拝啓、まどマギのさやかちゃんへ   作:かりん2022

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そして私は魂を売った

「大丈夫か?」

 

 私を目に見えない何かから助けてくれた人は、そう言って手を差し伸べてくれた。

 そっけなくも優しさの込められた美声。アルビノのような白髪。その神の作った芸術品のように整った美貌に、ポゥッとなる。何よりも、吸い込まれそうな青い瞳!

 私はその海のような瞳に瞬く間に溺れてしまった。

 

 ああ、吊り橋効果って言われようと構わない。

 私は、その瞬間、恋に落ちていた。

 

「結婚してください」

「あー。呪霊も見えないのはちょっと。君が超強力な術師だったら考えたかな。さ、お家に連れてってやるよ」

 

 イケメンと手を繋ぎ、家までの短い道を歩く。いつもの道が、楽園みたいに感じた。夢のような時間、短くてでも濃密な、初めてのデート。私はその日、恋をして……。その為に全てを捨てる事とした。

 

 イケメンが帰った後、私は虚空に問いかける。

 

「キューベェ、いる?」

「ここにいるよ」

 

 マスコット風の可愛らしい生き物がどこからか現れて、可愛らしい顔で私の前に座った。天使のような生き物だけど、悪魔の使いと知っていた。もしくは、敏腕営業。つい先ほどまでは、キューベェのスカウトをどうやって断ろうかと悩んでいたのだが、今の私はウキウキしていた。これがキューベェの罠でも構わない。

 

「願い事は決まったかい?」

 

 私は、頷いた。

 

「キューベェ……私を、超強力な術師にして! そう、AFOみたいな!」

 

 術師ってよくわからないけど、特殊な力を使う人の事なんだろう。少年漫画みたいな。少年漫画はよく知らないが、僕のヒーローアカデミアという漫画のAFOがすごく強いということは知っていた。私はAFOより強い人を知らなかった。最も、AFOに関しても、あまり詳しいわけではないのだけれど。難しい願いだが、転生者である私は、魔法の才能が少しだけ多いらしいから、なんとかなるだろう。

 

「それは、君の魂を賭けるに足る願いかい?」

「人魚姫のように、海の泡になっても構わない……。私は、あの人が欲しいの」

 

 まどか☆マギカのストーリーはよぉく知ってる。

 この世界は状況が違うようだけど、大まかなことは変わらない。

 魔法少女という名の、傭兵。ささやかな願いの為に魂を捨て去った魔女の卵。

 そんなの構わない。

 名前も知らないあの人を得られるのなら。

 

 命短し、恋せよ乙女。

 

 その日、私はキューベェに魂を取り出されて、石ころ……いいえ、恋への喜びにキラキラ輝く宝石になったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 魔法少女になった私の視界は一変していた。部屋の窓に、化け物が浮いていたのだ。

 パステルカラーの可愛らしいドレス。腰には大きなリボン。死神の持つような大鎌。それらを身に纏った私は、化け物を見ながら問う。

 

「これが使い魔って奴なの」

「いいや、それは呪霊だよ。人の悪意が固まったものさ。君達の仕事は、これを魔法で結晶化してカースシードにして、集める事だ」

「ふぅん……。魔女は倒さなくていいの? グリーフシードは?」

「魔女を倒すのでもいいけど、呪霊の方が数が多くて効率がいいよ。カースシードと引き換えにグリーフシードを渡すよ。交換レートは高いけど、呪霊は多いからすぐ集まるよ」

「ふぅん」

「ただし、僕達のことを呪術師に話しては駄目だよ。願いの関係上、接触は仕方ないけど、呪術師は魔法少女と相入れない存在だからね」

「相入れない存在……」

「例えば、呪術師は負の感情を持って力を振るう。魔法少女は、祈りの感情を持って力を振るう。負の感情を溜めてソウルジェムが濁ると、魔女になる」

「それはそうね」

「警告しておくよ。呪力も使えるけど、使えてもごく短い時間だ。十分以上の使用は避けた方がいいだろうね。その後のグリーフシードの使用も必須」

「わかったわ」

 

 そうして、私は翌日、ソウルジェムを使って悪意を探した。

 それは思った以上に早く見つかった。

 私はすぐさま変身する。

 

 呪霊に向かって鎌を振えば、呪霊は小さい石となった。これがカースシード。

 

 カースシードに魔法を使う。

 すると、カースシードは飴玉になった。

 

 口に放り込むと、ざわりと体が反応した。

 体の、魔法少女とは違う力が増大した。

 魔法少女の扱う魔力とは違う力。これが……呪力。

 あまぁい蜜と吐瀉物が混じったような味。カースキャンディと名付けよう。

 

 意識してしまうと、すんなりと使い方がわかっていた。

 まずさに対する負の感情を起点に、呪術を使う。

 

 呪力の弾丸を一発。

 まずまずの威力だ。

 

 私の願いは、魔力を呪力に変えられるという風に作用したようだ。後は「何か」からダウンロードした呪術の知識。これが私の願いが定義づけた「超強力な術師」。

 

 それに、私の固有魔法として、呪力をカースキャンディに変換できるようだ。

 早速魔力を呪力に変換して、さらに呪力を圧縮。カースキャンディに変換してみる。

 飴を一個舐めて、自分の呪力をカースキャンディに変えた。それだけで、ソウルジェムは濁っていた。

 

「これは、まずは、グリーフシード集めだね」

 

 私は、まずはグリーフシードとカースキャンディをひたすら増やす事にした。

 

 10歳で恋に落ちて、5年間でその恋に命を賭ける準備をした。そうして私は、術師たちが集まるという呪術高専へと進学した。

 

「彼は、五条 悟っていうのかもしれない」

 

 呪術高専という名前で思い出したのだが、確か五条悟という人気キャラがいたはずだ。もしかして、彼が五条悟なのかもしれない。美しい青い目。空のように青くて、海のように深くて、宇宙のように吸い込まれそうな神秘的な蒼い瞳。

 

 私の魂を賭けるにふさわしい恋。

 

 私は、呪術高専の門を潜った。




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この話はAIに手直ししてもらいながら書いているのですが、他の作品と比べていかがですか?如何ですか?

  • 良くなってる!
  • 違いがわからない。
  • いつもの方が好きだな
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