モチベが上がったから筆が進むぜぇ!そういえば、臨戦アリス可愛いし最強っす。ケイ、愛してるぜ。白髪のキャラに悪い奴はいねぇ。ヒナが大好きだ。
「さて、じゃあ元ヘルメット団の皆さん!これから来るカイザーの兵を撃滅しましょう!」
ユメが大楯を上に振り上げ叫ぶ。元ヘルメット団もそれに呼応するように叫ぶ。
「これから来る敵は全て見つけ次第破壊するぞ。
「やりましょう!」
「うぉぉぉぉ!」
「ぶっ飛ばすぜベイベー!」
「ちくわ大明神」
「コロス…コロス…」
etc…
ユメを含め、他のメンバーも殺る気満々で敵が来るのを待っている。
-数分後-
まるで軍が大勢で動くような足音が聞こえてくる。カイザーコーポレーションの軍事部門のカイザーPMCの集団だ。
PMCのオートマタ達か校門の前に到着。ユメ達は校庭からそれを防ぐように立ちはだかる。PMCのオートマタが1人前に出る。
「ここ、アビドス高校はこれから我らカイザーコーポレーションの物となる!ここにいる不法滞在者は即刻立ち去れ!でなければ、武力行使を持って制圧する!」
大声で注意勧告をするが、ユメは意に返さない。
「ここは私達の場所です。そんな口出しをされてもどきません。不当な処分には、こちらもそれ相応の態度で返答させていただきます。」
それを聞いた瞬間、オートマタはアサルトライフルをユメに向ける。
「そうか……痛い思いをしないとわからないようだな。」
ユメが手を挙げ、合図を送る。
オートマタの目の前に青い魔法陣が出現する。その瞬間——
バン!
青黒い弾丸がオートマタの脳天を撃ち抜いた。
「フゥ…この武器、やはり便利だな。」
ゲマトリア性E.G.O 魔法の弾丸
使用者 灰谷 シュカ
ロボトミーE.G.Oとのほとんどの性能は共通している。違う点は、撃つ度に数秒のインターバルと魔弾の射手のギフトの煙管を吸わなければいけないこと。
それをしないと撃つ度に精神が深刻な速度で擦り減っていくため、廃人になる。
「じゃ、しばらくは狙撃に集中だな。」
後ろに控えるオートマタ達は、前にいる者が撃ち抜かれた少し後に、銃を構え始める。
「はぁ、遅っそ。」
大きな棒の先端に金属片の塊がついた武器で、数多のオートマタを弾き飛ばす。
ゲマトリア性E.G.O 後悔
使用者 流川 アユミ
危険度の割には破壊力がある武器と防具、しかし、性能はロボトミーと異なる。
破壊力が向上し、HEレベルにまで上がっているが、長期戦になると破壊衝動に突き動かされ、味方と敵の区別ができなくなり、意思疎通も計れなくなる。
また、自身の頭が金属になっているように感じ、自傷行為に及ぶ危険性もあり。
「キヒヒ…壊しすぎたらいけない。くちばし部隊前に。」
アユミも合図を出すと、複数人の赤色と白色の拳銃を持って前に出る。
「掃射開始!」
その言葉を皮切りに、体勢を立て直せていないオートマタ達に弾丸を打ち込んでゆく。しかし、貫通はせず機体に少し埋まる程度の火力しかない。
「あぁ?この程度で、俺たちを止められるとでも思ったか!今すぐにその面、ぐちゃぐちゃに…え?」
オートマタが喚き散らしていると、弾丸が撃ち込まれた部分から異音が聞こえた。その刹那——
バキバキ!
「な、なんだこれ!?」
撃ち込まれた弾丸がオートマタの機体を食い破っていた。
ゲマトリア性E.G.O くちばし
使用者 元ヘルメット団モブ
ロボトミーE.G.Oから最も性能が変化している武器、精神力の消耗が激しくなった代わりに、弾丸が撃ち込まれたところから弾丸自身がその相手の体を食い破る。
しかし、少しだけなので立て続けに撃ち込まなければ効果が薄い上、弾丸の威力自体は低下しているためホシノなどには通じない。
「く、クソ!なんだこいつら!アビドスは3人しかいないんじゃなかったのか!」
オートマタ達が次々と士気を低下させていく中、縦横無尽に暴れている姿があった。
「はぁぁ!」
大楯を持ちながら殴打と蹴りを用いて、敵を蹂躙するユメだった。大楯を軽々扱うホシノを優に超える怪力でオートマタを粉砕している。
「アマ姐から貰ったこのシールすごい!本当に力が湧いてくる。」
アマリアはユメとホシノに強化刺青のシールを渡していた。中指の刺青ほど強化はされないが、充分な恩恵望める優れ物だ。効果時間を過ぎると自動で剥がれる。
そうして、校門前の戦いは戦場というには程遠い、アビドス側の一方的な蹂躙になる…はずだった。
「なんや?えらく苦戦しとるやないか。出番ない思っとったけど、存外楽しめるかもしれんなぁ。」
ユメ、アユミ、シュカを見据える獰猛な虎の姿とその後ろに付き従う2名の赤い服を着たトリニティ生がいた。
-市街地-
「貴様がアマリアか…全く余計なことをしてくれたものだ。」
カイザー理事は市街地でアマリアと相対していた。最高傑作の軍事兵器ゴリアテに乗り、理事自らが戦場に降り立っていた。
「口の利き方がなっていないな。カイザー理事とやら、このことも含めてきっちりと仕返ししてやる。覚悟しろ。」
「姉さん、急がなくていいよ。私もずっと痛い目に合わせたかった。私達の居場所をずっと奪おうとしてきたこいつらを。」
カイザー理事は、鼻を鳴らしてアマリア達を侮る。勝算が確立しているのか余裕の態度を崩さない。
「小鳥遊ホシノとやら、お前達の借金約9億なぞ本当になくせると思っているのか?利息だけ払うので精一杯ではないか。そんなことをせず、別の学校に移籍すれば済む話だろう?」
理事の言葉に、ホシノを歯をギリっと鳴らす。
「ふざけるな!あの場所は私達の居場所であり、帰るべき場所でもある。そんな場所をそんなお前如きが軽々しく口にするな!」
ホシノは叫ぶが、理事はやれやれとため息つくばかり。
「これだから子供は。現実と理想の区別も付けずに物事を語る愚か者が。いいか?返せるかわからない借金を待っているのは他でも無いこの私だ。」
「だから」とホシノは言おうとしたが、その言葉を遮り、理事は続ける。
「そもそも、お前達の借金は正当な取引によるものだ。まるで私を犯罪者かのように扱うが、非があるのはそちらの方だ。そこにいる大人もよくわかっているのでは無いか?」
「ホシノ…確かにやつと言う通りかもしれないな。」
「姉さん!」とホシノは叫ぶ。まるで裏切られたかのような目でアマリアを見るが、アマリアは依然として理事を見据える。
「熱くなり過ぎるなホシノ。お前はもう少し冷静なって周りを見ることも覚えなきゃな。それに、安心しろ。理事の顔はすぐにそこら辺のスクラップみたいになるさ。」
ホシノの頭を強引に撫でる。理事はその様子を見て不快な高笑いをあげる。
「ハッハッハ!今貴様なんと言った?私がスクラップになるだと?笑わせてくれる。この大軍勢相手に一体どうするつもりだ。」
理事が笑いながら部下に指示を出す。
「お前らもここまでだ。」
オートマタがこちらに構えたのは、バズーカ砲だ。
「戦車も1発でお釈迦にしちまうこのスーパーバズーカ砲で、粉々になれ!」
ドン!バゴォン!
バズーカの砲弾は、ホシノとアマリアに向かって炸裂した。
「フン、避けすらしないとは。行くぞお前ら。そろそろ学校を制圧した頃だろう。」
煙が晴れてから進もうと待っていると、その中から2人の影が浮かび上がってくる。
「フゥ……バズーカ砲と言っても、この程度ですか。」
ホシノが両腕をクロスして防いでいた。擦り傷すらなく、その場に立ってカイザー理事を睨む。
「まぁまぁそういうなって。あいつらも頑張って準備したんだからさ。」
アマリアがニコニコしながら、宥める。しかしその顔は直ぐに——
「今すぐこいつら全員、ぐちゃぐちゃのスクラップにしてあげないと。」
アマリアが一歩前に出る。
「あ、あぁ!?なんで生きてやがるこの化けも…」
バキ!
オートマタはその言葉を言い終わる前に、頭を強引に引き抜かれた。
「き、貴様!」
「どこを見てるんですか?」
「ま、待て!ギャアアアアア!!」
ホシノはアマリアに気を取られたオートマタ達をショットガンで粉砕している。
アマリアはホシノに「雑魚は任せた。」と頼み、ホシノは「後で理事を殴らせて下さい。」と言って雑魚どもを蹂躙している。
「俺のこの最高傑作と一騎打ちしようと言うのか?私と同じ大人であるが、中身と知能は子供のようだな。」
「言ってろ言ってろ。こんな状況でも、余裕なお前の馬鹿さ加減には負けるさ。それとも、オートマタになってから高性能になった脳みそだったりする?それだったら悪かったな。」
理事はイラついたのを隠さずに襲いかかってくる。この問答の前にも相当焦りとイラつきを孕んでいたようで、一人称が私から俺になっていることに本人は気づいていない。
ゴリアテの腕と小型ミサイル、機関銃による絶え間のない波状攻撃をアマリアは持ち前の超スピードで避け続ける。
「何故だ!何故当たらん!貴様本当に人間なのか!?」
「やれやれ、今度は化け物扱いか。本当にレベルの低い奴は直ぐに相手を貶す。」
「黙れ!」と理事が叫び、攻撃がさらに激しくなるがやはり当たらない。アマリアは退屈そうにあくびをしながら呟く。
「つまんな。もう終わらせよう。」
ドン!!
コンクリートの地面蹴破るほどの力で跳躍する。
「フン!」
そのままの勢いでコックピットに突撃し、理事とご対面する。
「なっ!?」
「お邪魔しまーす!引きづり下ろしにやってきましたよー。」
そのまま胸ぐらを掴み、コックピットから引きづり出す。そのままの勢いで地面に叩きつけた。
「さて、ご自慢の木偶人形もあの体たらくで、どうやってここから勝つんだ?さっきの余裕はどうした?」
理事は暴れるが、アマリアの圧倒的な膂力の前には無力だ。そして、オートマタ全てを破壊したホシノがこちらにきた。
「姉さん。こいつを仰向けにして。」
「はいよ。」
仰向けにした瞬間、理事はホシノの顔を見た瞬間騒ぎ始める。
「小鳥遊ホシノ!貴様さえ!貴様さえ黒服と契約していれば!こんなことにはならなかったはずなのに!」
自分の次は他者への責任の押し付けにホシノとアマリアも辟易するが——
「あんな馬鹿な生徒会長諸共、貴様も死ねばよかったのだ!!」
「……は?」
ホシノの目つきが一気に変わる。その目には、先ほどまでの哀れみなどない。ただ、純粋な怒りと純度100%の殺意のみだ。強化刺青シールが青く輝き始め、右腕に集中していく。
「このクソども”!!」
ホシノの右ストレートが理事の右の顔面を正確に撃ち抜いた。理事は、顔の半分が完全に砕け、ぴくりとも動かなくなった。
「終わったな。結構あっけなく。」
「そうですね。結局、姉さんが不安に思っていたことってなんなんですか?」
アマリアは指を顎に当てて、踵を返したように返答する。
「いや、あいつが絡んできてもおかしくないかなと思ってたんだけど。杞憂だったそれでいい。」
「そうですか、なら帰りましょう。アビドス高校へ。」
「あぁ、帰ろうか。仕返しも済んだことだし。今夜はよく眠れそうだ。」
2人は帰路についたが、この時はまだ知らない。この戦闘がお遊びに思えるほどの戦闘をアビドス高校で行うことになることを。
レイホンおじさんは次で本格的に出します。期待してたならすまん許して。