一般通過異世界転生者:あなた 作:ID:Am88n712
| 選択肢分岐 |
| 領主の館を訪ねる |
「わー、流石におっきい」
おー、と感嘆の息を漏らしながらヤレカが言う。
見上げる先にあるのはルワ・ザンガラ最大の建築物だった。領主が住む館である。
……いや、より正確に言えば。
「砦だねぇ」
まさにそのものであった。
海に広がる岩礁帯から崖を通り陸へ繋がる道を塞ぐためにルワ・ザンガラはある。その最上部に蓋をするように領主の砦は立ち塞がっていた。水平線の果てから岩礁を渡りやってくる脅威に対抗するための、文字通り最後の砦として。
高さにしてあなたの感覚で10メートル以上。およそ4階建て相当だろうか。
海を睨む白い城壁には無数の穴、恐らく
あなたは先日修得した投擲の魔法を思い出し、その無数の穴全てから音速を超えて飛ぶ槍が降り注ぐ光景を想像した。
もしそんな死地にあなたが立っていれば、肉の体など一瞬でボロクズと化すだろう。生き残れる気など全く起こらない。
当然ながら、あなたが暮らす屋敷どころか、街最大の市場さえ比べ物にならない規模だ。
建物の正面に立っても首を見上げなければならない高さの建造物というのはルワ・ザンガラにはほとんどなく(あなたの屋敷も1階建て)、この大きさは前世以来ひどく久々に見るサイズだ。
慣れない威容を前に、あなたは少しばかり躊躇した。
街の人間、特に市場の中年女性が言うには領主は気さくな性質であるらしく、民の訪問を喜び歓待してくれるという。砦内部に保管されている史料なども無償で公開し、時には自ら解説役を買って出る事もあるのだとか。
だが、本当に入って良いのかという感覚はどうしても拭いがたい。
砦という構造物そのものが持つ威圧的な雰囲気の事もあるし、あなたの心情的にもそうだ。領主の館とは、前世で言えば役場と警察署と市長の自宅が一緒くたになったものという認識があなたにはある。公的な用事ではなく私的な目的で立ち入る事に抵抗があるのは、少なくとも元日本人としてはごく普通の感性だった。
また、それ以外にももうひとつ足を止める理由があった。城壁にいたる道がないのである。
正確には、あるのだが途切れている。砦の正面には水のない空堀が深く掘られており、街からの道はそこで寸断されていた。城壁にはどう見ても門であろう開口部はあるものの、橋のようなものは全く見当たらない。
砦としての意義を考えれば当然の造りではあるのだろうが、今のあなたにはどうしたものかと頭を悩ませるものであった。
「インターホンでもあれば良かったのにね。大声で呼んでみる?」
門に立つ見張りのような人間も見えない。ヤレカの言う通り、そうするしかないのだろうな、とはあなたにもわかりはする。
だがやはり、少々心の準備は必要だった。
1度、2度と軽く深呼吸。それから、誰かに気付いてもらえるように呼びかけようと口を開き。
「あら? 当家に何かご用ですか?」
まさにそのタイミングで後方からかけられた声に、あなたはむせた。
けほこほと咳き込むあなたに、ヤレカが面白そうにクスクス吐息をこぼす。どうやらこの従者は他者の接近を感知していながら、この展開を期待してあなたに教えなかったようだ。
ジットリとした目で見れば、ヤレカは小さく舌を出して笑った。
「あ、あら? 申し訳ありません、驚かせてしまいましたか」
ともかく、あなたは背後の道へと振り向いた。
ヤレカが接近を伝えなかった以上、警戒の必要はない相手だろう事は確かだ。そもそも街の中でそんな相手はそうそう居ないが。
そこに立っていたのは2人の人間だった。
どちらも女性だ。
片方はあなたよりやや背は低いが、顔つきや体つきからは2〜3歳年上の、中学生程度の年齢に見える。白いワンピースの上に薄手のケープをまとった装い。この世界の人間の足の形に合わせた、かかとの高い靴も履いている。
色素の濃い者ばかりのこの街では珍しく薄い栗色の髪は長く伸ばされつつも潮風に痛む事もなく良く手入れされているようだ。また、一部は丁寧に編み込まれ、華美ではない小さなものだが髪飾りも挿されている。
肌の色も日に焼けきった褐色ではなく、もう少し淡い。整った容貌も合わせて、ルワ・ザンガラの街を歩けば人によっては輝いて見えるかも知れない。
対してもう1人は、見慣れた色合いだ。黒に近い濃茶の髪に、褐色の肌。ただしこちらも面積の多い衣服と、サンダルではない靴を履いている。
年齢は大人だろう。少なくとも20は超えているように見える。
少女の方と比べれば、装いは地味だ。首元が大きく開いている以外は、前世で見たメイド服を連想させる雰囲気がある。
どこからどう見ても、貴族のお嬢様と付き人、といった所だろう。先ほど少女が砦を指して「当家」と呼んでいた事からしても間違いない。
前世今世通して初めて出会う身分の高い人間を前に、あなたは佇まいを正した。
つまり、胸を張って立ち、揃えた右手の指先を胸元に添えて、ツンと
これはルワ・ザンガラにおける一般的、かつ正式な名乗りの礼に則ったものである。身分証を兼ねる首飾りを良く見えるように指し示しながら名乗る事がこの街では肝要とされる。
前世のように頭を下げる行為は、逆に礼を失した行いだ。首元が隠れてしまうため、自分には誇るべき身分も無い、あるいはお前に名乗る名は無いと語る事になる。日本人としての癖が抜けない小さな頃は、事あるごとに会釈しようとしては屋敷の大人に怒られたものであった。
「まあ……!」
そんなあなたの名乗りを聞いたお嬢様(仮称)は、肌や髪同様に色素の薄い瞳を輝かせて明るい声を上げ、それからあなたにならい名乗りの姿勢を取る。
「マイアルカ・
指先で示されたのは、首は隠さず肩だけを覆う絹らしいきめ細かい生地のケープの間に輝く首飾りだ。橙、青、緑、白、黒の5色の輪が連なり装飾となったそれは、ルワ・ザンガラを束ねる一族にのみ許されたものであり、そこから下がる透明な3本の円柱は実子の身分を示す。
かたわらに立つ女性もまた、己の首飾りを指し示していた。そちらは使用人を表す作りで、やはりあなたの想像通りの組み合わせであったらしい。
いかにも貴族らしい長くそして意味ありげな名前に、令嬢らしいたおやかな仕草。それらに妙な感慨(ファンタジーだ……)を覚えていたあなたへと、マイアは早足で近付いた。
そしてあなたの手を取り、未だ輝く瞳のまま、どこか興奮した様子で口を開く。
「その名前に、その赤毛、夕陽色の
その勢いにあなたは戸惑いながらも頷いた。
ルワ・ザンガラにおいて、優れた者には二つ名がつけられる事がある。その者の能力、あるいは偉業を讃えるため、生まれ持った名の他に新たに称号が与えられるのだ。
そのうち、今の街で最も良く知られた名はあなたの父のものだろう。
漁師の頭領「雷声」のイシャバと言えば、ルワ・ザンガラでは知らぬ者のない威名であると断言して差し支えない。
そしてそれは、領主の娘という貴種に対しても有効な名前だったらしい。
「まあ、まあまあまあ……!」
あなたの肯定にマイアの興奮はより高まった。あなたの手を握る細腕には明確に力がこもり、口からは意味のない感嘆が次々漏れた。
「なんてことでしょう、前々から一度お会いしたいと思っていたのです! イシャバ様に私と近い年頃の御息女がおられると耳にしてからずっと! まさかそちらから訪ねてきていただけるなんて!」
彼女のテンションはとめどなく上がっていく。このまま放っておいては浮き足立つあまりに空に飛び立つのではと心配になるほどだ。
が、フライトを止める者はちゃんと居た。
お付きの女性がマイアへと近付き、はしたのうございますよ、と指摘する。動作も声色も実に落ち着いたもので、続いてあなたに向けられた丁寧な謝罪からも、いかにも仕事の出来る女という雰囲気だ。
それにハッとしたマイアは、握っていたあなたの手を離すと2歩下がり、頬を羞恥からだろう赤く染めた。
「も、申し訳ありません、初対面だというのに大変な失礼を……」
恥ずかし気に小さく縮こまる様は、向こうの方が年上だというのになんとも庇護欲をそそるものだった。
| ランダム分岐/??? |
| 諜報技能か社交技能で判定
あなたの社交技能 レベル2 情報セキュリティ レベル5 成功率20%
1〜8で失敗 9〜10で成功
1d10=9 |
元々、驚きはしても怒りなどは感じていなかったあなたは、特に隔意もなく謝罪を受け入れた。
……が、同時に気付く事もある。
マイアの動作が、あまりにも「
詰め寄り方は自身の好意をアピールする興奮を隠さず、しかし怒りを買うような無礼にはならない絶妙なラインに収まっていた。続くメイドの指摘のタイミングも完璧なら、マイアが下がった距離も完璧。
そして、しょんぼりと己を恥じてみせる小動物めいた姿も出来すぎている。
つまり。
あ、この子キャラ作ってるな。
というのがほんのうっすら、透けて見えていた。
「多分だけど、弟妹の世話好きなのも知っててやってると思うよ」
あなたの気付きに、こっそりと耳打ちでヤレカが補足する。
なるほど確かにそれならばと理解が深まる。面倒見の良いあなたとの距離を縮めようとするなら、自分を庇護すべき対象に入れさせるのは大変に有効な手段のひとつに違いない。
「悪意はなさそうだけどね」
ヤレカが言うならそうなのだろうと、とりあえずはそこで思考は打ち切る。
あなたに関する情報は特に隠してもいない以上、知られている事に不気味さはそう無い。
むしろ、やはり貴族というのは色々と考えるべき事ややるべき事が多いのだろうなぁ、などと同情的に思うほどだ。
ルワ・ザンガラにおける最も高い身分に連なる者であるがために、街の有力者たるイシャバの関係者には友好的な繋がりを作っておきたい。いや、おかねばならない。その辺りが彼女の目的として考えられる妥当なものだろう。
それから、興奮も恥じらいも落ち着いた(ようにあなたに示して見せた)マイアは、あなたの来訪を歓迎する旨を改めて告げ、お付きにひとつ指示を出した。従った女性が空堀に近付き、砦内部に大きな声で呼び掛ける。
声はしっかりと届いたらしく、門の向こうから現れた3人の男が空堀の前でしゃがみ込み、いくつかの単語を発した。
距離のために内容までは聞き取れないものの、何をしているかはすぐにわかる。門を形作っていた石組みの一部がほどけ、ゆっくりとだが移動して此岸と彼岸を繋げる道に変わっていったのだ。
おお、とあなたは目を見張った。要は魔法式の跳ね橋だ。侵攻を防ぐための砦としては当然なくてはならない機構である。
「さぁ、どうぞこちらに。お父様は生憎と内陸に所用があり不在ですが、ご用件でしたら私がうかがえます。幾らかの権限は与えられておりますから」
こう見えても出来る子なのです、と可愛らしく誇る姿(おそらく演技)を見せつつ、マイアはお付きと共にあなたを先導する。
この異世界も前世とさして変わらない現実なのだと理解が染み入ってから数年、ここに来て急激にファンタジー濃度を増した展開に若干ワクワクを抱きながら、あなたは砦に踏み入った。
「外側は
あなたが案内されたのは、砦の中庭だった。
あなたの屋敷のような土が剥き出しのものでは当然ない。彫刻が施されたアーチに巻き付いたツルに咲く白い花がメインを飾るそこは、庭園と呼べるものだった。砦のど真ん中をくり抜いて作られたようで、注がれた陽光に照らされる中央には小さな
「……塩を撒いてしまっているせいで他の花が育たないのは残念なのですけどね。私はもっと色々な種類があった方が賑やかで良いと思うのです」
白い花は、あなたも見慣れたものだ。岩礁帯に咲き、ツルが街の資源となるものである。塩害に強いどころか、塩がなければむしろ育たない種だ。
ニンバルの季も終わりに差し掛かり、自然のものはもう全てが花を落としているが、人の手が入れば話は別なのだろう。あるいは、年中気候が変わらないこの土地ならば、ツルごとに少しずつ咲く時期を調整させる技法があるなら常に花がある環境を維持できたりもするのかも知れない。
そんな庭園中央の四阿で、あなたは歓待を受けた。
陶器のカップに入った飲み物と、指先でつまめるほどの小さな菓子があなたの前に供されている。先にマイアがひと口ずつを口にし、どうぞ遠慮なさらずに、と勧める。それに従い、あなたはまず菓子を手に取った。
口に含んでサクリと噛み割れば、すぐにそれが砂糖菓子だとわかる。強烈な甘さだ。舌に甘いのはもちろん、何らかの香辛料も含まれているらしく、鼻に抜ける香りまでがしっとりと甘い。
これまではせいぜいが果実の甘酸っぱさしか知らなかった甘味担当の味蕾が混乱と驚愕を発し、未知の、そして懐かしい幸福感が口いっぱいに広がるのをあなたは知覚した。
対する飲み物の方は、水出しのハーブティーだろうか。味は薄いが香り豊かで、幸せだが濃すぎる口内の甘みを爽やかに流していってくれる。
事前に良く冷やされていたらしい温度も良い。年中暖かいルワ・ザンガラでは特に好まれる温度帯だ。魔法を使うかボトルに入れて冷たい井戸水に浸けておくかしなければ味わえない冷たさである。
ルワ・ザンガラは海以外は不毛の地で、砂糖の原料も採れない。必然的にこの菓子は高価かつ貴重なもので間違いなく、ハーブティーもわざわざ手間をかけたものだ。
これだけを見ても、マイアがあなたを歓迎しようという気持ちは確かなものなのだろうと分かる。
| ランダム分岐/??? |
| 諜報技能か社交技能か鑑定技能で判定
あなたの鑑定技能 レベル4 情報セキュリティ レベル2 成功率70%
1〜3で失敗 4〜10で成功
1d10=7 |
その上、とあなたはマイアの服を見た。
実に上質な絹のケープである。良く手入れされ、わずなほつれもシワのひとつもなく、本人の貴族令嬢らしい線の細さと相まって可憐さを際立たせる装いだ。
……が、その下、ワンピースはどうやらリネンだ。
植物資源に乏しいこの街では高価ではあるが、絹に比べれば大きく劣る。具体的にはあなたがこのワンピースをイシャバにねだれば2〜3着は買い与えてくれるだろうが、ケープの方はよほどの大きな記念、それこそ婚姻レベルの出来事でもなければそんな贅沢は我慢しなさいと嗜められる、といったあたり。
そして、ワンピースは良く手入れこそされているが、長く愛用しているような痕跡があった。悪く言えば、着古した、という表現になる。それに気付いてしまえば、ケープの高級感はワンピースから視線を逸らさせるためのものと思えてならない。
また、庭園に案内される道中でもあなたは違和感を覚えていた。
邸内の所々に飾られていた調度品にだ。
雰囲気こそ良く似たものを揃えていて一見調和が取れているように見えたものの、じっくりと見てみれば様式がわずかにズレていたりする。あなたは過去の博物館巡りのお陰で気付けたが、そうでなければまずわからなかっただろうレベルで。
つまり、一息に買い揃えられた物ではなく、少しお金が貯まるごとに1個1個別々に買い増やしていったような。
……というか、そのものなのだろうなぁ、という理解がなんとなく及ぶ。
本当に、貴族って大変なのだなぁ。
あなたは再びそんな感想を抱いた。数多のフィクションや歴史史料で見た通り、見栄というのは彼らに欠かせないものなのだろう。
おそらく、パッと見の印象ほど良い暮らしはしていないのではないだろうか。上質なのは賓客向けのものだけで、普段の食事などはあなたの屋敷とほぼ変わらないか、あるいは倹約に努めて品数や量では劣るなんて事も十分ありえそうだった。
やはり、マイアの歓待は相当に気合いの入ったものだ。これがこの家、ジェウェス城爵家にとっての標準なのだとは考えにくい。
彼女の振るえる全力をもってあなたに好印象を与えようという努力が垣間見える。見ようによっては必死ささえ感じられなくもない。もちろん、貴族らしく表情や仕草は気品漂う少女のものであるが。
「おいひぃー♪」
「お気に召されたようで何よりです。良ければもう少しお持ちしましょうか? 違う種類の物もありますから」
なので、マイアの提案にヤレカが乗ってしまう前にあなたは素早く遠慮した。あまり負担をかけるのはどうも良くない。
さて、それから幾らかの話(主にマイアが、イシャバの街に対する貢献を褒め称えるもの)の後、程よいタイミングであなたは用件を切り出した。
きたるブージェの季、臨戦の儀に向けて、ブージェについて知りたい。もし剥製などがあれば見せて欲しい、と。
「それは……確かに当家にはございますし、お見せする事も私の権限で叶いますが……イシャバ様は確か、儀礼の前にブージェについて詳しく知る事を禁じておられたのでは?」
返された答えに、あなたはうっと詰まる。
それはまさしくその通りで、あなたの弱点だ。マイアがまさかイシャバのそんな意向まで知っていたのはなんとも不運と言える。ここを突かれては、どうしても見たいと押し切るのは難しい。
「やっぱり。うーん……ですが、あは、そうですね」
ところが。
「ルウェインの名代としての立場でイシャバ様のお言葉を破ってしまう事は叶いませんが……実のところ、私もまだまだ子供ですから。
その突破口となる口実は、マイアの側から用意してくれた。
マイアは座っていた対面の椅子から立ち上がり、パタパタと小走りであなたの横に移動し、隣の椅子にピョンと座った。それまでの可憐な令嬢然とした仕草から一転、愛らしく親しみやすい少女の仕草で。
そうして、己の体の小ささを強調するように前屈みになり。
「実は私、前からずっと対等なお友達というものに憧れていたんです。街の他の子達からは、私がルウェインの子だからって距離を置かれてしまって……」
一瞬だけ寂しく儚げに表情を曇らせてから。
「でも、あなたならって。……どうでしょう。私とお友達になっていただけませんか?」
期待の光を瞳に宿らせ、ほんのわずかに首を傾けて上目遣いであなたを見上げた。
……恐ろしく洗練された動作だった。
己の持つ武器を完璧に理解しているとしか言いようがない。世の中の大半の人間はまずこれが演技だと見抜けないだろうし、見抜けたところで警戒心を保つのは難しいように思える。
実際、あなたはもうこれが演技なのか素であるのか、確信が持てなくなりつつある。キャラ作り、と感じた自身の目が間違っていたのではないかという疑いは膨れ上がるばかりだ。
もしこれが本当に演技だというなら、マイアはどれ程の時間を鏡の前で過ごしたのかと戦慄さえ覚える。
とはいえ。
「〜♪」
マイアの逆隣でご機嫌にハーブティーを楽しむヤレカは何も言ってこない。ということはやはり、演技はあっても悪意の類は無いのだろう。その辺り、ヤレカはあなたよりも遥かに(おそらく世界最高峰に)敏感だ。
ならば後はあなたの心情ひとつだ。
このマイアという身分が高く、猫か仮面か、あるいは両方をかぶっていそうな少女と友誼を結びたいかどうか。
それだけにかかっている。
コマンド?
-
マイアと友達になる
-
判断を保留する
-
ハッキリと断る