R17.9展開が大量です。
フラウラが危ないです。
愛
俺はすっかり泣きやみ、2人の方を向く。
夕陽が俺達とオラリオを照らし、緑色の髪、山吹色の髪が輝き、風に踊る。
リヴェリア「泣き顔も、悪くないな。もっと見たくなる。」
タハト「ごめん、情けない所を見せたね。...俺、こんな幸せでいいのか...?」
リヴェリア「当たり前だ。」
レフィーヤ「幸せなのは、私もです!」
2人は笑ってそう言う。
2人の笑顔は、どんな星よりも明るくて、輝いていた。
リヴェリア「お前が幸せにならないなら、私が苦しい。私達を助けてくれたお前が幸せにならないなんて、そんなことがあってたまるか。」
リヴェリアが、俺の右手を握る。
彼女の手は、俺の手よりも小さく、熱いほどの体温を宿していた。
レフィーヤ「...あの時、タハトさんが私達をを救ってくれたみたいに、今度は私達がタハトさんを救う番です。」
俺の目に、再び涙が溜まる。
リヴェリア「お前があの時、私を...レフィーヤを救ってくれたあの瞬間から...」
リヴェリアの瞳も、静かに潤んだ。
リヴェリア「私の世界は、お前だけのものだ。」
まだ、1ヶ月も経っていない出来事だ。
忘れるはずがない。
リヴェリア「あの時のお前は、本当に美しかった。我々を守ってくれたあの背中に、私は恋をしたんだ。そして、お前の意外な一面も、たまらなく愛おしい。」
チュッ
タハト「!?」
リヴェリアがそっと俺の口にキスをする。
長い、静かなキス。
タハト「なっ...なっ...!?///」
リヴェリア「ふふっ、可愛いな、お前は。...お前は何時も、一人で全てを解決しようとしている。波旬の時だってそうだった。お前は一人で、奴を倒そうとしていた。」
そうだ...そうだった。
俺はいつもそうだった。
肝心な場面で言葉を濁して逃げ、1人で抱え込む。
勝手に背負った荷物が重くなり、望んだはずのものだけすり抜けてく。
虐めがエスカレートしてったのもこれが原因だったんだろうな。
タハト「...でもさ...」
リヴェリア「黙れ。」
チュッ
リヴェリア「んっ...」
タハト「んっ!?」
リヴェリアはまたも、俺の唇を奪った。
先程よりも長く、愛を注ぎ込むようなキス。
先程よりも深く、ねっとりと。
リヴェリア「んっ...あっ...んんっ...」
リヴェリアから艶めかしい声が出る。
俺の顔をその両手で抑え、逃げられないようにし、唇に合わせて舌が入れられる。
タハト「んっ......うっ......」
リヴェリア「あっ....んっ.....」
プハァ
リヴェリアは漸く離してくれた。
俺とリヴェリアの口から、銀色の糸が伸びた。
リヴェリアの頬は紅潮し、宝石のように美しく見えた。
レフィーヤ「リヴェリア様、ズルいです!私だって、タハトさんと...その....キス...してみたかったのに!///」
レフィーヤは顔を真っ赤にし、そう言った。
大きな瞳が潤み、今にも泣き出しそうな顔で、だが意を決したかのような顔で俺を見つめる。
タハト「レフィー...ヤ...?」
レフィーヤ「...あの日から、タハトさんのことが忘れられなくて...カッコよくて...さっきの泣き顔も可愛くて...だから...その...」
レフィーヤは唇を小さく噛み、震える声でそう言う。
そしてそのまま、レフィーヤは俺にそっと顔を近づけ、彼女の手が俺の胸元を掴む。
小さいのに、妙に熱い。
レフィーヤ「私にも...キスを...」
レフィーヤはそう言うと、彼女の瞳が更に潤んだ。
そして、レフィーヤがゆっくりと、唇を近づける。
チュッ
レフィーヤ「ん.....んっ.....」
レフィーヤの唇は、リヴェリアのものとは違う気がした。
幼くて、初々しい感じ。
キスなんてしたことないから分からないけど、そんな感じがした。
レフィーヤは俺の首に手を回し、俺が逃げれないようにした。
レフィーヤ「あっ.....ふぁ......」
レフィーヤがビクンと小さく震え、甘い声を漏らした。
頭の奥が熱くなって、俺は何も考えられなくなった。
プハァ
タハト「ハァ...ハァ...」
息が続かなかった。
俺は口から息を吸い、吐く。それを繰り返した。
レフィーヤ「フゥ...タハトさん...」
レフィーヤの瞳は潤み、蕩けるような光を宿していた。
息を吐きながら、頬を赤く染めたまま俺の顔を覗き込む。
レフィーヤ「ふふふっ♪今のタハトさんの顔、とっても可愛いです♡」
タハト「うっ......!」
頭がぼーっとして、考えが上手くまとまらない。
そうやって考え込んでいると、後ろから細長い腕が伸び、抱きしめられた。
リヴェリア「そうだな、今のタハトはとてもいい顔をしている。」
タハト「り...リヴェリア....」
カプッ。
タハト「あっ.....!?」
リヴェリアが俺の首筋に甘噛みをし、俺は少し声を漏らす。
中○悠一の声でこんな声出したくなかった...
レフィーヤ「可愛い声を出すんですね、タハトさん♡」
リヴェリア「私の世界がお前だけの物のように、お前のその顔も、私達のものだ。」
オラリオの上空で、2人は俺の目を見て言った。
夕日は沈み、無数の星々が俺達を照らした。
タハト「2人とも.....」
リヴェリア「お前は私達の英雄だからな。当然だ。」ニコッ
レフィーヤは、それに頷きながら、俺に呟く。
レフィーヤ「それに.....恋人ですから....!」
俺は泣き笑いしながら、2人を抱きしめた。
その夜。
解散し、ホームに戻った俺は、いつもの服装に着替え、アストレア様達に交際を報告した。
一同「「「「えええええええええええええ!?」」」」
アストレア「よりによって...【
タハト「俺、今とても幸せっす!カーッカッカッカッカッ!」
アリーゼ「大手の他派閥の幹部で、タハト自身もアストレア・ファミリアの幹部なのよ!?幹部同士が交際なんて、問題が.....ハァ.....」
タハト「.....すんません.....」
アリーゼ「いやぁ、タハトが幸せになってくれるのは、私としても嬉しいわよ?でも、他派閥.....他派閥なのよ....」
輝夜「タハト...お前が幸せになるのはいい。だが.....相手がまずい....」
ライラ「.....問題は山積みなのは間違いない...それで?タハト、どこまで行ったんだ?」ニヤニヤ
ライラさんは、ニヤニヤして俺を見る。
からかってるんだな!?そうなんだな!?
タハト「あ...えっと....キスまでは.....」
ライラ「そうかそうか!」ニコニコ
アストレア「そう....交際ね....タハトが交際......そう.....」
アストレア様はいつも冷静なのに、悲しい顔をして視線を落とした。
言葉はだんだんと小さくなり、手元で指をモジモジと絡めだした。
アストレア「ヘスティアやヘファイストスの気持ちが、何となくわかる気がするわ...」
アリーゼ「アストレア様...?あっ....あ〜.....」
アリーゼさんはアストレア様の言葉を聞き取ったらしく、何かを察したような表情を見せる。
アストレア「タハトが交際...ううっ.....」
輝夜「どうしたんだ?主神殿。」
アストレア「私...タハトの交際を否定はしないわ...でも、それを見ていると胸が痛くなるの...」
輝夜「あ〜...そういう事か....」
輝夜さんも何か察したらしい。
何...?どういうことですか...?
その時、ホームのドアが勢いよく開いた音がした。
バァンッ!
フラウラ「出遅れたァァァァァァァ!!」
タハト「あっ。」
神よ、私の命はここで尽きるかもしれません。
お疲れ様でした!
そう、フラウラが飛び込んできた。
瞳は獣のようにギラつき、息は荒く、さらには身体からは烈火の如く熱熱気が立ち込めている。
フラウラ「昨日、風呂に突撃した時に私がヤッておけば!」
タハト「はぁっ!?」
顔から熱が引いた気がした。
怖すぎだろ...俗に言う逆○やないか。
俺の貞操が危ない!!!
フラウラ「あの、2日前の
タハト「えっ?あっ、うん。そうだね?」
フラウラ「あの瞬間...私の心臓も...心も...お前にぶち抜かれたんだよ...♡」
フラウラの瞳が野獣の眼光とも言えようものに変化し、さらに舌なめずりをし、俺の胸を触る。
怖い。この人、怖い。
俺の貞操を完全に奪い取りに来てるよ。
フラウラ「お前の強さが堪らなくてさ...叩き潰されたいって思っちまったんだよ...♡ グチャグチャにされてもいいって...♡」
タハト「ひぇっ...」
ライラ「うわぁぁぁぁあ!?」
輝夜「想像以上に...酷いな...」
アリーゼ「誰かフラウラ止めてえええ!」
負けときゃ良かったかな。
あの戦い。
フラウラ.....あの夜からずっと.....お前のこと、思い出しながら......自分で....」
タハト「ああ!あ!あ!ああ!あ!」
ライラ「やめろおおおおお!」
輝夜「はぁぁぁあ....」クソデカタメイキ
アリーゼ「リューがバイトしてなかったら、今頃もっと修羅場だったわね...」
エルフは本来、貞潔な種族だ。
肉体的な接触を、他種族より拒む。
リューさんは純正エルフだ。
この場にいたら、地獄とかしていただろう。
フラウラ「お前の顔...声...匂い...全部思い出す度に興奮してさ......♡」
ああヤバい。
眼が冗談抜きで野獣のようだ。
気を抜いたら速攻でぶち犯される...!
フラウラ「泣かされてもいい...声が抑えられないほどにめちゃくちゃにされたいんだ...♡」
性欲って三大欲求なだけあってかなり強いんだなぁって思った。
アストレア「私も.....タハトに抱き締められたい...かも...?(私、タハトの事が...きっと...」
タハト「......」
胃が痛いです。
助けてください。
アストレア「...タハト、私は人との恋なんて叶わないと思っていたわ...だって、永遠を生きる私達よりも先に、居なくなってしまうもの。」
タハト「はっ...はい.....」
何何...?
なんだか聞いた事があるセリフな気がする。
それも...この日に。
アストレア「でも、貴方は不老。誰かに傷をつけられない限り、死ぬことは無いわ。」
タハト「そうっすね...」
アストレア様は、そっと微笑んだ。
その笑みには、正義の女神としての気高さではなく、只々1人の女性としての儚さがあった。
胸がキュッと締め付けられたような感覚に陥る。
以前の俺なら、顔を真っ赤にしていただろうね。
アリーゼ「タハト...モテモテね♪」
ライラ「私も、【
アストレア「貴方を見ていると、苦しいの。あの2人と会ったり、一緒にいたりするだけで、心がずっと騒がしくて...神である私が、子供である人間にこんな感情を抱くのは間違いだと思ってたわ...でも...」
アストレア様の瞳が潤む。
...今まで見たこともない表情だ。
アストレア「貴方がこの下界で、永遠に生きていくというのなら、もしかしたら...」
あの二人の顔が脳裏に過ぎる。
あの夕日の下で、オラリオの遥か上空で、俺に微笑んでくれたあの二人の顔が。
アストレア「...今、確信したわ。私は貴方を愛しているわ。貴方を抱き締めたいし、触れたいし、キスだってしてみたいわ。」
タハト「っ...!」
俺は俯いた。
もう俺には、2人も恋人がいるってのに...
タハト「...俺は...どうしたらいいんだ...」
無理だ。
俺に人の気持ちを断るなんて所業、出来るわけない。
好意はもちろん嬉しい。
俺は、力強く拳を握る。
指につけた鋭い装飾が、掌に突き刺さる。
掌からは出血し、机が赤黒い液体に汚される。
アストレア「...勿論、貴方が私を拒むなら、それも受け入れるわ。」
身体に、ナイフが突き刺さるような痛みが襲ったような気がした。
罪悪感が身体に突き刺さる。
どうやら、自分が思った以上に、俺はうすっぺらだったようだ。
アストレア「私はいつかきっと、貴方の唇を奪ってみせる。」
タハト「なっ....何言ってるんすか!」
アストレア「ふふ......」
俺は力強く握った拳を緩める。
掌から出た血は床に垂れ、俺は暫く、ソファで俯いた。
一方、その頃。
アストレア・ファミリアのホームの外では。
レフィーヤ「えええ!?タハトさんって不老なんですか!?」
リヴェリア「困ったな...あいつからしたら、私達と一緒にいる時間はあいつの人生のごく僅かだ。」
レフィーヤ「そんなことより!神アストレアともう一人、女の人が、タハトさんに告白しちゃったじゃないですかァァァァァ!」
リヴェリア「フラウラというアマゾネスだな。確かに強敵だ。」
レフィーヤ「どどどどどどうすればいいんですかぁぁぁ!神様ですよ!?女神様ですよ!?タハトさんと同じで永遠を生きるんですよ!?勝てるわけないですぅぅぅぅぅぅ!」
レフィーヤは頭をガシガシとかいて、そう喚いた。
リヴェリア「落ち着け、レフィーヤ。」
レフィーヤ「落ち着ける訳ないじゃないですかぁぁぁぁぁあ!タハトさんが、アストレア様とフラウラって人に抱かれるかもしれないんですよ!?私達、どうしたらいいんですかぁぁぁぁぁあ!」
リヴェリアは、ため息をついて言う。
リヴェリア「私は、いいと思うがな。」
レフィーヤ「えええええええええええぇぇぇぇぇ!!?」
リヴェリア「正直、私はタハトが幸せなら、ハーレムは悪いものではないと思っている。...腐っても私は
レフィーヤ「ええっ!?リヴェリア様ァァァァァ!?」
リヴェリアは歩いて静かに呟く。
リヴェリア「
レフィーヤ「そ...それは...」
リヴェリア「あいつが幸せになれるなら、それは善だ。」
レフィーヤ「善とか理屈で語らないでくださいぃぃぃぃぃぃい!」
2人は話しながら歩いた。
行先はロキ・ファミリアのホーム。
夜になってもオラリオの熱気が消えることはなく、街灯が人々を照らし、冒険者達が笑い声をあげていた。
レフィーヤ「はぁぁ...にしても、タハトさんが不老なのはかなりショックです...」
リヴェリア「私も長いこと生きてはいるが、あいつはその何倍も生きる。知ってしまった以上、これからのことを決めなくてはならない。」
レフィーヤ「決め...る?」
2人はこうして、ロキ・ファミリアのホームに帰っていった。
ーロキ・ファミリア ホームー
ホームに帰ってきたリヴェリアとレフィーヤは、神ロキとフィンにタハトとの交際を報告した。
2人は、さっきのアストレア・ファミリアでの出来事と、彼と交際できたことによる喜びですっかり忘れているが、この交際には大変な問題が存在する。
ロキ「なんやてえぇぇぇぇ!?アストレアんとこの子と付き合ったぁぁぁぁ!?」
レフィーヤ「そ、そうなんです...タハトさんと...えへへっ...恋人になりましたァ...///」
リヴェリア「....」
リヴェリアは顔を赤くする。
翠色の髪が揺れて白い頬にかかり、その白い頬は少しだけ桜色に染まっていた。
ロキ「おい、ママ?何黙ってるんや?」
リヴェリア「...その...」
いつもはママと言われると怒るはずのリヴェリアが、今回は無視をした。
そしてアストレア・ファミリアのホームがある方向を見ながら呟いた。
リヴェリア「あんなに美しい顔と景色を逃してしまえば、伝えられないと思ってな...///」
リヴェリアは耳まで真っ赤にしてそう言う。
ロキ「何ロマンチック極まる告白劇やっとんねん!ええか!?相手はアストレア・ファミリアの重鎮やぞ!?オッタル以上に強いかもしれない人材やぞ!?ファミリアの運営に関わるんや!」
そう、問題とは、他派閥の幹部同士での恋愛という点であった。
ロキは彼女自身の印象として、アストレアの事をあまりよく思わない。
悪戯の女神として、正義の女神であるアストレアは、いい子ちゃんで硬いというのが気に食わない。
それに、タハトは今となっては【
...恋は人を狂わせる。
万が一にも、リヴェリアやレフィーヤがタハトに遠征のルートを教えたりなんてしたら、全てタハトの手柄。
冥界の狂戦士、波旬を殺した相手だ。
今のロキ・ファミリアの幹部達で、タハト1人の成果を挙げれるとは思えない。
フィン「まあまあ、落ち着いて。」
ロキ「落ち着いてられるかァァァァァァァァ!」
ロキは両手で頭を抱え、会議室の端から端まで転び回る。
フィン「僕が思うに、この問題を解決するには同盟しかないと思う。アストレア・ファミリアは全員がLv.4以上。それに、幹部達はLv.5、そして新しく入ったフラウラというアマゾネスに、カリタスというヒューマンはLv.6、それに
ロキ「でもなぁ、相手があのアストレアなんや!アイツ、いい子ちゃん過ぎて堅いんやァァ!気に食わないんやァァァ!」
フィン「いやいや、気に食わないとかじゃなくて、最近は神フレイヤがタハト君を狙っているって情報もあるし...同盟を結べばあっちはタハト君を守れる、こっちは色々な利益を得られる。それに、彼の実力だよ?僕たちのダンジョン攻略もとても捗るかもしれない。」
ロキ「はぁぁぁぁ...ハンサムな上に強くて優しいなんて、そんなの反則やろ...リヴェリアとレフィーヤが落ちる理由もよくわかるわ...」
リヴェリア「ふふっ、そうだろう?」
リヴェリアは誇らしげにそう言うと、笑みを浮かべ、僅かに頬を赤く染めていた。
ロキ「なんでママが誇らしげにしてるんや。」
リヴェリア「ママ言うな。」
ロキ「...まあ、アストレアんとこと同盟結ぶなら、ドチビんとことも同盟を結ばなきゃやな。」
リヴェリア「...そういう事か。」
ロキ「思ってる通りのことや。我らがアイズたんが、ドチビんとこのガキに惚れてるぽいんやァァァァァ!」
ロキは悔しそうな顔をし、天井を見上げて叫ぶ。
そりゃあ、自分のお気に入りが他の男に惚れたら嫉妬しないわけがなく、ロキの心はもうぐっちゃぐちゃだ。
フィン「で、ロキはどうしたいんだい?」
ロキ「ドチビと組むんは凄い癪や。負けた感じがする。けどな、ウチはリヴェリアとレフィーヤ、アイズたんの恋を応援したいんや!」
レフィーヤ「うぅ...///」
リヴェリア「...///」
ロキ「一肌脱ぐでぇぇぇ!」
こうして、ロキ・ファミリアはヘスティア・ファミリア、アストレア・ファミリアとの同盟締結にむけ、準備をし始めた。
ロキ「と、その前に。そろそろリヴェリアとレフィーヤもステイタス更新やな。部屋を移すで。」
リヴェリア「ああ。」
レフィーヤ「はいっ!」
フィン「同盟...か...」
ロキ達が部屋を移動し、フィンだけが残った会議室で、フィンは静かに呟く。
隣の部屋のロキ「不老のスキルやとぉぉおおおおおお!?」
フィン「ぶぅぅぅぅぅぅっ」オチャブー
タハトと同じく、リヴェリア達は不老を獲得したようだ。
一方その頃、
今日の出来事が頭から離れない。
リヴェリア、レフィーヤ、アストレア様、フラウラ。
みんなから向けられる感情が重く、でもそれが嬉しくて...
コンッ...
すると、扉に小さく、控えめなノックが。
その奥にいるのは、燃えるような気配を孕んだ1人の人間。
タハト「...誰だ....?」
フラウラ「私だよ...フラウラだ。」
いつものフラウラよりも、若干低い声が聞こえた。
俺の背を冷や汗が伝った。
.....下手したらぶち犯される。
こんな所で軽くヤッてしまえば、リヴェリアとレフィーヤに顔合わせ出来ない。
恐る恐る扉を開けると、やっぱりいたのはフラウラだった。
頭はいつも通りボサボサ、後ろ髪はサラサラで、細身の夜着は肩が大きく開き、アマゾネス特有の引き締まった褐色の肌が月光を反射していた。
頬は紅潮し、前髪は汗で額にくっついており、加えて息が荒い。
フラウラ「なぁ...タハト...今夜、ちょっとだけ時間をくれ。」
フラウラはそう言うと、俺に近寄ってくる。
タハト「えっ...?いい...けど...」
俺は後退りする。
が、部屋は思ったよりもずっと狭く、すぐにベッドの端に踵をぶつけた。
フラウラ「いやだなぁ...逃げるなよ。」
フラウラは俺の胸を押し、俺はベッドに転がる。
彼女の夜着は太腿まで捲れていた。
タハト「ちょっ...フラウラ!」
フラウラ「ねぇ...タハト...」
フラウラの瞳が俺をガッツリ捉える。
獲物を狩る獣のような目をしていて、でも何処か潤んだ色気を帯びていた。
フラウラ「あの時みたいに...私をねじ伏せてみてくれよ...」
タハト「はぁ!?」
フラウラ「お前に負けた時から、ぶち抜かれたみたいにさ、胸の奥がずっと熱くて...息がつまるんだ...」
フラウラは俺の頬を撫でた。
フラウラ「なぁ...触ってもいいか...?私、我慢できないんだ。タハトの肌がもっと見たい...触れたい...」
フラウラが俺の鎖骨をなぞる。
俺の寝間着(タンクトップとズボン程度)が乱れ、フラウラは熱い息を吹きかけた。
タハト「フラウラ...!落ち着け!」
フラウラ「落ち着けないよ...全部、お前のせいだから....」
フラウラの腰が僅かに動いた。
どうにかなってしまいそうだ。
タハト「フラウラ...!俺は...俺は、簡単にそういうの出来る人間じゃない...」
フラウラ「初めてみるよ...お前のそう言う顔...可愛いとこもあるじゃん...」
フラウラは顔を近づけ、唇があと数Cで触れてしまう距離に。
フラウラ「タハト...お前は私のことを、女として見てくれているか?」
フラウラの瞳が潤み、守るべき女性の顔をしていた。
タハト「ああ...でも、無理して女の顔なんてしなくていい。ありのままに生きろ。」
そう言うと、フラウラの瞳がブワッと潤み、俺の胸に顔を埋める。
フラウラ「タハトの...馬鹿...お前のことを狂わせたいのに...こっちが狂わされてばっかじゃん...」
タハト「なんか...ごめん...」
フラウラ「謝んな...!次は...絶対ヤッてやるからな...!」
フラウラはそう言い残すと、部屋を出ていった。
タハト「はぁ.....どうしたら...」
俺はしばらく、頭を抱えた。
いかがでしたか?
次回はヘスティア、アストレア、ロキ・ファミリアの同盟締結までいきます。