逃走中 〜31人の容疑者たち〜   作:たかなおにぎり

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裏切り者

 

 

ピリリ、ピリリ、

メールだ………………

 

リーリエ

「……………『通達1』」

 

手品先輩

「『これより裏切り者を募集する』」

 

ルイージ

「裏切り者!?」

 

アミティ

「えー!もうやめようよそういうのー!」

 

ファルコ

「『裏切り者は他の逃走者たちの位置情報をハンターに電話で密告することが出来る』」

 

ホムラ

「『密告した者が確保されれば、賞金ボーナス10万円が加算される』」

 

邪神ちゃん

「10万円!?激アツですの!」

 

グルーシャ

「10万のために誰かを裏切るということか……………サムいこと考えるね」

 

アオキ

「『裏切り者になりたい者は、メールで本部に送信せよ』」

 

ピット

「頼むから誰も裏切らないでよ……………」

 

 

通達

 

裏切り者募集

 

裏切り者の募集が開始された

 

裏切り者は他の逃走者を密告し、ハンターに確保させることで、10万円の賞金ボーナスを獲得することが出来る

 

ただし、

自らがハンターに確保された場合は全て没収となる

 

 

リーリエ

「誰かを裏切る……………そんな恐ろしいこと出来ませんよ…………」

 

のび太

「そんなの絶対嫌だよ!」

 

倉橋

「流石に名乗り出る人は居ないんじゃないかな…………居ないと思いたい」

 

七草

「10万円でしょ?………………ちょっと欲しいなぁ」

 

邪神ちゃん

「やりますの!もちろんやりますの!」

 

ばいきんまん

「おれさまが裏切り者になってやるのだ!」

 

突如突きつけられた選択に戸惑う逃走者たち

決断のタイムリミットは130分までだ!

 

 

【東方project レミリア・スカーレット】

 

スタッフ

「(裏切り者)やりますか?」

 

レミリア

「やるわけないでしょうが。前回それやって幻想郷で死ぬほど叩かれたんだから」

 

過去に裏切り者を経験したレミリア

炎上を恐れ、今回は自重するようだ

 

 

ナンジャモ

「ちょっと本部にメール送るから一回カメラ止めてね」

 

こちらも炎上を恐れるナンジャモ

しかし、彼女はやる気だ……………

 

ナンジャモ

「こんなとこ見られたらファンが減っちゃうかもしれないからね」

 

 

ピーーーーーーーー

 

 

マリオ

「今回の裏切り者はいつもとパターンが違うからなぁ………今までは運営側が決めてたけど…………自ら名乗り出るパターンは初めてだね」

 

スタッフ

「応募しそうな人は?」

 

マリオ

「…………………アオキさんとか?何か平気でそういうこと出来そうな気がする」

 

 

スタッフ

「やりますか?」

 

アオキ

「………やってみましょうかね。私みたいな人間はこうでもしないと画面に映れませんから。1秒でも長く妻に姿を見せたいですからね」

 

マリオの予想通り、アオキも応募に乗り気だ………

 

 

ピーーーーーーーー

 

ハンターは神出鬼没

いつ、どこから現れるか分からない

 

 

【VOCALOID KAITO】

 

KAITO

「応募しよっかなぁ……………」

 

長年ボカロ界を支え続けてきた古参VOCALOID、KAITO

 

KAITO

「お金は欲しいけど……………嫌われたくは無いんだよな」

 

 

【VOCALOID 初音ミク】

 

ミク

「誰かいる……………あっ、KAITOだ!」

 

そこへ、

同じくVOCALOIDの初音ミクがやってきた

 

KAITO

「おぉ、ミクちゃん!」

 

ミク

「ここに隠れてたんだ…………結構見つかりやすくない?ここ」

 

 

ピーーーーーーーー

 

 

KAITO

「いや、開けてるから逆にこっちが気づきやすくて有利かな〜って」

 

ミク

「そうなんだ、あっ、一応聞いておくけど、裏切り者とかしないよね?」

 

KAITO

「え?あ、あぁもちろん!」

 

 

ピーーーーーーーー【HASTUNE】【KAITO】

 

見つかった………………

 

 

ミク

「よかった、うわぁハンター!!」

 

KAITO

「嘘でしょッ!!」

 

ミクは建物の中、KAITOは脇道に逃げる!

ハンターが視界に捉えたのは…………………

 

 

ミク

「はぁ……………はぁ……………」

 

 

ピーーーーーーーー【KAITO】

 

 

KAITO

「僕に来るか…………!!」

 

KAITOだ……………

 

素早い動きで、

ひたすら建物の角を曲がるKAITO

 

KAITO

「ふーっ、ふーっ、」

 

 

ピーーーーーーーー

 

距離があったため、ハンターの視界から外れた

 

 

KAITO

「危なかった……………ちゃんと勉強してきたからね、ハンターは角を素早く曲がるといいって。それが今生きてたね」

 

予習はバッチリのようだ……………

 

 

ミク

「大丈夫だよね?KAITO捕まってないよね?」

 

KAITOのおかげで、ミクは命拾い

 

 

KAITO

「可愛い妹分なんだよ。僕が守らないと…………裏切り者なんてなってる場合じゃないね」

 

ミクを守るため、

KAITOは裏切り者になるのを止めるようだ

 

 

 

裏切り者募集締め切りまで、残り1分!

 

ピット

「お願い!誰も応募しないで………!!」

 

ルイージ

「誰かを疑うなんて絶対に嫌だよ!」

 

応募しない者たちは、祈るしか出来ない

果たして、誰が裏切り者となるのか………!?

 

七草

「お願い………………!」

 

テト

「やめてよ………………」

 

5

 

4

 

3

 

2

 

1

 

 

 

ピリリ、ピリリ、

メールだ…………………

 

ジャイアン

「来たぜ……………」

 

ホムラ

「『裏切り者が決定した』うわぁ……………」

 

KAITO

「誰だよ応募したやつ…………!!」

 

有村

「『これより裏切り者は、君たちの密告を開始する』やめてよね」

 

疑惑と欲望渦巻く130分が、始まった

 

???

「やったー!当たった!」

 

裏切り者は一体誰だ……………………

 

 

こいし

「決定したってことは…………応募した人がいるってことだよね?マジで最低!本当にやめて欲しいんだけど……………」

 

七草

「いいなぁ当たった人」

 

マリオ

「なるべく見つかりにくい場所に移動するか……………」

 

裏切り者は……闇に紛れて逃走者たちを追い詰める

そして……………………

 

???

「……………みーつけた」

 

誰かが……………密告された

 

 

ピーーーーーーーー!

 

ハンターたちが一斉に動き出す!

密告された者に、4体のハンターが迫る!

 

密告されたのは………………

 

 

有村

「急に背筋が………………」

 

リンク

「ハンター走ってない?あれ…………」

 

スネ夫

「うわぁぁぁ!!」

 

 

ピーーーーーーーー《HONEKAWA》

 

骨川スネ夫だ………………

 

 

スネ夫

「待って!待って!ママぁぁぁぁ!!」ポン

 

骨川スネ夫確保 残り29人 〔127:55〕

 

スネ夫

「えぇぇぇ!?急に来たんだけど!?」

 

早くも裏切り者の犠牲となってしまった

 

 

ピリリ、ピリリ、

 

ずんだもん

「『裏切り者の密告により骨川スネ夫確保』」

 

リーリエ

「えぇっ…………こんな一瞬で」

 

ジャイアン

「俺の心の友をッッ!!絶対許さねえ裏切り者!見つけ出してボコボコにしてやる!」

 

早くも牙を振い始めた裏切り者に怯える逃走者たち

もう、信用できる者はいない………………

 

 

【バーチャルシンガー 重音テト】

 

テト

「誰なんだ裏切り者は………………」

 

2023年にsynthesizer Vで登場して以降、

ボカロ界に一大ブームメントを巻き起こした重音テト

 

テト

「あっ、ボクじゃないよ?絶対に」

 

4号館の入り口前でハンターを警戒するテト

 

 

 

 

 

???

「Aキャンパス4号館の入り口前に、重音テトが居ます」

 

その姿を……………裏切り者が捉えた

 

 

ピーーーーーーーー!

 

再び密告を受けたハンターが、テトに迫り来る!

 

 

テト

「でもさ、結構近づかないと………暗いからボクって分からないんじゃない?特徴的なシルエットなら分かるかもだけど」

 

 

ピーーーーーーーー《KASANE》

 

特徴的なツインドリルは、よく目立つ!

 

 

テト

「………………足音…………ハンターッ!!」

 

見つかった………………

 

 

テト

「油断した油断したッ!!」

 

慌てて4号館の中に駆け込むテト

それを追いかけ、4体のハンターが4号館の中へ!

 

 

テト

「いやぁッ、いやぁッ!!」

 

 

ピーーーーーーーー《KASANE》

 

 

テト

「うわぁぁぁぁッ!!」ポン

 

重音テト確保 残り28人 〔125:01〕

 

テト

「えぇ〜……………早すぎる……………」

 

 

/うわぁぁぁぁぁッ!!\

 

 

アミティ

「悲鳴ッ!?下から聞こえてきたよ…………?」

 

ピリリ、ピリリ、

 

七草

「『裏切り者の密告により重音テト確保残り28人』えっ!?」

 

アミティ

「うわ絶対そうじゃん…………テトちゃんの声だったって今…………」

 

同じ4号館に隠れているアミティ

テト確保のとばっちりでハンターが接近

 

 

アミティ

「どうすればいい………どうすればいい………?」

 

廊下で床にへばりつくアミティ

 

 

ピーーーーーーーー

 

 

アミティ

「動かない方がいいよね?多分……………あっ、階段登ってない………?」

 

 

ピーーーーーーーー《AMITY》

 

見つかった………………

 

 

アミティ

「キャアッッ!!いやぁッ!!」

 

ポン

 

アミティ確保 残り27人 〔123:43〕

 

アミティ

「もーう!何でこっちに逃げてくるのー!」

 

運悪く4号館に居たため、

密告に巻き込まれた哀れな女

 

 

ピリリ、ピリリ、

 

アンパンマン

「またですか…………」

 

磯貝

「『アミティ確保残り27人』」

 

マリオ

「スパンが短すぎるって……………」

 

鷹央

「早めに始末しないとまずいことになるな…………」

 

裏切り者の登場により、

大波乱の幕開けとなった今回の逃走中

 

そして……………

ゲームの様子を見ていたゲームマスターが、ミッションを発動!

 

次回、

逃走者たちに最初の試練が課せられる!

 

つづく

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