ゲヘナに舞い降りた堕天使 作:シファー
私はBASTARDや禁書で履修していたクチだから…
でも確かに普通はミカエルとせいぜいガブリエルくらいしか聞かんよね
ナギちゃんのラファエルとか誰?ってなるだろうし
正義実現委員会本部
ティーパーティーとの会合を終えてその足でそのまま正実の本部に向かうルカ。そこでルカの視せた映像によって副委員長の羽川ハスミは爆笑していた。
「あはははははははっ羽沼マコトォッ!ざまあないですねぇっ!!」
「ゲヘナの恥部晒すの本当は良くないんだけど…どのみち収監されたのは隠し切れないだろうしね、トップが収監とかビッグニュースなんだけど『まあゲヘナだし』で済まされちゃうのよねえ、
私らとしてもアレがゲヘナの代表と思われ続けるのは癪だから、ゲヘナアンチの貴女がこうして溜飲下げられるのならいいかなって…」
「私は羽沼マコトが嫌いだっただけで別にゲヘナアンチというわけではっ…」
「ツルギ、どう思う?」
正実ではルカの持ち込んだお茶菓子で、卓を囲んでいた。面子はルカにツルギ、ハスミにイチカにコハルだ。
コハルは「なんで自分なんかが」と恐縮していたが、単純にルカと関わりのある面子を集めただけである。
「ダウトだな、羽沼マコトとは関係なしに『ゲヘナが』云々言ってたことも一度やニ度じゃない」
「でもルカさんのお陰で『ゲヘナ憎し』って生徒は大分減ったよ、あの配信のお陰もあるだろうけど、『不良はどこの生徒でもどうしようもない、一般生徒は自分達と大差ない』くらいの価値観は植え付けられたと思う。
その不良にしても騒ぎ起こすとルカさんが他学区であろうと飛んでくるからな、それで毎回制圧した後に『ウチのバカがごめんなさい』と頭下げているだろう。
やらかした方もアレでばつが悪そうにしているからな、お陰でトリニティでの再犯率はほぼ0だ。やって来る不良自体も大分減ったし…」
「あんま大きな声では言えないっすけどどうしても『ルカ様がトリニティに居続けてくれてたなら』って思ってしまうっすねえ…『ティーパーティーが
「私居たらアンタらの存在意義無くなっちゃうでしょイっちゃん…コハルはどう思うー?」
「え…私はっルカ様がずっと正実に居てくれれば良いと思いますっ」
「まあ適正だけなら確かにそれが一番なんだけどねえ」
「コハル…ルカさんの万能ぶりは貴女も知るところでしょう、どのような組織の上層部でも務められる能力があるから敢えて治安部隊に入れようとはしない判断をする者が多いでしょう」
「ティーパーティーに居ればそれだけで最強の護衛が常駐することになるし、他所の首脳陣との会談ならいつでも圧力掛けられるようになるしな…
貴女がナギサ様達とも仲良いから心配する要素は皆無だが、もし敵対的だったら常に緊張感有りすぎてナギサ様の胃も死んでいただろうよ、私達の仕事も増えていたな」
「まあ神秘の方はそろそろ頭打ちになってきたし、後はもう手札や技術伸ばすくらいしか出来なくなってきたし…私もそろそろ政治方面に集中するかもね…まだ『山場』はあるけど、
それを乗り越えたら次世代のことにも集中しなきゃならなくなるわね」
「イチカもコハルも来年から頑張ってね…」
「「はいっ!」」
ゲヘナに移った後でもやはり可愛い後輩達だ。「トリニティにあのまま居たら」というのは確かに考えてしまう。まあ過労続きのヒナのことを考えれば良い選択だったはずだ。ミカのことも何とかなったのだし。