のものだったみたいだな。
「また第七から新型エンジンを融通してもらうか?」
「これは新型エンジンでも無理だと思いますよ。データから逆算した要求値が、ヴァジュラのエンジンでも不足していますし」
「エンジンも特注しないと駄目ですね。それも今のアヴィドクラスで」
あの古代兵器の再現レベルになったアヴィド並のエンジンが必須なのか。確か、エンジンにもロレイアの技術を使って耐久力と出力を引き上げたんだったよな?その高性能なエンジンじゃないと、あの分身機能が満足に使うことが出来ないと。
これは第七と大将に報告と相談だな。さすがにエンジンは一から作れないし。
後日。大将とニアス大尉に時間を作ってもらい、直接の対面で分身機能について報告した。その時のデータを開示して。
「幻影が実体を持つ……!?本当にロレイアの技術は凄いですよ!!」
「まさか分身までできるとはな……ニアス、俺のアヴィドにも組み込めるか?」
ニアス大尉は鼻息荒げて興奮し、大将は冷静ながらもアヴィドにも組み込めないかと聞いてきている。オレも本音を言えばドレイクに組み込みたい。でも、それは同席しているロイネによって否定されているんだよな。
「伯爵様。残念ながらアヴィドに組み込むことは不可能です。断定はできませんが、数値を見る限り、分身の数に比例してエンジンの駆動率が上がっているのです」
「確かにその可能性は高いですね。特にビームを撃っている時がかなりエンジンに負担を強いているようなので、今のアヴィドのエンジンでも耐えられない可能性がありますね。再現度に比例しているかもしれないので」
「つまり、何が言いたい?」
「分かりやすく例えるなら、一つのエンジンで数十機の機体を同時に動かすようなものなんです。この機能は正直、武装が豊富な機体には全く向いていません」
ニアス大尉の見解に、オレと大将は揃ってガックリと項垂れた。大将のアヴィドは勿論、オレのドレイクも亜空間による武器の格納で通常より多めに搭載しているからな。
「何より……馬鹿船長の一突や伯爵様の一閃は桁外れですので。もし再現度でもエンジンに負担を掛けているとしたら、複数の分身に使わせた瞬間か直後にエンジンが修理不可能なレベルで壊れてしまいます。もちろん、程度によりますが」
「私もロイネちゃんと同じ見解ですね。お二人のアレは常識を真正面から破壊するものですし」
ニアス大尉の後半の呆れは無視するとして、分身に一突を使わせるのは無理か。使ってエンジンが壊れて動けませんは、明らかに致命的だからな。
「分身も浪漫なのに……愛機に組み込めないのが、本当に悔しい」
「残念だが、本当に残念だが仕方ない。代案としてゴールド・ハウンドに組み込め。シンプルなハウンドなら問題ない筈だ」
「それくらいでしたら……それでも色々と調整する必要が出てきますけど」
ニアス大尉も大将の妥協案を聞き、了承とも取れる言葉で返す。分身は浪漫だし、一度くらいは使いたいだろうし。オレもだけど。
「そういえば伯爵様、噂で聞きましたよ!先日、古代遺産を手に入れたそうじゃないですか!それ、ウチに回して解析させて下さいよ!特別に倉庫に眠っているラクーンを全機、割引でお売りしますから!!」
「どこからの噂だ!後、それのどこが特別だ!完全に在庫を俺に押し付けようとしているだけだろうが!!」
「そんなこと言わずに買って下さいよ!売り捌いてスペースを空けないと、他の機体が作れないんですよ!!すべての性能はネヴァンを上回っているのに、ほとんど売れないんです!わざわざ無意味な装飾まで付けたのに!!」
ああ、ちょっと厳ついマスコットと化したラクーンがあまり売れていないのか。あっちは不思議な威厳を感じられるから、売れていると思っていたんだけどな。相変わらずスタイリッシュな方が人気みたいだ。
「第一、ラクーンはコイツ関連で結構な数を購入してやっただろうが」
「そうなんですけど!お願いしますからもっと買って下さい!サービス――」
ニアス大尉が色仕掛けで大将を誘惑しようとした瞬間、ロイネがハリセンで爽快な音と共にニアス大尉の頭を張り飛ばした。軽く煙が上がっていて、地味に痛そうだな。
「本当にお前は残念娘だな。それとロイネ、よくニアスを止めてくれたな」
「お褒めに預かり光栄です。話が完全に脱線していましたし、貴重な時間を無駄にするわけにもいかなかったので」
「お前さえ良ければ、今すぐにでも俺が雇ってやるぞ?」
「それは謹んでお断りさせて頂きます。ティアお姉様の暴走に拍車が掛かりそうなので」
クリスティアナの暴走か……うん、確かに暴走しそうだな。同時にマリーの方も対抗意識から大暴れしそうだし。
「……それもそうだな」
大将も同じことを考えたのか、言い寄ることなくすんなりと引いたな。
その後は第七のスタッフがビクトリアに出向する形でライラプスの開発が進むこととなり、一応の目処が付く。
しかし、これが後の面倒ごとに繋がる羽目になるとは、誰にも予想することが出来なかった。
「この分身機能、かなりの玄人向けだな」
「一般だと動きが単調、エースでも数を増やすと単調になりますからね」
「特にアシスト機能があると、な。シミュレーション上でしかないとはいえ、動く弾丸みたいだったぞ」
ライラプスの分身機能の具体的な検証目的で、希望する者たちだけでシミュレーションに落とし込んで試していた。その結果、エースパイロットも扱うには苦労するという事実が判明したが。
「本当に物好きだね。参加しても、実際に使わせてもらえるわけじゃないのに」
「とか言いながら、ラリーも参加してたじゃん」
「……そんな事より、機体の方はどうなの?」
モリーの指摘から逃げるように、ラリーは自身の機体であるモーヘイブについて問い掛ける。モリーは苦笑しつつも、ラリーの質問に応じる。
「しっかり整備しているよ。例の強化プランで防御性能は大きく上がってるし、性能も四型と遜色がなくなっているしね。おかげで周りと大きく遅れを取らないのは実感しているでしょ?」
「それはそうだけど……旧式の機体じゃ、大して活躍も出来ないし」
ラリーはそう言ってモリーから顔を背ける。モリーの言う通り、モーヘイブ・グランサとなったラリーの機体は、以前と比べたら出力と性能は大きく上がっている。機体バランスの調整などで整備の手間は増えているが、釣り合いは取れているとモリーは思っている。
「そう?少なくとも近づいた敵機は全部返り討ちにしてるよね?銃と剣の二刀流も意外と様になってたし」
「意外ってなんだよ、意外って」
もちろん、機体だけでなくラリー自身の技量も上がっている。シミュレーション上ではあるが、エース級相手に粘れるくらいには実力が向上していた。何度も床に這いつくばる程しごかれた結果とも言えるが。
「けど、ここで強化された機体がメレアでも使えると思う?」
「問題ないと思うよ。ちゃんと使えるよう、旧式のパーツだけで魔改造してるし」
「……今、魔改造って言った?言ったよね?」
整備士から徐々に脱線し始めているモリーに、ラリーは表情を引き攣らせる。今回の研修は悪影響を与えたんじゃないのかと、ラリーは遠い目で天井を見上げた。
研修組の成績を数値に変換するのは面倒だな。いや、ちゃんと報告しないと今後の方針にも響くからしっかりやっているけど。
『チッ。たった四ヶ月でよくここまで鍛えているわね。パイロット組に嫌味の一つも飛ばせないわ』
「粗探ししようとするな、まとめ役」
オレからの報告書に対し、クリスティアナは露骨に舌打ちしながら評価している。虚偽を疑わない辺り、一応は信用してはいるだろうが。
「残り二ヶ月だが、今のペースで鍛えていくさ。戻った後、ここでの教えは還元されると思うか?」
『……すぐには難しいでしょうね。お前たちはリアム様に多大に貢献しているとはいえ、根本的には外様。プライドもあるでしょうから、積極的に取り入れようとはしないでしょうね』
「つまり、定期的に続けると。パイロットだけでなく、整備士の技術向上も含めて」
『ええ。ロイネの活躍の場を与える為にもね』
しっかり私的な理由も混ぜてきたな。乱用しない範囲でだが。
「ロレイア防衛部隊の方はどうだ?アイツらはしっかりやっているか?」
『彼らはしっかり仕事してくれているわ。癪ではあるけど、手間が掛からなくて助かってるわね』
アイツらもしっかり仕事してくれているか。手を煩わせてなくて安心だよ。
機体紹介
ヴァジュラ
絹枝と雪枝の専用機として作られた、24メートルあるオリジナルの大型機動騎士。
クラーク海賊団の整備士の一人が突拍子のない意見を出したことで、二人での運用を前提に一から作られることになった。
第七兵器工場の協力もあり、ロレイアの技術も駆使して作られた本機は高性能に仕上がっている。特に専用装備であるシザーブレードライフルは遠近両用武器であり、鋏のように敵機を切断することが可能。
携帯武装も大味かつてんこ盛りなので、色々な意味で高コストな機体である。
モーヘイブ・グランサ
量産機であるモーヘイブに強化装甲を追加した、オリジナルのカスタム機。
装甲はゾークやジャンクパーツを利用して作っているため、製作コストは安めとなっている。
装甲の追加で機体重量は重くなっているが、サブスラスターを内蔵して機動力の低下も抑えている。
二型には外付けでエンジンがバックパックとして追加され、強引に出力の問題を解決している。エンジンの出所はもちろんゾークからなので、こちらも元手はタダ。