楽しんでいただければ何よりです。
「コルブランド氏!いつの間に?」
エイナが驚いて声を上げる。
「僕が試し斬りする直前で来ていましたよ。」
ベルがさも当然、気が付いてるかのように答えた。
「全然気づかなかった・・。」
エイナは少しショックを受けた。
「すまぬな、ちょっとしたいたずらだ。」
椿はあっけらかんに答える。
「そりゃあ、一級冒険者が本気で気配を隠されたらエイナさんでは気づけないですよ。」
「まぁ、お主にはすぐ気づかれたがな・・。」
椿が少し面白くなさそうにつぶやいた。
「どうして、ベル君は気づけたの?」
エイナが気になりベルに質問した。
「簡単に言うと僕の剣が届く範囲で結界のようなもの張り巡らせているといった感じですね。」
「魔法とかスキルのこと?」
「いや、単純な技術のことだ、剣術には一足一刀の間というのがあってだな、攻撃もできて回避や防御にも転じれる間合いがあってだな、こやつは手前でも察知できない程の広い間合いを持っておる。」
椿が補足説明をする。
「まぁ、奇襲って怖いですから、いつでも、動けるように準備はしているんです。」
「冒険者として、常在戦場の気概を持つのは大事なことだな、だが、誰でもできるわけではないからの。」
(言うは易く行うは難しだな。)
椿は心の中で思うのだった。
「おっと、店の者がすまぬな、変わって手前が謝罪する、すまなかった。」
椿が腰を折って謝罪した。
「もっ、申し訳ありませんでした!」
「申し訳ございませんでした!この者にはきつくしかりつけておきますので、どうか、ご容赦いただけないでしょうか。」
見習いの鍛冶師と親方が奥から出て謝罪をした、本来ならば、追放されてもおかしくないことをしでかしてしまった。
「謝罪は受け取ります、以後、気を付けてください、武器は冒険者本人だけでなく、その冒険者が守る人を守るものですから。」
ベルは謝罪を受け取り、気を付けるよう注意した。
「はい、大変、申し訳ございませんでした!」
弟子が自分の不注意で大きな被害が出ることに顔を青くしながら、真摯に謝罪した。
「この度はお許しいただき、誠にありがとうございます、そして、この度は申し訳ございませんでした。」
親方も自分の不注意により、椿に謝罪させてしまい申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
「すまぬな、謝罪を受け入れてくれたお礼として何かひとつかなえよう。」
椿が団長権限で大きいことを言う。
「でしたら、ちょうどよかったのですが、僕の先生からいただいた皆伝の証の剣をメンテナンスしていただきたいのですが?」
「ほう、
「わっ、私も、よろしいんですか?」
「逢引きの途中を邪魔してしまったのだ、茶くらいは出させてくれ。」
「あっ、逢引!」
エイナが椿の言葉によって一瞬で顔を赤くした。
「ありがとうございます。」
ベルは軽く流した。
「・・・ベル君、やっぱり慣れているよね・・?」
エイナが訝しむ。
「あはは、さぁ、行きましょう。」
(斬られた藁が乗っている、切り口も鋭い、これを
親方はあまりの達人にで驚愕していた。
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