設定忘却の転生者が仮面ライダーになったようです ~2次元世界へLet's Go~   作:フォボス

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妄想具現の新たなライダー

「おぉ…」

 

俺は感嘆した。両指を開いたり閉じたり、ベルトを見たり足裏を確認… そこは確認しなくて良いか。

 

「ほわぁ… 見た目が変わったぁー」

 

俺の傍に近づく神様。

興味津々に装甲をツンツンと触ってくる。

 

「なぁ、神様。鏡はあるか?」

 

「おーけー」

 

何も無い空間より姿見鏡が陽炎の如く徐々に出現した。

 

「すげぇ! カッコいい!」

 

鏡に映る俺の姿は黒い装甲に金色の線、肩から身体の全てでは無いが被う外套。頭部はバイザー状になっており青く発光している。どの仮面ライダーにも該当しないライダーの姿がそこには映っている。

 

「ベースはファイズだよな。ベルトがベルトだし。というか全体の色は殆どオーガと被ってるが容姿が違うだけでこんなにも変わるとは…」

 

「その変身した姿が仮面ライダーなの?」

 

「あぁ、と言いたいところだが俺にもよく分からない」

 

そう、この姿はファイズでは存在してないはずの仮面ライダー ――――――――妄想していた頃のオリジナルライダーに一部は違えど似ている(そりゃ妄想してた頃から月日が経ってるからな…)。確か『王のベルト』ってな設定で。元はファイズ本来の世界のパラレルワールドである「劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト」に出てきた帝王のベルトなんだが、あの『天のベルト』と『地のベルト』というベルトがあるんだったら『王のベルト』もあるんじゃね?ってな感じで。まぁ、その『地のベルト』がいかにも王といった風貌ではあるが気にしない。なら『帝王のベルト』と『王のベルト』と区別すれば別物さ。

 

「名前はどうしようか…」

慌ててキングと発声しそうになった。やっぱり仮面ライダーキングってのは個人的には駄目な気がする…

そういえば、ファイズではギリシャ文字をモチーフとしていたな、と一考する。仮面ライダーディガンマ! いやこれは無しだな。ベルト違うし…

仮面ライダーイプシロン! 工事現場で働いてそうな。

仮面ライダーゼータ! ガンダムかよ。

仮面ライダークサイ! シュールストレミング思い浮かべたわ。

 

「むむ、中々決まらない…」

ファイズはファイ、カイザはカイ、デルタはデルタ、サイガはプサイ、オーガはオメガ… デルタ以外は名称変化してるな…

というか足裏見れば確実じゃん、とバランスを取って足裏を見てみる。

 

「アルファ…」

 

そう口に出す。でも仮面ライダーアルファはヒーローショーで居たような… 却下… したい所だがαのライダーなぁ…。

 

 

名残惜しそうに俺は頭を抱えるが一応口に出してみる。

 

「アルファ… ファイアル… ファイルア…」

 

どれも合わない。というかピンと来ない。

 

「ファールア… ファールガ… んん?」

 

引っ掛かりを覚えた俺は何度か心の中で反芻してみる。

ファールガ… ファールガ… ファ、ルガ… あっ。

 

「決めた…」

 

「なになに?」

 

神様がそう聞いてくる。

 

この仮面ライダーの名は――――――――――

 

「仮面ライダーファルガッッ!!!!」

 

「ファルガ??」

 

「そう。この姿での名は仮面ライダーファルガに決定しよう」

 

なんか名前を付けただけでキリッ、としちゃうのな。

引き締まる感じがする。

 

「で、名前は決まったがまだ能力とか貰ってない気がするんですが…」

 

「えっ? 願えば具現化もしくは発現するよ」

 

「つまりもしかして… 自分で造るかコピーするか、という事ができるって事?」

 

「そういう事なのです」

 

なんて恐ろしいもん貰ってしまったんだ… でもこれは中々使えるぞ… 例えば覗きの際に透明人間+気配を消せる、ってのができたり、他者の最強武器を丸々固定能力引継ぎのままコピーできるって事だよな。

 

「神様最高! 愛してる!」

 

「ゴッドパーーンチッ!!!!!」

 

「グヘァ!」

 

前よりか威力が向上しているパンチを受け、吹っ飛ばされ地面へ激突する。

顔面アンパンの某マンもビックリなストレートだわ…

 

「さて、そろそろ別れの時間になってしまいました」

 

「えっ、もう神様には会えないの?」

 

「さぁ? それはどうですかねぇー」

 

これはまた会えるフラグ… というか俺の能力で会えるよな。

 

ニヤニヤする俺を見た神様が「企んでる顔してるわ…」とゴミを見るような目でこっちに視線を向けている。

 

「ではでは向こうの世界で程々に頑張ってくださいねー」

 

じゃっ、とバイバイする神様。

 

そして俺の身体が光り輝いていく。

 

「バイバ… って、聞くの忘れてた! それぞれの2次元世界へはどうやって行き来するんだ??」

と慌てて思い出す俺。

 

「さぁ?」

 

「はい?」

 

「その為の能力授けたんだから自分で考えてねー」

 

「んな!? 無責任だろぉー!!!」と反響した声をその場に残した…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2次元での物語が今、始まる――――――――――――――――――――




はい、オリジナルライダーの名は仮面ライダーファルガ。しっくりきちゃったのでこの名に。他のオリライダーについては今後出す予定になるかと思われます。出さないかもしれませんがそれは作者次第です(笑)と、まぁプロローグがようやく終わりましたが、次はこころぴょんぴょんしちゃう作品でお馴染みのアニメ兼漫画を出しますよー あれ? 折角仮面ライダー出たのに活躍しそうにないな…
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