アブノーマルとアブノーマリティ。そこになんの違いもないだろう?   作:鐘楼卿(ベル卿)ベルフェスティフ

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A-3 悪魔学校業務開始

「お、起きた?」

 

アンドレが目を開けるとそこには若い茶髪の男がいた。

 

「君が※※※君が送ってくれた新任君で合ってるよね?」

 

「あ、はい。管理人に送られました。アンドレといいます」

 

「うん。じゃ、こっちおいでー」

 

ゆるそうな表情と口調にアンドレは警戒を強める。

アンドレの経験からゆるそうに見えて本当にゆるいやつはいない。

 

「あ、そうだ!仕事は明日からだからねー」

 

「…は?」

 

「今年の新人教育はカルエゴ君に任せてるし、事前に送った冊子は読んでくれてるだろうし大丈夫だよねー」

「ま、副担任だからそんなに気負わず頑張ってねー!」

 

頭からつま先まで雷撃が走ったような衝撃。アンドレは返答もできず思考を停止させ、無意識に後ろを歩いていくのだった。

 

<><><><><><>

 

後々話を聞いてみると、入学式は今日の午前中に行い、明日からアンドレの教師生活は始まるそうだ。

 

といっても、まだクラスが決まっていないのでカルエゴ先生に教師としての心得、業務、その他諸々を教えていただき初日の業務は終了した。

 

二日目には、カルエゴ先生が担当の試験だったため、モモノキ先生に指導していただいた。

そしてアンドレはモモノキ先生の恋愛事情といういらない情報もまとめて手に入れた。

 

だが、三日目からは激務であった。

 

三日目には、理由は知らないがカルエゴ先生がダウンしたということで教科書配布の業務についた。

命令されたので何も疑わずにやったが、間違いだったと確信を持って言える。

 

「ンローゥリングーーーー!!」

 

声が聞こえた時にはもうすでに遅かった。

 

「ゲホッゲホッ…何が…」

 

爆発音と共に舞った粉塵に喉をやられながらもアンドレは犯人の発見を急ぐ。

 

「ストラァーイク!アハハハハ!!」

 

配布物の山から緑髪の少女が息を吐きながら飛び出てくる。

 

「だ、大丈夫?」

 

そばには心配そうに声をかける少年がいる。

 

だがそんな奴の心配よりも配布物を心配しろと、アンドレは怒った。

 

L社を離れ、死ぬ危険性のない安全な業務が始まり三日。それだけでもアンドレの精神はだいぶ回復し、代わりに今までのストレスから少しキレやすくなっているのだ。

 

「オイ…ガキども…配布物、片付けろよ?」

 

だがそんなアンドレを無視して緑髪は少年に話しかける。

 

「チッ…”4本目のマッチの火”、装填…発射準備…」

 

そこで横から待ったがかかる。

 

「ちょ、ちょっと!何してんの!」

 

「あ、ムルムル先生。ちょっとムカつくガキを焼こうかと思いまして…」

 

「ダメダメダメダメ!!」

 

アンドレはムルムル先生に抑えられてなんとか踏みとどまる。

 

「まったく、すごい新人が入ってきたもんだ…」

 

アンドレが抑えられて武器をしまう様子を見ながらムルムル先生はため息を吐く。

 

そうして、武器をしまい終わったアンドレは、ツカツカと緑髪、ピンク髪、少年の三人の方へと歩み寄る。

 

「なぁお前ら…片付けるよな?」

 

その言葉で緑髪はピューと逃げていく。

 

少年は固まり、こちらを伺う。

 

「1人逃げたが…片付ける、でいいんだよな?」

 

威圧。少年とピンク髪にWHITEダメージが5入る程度の威圧を行う。

 

「は、はひ…」

 

その後は、2人とも配布終了まで働いてもらい、順調に配布物を分けることができたのであった。




EGO解説のコーナー

「はーい!ども!L社職員アンドレ先輩の後輩!ミヤギちゃんでーす!」
「このコーナーでは、今回の話で出たEGOを解説していくよ!」

「今回のEGOはこれ!”4本目のマッチの火”!」

===
”4本目のマッチの火”

フレーバーテキスト
「人類の初めの火のように炎がメラメラと燃えあがる。炎は幸せ、温かさ、世界の輝きを燃やしつくすまで消えることはない。もちろん武器の実験の犠牲者は避けられなかった。焼かれている人々は意識が燃え尽きるまで世界への無限の憎悪だけを感じるだろう。」

性能
ダメージ:RED(20〜30) 攻撃速度:超低速 射程:超長
===

「どうだったかな?まぁ性能は見てもらった通りだよ!ダメージ効率はだいぶ低いけど、その見た目からロマンがあるね!」
「ま、言っても性能から見ればいずれは使われなくなるであろうものだね!」

「じゃ!まったねー!」
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