今日で1期完結を目指したいと思っています!
それでは、本編どうぞ!
星穿
波旬「ふんんんんんん!」
ぎぎぎぎぎぎぎ...
波旬が気合いの声を放ち、俺と鍔迫り合いをする。
天井のクリスタルは何故か分からないが、血のように真っ赤に染まり、不気味さを出していた。
タハト「くっ...ウオラァァア!」
俺も声を張り、力の限りを尽くして大剣から波旬の斧を弾き飛ばそうとする。
カァァァアン!
甲高い音が鳴り、俺の大剣と波旬の腕の斧は離れ、どちらも武器を振り下ろす体勢に入る。
タハト「デヤアッ!!!」
波旬「んんっ!」
ブォォン!ザクゥッ!
直後。
俺が波旬の首目掛けて大剣を振るったと思えば、波旬の腕の斧の刃が俺の左足を貫いた。
タハト「痛え.....」
その左足からは血が吹き出ている。
波旬「天誅ぅ...♪」
波旬は嫌な笑みを浮かべ、こちらの顔を伺うように俺の方を見る。
スパァァァァァァん!
タハト「ぐっ...!その状態から振り上げるか...」
波旬は俺の左足に斧の刃を入れた状態から、一気に腕を振り上げ、俺はそれをバク転で回避する。無論、着地の反動はキツく、左足からはまたも血が吹き出る。
タハト「があっ....ぐっ!クッソ...」
波旬「...無力....」
ヘスティア「ダッ...ダメだ...タハト君の攻め手が無いよ!」
ヘルメス「強すぎる...波旬...」
リヴェリア「どうにかして...割って入れないものか...」
周りからは絶望するような声が聞こえる。
波旬は、その声を無視して腕の斧の先端、槍の部分を俺の方に向ける。
波旬「最早これまで...大人しく我が天誅を受けよ...」
タハト「へっ....天誅...天誅か...俺のセリフがお前に盗られるとは思ってなかったよ......」
波旬「ギャーッハッハッハッハッハッハッハッハッハー!心配要らぬ!貴様を殺した後に、貴様の仲間共も喰ってやろう!塵芥に等しい人間共には、極上の待遇!さぞ涙を流し喜んで喰われるだろう!」
タハト「うるせぇ...」
波旬「うん?」
タハト「うるせえぇぇぇぇえええええ!!!」
そんな不快な事あってたまるか...
タハト「あーあ....今...確信したわ。テメェは....俺が.....ぶっ殺す!!!!」
直後。
俺は大剣を突き刺し、無意識のうちに
タハト「
ベル「何...あれ...」
波旬「笑止....!我のような至高の存在に抗おうと藻掻く、貴様らのようなゴミに問答無用に天誅を下す...それがたまらなく心地よい!」
タハト「喋るな...お前の一言一句を聞く度に、俺の耳が腐っていく。」
波旬「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
波旬は俺に向けてその腕の斧を振り下ろそうと、踏み込んで突撃してくる。
タハト「行け....!」
俺はそれに応えるように大鎌を構え、踏み込む。
その刀身には、俺の魔力がふんだんに込められており、炎が纏われている。
その炎は推進力となり、奴の首を刈ろうと勢いを増す。
タハト「
波旬「ふん!鈍いな!」
波旬は首を守ろうと右腕の斧を俺の鎌との間に入れる。
だが、それが間違いだということを奴はすぐ思い知ることになるだろう。
タハト「ハァァァァァァァァァァァァァ!」
波旬「ぐぅぅ!」
俺の鎌は奴の斧の刃に切り込みを入れ、俺は遂にやつの体に傷というに相応しい傷を入れることに成功する。
だが波旬は、それを体を後ろに大きく逸らす事でいなした。
リヴェリア「いなされた!?」
アイズ「ダメ...!」
タハト「もう一丁....!」
俺はその回転の勢いをそのまま利用し、もう一撃入れようと試みる。
ゴォォォォォォォォ!
タハト「
俺は先程から波旬に追従させていたアルコーン、アイオーンから魔法を放つ。
波旬「ううう!」
波旬はそれに既のところで気づき、回避しようとするが、それは意味をなさない。
ボバババババババババババン!
次の瞬間には、アルコーンとアイオーンから無数の炎弾が波旬に向けて発射され、着弾して爆発を引き起こす。
タハト「まだまだ...!
俺は鎌にさらに魔力を込め、推進力を増させる。
タハト「喰らえぇぇええええええええええ!」
波旬「むううう!」
ザクゥゥゥッ!ポタっ...ポタっ...
直後。
鎌が奴を捉え、その肉に大きく傷を入れた感触が俺の腕に伝わる。
そして、左脇腹から大きな痛みを感じた。
俺が波旬の方を見ると、左腕を既のところで入れ、防御するようにその黒い鎧の上からでも分かるくらいに瓦のように変形した骨が俺の鎌を受け止めていた。
とはいえ、波旬のぶっとい左腕に大きく鎌は食い込み、左腕は最早使い物にならないだろう。
だが、それとは別に、問題が生じた。
そう、左脇腹を奴の腕の斧の先端、槍の部分で貫かれていたのだ。
波旬「うっ...うう...!」
タハト「ハァ...ハァ...うっ!...ブホッ....」
レフィーヤ「タハトさん!!!!」
リヴェリア「タハト!!!!」
ベル「義兄さん!!!!」
俺は吐血した。
左脇腹は奴の腕の槍によって貫通...激痛が走っていた。
波旬「何か...言い残すことはあるか?」
奴は俺を見ながら低い声でそう聞く。
言うこと...言うことか...なら1つ...かな。
タハト「はぁ...はぁ...うっ...ゴハァッ...ハハッ...じゃあ、もっかい...言わせてもらうよ...」
俺は鎌の持ち手を強く握り締め、脇腹を貫かれたなんてことは気にせず、前進する。脇腹からは血が溢れ出ており、槍はさらに深く刺さる。
ザッ...ザッ...ザッ...
波旬「うっ!貴様.....」
タハト「神も...誰も救えないのなら....俺が....救う...邪魔する奴は...俺が殺る!」
俺は夢の中の俺が言っていた俺のセリフを借りて、啖呵を切る。
ベル「ッ!」
リヴェリア「加勢するぞ!」
レフィーヤ「今なら...!」
俺のその言葉を聞いた皆は、波旬に向かって突撃を行う。
ザクゥッ!ブチィッ...
波旬「こやつ...!」
タハト「ヘッ!」
波旬「うっ...!」
俺が波旬に笑みを見せると、奴は明らかに畏怖の表情を見せる。
タハト「はっ....!」
波旬「ふんぬぅぅぅぅぅ!」
バキィッ!
波旬は俺を引き剥がそうと、俺に蹴りを放つと、俺は少し吹き飛び、膝を着く。
リヴェリア「ハァァァァアッ!」
リヴェリアが青緑のエネルギーリングを頭に浮かべ、同じ色の菱形の結晶6枚が、3枚ずつ相反するように回っている。その手には、持ち手から槍の先に至るまで黒く、刀身は青緑に光る部分を囲ったりして黒い装飾がされている三叉の槍を持っている。見たところ、杖があれに変化したようだ。
波旬「ふんっ!」
リヴェリア「うっ!」
ズガァァァン!
リヴェリアは波旬の腕で吹き飛ばされ、壁に激突してしまった。
レフィーヤ「リヴェリア様!」
レフィーヤもそれを見て、水色のリングと、両側に3枚ずつ、水色の菱形の結晶を翼のように浮かべて突撃。
ディスクを投げて波旬の身体に傷を負わすが、波旬に蹴り飛ばされて撃沈。
アイズ「リヴェリア....?レフィーヤ....?」
アイズはその光景に立ち尽くしてしまっている。
そりゃそうだ。自分の仲間が目の前で一瞬で敗北したんだ。
そうしていると、アイズの目が赤く光り、背中には真っ赤なエネルギーのリング、そしてそれを囲うように6枚の菱形の結晶が展開され、さらにその左手にはアイズの武器、デスぺレードとは違う、銀色の刀身を持ち、それを赤いエネルギー囲む片手剣が握られていた。
ベル「義兄さん!」
ベルもリヴェリア達が吹き飛ぶのを見て、ナイフを取り出して突撃する。
ナイフにはベルのスキルの炎が纏われており、炎を含めたら刀身は短めの片手剣位の長さになっていた。
ベル「ウオオオオオオオオオオオオ!」
波旬「鈍いわ!!!!!」
ドカァァァァァァアン!
波旬は左手に黒いエネルギーを纏い、ベルを思い切り殴った。
ベル「グハッ....」
ベルはその黒いエネルギーでぶっ飛び、壁にぶつかる。
俺はそれを見て、鎌を杖にして立ち上がる。
波旬「腹を貫かれて、なお鎌を振るうか...この死に損ないの...何処からそんな力が...?」
タハト「おい...お前の相手は...俺だ...」
波旬「!!」
タハト「おいおい....ビビってんのか...?冥界の狂戦士さんよ...」
波旬「ビビる...?我が貴様に恐怖している...だと?」
タハト「へっ...へへへっ...」ニカッ
波旬「図に乗るなぁ...!」
波旬は怒りに満ちた表情を俺に向ける。
波旬「我が!貴様如きに恐怖などする訳が...」
パチンッ!
タハト「やっぱ...お前弱いな...!」
夢の中では圧倒的な奴だったが、愛を知らないこいつは誰よりも弱い。
波旬「我が...弱い?」
タハト「ああ...お前は俺よりもずっと弱え...!」
愛を知らない化け物と仲間に囲まれた俺、どちらが強いかなんて分かりきったもんだ。
波旬「はっ!」
波旬はそう笑うと、ズシンズシンと、その体躯を動かす。
波旬「ならば見せてみよ!」
そう言う奴の右腕の武器には黒いエネルギーが纏われている。
そしてやつは俺に神速の斬撃の嵐を降らすが、俺はそれを鎌を回すことで防御する。
ガキキキキキキキキキキキキキキキキキキキ!
ヘルメス「全く...愚かな男だぜ...タハト君...」
ヘスティア「いや待ってくれ!あの子の目はまだ諦めてない!」
バキンッ!ギギギギギ...
タハト「くっ!ぐうっ...」
ガァンッ!
俺は波旬と鍔迫り合いをしたが、瀕死の重傷の俺と、ほぼ万全の波旬。
力で押し合うなんて愚かだった。
タハト「ぐっ...だあっ...」
ズザザザザザザザザザザ!ギギギギギ!
俺は鎌の持ち手の下の部分を地面にぶち込み、吹き飛ぶのを抑える。
波旬「何故だ!?なぜ貴様はまだ立っていられる!?」
タハト「へっ...来いよ...!」
波旬「ぬぅっ!?」
おっと...冥界の狂戦士さん...顔を歪めてどうしたんですかね...
俺は鎌を構え、迎え撃つ体勢に入る。
俺を見た波旬は顔から汗を流していた。
すると奴は突然、右腕の斧を元の腕の形に戻した。
波旬「ぐううっ...否否否否...否なり!!!!!」
すると奴は、叫びながら自身の左腕の上腕を握り潰し、引き抜く。
アイズ「っ!!」
アイズはそれを好機と思ったのか、デスぺレードを引き抜き、新しく獲得した剣の2つをもって波旬に突撃する。
ティオネ「アイズ!?」
ベート「何してんだ!!」
波旬の左腕は、右手の中でピクピク動いたかと思えば、残っていた上半分の左上腕にその左腕だったものを抑え、引き抜いた。
すると、その左腕は瞬く間に剣に早変わり。
その刀身の先端は、貫手をする際の手の形をしており、鍔から持ち手に至る部分は血のように赤く、筋肉のような質感をしていた。
アイズ「喰らえッ!」
波旬「フンっ!!!」
アイズが赤いエネルギーを剣に纏わせ、波旬に突撃すると、波旬も左腕剣をアイズに振るい、鍔迫り合いに。
アイズ「うっ...!強い...!」
波旬は剣に黒いエネルギーを纏わせて応戦する。
波旬「フンっ!」
アイズ「うわっ!?」
アイズは鍔迫り合いに負け、吹き飛んだ。
波旬「我は...我は第六天魔王 波旬なり!」
奴はそう言うと、再度標的を俺に戻し、剣を大きく振りかぶる。
タハト「ぐっ...喰らえ!
!!」
俺は鎌に魔力を込め、踏み込む。
すると、奴の剣の刀身が、銀色から黒色に変化して輝く。
波旬「
奴は振りかぶった剣を俺目掛けてふるう。
俺も鎌を振り、それに応戦する。
バキィィィィィイィッ!
直後、嫌な音がなった。
鎌の刀身でその攻撃を受けたと思ったが、その攻撃は鎌の刃をへし折り、俺の攻撃も、奴の攻撃も、届くことは無かった。
そしてその黒い武器、
タハト「マジかよ...」
波旬「天誅ゥッ!!!!!」
タハト「グッ!」
俺は腰につけてたホルスターから蒼の双子を取り出し、銃身でそれを受け止めようとする。
タハト「グアッ!」
ガァァァァァァァアン!カチャッ...カチャッ...
俺の手から蒼の双子が離れた。
そして俺の意識も少しずつ朦朧となってきた。
衝撃が...強すぎたんだ。
ヴェルフ「タハト!!!」
ベル「義兄さん...!」
ベルも意識が戻ったみたいだ...よかった...
リヴェリアとレフィーヤは無事だろうか...
俺は意識があるうちに、アルコーンとアイオーンに指示を飛ばそうとする。
タハト「グッ...祖なる星よ...焼き尽くせ...
波旬「ぐうっ!?」
直後。
波旬の上空に蒼い星のような粒がいくつも生成され、奴の頭上から蒼い炎のレーザーが連射される。
ジュドドドドドドドドドドドドドドド!
波旬「ふん...死に損ないが...」
波旬は俺に近づいてくる。
あいつ...魔法を無効化したってのかよ...
俺は朦朧とする意識の中、打開策を探す。
何か...何かないのか...
ぽぉん...
すると後ろから、小さな音が聞こえた気がした。
タハト「なん....だ...?」
俺は真っ暗な視界の中、その音に手を差し伸ばす。
パシィッ!
すると、誰か2人の手が俺の手を掴んだ気がした。
タハト「はっ!?」
俺は目覚めた。
そして俺は右手に掴んでた物を見て、笑みを浮かべる。
タハト「ヘヘッ...ヘヘヘッ...フフフフフ...カカカカカ...カーッカッカッカッカッカッカッカッカッ!カーッカッカッカッカッカッカッカッカッカッカーッ!」
波旬「無残。死を前にして壊れたか...」
タハト「んあ...ああ...だよなぁ...やっぱり...己の弱さと向き合い...未熟さに抗い...そして!打ち克とうとする...その心意気がないお前は...弱え!」
俺は手に握ったもの...リヴェリアの持っていた槍、レフィーヤに渡した杖を持って波旬を見る。すると、レフィーヤの杖は俺の魔力に呼応するかのように形を変え、刀の形に変化する。その刀身は、レフィーヤの髪の如き山吹色に光っており、その周りを囲むように黒い装飾が成されている。
タハト「そうだよな...俺は独りじゃない...」
リヴェリア「タハ...ト...?」
レフィーヤ「タハトさん...」
ベル「義兄さん...!」
アイズ「タハト...」
ベート「タハト...!」
フィン「指が痛い程疼く...何故だ...?」
その槍と刀は、波旬を照らすかのように強い光を出し、俺の背中には蒼い球体のエネルギーが回転していた。
波旬「それは...何だ...?」
波旬は変な顔をしながら俺の...俺たちの槍と刀を見つめる。
波旬「何のつもりで我を照らすか!!!!」
波旬は歯茎を剥き出しにしながら怒り出す。
すると奴は周りに黒い炎で行動を防ごうと、リング状にエネルギーを展開した。
冥界の狂戦士ともあろうお方が、こうも動揺するとは...
タハト「決まってんだろ...?」
俺は波旬に指を指し、笑いながらこう言う。
タハト「天誅...!」ニカッ
俺は次の瞬間、凄まじい踏み込みを見せる。
波旬「グウウッ!」
カン!カン!カン!カン!カン!カン!カン!カン!カン!カン!カン!カン!カン!カン!カン!カン!カン!カン!カン!カン!カン!カン!カン!カン!カン!カン!カン!カン!カン!
凄まじい打ち合いが始まった。
新しい武器を手にした俺は、波旬と真っ向から打ち合う。
ベル「今なら...僕も義兄さんの助けに...!」
アイズ「ベルを...タハトを助けなきゃ...!」
ベルとアイズも、自身の得物を持ち、俺に加勢する。
アイズ「ハァァァァアッ!」
ズバァァァアッ!
アイズの剣2本が、波旬の身体に傷を増やしていく。
ベルも同じように、炎を纏ったナイフを持って、波旬に突撃する。
ベル「ウオオオオオオオオオオオオ!」
ザシュッ!ドシュッ!
リヴェリアとレフィーヤはティオナとティオネに回収され、この戦いを見ている。
ベート「いいぞ兎...!アイズ!タハト!」
フィン「凄いね...」
ティオナ「頑張れー!」
ガコン!ガキン!バキン!ザシュッ!ザシュッ!
波旬の体に傷が増えていく。
俺、アイズ、ベルの3人の対処に追われるアイツの顔は、焦りが見えていた。
波旬「クソっ...!クソっ!クソっ!何なのだ貴様は!?死にかけていただろう...力尽きかけていただろう!?何故恐怖をせん?何故命乞いをせん!?」
タハト「ヘヘッ...」ニコッ
波旬「何故...何故笑っていられる!?何故...何故まだ我に立ち向かってくる!?」
タハト「どうしたよ....?やっぱビビってんの...かっ!」
波旬「ギィィッ!?」
俺はそういうと、右手に持った刀で奴の剣を弾く。
すると、波旬の剣がまたも黒く輝き始める。
俺も刀と槍に力を込め、振るう。
ヒュインッ!ヒュインッ!
バシュウッ!
ベル「今だ!アイズさん!」
アイズ「うん!」
すると、2人は連携して波旬の身体に追加でダメージを与える。
波旬の胸と背中から、そして俺の肩からも鮮血が舞った。
波旬「グゥゥウウウッ!」
タハト「ヘッ...!」
ヘルメス「よし...!行けてる!負けてないぞ!」
ヘスティア「頑張れー!ベル君!タハト君!ヴァレン何某!」
俺は再度、波旬目掛けて踏み込む。
が、突如脇腹から激痛が走った。
タハト「いっ...!?」
ベル「義兄さん!またあれが来るよ!」
リヴェリア「避けろ!タハト!」
レフィーヤ「タハトさん!!!」
波旬は俺が激痛で怯んだ隙に、その剣をまたふりかぶる。
波旬「天誅ゥゥッ!」
ガキィィィィィイン!
直後。
再び
俺はそれを槍でガードするも、踏ん張りのせいで脇腹から大量の出血を引き起こす。
タハト「ぐうっ...!」
波旬「消ーえーろー!!!」
波旬は剣を押し込む。
俺はその力を利用して、カウンターを試みる。
タハト「ぐっ...」
ジャキィン!カチャッ...カチャッ...
波旬「んなっ!?」
ガレス「いなしおった!?」
ザシュゥゥゥゥッ!
俺は転けかけた波旬にカウンターで刀を振り、その胸に傷をつけた。
タハト「まだ武器に慣れねえや...浅かったな。」
でもな...次また
それが来る前に決める...!
ベル「義兄さん...目に花みたいな模様が...」
ベルは波旬に攻撃をしながらそう言う。
花?なんのこっちゃ。
ザンっ!ザンッ!
見える...見えるな。
波旬の攻撃が何処に来るか...分かるようになってきた。
俺がそれを避ければ...波旬はその見えたものと同じように攻撃してくる。
波旬「ううっ!!!」
タハト「へっ...どうした?攻撃、当たんなくなってきちゃったじゃん?」
波旬「何故だ!?何故だ!?何故だぁ!?我は、第六天魔王...この世で至高の存在...!我の存在する世に...貴様はあってはならぬ...!」
ベル「アイズさん!」
アイズ「うん。」
アイズとベルは、突き刺してあった蒼の処刑人を抜き取り、一緒に構える。
その間、波旬は俺に攻撃をし続けるが、それは全て避けられる。
波旬は痺れを切らし、剣を振りかぶり、刀身が黒く輝く。
波旬「て...て...て...てて...!」
波旬がそう言い、
それも、血が吹きでるほどに。
波旬「天誅ゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥウッ!」
ブオオオオオオン!
リヴェリア「タハト!!!」
レフィーヤ「タハトさん!!!」
ベート「タハト!!!」
ヴェルフ「タハト!!」
皆の目にはこう見えているだろう。
波旬の
俺は死んだと。
ドカアァァァァァァァン!
波旬「やったァァァァァァァ!天罰てきめえええええええええん!」
すると、そこにあったのは俺ではなく、俺の形をした蒼い炎と、リヴェリアの槍だった。
俺が何処にいるかって?そりゃあ...もちろん...波旬の背後さ。
俺は
ベル「義兄さん!?」
アイズ「どうしてここに...?」
俺は、目を閉じて刀を構えた。
その瞬間、誰もが時間の流れが遅く感じただろう。
俺が刀を頭上に構えた時、クリスタルの反射が強く、波旬を照らした。
そして、ベルは白く輝き、辺りには鐘の音が鳴り響いた。
タハト「見えるか?ベル、アイズ」
ベル、アイズ「「うん。」」
タハト「これが...俺達の道だ...共に.....行こう。」ニコッ
波旬「ぐぬぬぬぬぬ!
ざしゅぅぅぅ...
タハト「
ベル、アイズ「「
直後。
波旬の身体に、交差するような形で傷が入った。
波旬「ああ!?」
そして、奴の身体はその傷に分かれるようにして、地面にボロっと落ちた。
ティオナ「やっ.....やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!」
リヴェリア「流石だ...タハト...アイズ...そしてベル・クラネル。」
レフィーヤ「凄い...!本当に...!」
ヘルメス「まさか本当に勝っちゃうとは...」
リリルカ「ベル様が!ベル様がやりましたぁぁぁぁあ!」
ヴェルフ「すげぇ戦いだったな...」
その場にいる全員が歓喜した。
波旬「ぐっ...があ...ぐうううううう...グゾがぁ!」
その瞬間、波旬は失った右腕からドリル状の刃をだし、俺に向けて伸ばす。
だが、それは俺の既のところで止まった。
パキィン!
波旬の身体が、その刃の先端から緑色の結晶となっていく。
波旬「わ.....我は第六天魔...」
その言葉の途中まで言いかけたところ、波旬は完全に消滅した。
魔石は残らず、ドロップアイテムも無い。
ただ、冥界の悪夢を倒したという事実だけが残った。
その緑の結晶がどこかに消えていく様子は、森に大量に発生したモンスターの処理をしている、タハト以外のアストレア・ファミリアのメンバーも見ているのであった。
モルド「やるじゃねえか...
こうして、冥界を半壊に追い込んだ狂戦士と、2大派閥を滅ぼした黒龍が融合した存在は、葬られた。
リヴェリア「タハト!」
レフィーヤ「タハトさん!やりましたね!」
タハト「へへっ...!」ニコッ
ドサッ...
レフィーヤ「えっ!?タハトさん!?」
リヴェリア「大丈夫か!?いや...でもこの状態なら唇を...」
レフィーヤ「ダメに決まってるじゃないですか!」
俺は2人にピースをすると、意識が飛んだ。
そのあとは、ベルがニルヴァーナと一緒に運んでくれたそうだ。
治療はリヴェリアとレフィーヤがやってくれたらしい。
俺達は地上に帰還して、豊穣の女主人で宴を開いた。
俺は終始、リヴェリアとレフィーヤにくっつかれ、ベルはアイズにくっつかれていた。顔は真っ赤だったけどな!カーッカッカッカッカッカッカッ!(?)
...その夜。
俺はアストレア様にステイタスの更新をしてもらっていた。
アストレア「....レベルかアップしてるし...魔法も...スキルも発言してるわ...」
タハト・アクスリアン
Lv.7
力:I:0
耐久:I:0
器用:I:0
敏捷:I:0
魔力:I:0
魔道:C
拳打:C
連攻:E
魔法:
・速攻魔法
・蒼い火球を複数放つ。着弾後、破壊力は無いが威力の高い爆発を引き起こす。
・速攻魔法
・自身の手、または武器を向けた前方直線方向に蒼い雷のレーザーを複数回放つ。
・詠唱式:祖なる星よ、焼き尽くせ
・空から蒼い炎のビームを乱射する。
・速攻魔法。
・使用すると魔力量削減を貫通し8割程魔力を使用。
・自信を中心に、ドーム状のエネルギーの膜を作り出し、その範囲内に6つの黒を基調とした青黒いヒビが光るタレットを作り出し、それぞれ2本の蒼いビームを発射する。その後、プラットフォームは砕け散り、中から蒼い炎を範囲内に撒き散らして攻撃する。尚、攻撃中に敵が膜の外側に出ると蒼い炎によるダメージをうける。
・詠唱文【
・付与魔法
・使用すると、身体が蒼い炎に包まれ、背中に追加で蒼い球体のエネルギーが6つ浮かび、それを使って攻撃できるようになる上に、移動速度、攻撃速度、攻撃力、そして防御力が上昇する。
・
・速攻魔法
・発動すると、敵に向けて空から3回ビームを放つ。ビームは、一回目は細く、1本のみ。2回目以降はだんだん大きくなり、4本ずつ発射される。
なお、全てのビームが当たるわけではない。
スキル:
・全能力に超高補正
・限界突破
・魔法の使用による魔力使用量激減
・魔法のスロットを3から6に増やす
・攻撃を当てると最大20回までチャージ
・チャージ5回時に攻撃を当てられると、任意で敵の頭上へテレポートし、蹴り、または殴打によってダメージを与えると共に、蒼い炎で追加ダメージ。
・チャージ10回時に魔法を使用すると火力に高補正。
・
・発動すると巨体に変化し、専用の戦闘区域フィールドを作り出す
・2つの輪リングを生み出す
・輪の大きさの操作
・機敏と器用に超高補正
・輪から魔法を放てる
・輪からの魔法は火力に少し補正。
・様々な物を召喚可能
・武器、防具は自分の力によって強くなる
・
・発動すると自分が見える範囲内の好きな場所へ移動可能
・元いた場所には蒼い火が1秒残存する。
・常に敏捷と器用に超高補正
・仲間と認識している者に蒼い火を当てると治療が可能
・全アビリティに超高補正
・不老(肉体年齢の操作が可能、初期値17歳)
・状態異常無効
・物を亜空間に収納出来る
正覚 阿頼耶識
・力、敏捷、魔力に超高補正
・集中すると、その者の魂の揺らぎを捉え、体の動きを予測できる。
・早熟する
・全アビリティに超高補正
・敵を倒す度に身体、精神力が回復し、力が僅かに上昇する。
・
アストレア「そう...それほど強い敵と戦ったのね...よく頑張ったわ...」
俺はそうして一日を終えた。
色々荒れた一日だったし、死ぬほど疲れた。
ーとある下界の一室ー
ベルゼブブ「なるほど...土がいいとああなるのか...彼なら...僕を...」
「殺せるかもしれない。」
いかがでしたか?
いやー...何とか1期完結しました...ストーリー考えるのって大変ですねー...ほんとに。お気づきの方もいると思いますが、正覚 阿頼耶識は終末のワルキューレの釈迦から取ってます。あ、ちなみにラストの時点でタハトの上半身の防具は消滅しました。
あんな激しい攻防に耐えれる方がすごいと思ったのでね...
要は上半身裸です。
もしよろしければ、2期からもよろしくお願いします。
アリア復活、あり?
-
ラミィくん、それはありだ。
-
んなわけねぇだろ!