アリウスに生まれたとある少女   作:ネコミミの小屋

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みんなが海に対して楽しそうな気持ちになってる中、
一人どこか浮かない顔のコハルちゃん。
そんな姿が、ボクは放っておくことができなくって。


思春期少女の難しい気持ち

それぞれ時間のある日を確認してから日時を決めるってことで。

みんなで行こーってなった後、みんなは解散して準備したり休んだりするみたい。

そんな中、どこかトボトボと小さい背中に感じるコハルちゃんを後ろから追う。

 

補習授業部の中でも一番浮かない顔をしてて、どうにも楽しいって気持ちがない。

しかも、なんだか心ここに在らずって感じで危なっかしいような気がする。

 

こういう時、周りの誰かがちゃんとフォローしてあげるのがいいんだけど……

コハルちゃんって、自分でやりたがるタイプって感じだからか助けてあげようとしても断っちゃうらしくて。今も助けが必要に見えるけど、周りに助けて欲しいって言ったりしないんだ。

 

それをボクはダメだなんて言えないし、むしろ立派だとも思うけど……

本当に困っている時でもそうしちゃ、苦しいと思うの。

 

だから、今この時のコハルちゃんとは絶対に話しておきたい。

お節介呼ばわりされてもそれはそれで構わないと思うし、実際そうだもん。

 

 

「はぁ……」

 

 

そのうち、合宿場の外に出て、公園のベンチに腰掛けるコハルちゃん。

俯いた状態で深いため息をつき、そのままの姿勢で止まっちゃった。

 

……しばらくして、どんどん傾いてきた空の夕日を眺めてぼーっとし出した。

ずっと上の空って感じがして、その姿にはどこか寂しさを感じる。

 

 

「コハルちゃん。お疲れ様」

 

「うひっ!?……あ、ああ……リエルさんかぁ……」

 

「そんなに驚かなくてもいいでしょ?」

 

「う、うん……」

 

 

多分色々考えるのが面倒くさくなっちゃったんだろうなぁ、と反応から思った。

でも疲れている時ほど自分の気持ちをリセットしたい時はそうした方がいい。

ボクとか一回心配しだすとああアレもコレもと、どんどんマイナスの方向に考えが走っていってしまうから。返って一旦考えないくらいがちょうどいい。

 

その辺り、コハルちゃんは真面目なタイプだから苦手かもしれないけど。

さっきは自然とできていたようにも見えたなぁ。

もしかしたら邪魔しちゃったかもしれない。そうだったらごめんね。

 

 

「……はぁ〜……」

 

「コハルちゃん、テスト終わってからずっと元気がないみたいだけど」

 

「ん……リエルさんには関係……ないけど、言うくらいならいっか」

 

 

口調はいつもの強気なものになりかけてたけど、少し考えて冷静になってる。

少し思うところがあると言うか、そう言葉を荒げたくないって感じで。

お話しする時にそうして抑えることも時に大事だよね、って思いながら聞く。

こう言う時は、あまり言葉を挟まずに。

 

 

「えっとね。私が補習授業部に来る前のことからなんだけどさ。」

 

「うん」

 

「その時の私って、余裕がなくって、理由もなく焦りまくってて。

どうにか先輩達に認められる自分になりたいって躍起になってた。

先輩から、『まだコハルは若いから、少しずつ頑張っていきましょう』って言われてるのも全く聞かずに、意地張って先輩とおんなじテスト受けてさ」

 

 

……そんなことしてたんだ……

もしボクが一緒なら止めたかもしれないけど、その時に自分はそばに居ない。

多分、口ぶりからしても先輩達にも何にも言わなかったんだろうなぁ。

 

 

「えっと、テストは……」

 

「聞かなくってもわかるでしょ?

全然ダメダメで……こんなはずないって3回もやって全部駄目。

……本当は問題全然わかんないって気づいてたのに……」

 

「ん……」

 

「その後はリエルさんだって知ってるはずよ。

ダメダメなまんま、補習授業部にきちゃったのよ」

 

 

そういう流れなのはボクは詳しく聞いていないから、初耳だったりする。

みんなもこんなことあったよーってわざわざ言わないだろうし、ボクもあんまり聞いちゃ駄目だよねって思って“先生”にも聞いてなかったんだけど……

 

 

「……コハルちゃんは補習授業部のこと、どう思ってるの?」

 

 

今だからこそ、あえて聞くべきだと思った。

コハルちゃんはこの時、自分の本当の気持ちを抑えずに話してくれてる。

普段はお勉強に集中してたり、落ち着きがなかったりで。

なかなか聞くに聞けないことだ。

 

特に、今はいろんな気持ちが溜まっているだろうから。

ボクはそれがどんなにイヤな気持ちから生まれたものだったとしても受け止めるつもり。

……たまにはそういう気持ちも出さなくちゃ、スッキリできないだろうから。

 

 

「うん、まぁ……出会って少しは、何こいつらって生意気に思ってた。

主にハナコとかハナコとかハナコとか」

 

「そんなに」

 

「そんなに。いまだにハナコのこと何あいつって思ってる」

 

 

そこまでいうくらいなんだ……

いや、確かにずっとハナコさんに対してきゃんきゃん吠えてる姿をよく見るけど。

他のみんなも?

 

 

「ヒフミさんもアズサさんもそんな?」

 

「だってさぁ、私が初めてみんなと会ったの結成日よ?

二人牢屋の中にいて、その中に自分が入れられるってなったら変な気分になるでしょ?

……いや、ヒフミには悪いとは思うけど……」

 

「あ〜……」

 

 

初対面があの日だと無理もないのかも……

ボクもあの日は一緒だったけれど……いろいろすごかったもんね。

なんでそうなるの?の連続だった……ボクからすれば特にアズサさん……

あれ、今でもなんでそうなったのか聞いてないし。

 

特にコハルちゃんはあの日自分のお仕事してただけだし、

そんな中トラブルを起こした子たちと一緒にいるなんて当時はイヤだったんだろうなとも思う。

自分で自分のこと生意気だーとかその時は考えもしなかっただろうに……

今振り返って分析できるっていうのは素直にすごい。

 

 

「でも、今は……みんな私よりずっと前にいるって感じがするの」

 

「……前に?」

 

「うん。

一番そう思ったの、今日のお昼……テストの結果出てきた時に」

 

「……それは、どうして?

みんな一緒に頑張って……」

 

 

……コハルちゃんの声が少し、震える。

その中には、たくさんの悔しさと……悲しさが混じってる。

 

 

「……ヒフミはさ、この補習授業部が始まってからずっと合格点取ってる。

今回の試験なんて100点よ? そもそもヒフミは勉強で駄目なとこなんてない。

参加理由だってペロロ?っていう変なマスコットの絡みって話だし……

 

いや、それでテストをすっかり忘れてたなんてどういうことなのとは思ったけど」

 

「それはボクもそう思うなぁ」

 

 

いまだにヒフミさんは自分の参加理由であるらいぶ?ってものの日にち云々のお話を

『何かの間違いなんです!』って言い張ってるみたいなんだけど……

一体何を間違えたらそうなるんだろうって疑問はずーっと消えないや。

 

 

「アズサだってさ……最初は私とおんなじくらいだったのに。

気がつけばあんなにできるようになって……

おんなじ時間勉強したはずなのに、こんなに差ができるものなのって思っちゃう」

 

「……」

 

「……リエルさんがお手伝いしてた時、恥ずかしがらずお手伝いしてってもっと言ってれば……アズサみたいにもっといろんなお勉強できたかもしれないのにとか、考えて」

 

 

……恥ずかしがってた……そっかぁ。

ボクが時折様子を見ては目を逸らされてたのって、そういう理由……

お手伝いが必要ないのかな、って思ってたこともあったけど……

 

うん、これに関してはボクも反省しなくっちゃなぁ……

 

 

「ハナコだって、点数は低いけど……」

 

「え、低いの?」

 

「うん、だけど……確かに私はおバカかもしれないけど、鈍くはないの。

……ハナコが今までのテストでちっとも本気なんて出してないことくらい、わかってる」

 

「……やっぱり、ハナコさんはずっと本気出してないの?」

 

「うん……入った時はこいつも馬鹿だとか思ったけど、今なら、はっきりわかる。

あの中で一番補習なんて活動必要ないのはハナコなんだってことは」

 

 

やっぱり、補習授業部のみんなは薄々勘付いてはいるんだろうね。

みんなと比べても離れた位置にいるボクですら、わかるくらいなんだから。

もっと近い子達は、当然それくらいわかっているんだろう。

 

……ハナコさん自身にあえてそう聞く必要もないだけで。

いや、一回くらいは聞いてもいいんだろうけど……

ハナコさんのことだから絶対はぐらかすと思うし、何よりあまり聞かれたくなさそう。

 

思えばボク、ハナコさんといえば水着みたいな印象だけど……

きっとそれ以前の姿の話だって出てくるんじゃないかなーって勝手に考えてたなぁ。

……少しも耳にしなかったけど……

 

 

「でも、コハルちゃんだって成長はしてるでしょう?」

 

「そうだけど……その結果が届かなかったら、悔しいよ」

 

「……そうかな」

 

「そうでしょ。

それに、今回の結果は特に、すっごく悔しいもので終わっちゃって……」

 

 

特に、すっごく悔しい……

それって、って聞く前にコハルちゃんは続ける。

 

 

「……1点、足りなかったの。

合格まで、たった1点だけ……」

 

「いってん」

 

「うん……」

 

 

……それは、また……心に響く位に悔しい、そんな声で。

コハルちゃんがその一言を絞り出した表情から、涙が溢れてる。

 

 

「その1点だけが……重くって、悔しくて……

みんながちゃんと合格できている中、私だけが……ダメで……

置いていかれてるみたいで……惨めで……」

 

「……」

 

 

そんなことない。

コハルちゃんだって頑張ってる……そう声をかけてあげるのは、簡単だと思う。

 

だけど、みんなおんなじように頑張っている姿を見てるコハルちゃんにただそんなことを言ってもなんの支えにも、ましてや助けにもならないとボクは思う。

でも、コハルちゃんがみんなに置いていかれてるなんてのは、違う。

 

コハルちゃんが前に進んでるのと同じで、みんなも一緒に進んでるからそう見えちゃうのかもしれない。みんなもコハルちゃんのことを置いていったりなんて、しないと思う。

 

だけど、コハルちゃん自身から見れば……ってこと。

このズレとも言えるものは、きっと簡単にはわからないものかもしれない。

本人にも……

 

 

「ねぇ、コハルちゃん」

 

「……なに?」

 

「ん」

 

 

……両手を広げて、無言で見据える。

コハルちゃんは困惑気味にしてたけど……時間が経つにつれて、何かを崩したように。

あるいは理解したようにボクの方へ飛び込んで……しがみつくようにして。

 

大きく、叫び始めた。

 

 

「どうして……どうして私はダメだったのっ!!?

一生懸命やったのに、なんでたった1点……それだけが足りなかったのよ!!!」

 

「……そう、溜めずにここで出していいの。

気が済むまで、こうしていいから」

 

「みんな、みんないい点数とってぇ!!?

ヒグッ……こんな、こんな結果になって……グズッ……‼︎

ぐやじい”っっ……ぐや“じい”ぃぃー…………!!!」

 

 

きっとコハルちゃんはずっとこんなふうにして本音を出したかったと思う。

でも、素直じゃないのと、正義実現委員会の一員としてしっかりしないとって気持ちが大きくって、弱い気持ちを出すなんてことができなかったんだと思う。

 

だからせめて、今くらいは。

今日見たこと、誰にも言わないしボクが一緒に抱えてあげるから。

 

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!」

 

 

この時は。

自分の気持ちに素直になってくれると嬉しいな。

 

 

---

 

 

「……ん〜……」

 

目をごしごしと擦りながら今どこにいるのかを確認してる。

ええと、昨日は……たしか、みんなでテスト受けて、私のは1点足りなくて……

気持ちの整理したくて、外に出て……

でも、いろんな気力がなくなっちゃってお空を眺めてて……

 

……あれ、あの後どうなったんだっけ……?

昨日晩ご飯食べた記憶もお風呂入った記憶もないけど、今は……?

とっても疲れてたような気分だったからなんだか曖昧……

 

えーと、えーと……

昨日は……そうだ、悔しいってずっと思ってた後にリエルさんがやってきて……

色々と私のお話聞きたそうにしてて、それに答えながら話してて……

その時に色々込み上げてきて、我慢できなくって……

 

すっごく泣いて……う、リエルさんの近くで泣いたって今思い返すと恥ずかしい……

 

……でも、泣きじゃくった後のことがぼんやりしてて思い出せない……

たしか、ずっと泣いてた後に落ち着いて、手を握られたのは覚えてるけど……

その、あと……どうしたんだろう……

 

というか、ここどこ?

……体がほのかにあったかくて、布か何か覆い被さってて……これ毛布?

それに天井は見慣れた……あ、ここ合宿上の宿舎か……

 

いつの間に帰って来てたんだろう?

ずっと外にいた気がするのに、まるでワープしたような気持ちになって来た……

 

それにさっきまで意識もなかった……いや、寝てたのかな……

……なんだかずっと安心してたような……気の抜けるような……

だってすごくあったかいし……なんというか、落ち着くあったかさで……

ほら、ふかふかする抱き枕だって……

 

「……あれ……」

 

抱き枕……そんなの合宿場にあったっけ……

というか、この妙な暖かさというか、人肌のようなもちもち感覚は……

そして、この……目の前に、ある、見覚えのある、ねがお、は……

 

 

「ん〜……」

 

「ひょ、ひょえ………………!!?!?!?」

 

 

衝撃の事実にやっと気がついて、叫びそうになった口を無理やり抑える。

り、リエルさんだ……リエルさんが私の布団に入って一緒に寝てる……!!?

し、しかも私が、リエルさんの体をがっしり抱きしめるように……!!?

 

き、昨日ほんとうになにが……どんなことあったっけ……??

いや、待って。少しずつ思い出して来た……

泣きじゃくった後何とか立ち直って、気がついたら夜遅くなってて。

リエルさんに合宿場まで送ってもらった後、繋いだ手が離れなくって……

 

その空気のまま深夜になって、それで……

お腹も減った感じしなくてお部屋の中でダラダラしてたら眠くなって来て、それから。

 

 

「じゃあそろそろボク帰る……」

 

 

って一言がいやで。

もっと強くリエルさんの手を握って、しょうがないなぁって表情を見て……

それから私の布団の中に……

 

 

「はわわわわ………」

 

 

私じゃん。

この状況作ったの他ならない私じゃん!!

や、やばいやばいこんなのみんなに見られたら、いやその。

 

うわぁ〜しかもリエルさんすっごい静かに寝てるしぃぃ……

まるでそこにいないみたいに穏やかな寝顔しながらってそうじゃなくって!

こ、この状況まずいから起こさなくちゃ……

 

こんな姿もしもしハナコに見られでもしたら揶揄われるどころじゃない……

絶対変なこと言う、えっちなことを口走るに違いない!

そーなる前に、あっ体格差……

 

 

「ん〜……」ギュー

 

「むえっ」

 

 

ああああああああやばいやばいやばい密着度がえぐくてぁぁぁぁぁぁぁ!!!

しかも体の下に私の腕があって引っこ抜けないぃぃぃぃぃ!!!

やめてよして顔にその体を押し付けないでむぎゃーーーー!!!

 

 

「ハァー、ハァー、ハァー」

 

 

ま、まずい……い、息ができなく……

……いや、こんな時こそ落ち着くのよ下江コハル……おちついて……

目の前があまりにもとんでもない光景だったとしても落ち着くの……

 

さっき窓がチラッと見えた……外から光が漏れて入って来てるのが。

なら一日眠って朝の時間……リエルさんの寝起きはよくわかんないけど。

一日中眠ってるなんてことはそうそうないはず……

 

むしろ、毎日朝とか昼とかには確実に見かけるから絶対起きれる、と思う!

だからさりげなく言葉じゃなくて体を少し揺らすなりして刺激してあげれば……

多分、起きてくれる! はず!!!

 

 

よし、そうと決めたらすぐに動かなくては。

このままじゃ沼に沈められるように体を動けなくされちゃう。

し、しかも……私の顔が立派なお胸に……このままじゃ本当にまずい!!

 

 

「……リエルさーん……おきてぇ〜……」

 

 

願いを込めて、小声で呟きながら体を上下左右に揺れさせる。

……勢いが弱すぎたのか、うんともすんとも言わない。

 

 

「お、おきてぇ〜〜……!!」

 

 

もうちょっと頑張って大きめに揺らしてみる。

これ以上はみんなにバレちゃうかもしれないし、どうにかこれで起きて欲しい。

 

 

「ん〜……?」

 

「あさだよ〜」

 

「……もうあさ……おきて、うみいくじゅんび……おかいもの……」

 

 

横になった姿勢のまんま、目を擦って起きようとしてる。

寝起きの時間は頭が働いていないのか、前に私がいても気にするそぶりもない。

ちょ、ちょっとは気にすべきじゃないのかなあ……って思っちゃうけど……

この人にとってはそういうの、些細なことだったりするのかな……?

 

 

「え、えーっと……リエルさん、昨日の……」

 

「きのう……?

あー……うん、そんなに気にしなくていいんじゃないかなぁ……

さ、一緒に歯を磨いておでかけの支度をしようね……」

 

「あ、そのー……私トイレ行きたいから、立っていいかな??」

 

「いいけど〜……なんでわざわざ……?」

 

 

あなたの体が覆い被さって動けないからだよとは言いにくい雰囲気だぁ……

いや、だけどリエルさんもゆっくり体を起こして……よし、手が離れた。

今ならすぐにこのお部屋からスムーズに出られる……

 

名残惜しい感じもするけど、これ以上は自分を死刑にしないといけなくなるっ!

 

 

「うん、しょ……そ、それじゃあトイレ行ったらすぐ戻るから!」

 

「そーなの……じゃ待ってるね〜……」

 

 

気の抜けた返事を背中に受けて、駆け足みたいに廊下へ出る。

右、左……誰もいない、よし。

ハナコも、ヒフミも、アズサも、“先生”の影もない……大丈夫。

あとは自然にトイレにいって……何にもないように戻れば大丈夫……

 

 

「でも……すごく、ここちよかったなぁ……」

 

 

……うっ、つい本音が……

こ、これ以上は本当にダメになる……そうなったら、ああっ!!

……よ、よし落ち着こうそうしよう。

これ以上変なこと考える前に、やることやって……

なんでもないように戻ろう、うん!

 

 

---

 

 

「……コハルちゃん、あんなに急いでどうしたのかなぁ……

今日はお休みって話だったし、あんなに急いで朝の準備しなくてもいいような……

 

う〜ん…… まぁ、いっか……」




【下江 コハル(4)】
元々は妙にプライドが高く、なんでも自分でやりたがる悪癖があった。
しかし、最近は人に頼ることを覚え、全部自分でやる必要はないと
余裕を持って考えられるようになって来た。


でも、えっちなことに対する反応はあんまり変わってない。
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