オラリオを照らしたい蒼い星   作:インビジブルです男

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こんばんはー!
今回はアニメ第6話の最後まで書こうと思ってますが、ワンチャンアニメ第7話前半くらいまで書くかもしれません。それでは、本編どうぞ!


第11話:天誅!

天誅!

 

翌日。

 

今日は、早めに起きて、雑貨を買ってからダンジョンへ向かうことにした。ニルヴァーナの攻撃力とか、色々見てみたいって気持ちもあるし、燃料用の食いもんも買っていこう。

今日は、かなり霧が濃いから、スリとかには気をつけよう。

 

俺は、まだ皆が眠っているホームを後にして、ニルヴァーナを連れて買い物に向かった。

 

 

暫くして。

 

タハト「まあ、こんなもんかね。ほぼ必要無いけど、念の為の回復薬と、ニルヴァーナ用のトウモロコシと、小麦、大麦、ライ麦に、ジャガイモ。こんくらいあれば、ニルヴァーナがどんな攻撃をしても、燃料が切れるなんてことは無いはず。さて、行こうか!ニルヴァーナ!」

 

ニルヴァーナ「ヒヒィィィィィン!」

 

俺は、ニルヴァーナの背に乗り、ダンジョンに潜った。

 

ーダンジョン27階層ー

 

俺達は、あっという間にダンジョン27階層に到達。

目的は双頭の水竜、アンフィス・バエナ。

あんくらいの巨体、そして強さなら的として充分だろう。

リヴェリア達が倒していなけりゃいいけど...

 

そんな考え事をしていると、奥の方から2本の黒い影が見えた。

2本の首...間違えない。

 

アンフィス・バエナ「ウオオオオオオオオオオオオオ!」

 

タハト「ニルヴァーナ!先制攻撃だ!撃て!」

 

ニルヴァーナ「ヒヒィィィィぃぃぃぃィン!

 

ニルヴァーナが嘶きをあげると、蒼い炎の槍が10本現れ、それが全て黒い影の方へ飛んでいく。でも、それは届かず、アンフィス・バエナの赤い鰭のある方の首が出す、魔法を消すブレスによって打ち消される。

 

タハト「当たらんかぁ...よし、ニルヴァーナ。もっと高出力で出せる?」

 

ニルヴァーナ「フルルル。」コクッ

 

ニルヴァーナは鼻を鳴らすと、首を縦に振る。

いい子だ。

ニルヴァーナは口を大きく開けると、周囲の空気を吸い込む。

ダイソンを思い出すなぁ(?)

10秒もすると、チャージが完了したらしく、口からは蒼い炎が漏れ出ている。

 

タハト「撃て!」

 

ギュイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン!

 

俺が合図したのと同時、ニルヴァーナの口から、高出力のレーザービームが発射される。

 

アンフィス・バエナ「グオオオオオオオオ!」

 

アンフィス・バエナも、赤い霧を吐いてそれを消そうとするが、出力を抑えられず、右の赤い首に風穴を開けることに成功。

さらに、頭の重さに耐えきれず、皮1枚で繋がっていた右の首は千切れ落ちる。威力高すぎな?

 

タハト「よっしゃ!いい感じだ!こっからは、俺が行く。お疲れ様、ニルヴァーナ。」

 

ニルヴァーナ「フルルルル!」

 

ニルヴァーナは嬉しそうに鼻を鳴らすと、寝る体勢に入る。

ニルヴァーナの装甲は、奴のブルーナパームじゃ、溶けもしないだろう。

このくらい楽にしていた方が、俺としても楽だ。

 

タハト「っしゃあ!勝負だ!アンフィス・バエナ!お前の攻撃力マシマシの首でどこまでやれるか!精々楽しませてくれよ!」

 

俺はそういうと、アルコーンとアイオーンをでかくして飛ばし、アンフィス・バエナの残ったもう一本の首に狙いを定める。まあ、狙いはこれじゃないのよ。

 

ブォンッ!

 

次の瞬間、アルコーンとアイオーンに気を取られていたアンフィス・バエナは、俺が残焔(ミラージュ)で、頭上に移動していた事に気付かず、俺は奴の頭上に立つ。

 

タハト「どうだい?自分より遥かな小さな相手に、こうもボコボコにされるの。」

 

アンフィス・バエナ「ウオオオオオオオオオオオオオ!」

 

アンフィス・バエナはどうやら怒ったらしく、首を振り回して俺を吹き飛ばそうとする。だが、もう足掻いたって手遅れだ。

 

タハト「いくよ。祖なる星よ、焼き尽くせ。蒼焔豪雨(ブルーエクスキュージョン)。」

 

俺が詠唱を完了させると、天井に無数の星のような炎が現れ、光り出す。

そして次の瞬間。

 

ジュドドドドドドドドドドドドドドドド!

 

その炎から、一斉に炎のレーザーがアンフィス・バエナ目掛けてふりそそぐ。

 

アンフィス・バエナ「」

 

タハト「はい、終わりと。」

 

その魔法を食らったアンフィス・バエナは、文字通り跡形もなく消え、残ったのは俺とニルヴァーナだけだった。

 

タハト「よし、用事も終わったことだし、帰るか。と、その前に。」

 

俺は水面に浮かんだアンフィス・バエナの魔石を確認し、残焔(ミラージュ)で移動して、取りに行く。そしてそれを無限の懐(インベントリ)にぶち込み、元の場所に戻る。

 

タハト「気を取り直して、帰ろうか。」

 

ニルヴァーナ「ヒヒィィィィィン!」

 

ニルヴァーナは、嘶きをあげると、俺を背中に乗せて、上層へ上がる為の通路を走った。とても快適な道のりだったぜ...

 

ーダンジョン7階層ー

 

ゲド「フッハハハ!良いもん持ってんなぁ?おい!」

 

ドゴォッ!

 

なんだこの音...蹴る音...?

 

リリルカ「うあっ...」

 

ゲド「魔剣まで持ってんじゃねえかよ!」

 

カヌゥ「派手にやってますなあ、旦那!」

 

正義の眷属を名乗る者として、こんなの見過ごす訳にはいかない。

俺は、バレないようにその現場に向かった。

 

そこに居たのは、小人(パルゥム)と、獣人、そしてヒューマンだった。パルゥムの方はリンチにされてるぽい。最悪だ...見るだけで吐き気がする。

 

ゲド「おお、来たか。早かったな。見ろよ!このガキ、魔剣まで持ってやがってよ。やっぱりお前らの言う通り、かなり溜め込んでるみたいだぜ...こいつ。」

 

カヌゥ「そうですかい。ねぇ旦那、1つお願いがあるんですが...そいつの持ち物、全部置いてって欲しいんでさぁ。」

 

ポイッ

 

ゲド「うっ!...ってキ、キラーアント!?て、てめえ...何やってるか分かってんのか!?」

 

カヌゥ「ええ、瀕死のキラーアントは、仲間を集める救難信号を出す。冒険者の常識でさあ。」

 

もういい。こんな奴ら、天誅を下しちまおう。

 

バキィッ!

 

ゲド「ガハァッ!?」

 

俺は思い切り黒髪を後ろにたばねたゴミの背骨を殴り壊す。

そいつは吹き飛び、壁に埋め込まれた。

 

カヌゥ「なっ!?執行者(ヴェネーター)!?何故ここに...!?」

 

タハト「何故だって...?決まってんだろ?」

 

俺はその下衆共に指を指す。

 

タハト「天誅!

 

カヌゥ「まっ...待ってくだせえ、旦那...」

 

タハト「待たねえよ。お前らがこの子に苦しみを与え、更に物を奪おうとしてたんだ。許される筈がないだろ?」

 

俺はその獣人に近づきながらそういう。

 

バキィ!ズドォォォォン!

 

俺はそいつの脛目掛けてローキックを放ち、転ばせた上で腹を思い切り踏みつける。

 

カヌゥ「ゴフッ!」

 

2人目。

 

3人目。

 

4人目と、次々に俺は気絶させた。放っておいてもそのうち食われる。

 

リリルカ「あ...ああ...」

 

タハト「さて、そろそろ潮時かな。そこのサポーターさん、時期に援軍が来る。」

 

俺はそういうと、ニルヴァーナに乗って、目前に迫るキラーアントの大群を踏み潰しながら、地上へ戻った。確かあの子は、ベルのパーティーメンバーだったはず。俺がいちいち干渉しても良くないだろう。

 

ベル「星光炎雷(スターライト・ファイアボルト)!」

 

タハト「成長したなぁ...」

 

感動したね...ベル...

 

ーーーーーーーーーーー

 

俺はギルドに換金をしに向かった。

アンフィス・バエナの魔石は高く売れて、その分はファミリアの貯蓄にしようと思う。自分の為だけに金を使うのは、強欲だしね。

 

俺はホームに帰って、前世で少しやってみたかった、酒作りの為の道具を揃えた。目標は東欧の酒、ウォッカだー!

自分で作ってしまえば、金が浮くからね。

確か手順は、蒸留、加水、添加物の投入、濾過をしてから、仕上げのフィルタリングか。添加物は果糖、蜂蜜とかか。俺は隠し味に少しリンゴの果汁を入れてみるか...

発酵が面倒臭いなぁ...エチルアルコールだけ売ってないかね...気長に待つとするか。

 

俺は蒸留機を後にして普通に寝た。

 

ーーーーーーーーーー

 

時の流れは早く、ベルがオラリオに来てから、1月と2週間が経った。

今日はロキ・ファミリアの遠征の日...だったかな。

昨日は、リヴェリアとレフィーヤに並行詠唱を覚えさせる事にせいこうしたし、今日の遠征も無事に終わることだろう。

 

俺は今日も今日とて、ロングコートの上にシリウス腕装備を着け、そしてズボンの上にシリウス脚装備を着けて家を出た。もちろん、蒼の双子とホルスターもつけてある。

さて、今日は何をしようか。ニルヴァーナは移動が得意だし、この際攻撃と防御に優れた何かを巨星創器(ウェポンクリエート)で作んのもありかも。

 

いや、でも暇だし、ニルヴァーナの為のメンテナンスセンターを組み立てよう。

 

カンカン...コンコンコン...

 

組み立てだから、作業の数が少ないのが楽すぎる。

そうすると、あっという間にメンテナンスセンターが完成した。

メンテナンスセンターというより、ほぼガレージだけどね。

 

タハト「よっしゃー!ニルヴァーナの家完成だ!」

 

ニルヴァーナ「フルルル!フルルル!」

 

ニルヴァーナも喜んでくれているようだ。

さあ、ダンジョンに行って金でも稼ごうかね。

金だけに(?)

 

俺はニルヴァーナを連れて、ダンジョンへ向かった。

 

ーダンジョン9階層ー

 

ニルヴァーナを高速移動形態にし、遊びながら走らせていると、目を疑う光景が飛び込んできた。

 

タハト「....マジか」

 

赤い体毛に黒い皮膚と角をもち、それにプラスして、片手には大剣を持ち、背中には真っ赤な輝くリングと、菱形の赤く輝く結晶が、1枚の翼のように6枚並べられた、強化種のミノタウロスがいた。そして、それに相対しているのは、あのスキルを解放したベル。右目は炎を灯し、片手にはそのスキルの炎を纏わせた黒いナイフを持っていた。

しかも...ボロボロだ。

あの赤いミノタウロス、相当強いんだろうな...

 

タハト「ベル!今助ける!」

 

リリルカ「あなたは...あの時の...」

 

ベル「...んだ...」

 

ベルは何かを呟いた。

それも、強い決意がこもった言葉を。

ベルの手足のリングは更に燃え、あまりの火力の高さに結晶やリングも水色に変色しかけている。そのエネルギーは漏れ出て、ベルを中心に円を作るかのように、青白い粒子が中に浮かんで、消えたりしていた。進化しそうなのかな。

 

ベル「コイツは僕が倒さなくちゃいけないんだ!」

 

ベルがそう言うと、ベルの右目の炎の色が完全に青白く変わる。が、両腕と背中のリング、背中の結晶はオレンジだったり、赤になったり、青白くなったりを繰り返していて、まだまだ不安定な状況。

 

タハト「...わかった。冒険しろ、ベル!」

 

ベル「うおおおおおおおおおおおお!」

 

ベルはそう叫ぶと、青白い炎を周囲に纏わせ、自身が炎の弾丸となって突撃する。ベルが攻撃した時、ロキ・ファミリアの奴らも来ていた。

 

ズガァァァァァァァァアン!

 

ベルがミノタウロスの体にぶち当たると、ミノタウロスは大きく吹き飛ぶ。

 

ティオナ「あの子...前より強くなってない?」

 

アイズ「それに、速い。」

 

リヴェリア「タハト、彼に何かしたのか?」

 

タハト「俺は何もしてないさ。あの力は、ベルの決意の硬さだ。」

 

そりゃそうだ。

死にたくないという決意で、オラリオに来て間もない少年はミノタウロスを倒し、今はマグレでもなんでもなく、自分の力だけでミノタウロスを倒すという決意のもと、あれ程の力を発揮している。あれが...あれこそが...現代の英雄なのかもな...

 

ベル「はぁぁぁぁぁあ!」

 

ベルはそう叫びながら、ナイフで焼きながら切り、更にもう片方の手で殴る。その繰り返し。それに、あの攻撃数なら、チャージもきっと溜まっている事だろう。

 

ミノタウロス「ブモオオオオオオオオオオオオオオ!」

 

ミノタウロスは、その大剣を思い切りベルに振り下ろす。

が、ベルのチャージは満タン。つまり、何時でもオートカウンターが発動するということ。ミノタウロスは、ベルを仕留めたと確信し、ニヤリと笑うが、そこにベルの姿は無い。

 

ベル「倒れろぉぁぁぉぁぁぁぁぁあ!

 

ベルはそう叫ぶと、思い切り脚を振り上げ、ミノタウロスの頭にぶつける。

 

ミノタウロス「もおおおおおおお!」

 

キュイイイイン!ズドォォォォン!

 

直後、ミノタウロスの頭は青白いエネルギーの爆発を起こした。

 

ベル「倒した...?」

 

タハト「!?ベル、まだだ!まだ終わってない!」

 

ミノタウロスの頭はまだ残っており、立ち上がると、赤いリングや結晶は紫と黒に点滅するようになり、第2形態に変化した。

 

ミノタウロス「ブモオオオオオオオオオオオオオオ!」

 

ミノタウロスは咆哮をあげると、地面を思い切り踏みつける。

すると、その視線の先にいるベル目掛けて、地面から紫色のエネルギーの波動が放たれる。

 

ベル「なっ!?」

 

ずばばばばばばばばばばバァン!

 

ベル「グハッ...」

 

ベルはそれをもろに受け、吐血する。

 

ベル「まだだ...もっと高く...!」

 

ベルは立ち上がった。ナイフを突き立てて。

ベル...本当に強くなったな...

 

ベル「喰らえええぇぇえええええ!」

 

ベルは高く跳び、ミノタウロス目掛けて飛び蹴りを放つ。

すると、着弾すると同時に爆発がおき、ミノタウロスの腕が吹き飛ぶ。

 

ミノタウロス「ウオオオオオオオオオオオオオ!」

 

ベル「ハァァァァァァァァァァァァア!」

 

ティオナ「頑張れー!」

 

バキッ!

 

ミノタウロスの突進に合わせて、ベルはナイフを繰り出し、そいつの角をへし折る。

 

ミノタウロス「モオオオオオオオ!グオオオオオオオオ!」

 

ベル「これで!トドメだァァァァァァァァァ!」

 

ベルは悶絶しているミノタウロス目掛けて、回し蹴りを放つと、青白い炎と共にミノタウロスの体を両断した。

 

ミノタウロス「」

 

ベル「やった....やったよ...義兄...さん...」

 

ベルはそういうと、結晶とリングの色も元の赤と橙に戻り、腕に戻る。そしてその腕からは、力が抜ける。

そう、立ったまま気絶したのだ。

 

タハト「っしゃぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

かっけえ...かっけえよベル!

さすが俺の義弟!天才!

 

タハト「へっ....カッケえなぁ...」ポロポロ

 

おっと、感極まって涙出ちまったよ...

 

タハト「ベルは俺がバベルの治療院まで運ぶよ。皆は遠征、頑張ってね。」

 

リヴェリア「分かった。では、行ってくる。」

 

タハト「ああ。」

 

俺はニルヴァーナをフルスロットルで走らせ、ベルを急いで治療院に運んだ。幸い、命に別状はなかった。

にしても、あのミノタウロスといい...白いミノタウロスといい...誰が干渉したんだ...?

いや、今考えても仕方ないや。




勢い余ってアニメ8話も終わらせちまった...
ちなみに、ミノタウロスの赤いのの元ネタは、MAYHEMってやつが元ネタです。第2形態あるし、ベルの相手として打倒だと思ったんですよね。
ちなみに、今後タハトもベルも強化が入ります。
チートキャラが暴れるの、ちっちゃい頃から好きなんすよね。

アストレアとタハトくっつける?

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