オラリオを照らしたい蒼い星   作:インビジブルです男

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こんばんは!
今日から2期の内容に入ります。
ネトフリでダンまちを追っているのですが、知らず知らずの内にオリオンの矢が消えてしまっていたので、とりあえず2期の内容を終えてから、他の方の二次創作を見てから書こうと思います。


第2期
第16話:神の宴


神の宴

 

波旬の討伐から数日が経過。

俺は自分の技や駆け引きがまだまだだったことを痛感し、ホームの庭で訓練用に作ったロボット、メカミノタウロス1世と対峙していた。名前が適当なのは、どうせすぐ壊すから。

あと、あの一戦から、相手の動きを読める的なスキル獲得したので、俺の防具...というか服装は、足には爪先が鋭い、黒を基調に蒼の装飾を施した軽装の鎧とズボン、そして上半身はまじで最低限で、両手には親指、人差し指、中指につける鋭い爪みたいな装飾と、あと兎のラフ画が書かれた黒いタンクトップ1枚、そして黒に蒼い花の柄をつけた軽い着物の袖みたいなやつだけ。

指の装飾は、鋭利だから爪として斬撃もできて、足の鎧は蹴りを入れれば敵の肉がえぐれる優れもの。

ちなみに、蒼の双子等の武器はあの一戦で粉々になってしまったし、何より手が塞がっていると投げ技とか、相手の力を利用するタイプの技が使えないという欠点に気づき、じゃあ遠距離攻撃手段はアルコーンとアイオーンで良くないか?という結論に至った為に俺は武器を使うことはあまり無くなってしまった。

しかし、蒼の双子を落としたまま放置するってのも勿体ないんで、ロシアのライフルであるモシン・ナガンをイメージしてライフルに改造した。

超遠距離からはこれで狙撃することにした。

 

んでんで、今はメカミノタウロス一世を使ってスキルを使わずに、受けた力を体内で受け流し、相手にそのまま返すカウンターの練習をしていた。

 

メカミノ一世「ぶもぉぉおおおおお!」

 

ドスッ!ドスッ!ドスッ!

 

メカミノタウロス一世...略してメカミノ一世は足音を立てながら俺に接近する。俺がスキルで作ったメカなだけあり、その速さは並の冒険者じゃ追えないほど。

 

メカミノ一世「もぉぉおおおお!」

 

ブオウン!

 

メカミノ一世はその拳を思い切り、俺に向かって振るう。

その音には明らかな殺意を感じ、空気を切り裂いた音がした。

 

タハト「ふんっ!」

 

俺はそれを左手で受け止め、その力を身体に流し...右手に込める。

そして俺はその勢いのままに下からアッパーを放つ。

 

タハト「『天鳳』!!!」

 

ガコオオオオオオオオン!バキッ!バキッ!

 

すると、メカミノ一世の身体にそれはクリーンヒットし、当たった場所から一気に粉となって崩れる。

 

タハト「よっしゃ!出来た!」

 

輝夜「凄いな、タハト。加えられた力をそのまま...いや、それ以上にして返すなんて...」

 

ライラ「すげぇ破壊力だったな...どうやるんだ?」

 

タハト「どうやるかかぁ...教えんのが苦手だから上手く伝わるかわかんないっすけど...例えるとするなら、天秤があるとするじゃないですか。その片方に力を入れると片方は上がりますよね?それに更に力を加えてあげる感じっす。」

 

ライラ「へぇ...ある程度耐久のアビリティが強くないと出来なさそうだなぁ。」

 

輝夜「器用のアビリティも必要そうだ。」

 

タハト「まあ...俺は怪我する覚悟でやってるからいいんすけど、怪我したく

ないならやるもんじゃないっす。慣れないと肩から腕が吹き飛びます。」

 

ライラ「こっわ...」

 

俺はこうして、カウンター技の『天鳳』を完成させた。

『天鳳』の他にも、思い切り指の装飾で切り裂く『龍爪』、脚から破壊力のあるハイキックを放ち、敵の肉を削ぎ、骨を砕く『孤月』を習得している。どれも俺の魔力と相性のいい優れもの。最高やね。

俺は夜まで天鳳を使ってメカミノと遊び、技を完成させたお祝いに一人で酒場に行くことにした。

 

ー酒場「火蜂亭」ー

 

ベル、ヴェルフ、リリルカ「「「かんぱーい!!!」」」

 

俺が酒場に入ると、そこには見慣れた3人組がいた。

 

タハト「やっ。」

 

ベル「義兄さん!ランクアップおめでとう!」

 

タハト「ありがとう。ベルとヴェルフもランクアップしたんだっけ?おめでとう。」

 

ベル「ありがとう義兄さん!」

 

ヴェルフ「ありがとな!」

 

リリルカ「リリ以外ランクアップですか...トホホ...」

 

リリルカは悲しそうな表情でそう言う。

かわいそす...

 

リリルカ「でも、ヴェルフ様がLv.2ですか...ヘファイストス・ファミリアの上級鍛冶師となれば、作る装備の価値も跳ね上がりますね。」

 

ヴェルフ「まあ、これでますます神の名を汚すような下手なものは作れなくなったなぁ。」

 

リリルカ「ですが...これでこのパーティーも解散...ということになりますね。ヴェルフ様がダンジョンに潜っていたのは、ランクアップして鍛冶のアビリティを得るため。もう行動を共にする意味は...」

 

リリルカがそう言うと、ベルは捨てられた子うさぎみたいな表情になる。

うちの義弟、可愛い!(?)

 

ヴェルフ「フッ、そんな捨てられたうさぎみたいな顔するな。用が済んだらはい、さよならなんてしないぞ!」

 

リリルカ、ベル「「えっ?」」

 

ヴェルフ「心配すんな、これからも一緒だ!」

 

ヴェルフはそう言うと、肉にかぶりつく。

 

タハト「ベル...いい仲間を持ったな!義兄として誇らしい限りだ!今日は俺が全部奢る!じゃんじゃん食え!」

 

3人「「「よっしゃー!」」」

 

俺以外の3人はそう言うと、はねて喜ぶ。

仲良いなぁ...などと俺は思った。

 

ヴェルフ「にしも...命も来ればよかったのにな。タハトもこうやって乱入してきたくらいなんだし...もう知らない仲じゃないんだ。」

 

タハト「あー...命って...18階層で土下座してた子?」

 

ベル「そうそう。まあ、用があるって言ってたからね。」

 

リリルカ「気を使ったんじゃ無いでしょうか?自分は別のファミリアだからって...」

 

タハト「いやお前らも別々のファミリアだろ。多分別の何かじゃないかい?」

 

リリルカ「そういえば、ベル様の次のランクアップはいつになるんでしょうか?」

 

ベル「早くてもあと一月はかかるんじゃないかな?」

 

タハト「そんなに早くレベル上がられたら、そのうち俺も抜かされそうだけどね...」

 

俺は飯を口に運びながらそう言う。

 

ヴェルフ「いやいや、お前も俺と同い歳でLv.7なんだし、Lv.8も余裕なんじゃないか?」

 

タハト「まあ頑張るわー。」

 

ルアン「なーにがLv.3だよ!」

 

タハト「あん?」

 

俺達が楽しく会話していると、クソガキがそれに水を差す。

義兄として、弟を馬鹿にされてムカつくぜ。

 

ルアン「レコードホルダーだかなんだか知らないけど、インチキも程々にしといた方がいいぜ?」

 

エンブレムを見るに、アポロン・ファミリアか...

燃やしちゃおうかしら...

 

ルアン「逃げ足だけが速いウサギが、モンスターから逃げまくってランクアーップ!今度はLv.3も近いだあ?オイラだったら恥ずかしくてホームから出られねえよ!」

 

勘違い野郎キタワァ━━━━━━(n'∀')η━━━━━━ !!!!

 

タハト「無視しようベル。こんなガキ、構ってるだけ無駄だよ。」

 

ヴェルフ「ああ。タハトの言う通りだ。」

 

リリルカ「ベル様を侮辱されたのは悔しいですが、タハト様の言う通りにするのが得策でしょう。」

 

ベル「うん。わかってる。」

 

ルアン「見ろよ!仲間は他派閥の寄せ集めだ!売れないヘボ鍛冶師に、ちっこいガキのサポーター!ま、インチキルーキーにはお似合いってとこかあ?挙句の果てにはLv.7の...れれれれれれれLv.7!?」

 

ヴェルフ「ようやく気が付いたか...」

 

リリルカ「愚かですね...」

 

ベル「...」

 

そのガキは散々ベル達を馬鹿にした後、俺の存在を確認することで顔を真っ青にする。

俺はそのガキを無視して、アポロン・ファミリアの団長である、ポエブス・アポロ・キュアヒントス?ヒュアキントス?まあどっちでもいいか。

そいつに近づく。

 

ベル「義兄さん?」

 

タハト「正義の眷属として...俺はお前に手を出す訳には行かないけどさぁ...流石に部下の躾ってもんがなってないんじゃないの...?」

 

俺は座っているヒュアキントスを見下ろし、そう聞く。

 

ヒュアキントス「フンッ...」

 

ヒュアキントスは何故か余裕ぶって酒を啜る。

殺すぞマジで。

 

ヒュアキントス「...帰るぞ。」

 

団員「おっ...おう...」

 

タハト「はあ.....責任を取るつもりは無い...と。」

 

まあどうせベルとタイマン張ったところで負けんのはあっちだし、正直どうでもいいかなぁ。仮に戦争遊戯(ウォーゲーム)を仕掛けたとして、俺が参戦すれば一瞬で終わる話だし。

 

俺がそう考え込んでいると、奴らは帰っていった。

情けねぇ...情けねぇよ...同じ男として恥ずかしいぜ...

 

ベート「調子に乗ってんじゃねぇぞ...ケッ...」

 

いつの間にか..いや多分俺が店に入る前から居たベートはヒュアキントス達を見て少しイラついた表情を見せた。

 

俺達も会計を済ませてとっとと店を出た。

 

 

ーアストレア・ファミリアホーム、星屑の庭ー

 

アストレア「アポロン・ファミリアに義弟くんが煽られた?」

 

タハト「はい。いやまあ、正直喧嘩になったところで、絶対ベルが勝つと思いますよ?でも正直ファミリア間の問題って、死ぬほど面倒臭いじゃないすか。だから一応相談させてもらったんすよね。」

 

アストレア「タハト、相談して正解ね。相手はあの男色家で有名なアポロンだもの...もしかしたら貴方や義弟くんを狙ってくるかもしれないわ。」

 

タハト「えっキモ。」

 

アストレア「私も偶にあの人に絡まれて...かなり臭かったわ...」

 

タハト「何となくヒュアキントスから変な臭いするなぁ...と思ったんすけど...そのせいかぁ...蛙の子は蛙ってやつすね。」

 

アストレア「まあ、アポロン・ファミリア関連で何かあったらすぐに報告してちょうだい。」

 

タハト「りょりょりょー!」

 

俺はそうして一日を終えた。

 


 

翌日。

 

俺は朝からメカミノと全力で拳を交わしていた。

 

タハト「『龍爪』!」

 

ザシュッ!バシュッ!

 

メカミノ「ウオオオオオオオオオオ!」

 

俺は『龍爪』の連撃で、強化したメカミノに傷を負わせ、メカミノもまた連撃で俺に殴り掛かる。

 

タハト「なかなかやるじゃん!?」

 

俺はバク転でそれを回避し、姿勢を治す。

 

ニルヴァーナ「マスター、どうして朝から鍛錬をしてるんですか?」

 

タハト「決まってるだろ?暇だからだよ。」

 

俺はメカミノが繰り出す攻撃を避けながらニルヴァーナの質問に答える。

いやそうじゃん。見回りもアリーゼさんやライラさんが行っちゃっててやることないんだもん。

 

メカミノ「ぶもぉぉおおおおお!」

 

タハト「『孤月』!!!」

 

ズバァァァァァアン!

 

俺はメカミノが繰り出すマジのパンチに合わせ、『孤月』を放つと、メカミノは粉々になってしまった。

 

タハト「ドヒャーッ...これがLv.7か...」

 

ニルヴァーナ「お疲れ様です、マスター。」

 

俺はマジで放ってしまった『孤月』の威力をみて顔面が真っ青になる。

魔力を込めず、尚且つ魔法も使わずにこれって...人に当てたら即刻死亡じゃないか...

 

輝夜「タハト、何しているんだ?」

 

タハト「ん?ああ、特にやることもないから鍛錬っすよ。」

 

輝夜「暇なら、私と主神様と同時に相手してくれないか?主神様はああ見えて剣の実力がかなり高い。」

 

タハト「へぇ...神様と戦えるなんて夢にも思ってなかったぜ...やらせてもらいますわ。」

 

こうして俺は何故か、アストレア様と輝夜様を同時に鍛えることになった。

加減しないと下手したら...

まあ加減するかぁ。

 

 

暫くして。

 

 

タハト「それでは、改めてよろしくお願いします!」

 

輝夜「タハト、銃は?」

 

タハト「いやぁ...銃で手を塞いでいると、接近された時にホルスターに戻す動作が必要になるんで隙が生まれるんすよね。だから俺はもう、近接武器か拳しか使いませんよ。」

 

輝夜「そうか...」

 

アストレア「さっ、始めましょうか。ルールはいつも通り、相手の体に攻撃を接触させる、武器を弾き飛ばす、組み伏せる、気絶させる。このどれかを満たした場合、勝利でいいかしら?」

 

タハト「はい。」

 

輝夜「承知。」

 

タハト「コインは俺が投げますね。」

 

キィィィん!

 

俺はコインを投げると、それは回転して地面に落ちる。

 

カァァァアン!

 

輝夜「ハァァァァアッ!」

 

ズバッ!

 

輝夜さんは腰にみにつけた小太刀2本を抜刀し、俺に切りかかるが、俺はそれを避ける。避けるというより、俺がいた場所に攻撃が来た。

 

アストレア「ハッ!」

 

ズバババババババババ!

 

タハト「おっ!速い!」

 

俺はそれを避ける避ける避ける。

生物が何かしようとする時、肉体よりも意思が先に動き、魂に揺らぎを生む。俺はその揺らぎを見ることによって、数秒先のその対象の動きを識る事が出来る。それが俺のスキル、正覚 阿頼耶識。ただ欠点が2つあって、まずひとつが許容量を超える行動の嵐。んでもうひとつが、一筋の光なき魂。完全に闇に覆われた魂は動きが見れない。

 

輝夜「全く当たらない!?」

 

アストレア「凄いわね...タハトのスキル...」

 

その間も輝夜さんとアストレア様は連携を見せ、俺に斬撃の嵐を飛ばす。だが、俺の許容量にはまだ届かない。

 

タハト「んじゃ、そろそろこちらからも攻撃させていただきますわ。」

 

輝夜、アストレア「「!?」」

 

すると、2人は俺に攻撃を止め、バックステップで距離をとる。

 

ダッ!

 

タハト「『龍爪』ッ!」

 

俺は思い切り踏み込むと、まず輝夜さんに技を放つ。

但し寸止め。指の装飾を着けた状態で放ったら一発で三枚おろし...ヒェッ。

 

輝夜「あっ...」

 

バタッ

 

輝夜さんは気絶してしまった...

 

ダッ!

 

俺はもう一度強く踏み込み、アストレア様に接近する。

 

アストレア「っ!?ハァッ!」

 

アストレア様は俺に向けて袈裟に木刀を振るうが、俺はそれを避ける。

 

タハト「『孤月』ッ!」

 

ヒュオン!

 

俺は『孤月』をアストレア様のこめかみ直前で寸止めする。

 

アストレア「参りました...」

 

バタッ

 

タハト「ふぅ...」

 

アストレア様も気絶してしまった。

我ながら強くなったなぁと思った。

 

アリーゼ「ただいまー!ってあれ?なんでアストレア様と輝夜が気絶しているの?」

 

タハト「あっ...えっと...」

 

ライラ「まさか....」

 

俺は帰ってきたライラさんとアリーゼさんに事の経緯を話した。

 

アリーゼ「あらら...あ、そうそう。なんかアポロン・ファミリアの人達にお手紙を貰って、アストレア様に渡しておいて欲しいらしいの!」

 

ライラ「何考えてるんだろうな...」

 

タハト「取り敢えず、俺の方で預かっとくっす!アストレア様が起きたらわたします。」

 

アリーゼ「お願いね♪」

 

俺はアストレア様と輝夜さんを運んで、ソファに寝かせた。

 

 

しばらくして。

 

アストレア「うーん...アポロンから神の宴への招待状が届いたのはいいのだけれど...」

 

アストレア様は2時間くらいで気絶から復帰し、アポロンからの手紙を見て困っていた。

 

タハト「どうしたんすか?」

 

アストレア「神の宴の趣向が、普段とは違った面白いものなのよ。」

 

タハト「うげっ...眷属を1人以上連れてくることって...」

 

アストレア「アリーゼは団長だから行かせるとして、他はどうしようかしら...」

 

タハト「うーん...しょうがないですし俺行きますよ。ベルにも会えるでしょうし。ワンチャン リヴェリア達にも会える...

 

アストレア「?」

 

まあ、ともかく。

俺は部屋にあった黒いスーツに身を包んで、神の宴に行った。

メンバーは、アストレア様、アリーゼさん、輝夜さん、俺の3人。ライラさんはお留守番、リューさんはバイトとの事だ。

 


 

暫くして。

 

俺たちはニルヴァーナに馬車を引いてもらい、会場に到着した。

 

ヘルメス「おお!アストレア!それにアリーゼちゃんに輝夜ちゃんにタハトくんも!」

 

ヘルメス様が騒々しく言うと、ベルやヘスティア様もやってくる。

 

ベル「義兄さん!?スーツなんて持ってたの!?」

 

タハト「なんか持ってたわ。買った記憶ないんだけど...」

 

ヘルメス「なぁタハトくん!見てくれ!うちのアスフィ、なかなかに綺麗だろう!?」

 

タハト「綺麗っすね...」

 

こういう話題を振られた時はひたすらに同意するに限る。

 

アスフィ「や...やめてください、ヘルメス様...本気で殴りますよ?」

 

アスフィはそう言って顔を赤らめる。

それを見たヘルメス様はアスフィさんの近くに戻って行った。

 

ヘルメス「照れてるアスフィも可愛いぜ☆」

 

アスフィ「!///」

 

バキィッ!ズドオオオオオン!

 

タハト「あら...見事な吹き飛び。」

 

アポロン「諸君!今日はよく足を運んでくれた!」

 

俺が声のした方を向くと、そこにはアストレア様も臭いと言うほどの神、アポロンがいた。

 

ベル「あれが...アポロン様...」

 

タハト「あの後ろの女の人とか...鼻死んでないんかな」

 

アポロン「今日は私の一存で普段と趣向を変えてみたが...気に入って貰えただろうか?日々可愛がっている子供達を着飾り、こうして宴に連れ出すというのも、また一興だろう。」

 

神1「いいぞアポロン!」

 

神2「名調子!」

 

あんな神にも腰巾着って居るんだね...

 

アポロン「多くの同族、そして多くの子供達の顔を見られて、喜ばしい限りだ。今宵は、新しき出会いに恵まれる...そんな気さえする。」

 

するとあいつの視線が俺の方に向いた気がした。

きっしょこっち見んなや(?)

 

アポロン「さあ夜は長い!皆存分に楽しんでいってくれ!」

 

そう奴が言うと、周りからは歓声が上がった。

認めたくないが、奴は盛り上げ上手ってのはわかった。

 

んでんで、俺がここにも着けてきた指の装飾を少しみがいていると、他の神とは一線を隠す美しさの女神を見つけた。

我が主神には及ぶはずがないがな!

 

タハト「ベルー。」

 

ベル「どうしたの義兄さん?」

 

タハト「あの美しい女神...いるだろ?」

 

ベル「うん。」

 

タハト「周りの奴らが急に顔赤くなったからさ。ワンチャン魅力されてんのかもなぁって。」

 

ベル「まあ、僕たちには効かない、それでいいんじゃない?」

 

タハト「そかもな。」

 

怖いなぁ...

すると、その女神がこちらに歩いてくる。

 

アストレア「タハト、見ちゃダメよ。下界の子供達がフレイヤを見ちゃうと、魅了されちゃうの。」

 

タハト「何となく分かってます!」

 

フレイヤ「こんにちはヘスティア。それに、アストレア、ミアハ、タケミカヅチもお元気かしら?」

 

するとフレイヤ様は俺に近づいて、俺の頬を触ってくる。

親の敵の仇やぞ。触んな。

 

タハト「...」

 

フレイヤ「今夜、私に夢を見せてくれないかしr...」

 

アストレア「ダメよ。」

 

ナイスカバーっす!アストレア様ー!

 

タハト「フレイヤ様...1ヶ月前...いやもっと前から...俺たち義兄弟の事を見てましたか?」

 

フレイヤ「あら?なんの事かしら?」ニコニコ

 

タハト「そっすか。」

 

フレイヤ「...残念だけど、アストレアのご機嫌を損ねてしまったようだし、もう行くわね。」

 

彼女はそう言うと去っていった。

結局何がしたかったんやほんま。

 

ロキ「ここにおったんかどチビ、それとアストレア。」

 

タハト「リヴェリア!レフィーヤ!」

 

ベル「アイズさん...!」

 

アイズ「ベル...///」

 

声がしたんで振り返ると、そこに居たのは淡い緑のドレス着たリヴェリアと、淡い橙のドレス着たレフィーヤ、そして赤いスーツを着た女神ロキとリヴェリアのドレスより淡い緑色のドレスを着たアイズだった。

あの戦い以降、ベルとアイズは顔を合わせる度にどちらも顔を赤らめるようになった。アイズも偶にベルの袖とか掴んだりするし...さては両片思いだな!?

 

タハト「へぇ〜?」ニチャァ

 

ヘスティア「いつの間に来たんだよ君は!音もなく現れて、地味なことこの上ないな!」

 

ロキ「うっさいボケ!文句ならフレイヤの色ボケ女神に言えや!ウチとアイズたんとママとレフィーヤの登場シーン全部もっていきよってからに!」

 

リヴェリア「誰がママだ。」

 

レフィーヤ「スーツも似合ってますね、タハトさん!」

 

タハト「へへっ、そう?」

 

おいおい、照れちゃうだろ!?(?)

いやーっ...来て正解だったね...

 

アリーゼ「タハト、最近何か変わった気がするんだけど、気の所為かしら?」

 

輝夜「確かに、他人を呼ぶ時は『お前』じゃなくて『君』に変わったしな...7年前と比べて丸くなった。」

 

アリーゼ「私のお陰ね!」

 

輝夜「いいや、私の教育の賜物だ。」

 

ちょっと離れたところでアリーゼさんと輝夜さんがバトってるな...

何があったんだろうか。

 

タハト「いやぁ...にしてもさぁ、2人ともドレス似合うね。」

 

リヴェリア「そ...そうか...?///」

 

レフィーヤ「ふぇっ!?///」

 

リヴェリア「タハトにそう言われるのなら来た甲斐があった...///」

 

レフィーヤ「へへっ...へへへっ...///」

 

ロキ「ママもレフィーヤも乙女の顔になっとるでぇ!」ニタニタ

 

リヴェリア「う、うるさい!///」

 

レフィーヤ「...///」

 

タケミカヅチ「ま...まさか九魔姫(ナイン・ヘル)にあんな表情をさせるとは...」

 

ミアハ「タハトは凄いな...」

 

神A「...にしても、あの黒龍が吸収なんてされてたなんてな。」

 

神B「ああ、しかもその黒龍を吸収した奴、ロキ・ファミリアですら手も足も出なかったらしいぞ...そんな化け物を倒した執行者(ヴェネーター)がうちのファミリアに入ってくれたら、どれだけ頼もしいことか。」

 

女神A「君がタハト君かしら?顔もイケメンで、黒龍を吸収したモンスターを倒した英雄の1人...今からでも遅くないわ。私のファミリアに入らない?」

 

女神B「いいえ!彼は私の物よ!私のファミリアに入らせるんだから!」

 

女神様が何人か俺の所に来ると、俺の取り合いが始まった。

俺が改宗(コンバージョン)とかするわけないじゃん(?)

 

タハト「申し訳ありませんが、俺はアストレア様のファミリアに入ってもう7年が経ちました。今更改宗(コンバージョン)するのは俺としても心苦しいんすよ。だから、不服かもしれませんが、そのお誘いはお断りさせていただきます。」

 

女神達「「「「そんなー...」」」」

 

俺が丁重に誘いを断ると、女神様達はあっさり離れてった。

理解のある神で助かったぜ...

 

んでんで、暫くすると踊り始める人も現れてきて、音楽もダンスのものに変わった。

生憎俺はペアでやるダンスとかは苦手なんだよ...

俺が外に出て夜風に当たっていると、後ろから足音が聞こえた。

 

ヘルメス「踊らないのかい?」

 

タハト「いやー、生憎ペアでやるダンスが苦手で...」

 

ヘルメス「おや、タハト君にも出来ない事があったんだね。驚きだ。」

 

タハト「俺とて人間なんでね...」

 

ヘルメス「そうだ、良い機会だし少し話さないか?」

 

タハト「はいよ。」

 

俺達は近くにあるベンチに腰掛ける。

 

ヘルメス「ずっと気になってたんだが、なんでタハト君は冒険者に?」

 

タハト「金っす。今となっては金もあるし、出来るだけ多くの人を助けたいって目標に変わってますけど、俺が10歳になって、父から金の話が出た時は即答でした。」

 

ヘルメス「ははは!今の君からは想像もつかないよ!」

 

タハト「よく言われるっす...」

 

ヘルメス「本当に、面白い子だね。」

 

面白い神だなぁ...と思った。

 

タハト「うっし...気が変わりましたわ。ちょっくら誰が誘って踊ってきます!」

 

ヘルメス「おっ!そう来なくっちゃ!」

 

俺は顔を真っ赤にしながら踊っているベルとアイズを見てから、リヴェリアの元へ向かった。リヴェリアと踊り終わったら、レフィーヤとも踊ろう。そう考えていた。

 

タハト「リヴェリア〜」

 

リヴェリア「どうした?」

 

タハト「突然で申し訳ないんだけどさ...」

 

リヴェリア「?」

 

タハト「俺と、踊っていただけませんか?」

 

リヴェリア「〜ッ!!!///喜んで///」

 

俺はリヴェリアに手を差し出しそう言うと、リヴェリアは俺の手を取って返事してくれた。

俺達はぎこちないながらも踊った。

 

タハト「もしかして、踊るのって初めてかい?」

 

リヴェリア「ああ、今まで機会が無かったからな。」

 

タハト「そっか...上手だね。」

 

リヴェリア「あっ...ありがとう///」

 

俺達は無事に踊り終え、次に俺はレフィーヤと踊った。

2人とも綺麗だったから踊ってる途中に気絶するかと思ったぜ...

 

暫くして。

 

アポロン「諸君!宴は楽しんでいるかね!?」

 

タハト「うっわ...出た...」

 

俺がそう言うと、アポロンは俺に近づいてくる。

んでもって、スポットライトが俺とレフィーヤ、ベルとアイズにあたる。

 

アポロン「ヌフフフ!」ニチャァ

 

息くさいからもう息しないで欲しいかも。

 

アストレア「タハト。」

 

タハト「アストレア様...平気っすよ。」

 

アポロン「これはこれは、あの波旬を倒した英雄殿ではないか!」

 

タハト「...で、なんの用さ?」

 

アポロン「私の子は君に重症を負わされた。それなりの代償を要求したい。」

 

タハト「あっそ。興味無いね。」

 

アポロン「そうか...君がその態度で望むなら、これを見てもそれが言えるかね!?」

 

そう言うとこの激臭太陽神はスポットライトを後ろのガキに当てる。

 

ルアン「痛え!痛えよお!」

 

タハト「どうせ証人も居るとか言うつもりなんだろ?」

 

アポロン「ああ、言い逃れはできないぞ!タハト・アクスリアン!」

 

聞くだけ無駄やね。

どうせホームを襲撃とかするんだろうなぁ...

 

アポロン「君の答えがそれなら...こちらにも考えがある...我々アポロン・ファミリアは、君達にウォーゲームを申し込む!」

 

神C「うおおおおおお!」

 

神D「待ってました!ウォーゲーム!」

 

神E「どうせ完膚なきまでに執行者(ヴェネーター)に叩き潰されるんだろうな...」

 

アポロン「我々が勝ったら、アストレアの眷属、タハト・アクスリアンと、ヘスティアの眷属、ベル・クラネルを貰い受ける!」

 

タハト「そうかよ。」

 

女神C「アポロン...終わったわね...」

 

女神D「あらあら...」

 

こうして俺達はアポロンに戦争遊戯(ウォーゲーム)を申し込まれた。

アストレア様、それにアリーゼさん、輝夜さん、ごめん。

俺のせいでこんな迷惑に...




今日はここまでです!
タハトの戦闘スタイルの一新...賛否が分かれそうなところではありますが、正直拳で戦闘するなら銃を遠距離だけに絞った方がよくない?という結果になりました。
それにしても、アポロンって凄い...唾液くさそうですよね。

アリア復活、あり?

  • ラミィくん、それはありだ。
  • んなわけねぇだろ!
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