ゲヘナに舞い降りた堕天使 作:シファー
どっかのスレでユメパイが生存して
性格と少しの言動くらいしか判明してないから現状賑やかしくらいにしか出来ないんだけど。
梔子ユメにとって。聖園ルカとは大恩のある相手だ。漠然としたイメージだが、彼女が居なければ自分はどこかで
それがアビドスの過酷な状況に屈して挫折するようなことなのか、それ以上のことなのかは分からない。なんとなくそんな気がするだけだ。
彼女と同じ
彼女から言わせれば「ホシノとユメちゃんが出会ったことは奇跡というよりは必然ですよ、同じアビドスに住んでいるんだし、何度生まれ変わってもどんな世界線でも貴女達2人は必ず巡り会って仲良くなる」とのことらしいが。
それはそれで「奇跡」よりもある意味素晴らしいことだと思ったのだが、「ルカちゃんは違うの?」と聞くと「私は存在自体が冗談みたいなものですから『絶対出会える』なんて無責任なことは言えません」と寂しそうに笑うものだから元気づけようと
「じゃあルカちゃんと出会えたことが一番の奇跡だねっ貴女と出会えた私達が一番の幸せ者だっ」
と言うと彼女は泣きそうな顔をしながら
「貴女達と出会えた私も…果報者ですよ…」
と言いながら抱きしめられた。あれ以来凄く気に入られたように思える。今の仕事に誘ってくれたことも本当に助かっている。給料は良いし、やり甲斐のある仕事だ。
色んな学校の様々な問題に親身になって解決していくその姿は、学生時代の自分の横でよく見せていた姿だった。戦闘力はぶっちぎりだし、頭もかなり良い。
全く同じことをするのは無理だろうが「こんな人になりたい」と思わせてくれるような人だった。ずっとアビドスに居た自分はあまり知らなかったが、彼女の人気は半端ない。
自分達にしてくれたようなことを他の自治区でも前々からやっていたというのなら当然だろう。彼女の真似を出来る部分は出来るだけ取り入れるようになってから前よりは随分成長出来たと思う。
ルカにとって梔子ユメとは明確な「成果」であり、宝だった。
ワカモやホシノに語っていたことも決して嘘ではない。嘘ではないが、明確に「お気に入り」で贔屓が入っているのは否定出来ない事実だった。どこかで「揺り戻し」が起きて彼女が死の運命に呑まれそうになれば、
自分は全力で抗いぶち壊すだろう。手元に置いているのも結局自身の視界に入らない所に居るのが不安だからだ。あれだけ万魔殿のことをイブキ関連で扱き下ろしておいて、自分はこれなのだから笑えない。
一番可愛い
だが今日まで実行された試しはない。ルカがミカの強さも吹聴しているからだ。
ミカにとって
流石に姉妹というだけで、彼女と比較するほど周りも無責任ではなかったということだ。あの連邦生徒会長と張り合える人間と比べられたら流石に堪らない。
自分は確かに彼女には及ばないが、誰にも文句は言わせないレベルの能力も有るのだし。だが「才能は同格」と言ってくれてはいるが、それすら怪しいものが有る。
昔は確かに大した能力差は無かったが、発想力が常に誰よりも飛んでいるのだ。あの「テラー化」というのが無ければ、確かに戦闘の才能だけは互角だったかもしれないが、あの頭脳と発想力から成る多彩な能力が有るから、それも怪しいものだ。
ルカは弛まぬ努力を続けた場合の「自身が成っていた可能性の姿」自身の理想像であり、常に自分の
アリウスのことも全く笑わずに真摯に自分の話を聞いてくれたし…誰よりも真面目に向き合ってくれている。そしてトリニティ生としてはほぼ自分だけの特権だったのだが、最近は自分によく会いに来てくれている。
「ミカ…大体何を考えてニヤけているのか分かるが、ルカは君だけに会いに来たわけではないよ…アリウスの沙汰を伝えに来ただけだ。」
ミカのやらかしはルカのフォローによってティーパーティーだけで内々に処理され罪に問われることは無かった。
トリニティの予算を使ってアリウスを支援する横領紛いのこともしていたのだが、ルカのポケットマネーでこっそり補填されており、最早ナギサ達が調べても痕跡が見当たらない。
親しい人間を甘やかすだけでなく、優しさの中に厳しさも含まれているのが、彼女の常なのだが、ミカに対しては厳しい部分も確かにあるのだが、やはり他より甘い。