ゲヘナに舞い降りた堕天使 作:シファー
ユウカの尋問?を切り抜けたゲーム開発部は一息
「フフ…ふともも妖怪の攻勢はなんとか凌いだようね…」
影に潜んで盗み聞きしていたルカがいつの間にか姿を現していた。
「あ!ボスです!」
「フフ…私は光単一属性の貴女と違って光と闇が合わさったチート性能のお助けキャラだからね、正式な仲間にするのはまだまだ時間かかるわよ?」
アリスのルカへの呼び方は「ボス」に落ち着いた。アルが好きそうな呼び方だ。最初は「ラスボス」だったのだが、それではあまりにもアレだということで妥協してもらったのだ。
「ボスはいつ正式な仲間になってくれるんです?」
アリスがルカに抱きつきながら聞いてくる。こいつあざと可愛いな…敢えて幼女形態取っている私が言えた口じゃないが…
「そうね…我が配下たる四天王と妹様に勝てたら、かしら」
「その面子って、もしかして…」
「ネル、ヒナ、ツルギ、ホシノにミカね…」
「キヴォトスのオールスターじゃないですか!?」
「フフ…最終決戦では私のお供として出てくるわよ…」
「またネル先輩が怒りそうなことを…」
「G.Bible手に入れに、また廃墟行くんだっけ。ユズも、ね。いいわよ、皆呼んどいたから」
───
「ルカさんに殆ど頼らずロボ共突破出来たよいえーい!」
「先生の指揮とワカモさんも居たからじゃない?」
「ねえねえ、私達って実は物凄く強いんじゃない、C&Cとか他の学校の戦闘集団にも勝てたりして…」
「そうねえ、アンタらだけだったら…まあウチの風紀委員会の下っ端に同数ならギリギリ勝てるかな?アリスちゃんが恐いからねえ」
「100人以上居ませんでしたっけその人たち…」
「戦闘員だけで、ね、裏方込みならもっと多いわよ」
ゲーム的には「ネームドとして、それはどうか」といった評価になるかもしれないが、実際大したものでもある。ウチの風紀委員達は幹部抜きでも普通に強いし。
「………」
「アリスどうしたの?」
「分かりません……どこか見慣れた景色です。こちらの方に行かないといけません」
「え?」
その後は私が用意しておいた大容量のメモリにG.Bibleを入れて持ち帰った。「例のあの子」もついてきたのだろうが…まあモモイのセーブデータとか心底どうでもいいのだが古いゲーム機ってだけで不満あるらしいからな。
私なりのちょっとした好感度稼ぎだ。きちんと会うのは大分後になるのだろうが…
ゲーム部はヴェリタスにG.Bibleの解析を頼んで話し合っていた。
「ヒマリ部長が作った解析に必要な【鏡】…保管されている【差押保管所】を守るのはあのメイド部のC&C…」
「お姉ちゃん、ルカさんが言ってたのって、もしかして…」
「あの…ルカさんが『C&Cと
「ええ!?『
ミレニアムではかつて行われたルカとネルのタイマンは有名だ。ハイスピードカメラでようやく追えるヒトの限界を越えた、超速の戦闘。あの戦いでネルは「ミレニアムにその人あり」と本校生徒らにも認識されたのだ。
結果は変身はしなかったとはいえ、僅差でルカの勝利だったが…
「またアレが行われるんですか…不謹慎ながらワクワクしますね」
「でも、今ネル先輩は…居ないらしいから…」
「『ネル抜きならワカモしか貸さない』とも、言っていました…」
「それでも充分すぎると思うけどね…あの人も噂通り個人としても滅茶苦茶強かったし…」