ゲヘナに舞い降りた堕天使 作:シファー
悲報:兎編がもう始まっていた件について。
いや別に全てのメインストーリーに私が関わらなくちゃいけないわけじゃないが、というか私だけでやり過ぎると先生の影薄くなっちゃうし…
細々としたイベストっぽいことは起こっていたみたいだし。ヒフミの戦車強奪からの補習授業部バカンスとかは私もついていったが…
百鬼夜行ではイブキの留学直前にマコトの代理として向かったのだが忍術研究部に懐かれてしまった。まあ素で忍術みたいなこと出来るからな…分身とか影縫いとかモロだし。
アビドスとエデン条約の方をがっつりほぼ私の独断で片付けたのは、我儘だったのだ。私は
最初からガッツリ情報が登録してあったらしく、なんか「部長」という役職を賜っていたらしい。先生が「顧問」なら別に居ても不思議じゃないし、受け入れた。まあ自身の能力と元々の立場を考えれば不思議でもないし構わないのだ。
ガッツリその権力使ったのも調印式の時だけだし。ストーリーの都合上、ああして最終編の如く、他校の戦力を複数動員するのって普段のメインストーリーじゃほぼ無いんだよね。
「先生が全面的に信頼を預けるほぼ唯一の生徒」と思えば遣り甲斐も沸くものだ。アリウスのことも詳しく話した上で、結局私の裁量任せになったのだ。
妖怪ババアのことを話すと見る見る内に顔が険しくなっていったが、私1人だけの言葉を鵜呑みにするのは危険、ということで
アズサやスクワッドから聞き取りをしても大差ないという始末、ということで、先生の中でも抹殺対象になっていたらしく、私が手を下したことは特に言及されなかった。
会長の失踪により宙ぶらりんになっていたSRTの処遇については明確に会長の落ち度だ。先生にぶん投げすぎとも言えるが。
FOX小隊にはアプローチされていたし。まあカヤと私なら誰でも私を選ぶだろう。RABBIT小隊にはミヤコの口座に振り込んで結構支援していたりする。それに私の演習場として使える広大な庭付きの別荘を貸し出していたりする。
軍隊でもない10代の少女達に長期の野営生活を強いるとか有り得ないだろう。なのでそこそこ良い暮らしをしていたはずなのだが、先生に私への面会を求める声が上がったのだ。いいかげん「SRT再興に協力してくれ」ということなのだろう。
私にとって最も大事な山場は乗り越えたんだし、中途半端に支援しておいて後は先生にぶん投げるとか許されないだろう。
私の記憶では明確には解決していない事柄なんだよな…まあカイザーの力は大幅に削いだからカヤの方も大したことは出来んだろうし。
いい加減覚悟を決める時だ。
「さて…直接会うのは久しぶりね、ミヤコ、サキ、モエにミユ…」
「はい…お久しぶりです…ルカさん…」
全員がお辞儀をしてくるが、ミヤコがまず代表して応対する。
「まず先に言っておくと
「だから貴女が連邦生徒会長を連れ戻せばっ…」
サキが口を開くが制するようにルカが睨む。
「
「だから───
「ええっそれはっ!?」
「ごめんなさい、先生。
ここまで黙って成り行きを見守っていた先生に振る。
「〝ここまでが君に頼りすぎていたからね…でもいいのかい?唯でさえ万魔殿で議長代理、風紀委員会で副委員長まで兼ねているのにこの期に及んでそんな…〟」
「こうなるの見越して
連邦生徒会───
「どうしましたアユム?」
「リン先輩っ…いえっ…その面会希望者がっ…」
「?アポは無いですよね?」
「ええでもっそれが相手がっ…」
「ごめんなさいね2人とも…急に押し掛けて…」
「ルカさんっ!?」
「
「!」
これは合図だ───彼女が畏まって役職まで呼ぶ時は決まって重要な話をするのだ。
「きちんとした場所で話し合いましょうか…アユムも…と言うか役職持ちはなるべく同席してもらった方がいいかもしれないわね」
───
「はい、じゃあまずはこれ…」
テーブルにパサッと紙を出すルカ。
「副会長の任命状…っ!?…会長の直筆…っ、間違いない、印も有りますっ」
「本当は1年生の時から誘いを受けていたのよ、忙しくなるの分かっていたし、自己鍛錬を最優先にしていたから踏ん切りつかなかったの…私にとって一番重要な山場は越えたからね…まだ他にも有るけど…
そろそろ可愛い後輩達のための『未来』を考えなくちゃねって…生徒会規則の部分もこっそり弄られているわよ…『副会長』の権限は会長とほぼ同等、任命権も上も会長しか存在しない…端末で見てみたら?」
「連邦生徒会の役員は各校の代表が選挙から選出されるけど…室長以上の幹部の任命権は連邦生徒会長に一任されている…普通は役員から任命されるけど、必須というわけじゃない…
ソレは会長の失踪前に貰ったの『困った時は使って』って…一応現在の最高責任者である貴女が反対すれば信任投票を行うことも出来るけど…どうする?」
本当にどこから読んでいたのか…全部見透かしていた感じが腹立つ。この憤りは後であのクソ幼女にぶつけよう(ド畜生)
「本当に規則が弄られているっいつの間に…」
「フ…誰も反対しないでしょう、出来れば会長が居た頃に役員として貴女達が並び立つところを見たかったですが…」
「じゃあ今日中に貴女の業務、私に引き継いで、それと連邦生徒会内には今日中に告知して、キヴォトスには明日正式発表ね。それが終わったらリンちゃんは1週間の休暇ね、眼に隈が出来ているわよ…その後は必要に応じてまた貴女が代行して頂戴ね、
私という最大戦力がずっと事務に縛られるとか有り得ないからね、
「『ティーパーティーの4人目』というのも最近は聞きますね?」
「おいやめなさいってそれ…最近は冗談に聞こえないんだからっもー」
リンもアユムもクスクス笑っていた。リンはずっと自分が代行していることが分不相応だと思っていたし、ずっとルカが連邦生徒会に入ってくれるのを待っていたのだ。当初はこんな形になるとは思っていなかったが…