ゲヘナに舞い降りた堕天使 作:シファー
ルカは
「それじゃあ本題の前に一応報告。アリウスと手を組んで風紀委員会とティーパーティーを攻撃するつもりだった万魔殿の羽沼マコト議長は外患誘致罪で調印式前から投獄していたけど卒業直前まで収容しておくことが決まったから」
「それに伴い、次代の議長である2年生の棗イロハ戦車長に引き継ぎが終わるまでは、暫く私が『議長代理』をすることになりました。まあだからこの会合も堂々と出来るでしょうね、もう」
「私と
「それはなんというか…」
「収まるべきとこに収まったという感じだね、ミカにとっては他人事じゃないだろうけど…」
「あ、それ出すセイアちゃん意地悪だ!」
「『優しさ』が動機だった、ミカと下らない嫉妬が動機だったマコトを一緒にするんじゃないわよセイア、また病院送りにされたいの?」
「うおう…あの時キヴォトスを震わせた力だね、間違いない」
「その羽沼議長って『頭の良いバカ』ってよくお姉ちゃん言ってたよねー散々手を焼かされていたんでしょ。じゃあ今回のでやり込めたわけだ、やったね☆」
「別にマコト程度、いつでも適当な罪でっち上げて豚箱にぶち込むくらいは出来たのよ。今の状況面倒臭いしね普通に。まあ例の『分身』のお陰で人手に関しては結構無理が利くようになったから。
ほぼ『更生の余地なし』って評価になったから、今回のやらかしで踏み切ったわけ」
「貴女なら最初から万魔殿に入っていれば羽沼議長を排して乗っ取ることも出来たんじゃないですか?」
「そーいうドロドロの政争は私好みじゃないの。まあ出来るだろうし、必要ならやるけど、風紀委員会の体制改善のほうが優先順位上だったからね」
「ヒナちゃんの近くの方が私も鍛え易かったからね、私がゲヘナに転入したのも自己鍛錬が大きな理由だし」
「え、なにそれ、初耳なんだけど」
「そーいう『神秘』なの。私のは…」
私の神秘はかつて、微妙に定まっていなかったことがあったのだ。ぶっちゃけトリニティに在学したままだったら『
アレも堕天使要素あったはずだが…三大天使ではなく四大天使としてティーパーティーを運営しろということだったのかもしれないが、ウリエルじゃミカエルよりは若干格下っぽくなってただろう。
それは姉として許容出来なかったので「堕天使」としての属性を強めるために
私の神秘が妙に強すぎるのはこのへんも一因だろう。まあルシフェルなら知名度的にもミカエル以下ということはまずないし、せいぜいが同格だろうから、晴れてゲヘナ転入後は更に強くなれたわけだ。
「それじゃ、本題ね、アリウスの今回の作戦に参加しなかった、初等部相当の幼い子達は暫く
それぞれの自治区に預けることになるから。中等部相当の子達も似たような対応ね…
高等部相当以上の子達はもう半分大人みたいなもんだから…本人らの強い希望が無ければ基本は傭兵業をさせることになるかな。勿論キヴォトスの常識を教え込んだ後だけど。
あと私の『神秘授業』もレクチャーしてね。慣れない内は私が斡旋していくことになるでしょうけど…護衛任務とかが中心で、変な仕事回さないようにするから。
それに最近『私の元生徒』ってだけで妙なブランド品扱いになるみたいだからね」
「ゲヘナの今代の風紀委員会は最強集団として名高いですからね、ルカさんと空崎委員長を抜きでも…」
「いやートリニティの首脳にそうまで言われるようになったのは嬉しいね、私とヒナちゃん以外は舐められている節があったからね、あの子達の頑張りも報われているねえ」
「お姉ちゃんが指導していたからじゃないの?」
「まあその要素は勿論、大きいよ。自分の能力は過小評価しないし。でも一番はあの子達の頑張りさ。私の誇りだよ」
「…空崎委員長も…確かに凄かったですね。ミサイルをあんな力業で迎撃するとか」
「私はそれよりあのアリスという子が気になったんだが…神秘の流れも妙だったし普通の人間じゃないような気がしたんだ」
「あの子超かわいかったねえ!なんか『妹様』とか呼ばれたけど、私。レールガンなんてSF兵器を実用化しちゃうとかやっぱりミレニアムの技術は凄いよねえ」
「へえ、セイアもそこまで分かるようになったのね、明確な進歩だ、感心、感心。あ、話戻すけどアリウスの子達は継続的に支援することになったから。高等部以上の子達はその内打ち切るけどね、
連邦生徒会が5割、トリニティが3割、ゲヘナが1割、私が1割の内訳ね、具体的な額は、後で…ね」
「まあ
「まあゲヘナはマコトのやらかしの分ということで」