今回は、タハトに光の召喚獣、バハムートを宿す作業と、アリアの復活、そしてフレイヤ・ファミリアの襲撃を書いていこうと思います!
バハムートの見た目は、まんまFF16の奴です。
龍と襲撃
タハト達が三巴会談をしている、1時間程後の出来事。下界のとある...いや、オラリオから遠く離れた、最果ての龍の谷と呼ばれる場所に存在する一室では。
薄暗く、沢山の機械が置いてある研究室と呼べようその場所で、
その培養ポッドの中には、金髪金眼の美女の姿をした精霊にして、アイズの母親、アリアが入っていた。
フシュウウウウウ...
ベルゼブブがポッドを開けると、ポッドからは黄緑の液体と、白い煙が溢れ出て来て、アリアは目覚めた。
アリア「...ここは...?」
ベルゼブブ「ここは、僕の研究室。君は、黒竜...だっけ...あれに食べられてしまって、その黒竜も僕の手で『
アリア「...何故...私を...?」
ベルゼブブは掌を開き、天界を追われる前に、友の残滓から作った、金色に光る結晶、スタークリスタルを見せる。
ベルゼブブ「これは、スタークリスタル。この世界に、星々の力を人に宿す、もしくは、新たな生命を作るための種のような物なんだ。」
彼の表情は、どこか全てに絶望したかのような、無の表情をしていた。
ベルゼブブ「僕はこれと黒竜の残滓を使って、光の召喚獣、『バハムート』を作った...いや、この世界に降ろしたんだ。君はその副産物に過ぎない。」
ベルゼブブは無の表情を保ちながらも、アリアを見下す。
ベルゼブブはこう思っていた。
彼女を培養し、自身を殺すに至る存在、『
アリア「バハムート...?なんの事か...」
グオオオオオオオオオオオオオオオ!
その時、地下にある実験室に、轟音が響いた。
内部からではなく、外部からの。
ベルゼブブ「さあ、僕の気が変わらないうちに逃げるといいよ。出口はあっちだ。」
ベルゼブブが指をさした方向を見ると、引き戸があった。
アリア「っ!」
アリアは駆け出した。
この下界にいるであろう最愛の娘を思って。
アリアは階段を駆け上がり、地上に出ると、空は灰色だった。
そして、その灰色の空には、巨大な翼に、翼の付け根に槍のように尖った腕、そしてそれに似たものの、大きくなった器官をもち、長い尾を備えた龍...光の召喚獣、バハムートが飛んでいた。
ギルドの会議室。
静寂が戻った会議室で、誰もが深く呼吸をついた。
タハト「……よし、同盟締結、っと」
アリーゼ「私的にはタハトが幸せで、オラリオが平和ならOKです。リーダーの判断で正式決定ってことで。」
フィン「こちらも問題ない。君の覚悟が見えたからね」
ロキ「はぁぁ……胃が痛いわ……」
同盟は無事に締結し、俺は肘を着く。
だが、その時。
ズキンッ!
タハト「っ!?」
突如として、頭を銃弾が貫いたかのような激痛に襲われた。
そして、背が凍ったような嫌な予感がした。
それも、曖昧に場所がわかる。
北の方だ。
アリーゼ「タハト?どうかしたの?」
アリーゼさんが心配そうに俺の目を見る。
タハト「ちょっと...先にホームに帰ります。」
リヴェリア「タハト!?」
俺は駆け出した。
この距離は、俺の足じゃ間に合わない。
この距離で間に合うのは、ニルヴァーナの高速移動形態のみ。
ーアストレア・ファミリア、ニルヴァーナのメンテナンスセンター ー
タハト「ニルヴァーナ!仕事だ!高速移動形態!」
ニルヴァーナ「何があったんですか!?」
タハト「移動中に話す!」
ニルヴァーナはバイクの形に変形し、俺はそれに跨ると、オラリオの外に向けて走り出した。
ーオラリオ北部、門ー
門番「おいおい!どこに行くんだ!?」
タハト「急ぎの用事だ!早くしないと行けない!」
門番「おっ、おう。何かは分からんが、頑張れよ!」
タハト「ああ!」
門番が俺に手を振ると、俺はスロットルを全開にして、オラリオの北...恐らく、最果ての龍の谷に向けて走り出した。
この気配、もしかすると波旬並だぞ...
俺は大地をニルヴァーナと共に、1時間以上走った。
ー最果ての龍の谷ー
怒涛の移動ラッシュを終え、俺達は山が聳え立つ大地に足を踏み入れる。
ニルヴァーナはいつもの機械馬(?)の姿に変形し、佇む。
タハト「ここが...最果ての龍の谷...だっけ?」
ニルヴァーナ「はい。」
タハト「嫌な予感がするな。」
グオオオオオオオオオオオオオオオ!
タハト「なんだ!?」
ニルヴァーナ「強大な魔力です!場所は...上空です!」
タハト「は?」
チュドドドドドドドドォン!
空から、無数の青白いビームが降り注ぐ。
タハト「あっぶな...ニルヴァーナ、ナイス回避。」
ニルヴァーナ「お褒めに預かり光栄です。」
ニルヴァーナはその全てを避け切る。
俺は空を見上げると、細身で、巨大な翼を持つ白銀の龍が飛んでいた。
それも、クソでかい。
タハト「ははっ...あの大きさ...笑っちゃうよね...」
バハムート「キイイイイィィィィィィィィ!」
谷が揺れるほどの咆哮。
周囲の岩盤がひび割れ、瓦礫が霧散する。
俺が周囲の地形を把握しようと、地上を見ると、金髪の女性が必死に物陰に身を隠していた。
タハト「大丈夫か!?」
アリア「えっ...ええ...」
アイズに似てんな、この人。
いや、そんなこと考えてる暇は無い。
あの龍をどうやって倒そうか...
タハト「【
俺がそう唱えると、アルコーンが60
黒いの以来か。
懐かしい。
タハト「久しぶりだなぁ...これ。」
アリア「何あれ...」
傍から見たら完全に怪獣バトルなんだよなぁ...これ。
ちなみに、この状態になると攻撃の挙動が変化する。
バハムート「グオオオオオオオオオオオオオオオァァァァァァァァァァァ!」
龍の目の前に青白いエネルギーが溜まる。
そのエネルギーは、龍の甲殻の節々から漏れ出て、そのエネルギーの量を物語っていた。
恐らく、1発放たれれば街を滅ぼすレベルの一撃だ。
そして次の瞬間。
ズガァァァァァァァァァァアン!
俺に向けてそれは放たれた。
避けたら確実に被害が出る。
受けなければならない。
ボガァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!
俺を中心に、超巨大と言って差し支えない爆発が起きた。
タハト「【
ズバァァァァアン!ズバァァァァアン!
バハムート「キイイイイィィィィィィィィ!」
俺は
だが、その龍もかなり頑丈で、こんなもんで死にはしない。
龍は翼に着いた槍のような構造物に力を溜め、光が増す。
スギュゥゥゥン!
甲高い音が鳴ったかと思うと、無数の光弾が放たれる。
ズバババババババババババババババババァン!
タハト「クソっ!」
俺はそれを受けるも、段々と体の魔力が消えていく感覚が伝わってくる。
タハト「【
キュビィン!キュビィン!キュビィン!
俺から三本のビームが放たれ、龍に向かっていくも、それは掠ることもなく、空へ飛んでいく。
魔力を無駄にした。
わんちゃん波旬より強いな...
タハト「チッ!このままじゃダメだ!」
俺はこのジリ貧の状況を抜け出すには、あの魔法を使うしかないと思った。
あの魔法は魔力をごっそり持ってかれるから、使いたくはないんだけどなぁ。
俺はそう思いながら、
バハムート「グオオオオオオオオオ!」
龍は脚を俺に向け、急降下してくる。
確実に殺す気だ。
タハト「こっちに来てくれるか...【
俺がそう唱えると、俺を中心にドーム状に、青黒いエネルギーの膜が覆う。そして、それは龍をも包み、天井から、2つの黒い柱のようなものが現れる。
キュイイイイイイイイイイイイイン!ズバァァァァァァァァァァん!
直後、その柱からビームが2本ずつ発射され、龍を焼き尽くす。
バハムート「ギャァァァァァァァァァァァァ!」
タハト「たおれろおぉぉおおぉぉぉぉあぉお!」
バダァァァアン....
龍は倒れた。
蒼い炎に焼き尽くされて倒れた。
波旬の戦いよりも短く、その時間12分程だったが、相当な相手だった。
魔力を使いすぎたなぁ...思考が追いつかねぇや...
タハト「グッ....」
バハムート「ギギィ...ギィアオオオオオオオオオオオオォォォォァオ!!」
タハト「まだ.....死なないか...」
視界がボヤけ、まともに前が見えない状況だが、俺は立ち上がる。
龍は空に飛び上がり、大量の
タハト「お前の...さっきの技、使わせて貰うよ.....」
さっきの技...体の前に巨大なエネルギーを溜め、それを放出する技。
【テラフレア】とでも呼ぼうか。
タハト「【テラフレア】ぁぁぁぁぁぁぁあぁぁ!」
バハムート「グオオオオオオオオオオオオオオオ!」
直後。
俺達の技はぶつかり合う。
奴の技は俺の物よりも強いもので、俺は死ぬところだった。
だが、そのぶつかり合いの途中、ニルヴァーナが咄嗟の判断で、ブレスを放ってくれたのが良かった。
ニルヴァーナのブレスと、俺の【テラフレア】が合わさったその攻撃は、龍の技を上回り、龍を打ち負かした。
ドガァァァァァァァァアン!
龍を討伐した。
普通のモンスターとは異なり、龍は塵にならず、その場に残った。
タハト「うっ...ダメか...」
押し返す寸前、奴の技は俺の体のすぐ目の前まで来ていた。
その所為で、体に火傷を負った。
でも、あれを防げて良かった。
あれが地表に当たっていたら、この世界は終わっていたかもしれない。
そんな火力の技だった。
意識が持たない。
流石に...堪えるかなぁ...
ボヤける視界の中で最後に目にしたのは、龍が青白いエネルギーとなり、俺の中に入っていくことだった。
これが後に、俺にえげつない力を与えることを、俺は知らない。
アリア「大丈夫ですか!?」
ニルヴァーナ「オラリオまで急いで運びます!貴方も乗ってください!」
アリア「はい!」
タハト「っ...!」
見慣れた天井。
自室だ。
ニルヴァーナが運んでくれたのかな。
アストレア「タハト!目が覚めたのね...」
タハト「龍は...?」
アストレア「龍...?何があったのか分からないけれど、火傷だらけで帰ってきた時はびっくりしたわ...しかも
アストレア様は心配そうに俺を見る。
傷は完治しているものの、視界は依然としてぼんやりしている。
アストレア「それじゃあ、ステイタスの更新をしましょうか!」
タハト「えっ...?あっ...はい...」
思考が上手くまとまらない。
俺は言われるがままにうつ伏せになり、アストレア様は慣れた手つきで神聖文字を刻んでいく。
アストレア「バハムート...?」
アストレア様は、羊皮紙にコピーした俺のステイタスを見せた。
タハト・アクスリアン
Lv.7
力:S989
耐久:A899
器用:S921
敏捷:SS1001
魔力:SS1021
魔道:C
拳打:C
連攻:E
魔法:
・速攻魔法
・蒼い火球を複数放つ。着弾後、破壊力は無いが威力の高い爆発を引き起こす。
・速攻魔法
・自身の手、または武器を向けた前方直線方向に蒼い雷のレーザーを複数回放つ。
・詠唱式:祖なる星よ、焼き尽くせ
・空から蒼い炎のビームを乱射する。
・速攻魔法。
・使用すると魔力量削減を貫通し8割程魔力を使用。
・自信を中心に、ドーム状のエネルギーの膜を作り出し、その範囲内に6つの黒を基調とした青黒いヒビが光るタレットを作り出し、それぞれ2本の蒼いビームを発射する。その後、プラットフォームは砕け散り、中から蒼い炎を範囲内に撒き散らして攻撃する。尚、攻撃中に敵が膜の外側に出ると蒼い炎によるダメージをうける。
・詠唱文【
・付与魔法
・使用すると、身体が蒼い炎に包まれ、背中に追加で蒼い球体のエネルギーが6つ浮かび、それを使って攻撃できるようになる上に、移動速度、攻撃速度、攻撃力、そして防御力が上昇する。
・
・速攻魔法
・発動すると、敵に向けて空から3回ビームを放つ。ビームは、一回目は細く、1本のみ。2回目以降はだんだん大きくなり、4本ずつ発射される。
なお、全てのビームが当たるわけではない。
スキル:
・全能力に超高補正
・限界突破
・魔法の使用による魔力使用量激減
・魔法のスロットを3から6に増やす
・攻撃を当てると最大20回までチャージ
・チャージ5回時に攻撃を当てられると、任意で敵の頭上へテレポートし、蹴り、または殴打によってダメージを与えると共に、蒼い炎で追加ダメージ。
・チャージ10回時に魔法を使用すると火力に高補正。
・
・発動すると巨体に変化し、専用の戦闘区域フィールドを作り出す
・2つの輪リングを生み出す
・輪の大きさの操作
・機敏と器用に超高補正
・輪から魔法を放てる
・輪からの魔法は火力に少し補正。
・様々な物を召喚可能
・武器、防具は自分の力によって強くなる
・
・発動すると自分が見える範囲内の好きな場所へ移動可能
・元いた場所には蒼い火が1秒残存する。
・常に敏捷と器用に超高補正
・仲間と認識している者に蒼い火を当てると治療が可能
・全アビリティに超高補正
・不老(肉体年齢の操作が可能、初期値17歳)
・状態異常無効
・物を亜空間に収納出来る
正覚 阿頼耶識
・力、敏捷、魔力に超高補正
・集中すると、その者の魂の揺らぎを捉え、体の動きを予測できる。
・早熟する
・全アビリティに超高補正
・敵を倒す度に身体、精神力が回復し、力が僅かに上昇する。
・
光の召喚獣 バハムート
・
・魔力を少量消費し、バハムートをその身に顕現する。
・半顕現可能
・完全顕現時【メガフレア】【ギガフレア】【テラフレア】【ゼタフレア】【クインテッセンス】【オーラバースト】【モータルコイル】を習得、半顕現時【メガフレア】【インパルス】【サテライト】【フレアブレス】【ギガフレア】を習得。魔法スロットには保存されない。
・半顕現時、または任意で【星槍ゲイボルグ】を1本のみ召喚可能。
タハト「なぁにこれぇ?」
なんとなぁく...感覚で分かるのだけど、顕現はなんか...その場に呼び出すってより変身って気がするんだよなぁ...
アストレア「バハムート...かつてベルゼブブが作った、光の召喚獣ね...天界で大暴れして、封印された筈なのに、何故下界でタハトに宿ったのかしら?」
タハト「ベルゼブブ...ってなんすか?」
アストレア「ベルゼブブは、数少ない堕天した神よ。かつては豊穣の神として動いていたのだけれど、突如、神友を殺して天界を去り、冥界に堕ちたわ。蝿の王とも言われ、蝿の翼を生やし、振動を操る力を手に入れたわ。でも、神の力は依然として残っているから、生命を培養できるほどの力はあるの。」
タハト「へぇ...」
アストレア「いい
アストレア様は悲しそうな表情を浮かべる。
根はいい神だったんだろうな。
アストレア「にしても、ゼウスやヘラ、それにポセイドン、ハデスが加わって、強固な封印をしたから、自力で封印をこじ開けるなんてことは出来ないはず...外部から解除して下界に降ろそうにも、何よりも強力な触媒と、龍の残滓、そして大量の魔力が必要な筈...」
タハト「わっかんないっすね...気分転換に外出ます。」
アストレア「私も行くわ。貴方が途中で倒れたりしたら、大変だもの。」
俺たちは外に出た。
すっかり外は暗くなり、空気は冷えており、魔石灯が喧騒を照らしていた。
その頃、街の一角では。
フレイヤ「やっぱり、いい色だわ...」
フレイヤは頬を赤く染め、タハトを見ていた。
シル・フローヴァとして、タハトと接するうちに、タハトの内面にも惹かれていき、結果、歪んでいるとも言えよう愛をタハトに向けるようになった。
フレイヤ「そろそろ、彼に接触しようと思うわ。オッタル達、危ないと感じたら、その時はお願いね?」
オッタル「承知しました。」
フレイヤは鈍色の髪の少女に姿を変え、タハト達の元へ向かう。
オッタル達は街の闇に溶けた。
タハト「んー、空気が美味いっす!」
俺は伸びをしながら歩き、深く息を吸う。
アストレア様は、俺の隣に溜息をつきながらついてくる。
アストレア「無茶はしないでね。ついさっきまで寝たきりだったのよ?」
タハト「わかってます!流石に、もう気絶は勘弁っすよ...」
シル「タハトさーん!!」
アストレア様と話していると、少し先の角から、見慣れた鈍色の髪の少女、シルが現れた。
シル「遅れましたが、
タハト「あんがと!」
シル「よかったぁ...2日以上もお店に来ないから...」
シル以外にも、気配が感じる。
Lv.6以上の冒険者が...2人かぁ...舐められたもんだなぁ。
星の力も持ってないくせに、俺に勝てると思うなよおおお!?(?)
シル「もし良ければ、少し二人で話しませんか?...人気の少ない所で...」
シルは、俺のパーカーの袖を掴む。
...妙な違和感がする。
タハト「...アストレア様、少し待っていてください。」
アストレア「えっ?分かったわ。」
シル「行きましょう、タハトさん!」
俺はシルについて行くと、廃墟の多い広場に出た。
廃墟は人気はないが、比較的綺麗な状態で保たれており、時間が止まった様な気持ちになる。
シル「ふふふっ、タハト...」
シルの口調が変わる。
声は確かにシルのものだが、どこか冷徹な響きが混じっていた。
シル?「ずっと、貴方を見ていたのよ。波旬を討ち、バハムートを宿した貴方を。その輝きは、どんな宝石よりも美しい。欲しいと思うのは当然でしょう?」
タハト「やっぱり...アンタは...」
シルの姿が変化する。
その姿は代わり、どこか妖艶な光を灯す。
見えるわけが無い。
オラリオから、遠方の様子、そしてダンジョンの中の様子を確認できるのなんて、たった1柱しか知らない。
タハト「神...フレイヤ...」
フレイヤ「タハト、私のものになりなさい。私なら、貴方の全てを受け止めてあげられる。」
タハト「へへっ...ごめんねぇ...俺にはさ...もう既にリヴェリアとレフィーヤが居るんだ。」
俺がそういうと、尾骶骨から長い尻尾が伸び、さらに、背中からは、大きな翼が生えてくる。
その翼の付け根には、槍のような形をした器官が2本ずつ付いていた。
そしてさらに、頭部にはバハムートの角と、額には3つ目の目の青い目が現れる。
目の下には鱗のようなもの、そして、右目からは青いヒビのようなものが入り、脚も膝下からは龍のようなものになった。
そう、バハムートの半顕現である。
タハト「そろそろ出てきたらどうだい?オッタル、アレン。」
俺がそう言うと、後ろから、2mはあろう
都市最強と名高いオッタルと、都市最速と名高いアレンである。
オッタル「恐ろしい姿だな、タハト・アクスリアン。」
アレン「女神の意向だ。ここで...テメェを捕らえる。」
タハト「......【ゲイボルグ】」
そう言うと、俺の右手に、黒いハルバードに、鉤爪が龍の翼を模した物になった物が握られる。
石突の部分にも槍の穂のようなものがある優れもの。
それと共に、オッタルも真っ黒い大剣を構え、アレンも槍を構える。
タハト「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!」
バハムートの真似事...楽しいやん?(?)
俺は咆哮をあげると、3人は怯む。
オッタル「凄まじい風圧だ...!」
アレン「うおおおおおおお!」
アレンは俺目掛けて突進する。
並の冒険者よりも圧倒的に速い。
タハト「【インパルス】」
俺がそう唱えると、翼の槍のような器官が光り、殆ど音も発さず、4つの光弾が放たれる。
そしてその光弾は、奇妙な軌道を描きながら、アレンを執拗に追いかける。
アレン「チッ!執拗いなぁ!」
アレンはそれを避けるのを諦め、受けようとする。
が、つぎの瞬間。
アレン「っ!?ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁ!」
光弾が武器を打ち砕き、体に当たり、バウンドする度、アレンの身体には傷が増え、吐血する。
耐え難い激痛だろう。
オッタル「アレン...!」
オッタルも人間だ。
アレンの姿を確認し、俺に視界を戻そうとするも、元いた場所に俺は居ない。
俺はもう既に、飛んでいる。
俺はゲイボルグを構え、急降下して、オッタルに放つ体勢に。
オッタル「跳ね返す!」
タハト「喰らうといい!」
既に正覚 阿頼耶識で行動は把握している。
必中の攻撃だ。
タハト「オラァァァァァア!」
オッタル「ウオオオオオオオオオオオオオオ!」
直後、俺とオッタルの攻撃がぶつかった...かのように思われたが、オッタルの体には傷がなく、更には俺の姿もない。
タハト「空ばっか見てるなよ...寂しいだろ?」
オッタル「っ!?」
カァァァァァアン!
やっぱり戦闘はこうでなくちゃ。
俺はオッタルの黒剣とぶつかり合い、火花を散らす。
オッタル「はぁぁぁぁぁぁあ!」
バギィィィィィィィィン!
オッタルは俺を弾き飛ばし、大剣を振りかぶる。大技が来るなぁ...
試してみるか。
俺は左手に魔力障壁を作り、『天鳳』の構えをとる。
武器を使ってもできるなら...
オッタル「ウオオオオオオオオオオオオオオ!」
オッタルは俺目掛けて黒剣を振り下ろす。
攻撃をしたのが最大の失態だ。
タハト「『天鳳』!!!」
俺はそれを受け、そのパワーをそのままゲイボルグに移動...そしてそのまま俺は薙ぎ払いを放った。
オッタル「何ッ!?」
ザァァァァァァァン!
オッタル「何処へ...ハッ!?」
俺はそれを敢えてオッタルに届くギリギリのところでとどまらせ、俺へ空に浮かぶ。
オッタルは空を見上げた。
そして俺は、翼の器官に力を込め、大技を放つ体制に。
俺の胸の前に巨大な青白い光球が出来る。
凄まじいエネルギーだ。
俺はそれをオッタル目掛けて解放する。
タハト「【ギガフレア】!」
キュビイイイイイイイイイイイイイイイイン!
オッタル「なんだ...あれは...!」
ボオオオオオオオオオン!
オッタルに放たれた【ギガフレア】の攻撃は、周囲の地形を破壊した。
とんでもない威力だ。
半分位出力を抑えて撃ったのにこれだ...相当だ。
オッタル「がっ...ゴハァッ...」
フレイヤ「オッタル!!アレン!!」
オッタルは吐血し、地面に突っ伏す。
都市最強の名が廃れる...
さて...と。
タハト「神フレイヤ...」
俺はフレイヤにゲイボルグの穂先を突きつける。
フレイヤ「...私が...私が何をしたって言うのよ!」
タハト「...俺の...皆の平和を脅かした...かな。それで?なんで俺に接触しようとしたのさ。」
フレイヤ「あなたの魂の色が...誰よりも美しく輝いていたから...」
タハト「...ふぅん...」
気色の悪い話だよ。
別に拒絶はしないけど、この神は踏んではならないラインまで乗り越えてしまったからな...
タハト「正直、俺はアンタが苦手だ。父と母を追放し、挙句の果てには俺をアストレア・ファミリアから掻っ攫おうとしてたんだから。」
フレイヤ「私が...拒絶された...」
タハト「俺は人の子である以上、神への手出しはできない。」
フレイヤ「...」
タハト「だが、社会的に殺すことならできる。」
フレイヤ「っ!?」
フレイヤの顔が強ばる。
フレイヤ「もう...不用意に近寄ったりしないから...許して...」
タハト「本当?」
フレイヤ「勿論よ...」
フレイヤは俯き、そう言う。
どうやら本当ぽい。
フレイヤ「ねぇ...タハト?」
タハト「?」
フレイヤ「友達からなら...いいかしら...?」
よく言えるなこの神。
俺はこの神がやったことを許してはいない。
父さんと母さんを追いやった罪は深い。
それだけは言える。
だが、俺が友人になることで、少しでも反省してくれるのなら。
タハト「いいよ。」
フレイヤ「えっ...?」
タハト「だから、良いって言ってるんだ。大変喜ばしい事に、俺は恨みとかはすぐにポイするタイプの人間だ。アンタが反省し、ゼウスの爺さんや、ヘラの婆さんに謝罪する気持ちがあるなら、俺はアンタの友人になってもいい。」
フレイヤ「本当...?」
タハト「ああ。」
フレイヤ「ありがとう...タハト。」
こうして、豊穣の女神と、蒼い星の奇妙な友人関係が始まった。
この光景を、アストレアが見ていたことを、タハト・アクスリアンはまだ知らない。
いかがでしたでしょうか。
10000文字突破最高だぜー!(?)
そういえば、この作品を書いてて思ったのですが、タハト君の人格と、1部能力のモデルになっているCVがほぼ中村○一で、タハトの設定上のCVも中○悠一なんですよね。
タハトに騎士みたいに鎧をつけるか
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着ける。
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むりっす。(拒絶)