設定忘却の転生者が仮面ライダーになったようです ~2次元世界へLet's Go~   作:フォボス

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プロローグ
ある日それは唐突に


「ふんふん♪」

 

上機嫌で鼻歌を歌っているのは間藤静汰(まとう せいた)。高校3年生の17歳である。

 

「やっと新作ゲーム発売されたぜ… 発売日延期で待ち焦がれてたが、ついに購買! 早く家に帰って起動させなきゃな」

 

3週間の延期を経て本日発売した新作FPSである『Duty of Battle』(通称:DoBだが内容はドブに捨てるようなゲームでは無いぞ… まだやってないけど…)を購入した俺は自転車を漕ぎながら自宅へ帰路に就いていた。

 

「うへへー 女の子作成楽しみだなぁ~」と頬を緩める。

 

何を隠そうこれが目当てで買ったのだ。このDoBは自キャラをキャラメイクによって自分好みのキャラを作成できる。まぁ、珍しくは無いが作成によっては前屈みになってしまうような女性を作って使用できるってのが個人的に嬉しかった所。そして体型も思いのまま! しかし幼女体型は無理という糞仕様… 別に良いか。

 

「…チッ(くそっ! あんな所にカップルが! イチャイチャと…)」

 

前方にカップルがお互い身を寄せ合って歩いているではないか。道が狭いというのに邪魔な奴等だ!

 

俺は彼女居ない暦=年齢の童貞であると共に3次元に恋愛感情を抱ける人物が全く居ない。代わりに2次元の女性が大好きである。

 

「仕方ない、車道走るか…」

 

歩道横へ移動し、同じく狭い車道を走る羽目になる。

 

これが運命の終焉とも知らずに…

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

~数分前~

 

「うぃ~ 仕事めんどくせぇー しんどいわぁ~」

 

暖簾を潜って居酒屋から出てきたおっさんがふらつきながらも近所のパーキングで止めていた車へ近づく。

 

「まぁ、少しだけ飲んだが運転くらいどって事ねぇーだろぉ~」

 

と車内へ入って「どっこぉ~いしょぉ」と運転席へ腰を深く落として座り、鍵を回して車を動かす準備をする。

 

普段は慣れた手付きで車を動かせるのだが、この時は酒を飲んでいたせいかぎこちなかった。

 

「よぉ~しぃ~!」

 

方向指示器を右へ点滅させ、歩道左右をろくに確認せずパーキングから車を出す。

 

この運転で一人の命を奪う事になるとは露知らずに…

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

歩道横へと移動した俺はできるだけ速くペダルを漕いでカップルを横から追い抜こうとする。

 

「…(轢き殺したい気分だができる訳無いわー)」

 

そう心の中でぼやいて溜息を出す。

 

「追い抜いてもそのまま走ろうかな」と思ったら後方より特有のエンジン音が聞こえてきた。

 

「……ん? なんか後ろからから車の音が聞こえるな。やっぱり歩道へ行くか」

 

と後ろへ振り向いた瞬間――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺の視点が暗闇へと沈んだ………




書いててこれは酷いと思った…
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