ゲヘナに舞い降りた堕天使 作:シファー
「はい、前や今の私を直接知るトリニティやゲヘナの子達から熱望されまして開設することになりました、『ルカちゃんのお悩み相談室、
『
どうしても直接出向かなきゃ難しそうな子相手にはそうするかもね、まずは最初のお便りは…どれどれ『以前貴女に料理の指導を行ってもらいました、マッキーです』
…ジュリか。
「あーやっちゃいけないことを愛のムチの如く拳で理解らせたあの料理指導ね。貴女の場合それ以外にも問題有りそうだったから、結局
神秘が暴走して悪さをしているある意味典型的な例だったわね、アレは…食材からあんな
きちんと解決してからも、問題が起きてないのなら良かったわ。貴女の問題はゲヘナとしても死活問題だったからね、フーちゃんを過労死させないためにも。ゲヘナはヒナちゃんといい真面目で良い子ほど割食うことの方が多いよねえ
ふんふむ…で?『私は貴女と同じゲヘナ生なのですが、近頃貴女が殆ど学校で捕まらず、そうでなくともいつも人気者で色んな人達に囲まれていて直接声をかけにくい状況が多いのです。』それこそフーちゃんに頼めばいいのに…
『
『先輩に話したら絶対に私を手伝おうとするので…私1人で準備して恩人の貴女と先輩にも日頃の感謝を込めて了承頂けるのなら後ほど貴女達を食事会に招待したいのです』…健気ねえ…ゲヘナもこんな子ばっかだったらもっと平和なのにねえ。
勿論返答はYesよ。喜んで招待させてもらうよ…楽しみにしてるわ」
グルメ:ガタッ
「一応流石に弁えていると思うけど…こんなに健気な後輩の思い遣りを踏み躙るような招かねざる客が来た場合には…私も手加減出来る自信が無いわ…それが知り合いなら普通に絶交ね…」
グルメ:そんなご無体なぁ!最近は彼女の料理も普通に上手くなっているらしいし興味ビンビンなんですよぉ!
「じゃかぁしい!招待されたのは私とフーちゃんだけだ!こんなに綺麗な思い遣りを踏み躙るような奴は『食への冒涜』とか以前に『人間失格』だわ!」
───
「ハルナはなんで涙目になってんの?いつもの調子なら無視して乗り込みそうなのに」
「それはですね、ジュンコさん、ルカさんに『絶交』をチラつかされたからでしょう。」
「まあルカ相手にすんのとかどう考えても割に合わないし、『2人のために』作る料理を横から掠めたら当事者じゃなくてもルカなら絶対私らにキレるよねえ、ぶっちゃけ私でもどーかと思うし…」
「私達お互い同士以外基本友達いませんからねえ況してハルナが
「まあアイツの言う事聞いていたほうが普通に美味いメシにありつけるし、変な欲は出さないほうが良いよねえ…」
「私も、美味しいご飯いっぱい食べさせてくれるからルカのことは大好きかな!」
「うぅ…ルカさぁん…」
ハルナはルカからしてもゲヘナではヒナの次くらいに仲の良い友達だった。ハルナとて人として、いや友達だからこそ越えてはならない一線があることは弁えている。しかし「美味い料理」を求めるのは自分の本能のようなものなのだ。
一応ルカも今世では普通にお嬢様なので、ハルナとは結構趣味嗜好が合うのだ。アカリもそのあたりは割と近い。ゲヘナでは貴重な「お嬢様友達」なのだ。
他自治区の美味しい店をいっぱい紹介してもらった。直接美味しいご飯を沢山振る舞ってもらいもした。基本的に恐がられるか蔑まれる自分たちにあんな笑顔を向けてくれる存在が奇跡なのだ。
「あ、
ゲートマスター:お主のその気配察知は毎度ながら一体どうなっておるのじゃ。妾とてさっぱり理解できぬぞ?
「あ、ゲーマスさんはその後の経過はどう?もう経験上身体に出てきてる頃だと思うけど…」
ゲートマスター:みなのものルカサマヲアガメルノジャ…1週間で1cm伸びたぞい…今までの努力はなんだったのじゃ…
「やー美少女が超美女に生まれ変われそうで私も嬉しいよ、服のサイズには気を付けてね!」
ぱいもん:ルカ様変身する時服がきつきつにならないように先に服のサイズから伸びるよね?あれどーなってんの?
「あれは、私と複数の学校の研究チームで共同開発した新素材でねえ強めに神秘を流し込むとびよーんって伸びる素材なの。まあ現状私以外に利用価値無さそうだね」
「んで次のお便りは焼き鳥だいすきさんからね、『近頃私の親友がルカさんに興味津々過ぎて「ゲヘナ行ってみたい」とか言ってるんです、それでつい焦った私は心にも無いルカさんの悪口を言ってしまい…!
そしたら彼女が今まで見せたことのないゴミを視るような眼で私を視てきてえ!どうしたらよろしいでしょうかぁ!?』はー君のどこが『立派な副委員長』なのかねえ、ナーちゃん、
いや『まねっこ』だけで周りに尊敬されるほど取り繕える君はアヤちゃんと案外似た者同士ってことなのかもね…根っこはポンコツでも好きな人のためにそこまで取り繕って頑張れる君みたいな子は、私は尊敬するし、好きだよ
まあそれだけ想ってくれる君みたいな友達が居るアヤちゃんは果報者でしょう。あの子の面倒臭さは君の手に負えるモノじゃないから…ね」
元日本人の私にとって百鬼夜行はお気に入りスポットの1つだ。「知識」では結構アレな
なんというかそのへん抜きにしても凄く生き辛そうな子ってのはすぐ理解った。完璧な外面の反面どこまでも不協和音だらけでちぐはぐな中身。
初対面で私が「うわぁ…」って顔したら興味持たれて付き纏われたのだ。それで彼女の内面まで言及したらなんか凄い感動された。
あの子の内面に気付くのは近しい者ほど無理だろう。私以外で看破できそうなの会長くらいしか心当たりないぞ…本人的には誰かに気付いて欲しかったんだろうけど…
「まあ本当に自分の手に負えないと思ったことに臨むのなら遠慮なく私に頼んなさい、私はナーちゃんもアヤちゃんのことも友達だと思っているからさ…」
参謀猫:この人たらし…
「おい、湿度猫、お前らのとこ面倒臭過ぎるんよ、部員全員問題有るし、しかも『花鳥風月』部なんて風流で洒落乙な名前しといてゲヘナにも居ないレベルのガチで邪悪なテロ集団抱えてるしさぁ」
参謀猫:調べること増えたね…
何も知らない勘解由小路ユカリさん(16) ちなみにレンゲはユカリよりよく視ている
ジュリ主催の食事会はフウカと3人で和気あいあいで楽しみましたとさ