設定忘却の転生者が仮面ライダーになったようです ~2次元世界へLet's Go~   作:フォボス

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第6羽 さらさら髪の小さき妖精

営業時間が終了し、俺はタカヒロに案内されてラビットハウス 2階へ向かった。

 

「ここが君の部屋だ」

 

タカヒロがゆっくりとドアを開ける。

狭いと言ってた割には俺の実家より広いし中々良い部屋じゃないか。

 

そう俺が感想を思っているとタカヒロは口を開く。

 

「あぁ、名前を聞いてなかったな。私は香風タカヒロだ」

 

「間藤静汰です。宜しくお願いします」

 

「あぁ、こちらこそ宜しく頼む。この部屋は自由に使っても良い。派手にはしない程度にね」

 

タカヒロは苦笑しつつ部屋に視線を向ける。

 

「大丈夫ですよ。このままでも不自由しないと思います」

 

「足りない物があれば言ってくれ。さっきも言ったけどこちらで用意するから」

 

「分かりました。お願いします」

 

本当に良い人だよなー 流石、チノのお父様。尊敬しちゃう!

しかし、ラビットハウスってこんな造りだったんだな。アニメでは的確に描写されてなかったから何か新鮮。

 

「よし、では次は娘の部屋へ」

 

タカヒロは移動を開始したので俺もその後に続く。

 

「智乃、起きてるかい?」

 

タカヒロは扉をノックする。

 

「はい、起きてます」

 

中から透き通るような声で返事が返ってきた。

おっ、この声。

 

「ちょっと紹介したい方が居るんだ」

 

扉が開けられる。そこには可愛らしい青のパジャマに身を包んだ女の子――――――『香風 智乃』がタカヒロへ視線を向けている。

 

「…? この方は?」

 

智乃はタカヒロから俺へと視線を向ける。

おう… 若干睨んでる視線が痛い… 敵対心から来る視線じゃないと思うんだけど。

 

「アルバイトとして雇う事になった、間藤静汰君だ。明後日から日中で働いてもらう予定だ」

 

俺の肩にポンっと手を置くタカヒロ。

 

「えっ? そんな話、私聞いてないんですが?」

 

小首を傾げる智乃。

だってさっき決めた事だもん。そりゃ知らんわな。

 

「先程、雇ったばかりだ」

 

「お店は私とバイトの子で十分だと思うのですが…」

 

「コーヒー豆を運ぶ時とか男手は必要と思ったんだ」

 

「いえ、それはバイトの子がやってくれてます。全然困ってません」

 

「えっと俺がお金に困ってて、それを知ったタカヒロさんがアルバイトとして雇ってくれたんです」

 

俺は埒が明かないのを予想し、会話に割って入る。

 

「そうだったんですか。父のしそうな事です」

 

智乃は閉眼し「はぁ…」と溜め息をつく。それを見たタカヒロは「はは…」

 

と苦笑している。

 

「分かりました。あっ、自己紹介まだですね。私は香風智乃です。静汰さん、これから宜しくお願いしますね」

 

「はい、宜しくお願いします。香風さん」

 

「智乃で良いです」

 

素っ気無い感じで言う智乃。でも可愛い。その髪を撫でたい衝動を堪えるのに俺は必死である。

 

「智乃、静汰君は今日から家(うち)に下宿する事になる」

 

「えっ? もしかして以前話していた今度、下宿しに来る方だったんですか?」

 

「それとは別だよ。近々、家(うち)に下宿する予定の子は女の子らしい」

 

「そうですか。分かりました」

 

「迷惑掛けてしまいますが、お世話になります」

 

こうしてラビットハウスへ正式に働く予定ができた―――――――――――――――




智乃ちゃん初対面回。なんで智乃ちゃんはあんなに可愛いの? それはね? あんな容姿だからだよ! 次はあの娘が来る予定なのでごちうさ本編開始かなー
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