200連でギリギリケセド含め全員確保出来た。
おかしいなぁ。ティファレトが1番好きなんだけど、ホドの声を聞く度に脳が浄化されていくのを感じる。
感応度上昇中の状態
灰谷シュカ
自滅するし必中もしないが、まともに当たれば本気のアマリアの体を貫けるレベルの魔弾を発射できる。
感応度上昇に伴い、完全開放戦の魔弾アンジェラみたいな見た目になる。
流川アユミ
スピードが超遅くなるが、武器が精神を崩す効果を持ち火力自体が底上げされる。図書館でいう縛られた怒りの状態。
感応度上昇に伴い、見た目がムルソーの後悔E.G.Oとほぼ同じになる。武器は足枷のように付いている。
「姉さん、少し気になりませんか?」
ホシノが訝しむような顔でアマリアを覗き込む。
「あぁ、私もそう思う。」
静かすぎる。アビドス高校を目視できるほどの距離まで来たが、ここ周辺一体の音が凪いでいる。
「姉さん、少し急ぎましょう。」
ホシノが駆け出す。アマリアもそれに2つ返事でついて行く。
「ユメ先輩、学校はどう……え?」
「おいおい、マジかよ。」
校門前に到着すると、そこにあったのは元ヘルメット団モブ達の惨たらしい姿だった。これは不味いと思い、直ぐに登校口の前にまで走る。1つの小さな丘が見える。
「まさかこっちに出張ってくるとは…」
血塗れの元ヘルメット団達で形成された残酷な丘だった。その中央に剣を突き立て、シガーを片手に持ちながら座る男レイホンとすぐ近くに立つ赤いトリニティ生2名がいた。
そしてレイホンの足元に倒れているのは…
「ユメ先輩…!!」
ホシノが怒りのままに叫ぶ。
「ご…めん、ホシノ…ちゃん。守り切れ…なくて。」
「いったいなんで——」
その疑問を口にした瞬間、レイホンが口を開く。
「いんやぁ、ちっと遅かったなぁ。暇つぶしにちぃと遊んどったんよ。」
レイホンは薄ら笑いを浮かべながら続ける。
「俺っちに依頼してきたロボット達があまりに使えんくてなぁ、最近ちぃとばかし暇やったから久々に血が滾っとったんや。」
しかし、レイホンが「やけどなぁ。」とため息を吐く。
「この嬢ちゃんアビドスの生徒会長とか言うんやろ?強いかと思ったら、硬いだけで、てんで大したことないなぁ。それでも、前に対峙した妙な連中よりは強かったけどなぁ。」
ホシノの琴線に絶え間なく触れ続けるレイホン。ホシノはレイホンを睨み続ける。アマリアも怒りはあれど、自分の憶測が外れてしまったことに怒りが湧いている。
アマリアは理事が傲岸不遜で人を見下すのが好きなタイプだとわかっていた。だから、圧倒的な戦力を誇示し、そいつをけしかけてくると判断して理事の方に向かったのだ。
それがまさか、ここにレイホンを配置してくるなど全くの予想外だった。
「それに驚いたで?まさか都市から俺っち以外にもここに来とるとはな。お前は何年か前に黒い沈黙っちゅうのに首落とされた奴やろ?」
レイホンはアマリアを知っていた。当時、中指でも指折りの実力者として認識していた3人のうちの1人であるからだ。アマリアが口を開こうとするが、それより先にホシノが問いかける。
「お前は、何故ここに来た?」
レイホンに臆することなく質問するホシノ、レイホンはヘラヘラと答える。
「元々はカイザー理事っちゅう奴からの依頼やな。「アビドス高校を潰して欲しい」って来たで?」
ホシノの神経が逆撫でされ続け、青筋が次々と眉間に浮かび上がる。そしてレイホンは自ら地雷を踏み抜く。
「俺っちになんか大した考えがあってなんかしに来たように見えっか?」
「……は?」
大した考えがない。そう、レイホンはただ依頼を受けてここにきた。それ以上でもそれ以下でもない。
だが、その言葉がホシノの逆鱗に触れた。自分の先輩を重症に追い込んでいて、大したことないというのは、ホシノの感情を爆発させるには充分だった。
「…殺す!!」
激情に燃えるホシノが動き出そうとした瞬間、背筋が凍る感覚を覚える。改めて前を見ると、先程までニコニコしていたレイホンの顔から笑顔が消えていた。
「毎回思うことやけどなぁ、ここは上下がないんか?」
その言葉を発した瞬間、ホシノは固まる。まるで虎に睨まれ、動けなくなる草食動物のように。ホシノは本能でこの男と自分には計り知れない力量差があると感じっとった。
ホシノが圧に押し潰されそうになっていた時——
「一ついいか?」
アマリアが口を開く。
「…あぁ、中指の長姉となら俺っちと直に話しても問題ないわな。言ってみぃ。」
「ユメを解放するにはどうすればいい?」
レイホンはニィと笑う。まるで、乗ってきたと言わんばかりの狡猾な笑み。
「そうやなぁ、家族ごっこが好きな中指らしい要求や。まぁ、この依頼の1番の障害はお前や。俺っちが本気出しても、勝てるかどうかわからんからな。」
レイホンとシガーを吸い、一つの条件を出す。
「一度だけ、切らせろ。そしたら、生きようが死のうが、ボコスカやる気だろうが。こいつだけは解放したるわ。」
レイホンが天退星刀を腰から抜き、低く構える。天退星刀から虎標弾の火が吹き出し、望が一輪つく。
「フゥ…」
アマリアも呼吸を整える。刺青が光り輝き、紫と青が入り混じった刺々しいオーラが全身を包む。
「前もこんなやりとりがあったわ。…あんまし思い出したないけどな。」
「独り言は後にしろ。それとも、その撃ち抜かれた左腕じゃ、満足に剣も振れないか?」
その言葉を皮切りに、レイホンが地面を蹴る。眼前に迫るレイホン、それをただ静かに待っているアマリア。アマリアの体に強烈な袈裟斬りが叩き込まれる。
「…はっ。こりゃあ硬いな。」
レイホンが唸る。アマリアの体に一閃の傷が入り、血が吹き出す。
「フゥ、さぁ1発受けたぞ。ユメは貰い受ける。」
ホシノが駆け出し、ユメを抱えてこちらまで戻ってくる。レイホンとアマリアから距離のあるところに優しく寝かせる。
「ホシノちゃん…」
ユメは消え入りそうな声でホシノを心配する。
「大丈夫です。ユメ先輩、必ずあの男を倒して来ますから。」
ユメはホシノを止められないことを分かっていた。自分よりも責任を感じてしまう心優しい後輩だと信じていたから。だからこそ——
「…これは?」
ユメは自分の大楯を渡し、意識を手放した。その瞬間、ホシノの姿が揺らぐ。死の間際経験したあの感覚、心地よい声がまた聞こえてくる。
『また、崩れそうだね。さぁ、またこっちにおいで?君の激情で思いままに「黙れ。」』
ホシノは心地よい言葉を止めた。もう一度この言葉に身を委ねれば、もう戻れない気がしたから。
「もうお前の言葉は聞かない。私には必要ない。」
言葉を拒絶しても、構わず語りかけて来たがホシノは無視した。今自分は1人ではない。不安定ではあるが以前の何倍も先輩と大人を信じている。
その心の変化がホシノのE.G.Oを呼び覚ます。
「!?…これは?」
右に持っている自分の銃は亀裂が入り熱が噴き出す。左肩甲骨からは極寒の翼が生える。
まだ未完成ではあるが、以前のホシノより遥かに強い存在になった。ユメの盾を左手に持ちレイホンを見据える。
燃える激情と冷たい殺意の両方を宿し、アマリアと共に目の前の強敵を撃ち滅ぼすために動き出す。
「なんや?そこの嬢ちゃん妙な見た目に…」
「よそ見か?余裕だな。」
レイホンが口ずさんでいる間にアマリアが距離を詰める。怨恨が籠った破壊の一撃がレイホンに襲いかかる。
ガァン!!
凡そ、剣と拳が衝突したとは思えない様な音が響く。レイホンが怯み、隙ができる。その隙を逃さず、ホシノは自身のE.G.Oと化した愛銃をレイホンに放つ。
「くらえ。」
燃える散弾がレイホンを襲う。一部を弾くが、レイホンの体にペレットが命中する。
「チッ…傷口が焼けとるな。撃ち込まれた部分から…いや弾丸自体が燃えとるんか。」
レイホンは感心した様に頷く。直後レイホンから燃えるような赤いオーラが立ち上る。
「少し調子上げんで?すぐに死んでしらけさすなや!」
レイホンが飛び出す。アマリアは鎖を巻いた腕で剣を受け止める。
「少しはマシになったか。だが、私を倒すには足りないぞ。」
アマリアが腕を振るって弾き飛ばす。その勢いのまま、槍の様な蹴りを放つ。
「消し飛べ!」
空気を裂く轟音と共にレイホンに向かう。レイホンも上がった速度でギリギリで避ける。
勢いが止まらずにアビドス高校の壁をいとも容易く粉砕した。
「ちょ…!姉さん学校壊さないで!」
「ごめんホシノ!バイトで稼ぐから今は許して!」
その時、最初の一撃による出血が激しくなる。レイホンの渾身の一撃はアマリアの体に響いていた。
「グ…クソ。」
頑丈な体と言えども体制を保つのが難しくなり、地に片膝をつく。
「貰ったで!」
レイホンが嬉々として向かってくる。虎標弾で加速し、熱を帯びた剣が振り下ろされる。
しかし——
「やらせない!」
ホシノがアマリアの盾になる様に突っ込んできた。レイホンの剣が大楯によって防がれる。
「やりよるなぁ!ただ、もう少し踏ん張らんと首飛んでくでぇ!」
レイホンの2撃目も盾で防ぐが、盾ごと体が上に弾かれる。ホシノは衝撃の強さにより苦悶の表情を浮かべる。
レイホンの3撃目が襲いかかる。度重なる攻撃によってホシノの感覚は研ぎ澄まされていた。ホシノの冷たい羽がレイホンに向かって叩きつけられる。
「なんやぁ!?」
ホシノの羽は見た目では考えられない程冷たく、重かった。予想外の一撃でレイホンに隙ができる。
「よくやったホシノ!」
体勢を立て直したアマリアの渾身のラリアットがレイホンを襲う。レイホンは反応できずにまともに受ける。
「ごばぁ!!」
あまりの威力に回転しながら上空に吹き飛ぶレイホン。アマリアが一緒に上空まで飛ぶ。
「この程度でくだらないだろ?」
レイホンの顔を空中で掴む。
「地面とキスしな!落ちろぉ!!!」
全身の力でレイホンを地面にぶん投げる。レイホンは顔面から地面に激突し、鈍い音が乾いた空気にこだまする。
「もう立たなくて良いぞ。」
地面に着地したアマリアがそう言うと、レイホンがむくりと起き上がる。
「フゥ…死ぬかと思ったで。」
顔面は血だらけになっているが、戦意は全く失われていない。むしろ燃えるような赤いオーラは激しくなってる様に見える。
「俺っちも全力でやらにゃあかんな。」
剣軽く振ると使用した虎標弾の薬莢が地面にばら撒かれる。レイホンが声を上げる。
「ソルダートl弾ぁくれや!」
その声に「ハッ!」っと短く返事をし、レイホンの前に立つ。
「邪魔だ!」
アマリアは即座に1人を叩き潰す。悲鳴を上げる間もなく、乾いた砂漠の地面に沈む。
「させるか!」
ホシノも飛び出す。氷の羽を矢の様に飛ばし、私兵のを倒れさせる。しかし少し遅かった。レイホンに猛虎標弾は既に渡されていた。
「ちぃと遅かったな。……次で終わらせんで。」
レイホンが体に更なる金のオーラ「心」が纏う。赤と金のオーラにより威圧感がこれ以上なく増す。
レイホンも最後の攻撃、超絶猛虎殺撃乱斬でトドメを刺しにくる。アマリアとホシノ2人でそれを迎え撃つ。
「ホシノ、ある程度なら守り切れる。しくじるなよ。死にたくないならな。」
今の状態のアマリアでは、ホシノを守りながらあの攻撃を全て捌くことはできない。ホシノの力で防御する必要もある。
「今の私の力、全ての激情を奴にぶつけます。」
その言葉を聞いた時、アマリアは笑う。
「この闘い、勝つぞ。」
強化刺青がこの上なく輝き、殺気と青いオーラがさらに刺々しくレイホンに突き刺さる。レイホン自身も血に渇望している虎のように叫ぶ。
「我、レイホン。親指のカポにして、東部十剣が1人。全力で斬ろう。」
その瞬間、3人が飛び出した。
実はこの話猛虎強襲!より先に書いてたんだよね。ユメ先輩と名前付けたオリキャラを闘わせたかったからこの話文の修正大変だった。
阿頼耶識の力で鏡ダンジョンのソラとレンが???になってるの怖すぎる。これが概念焼却の力か。
投稿遅くて申し訳ない。リンバスとブルアカのイベントとスト6でアイムレディ…してたら遅くなってしまった。レイホンとの闘いは次の話まで続くぞい。
もっと前に言及あったと思うけど、定期検診イベントでグレゴールが潜在能力あるって言われてたの、蜚廉の皇帝のことを示唆していたのか。