風歌聖さん誤字報告ありがとうございます。
屈折鉄道6は皆さんクリアしましたか?自分は第三区間の抜け方が分からず苦戦しました。
ちなみにかかったターンを明記すると
第一区間3ターン
第二区間24ターン
第三区間は25ターン
第四区間は28ターン
最終区間は20ターン
合計100ターンぴったりでクリアできました!
フィニッシュは良秀の三千大世界でした。この上なく気持ちいいフィニッシュでした。
コツコツ。
薄暗い路地に、規則的なハイヒールの音が響いていた。
最初はただの裏路地と変わらない。しかし奥へ進むにつれ、空気は淀み、壁は血と体液に塗れ、虫の蠢く音が絶え間なく聞こえてくる。
その奥底に、一切の穢れを寄せ付けない純白の扉が、異様に浮かんでいた。
カリストは静かにその扉を開けた。
「ふむ……この世界の住民は、身体の強靭さと、頭上に浮かぶあの奇妙で魅惑的な輪……実に美しいですね。貴方は素晴らしい作品になるでしょう。」
全身を覆う義体に近い肉体を持ちながら、脳や胸部には生身の肉が透けて見える男——カリスト。
長く広いつばに無数の穴が開いた白いシルクハット、ハイヒール、そして優雅で揺らぐような声音が、彼の異質さを際立たせていた。
「さあ、見てください。これが貴方の生命を支える大動脈です。私たちに、膨大な熱——インスピレーションを与えてくれるのですよ。」
彼は目の前の「作品」に向かって、抑えきれない饒舌さで語り続けた。
「この世界の方々は、私のいた世界よりもずっと煌びやかに輝いています。それをさらに手を加え、こんなにも美しく、完成度の高い作品にできるなんて……素晴らしいと思いませんか?」
「アハ……ハ……寒いのに、暑い……明るいのに……暗い……ハ……ハハハ……」
生気のない声で呟くその
カリストは目を細め、感嘆の息を漏らした。
「これほど変形させてもまだ言葉を紡ぐ……素晴らしい!」
「マエストロ様、作品が完成しました。ご精査をお願いします。」
弟子であるアルビナの声に、カリストは我に返った。
「良い出来ですね、アルビナ。金髪の彼——。あの方に一度殺されてから、さらに磨きがかかっていますね。人の脳をここまで独創的かつ優美に再構築できるとは、なかなかのものたいしたものです。」
「光栄です、マエストロ様。」
蜘蛛の巣において、親子というより師弟の関係が似合う二人だった。
アルビナは自らの作品を貪欲に探究し、身体派の復権を目指す。
カリストは蓄積したマエストロの知識を惜しみなく与え、先を見据えたアドバイスで完成度を高め合う。
しかし、まだ何かが足りなかった。
シンクレアに「粗悪な模造品」と評された屈辱が、彼の胸に深く刻まれていた。
「そういえば、この世界のマエストロから『神秘』というものを教わりましたね。」
「ええ。私も興味を惹かれました。」
二人はすぐに結論を出した。
神秘を強く感じさせる人間を材料にすればいい——と。
身体派の復権を目指すカリストと、マエストロ直々のキュレーションを受けたアルビナならば、誰もが認める傑作を生み出せると確信していた。
「マエストロ様、来ました。」
「ええ。外に出る手間が省けましたね。」
二人は血に塗れた手を近くのタオルで拭う。表情は穏やかだった。
ドンッ!
白い扉が外側から勢いよく開かれた。
丸と四角の防御盾を持ったヴァルキューレの生徒たちが、次々と中へ雪崩れ込んでくる。
「おやおや、こんなに大勢のお客様をお迎えできるなんて。正直、予想外でした。」
カリストは嬉しそうに微笑んだ。特に二人の生徒に視線を留める。
白髪のアロハシャツを着た志真コノカと、狼の特徴を持つ尾刃カンナ。
特にカンナは、ヨシヒデのために野獣派の芸術も学んだカリストにとって、最高級の材料だった。
「最近この辺で人を攫っているのはお前たちだな。身柄を拘束させてもらう。」
「姉御ー、さっさと終わらせて帰りましょうよー。」
カリストは内心で深く喜んだ。
「ヴァルキューレ警察学校の皆様、私のギャラリーへようこそ。私はカリストと申します。」
丁寧に頭を下げるカリストに、カンナは冷たく吐き捨てた。
「どうでもいい。すぐに拘束する。その悪趣味な芸術家気取りも、ここで終わりだ。」
カリストの作品群を見て顔を歪めるヴァルキューレ生徒たち。カリストは哀しげに首を振った。
「人は芸術を理解するのに時間がかかるものです。貴方たちにも、いつかこの身体派の美しさがわかる日が来るでしょう。」
「うげぇ……ただのグロテスクなだけのものを芸術とか、本っ当に引くっす。ただのサイコ野郎なんじゃないんすか?」
コノカが嫌悪を露わにする。
カリストは優雅に微笑んだまま続けた。
「あぁ、心配なさらないで。貴方たちも、私が美しい作品に仕立て上げて差し上げますよ。さあ、こちらへ。貴方自身の隠れた魅力を、一緒に引き出してみませんか?」
その言葉に、カンナとコノカが凍りついた。
「ま、まさか……その気味の悪い作品たちは……!」
「その通りです。この方々は皆、貴方たちと同じ生徒でした。体を使った芸術作品ですよ。存分にご覧ください。ああ、そうですね。この
アルビナが作った
顔の皮を全て剥がされ、脳が剥き出しになり、血管が複雑に繋がれたその姿に、ヴァルキューレの面々は嘔吐を堪える者も現れた。
「人を……作品になど……到底理解できない。これ以上の被害を防ぐため、ここで確実に捕縛する!」
カンナが啖呵を切ると、カリストは哀れむように言った。
「では、愚かで幼い観客の皆様に、私とアルビナが直々にキュレーションして差し上げましょう。アルビナ、今まで教えたことを存分に発揮しなさい。」
「はい、マエストロ様。」
アイアンメイデンのような重厚な鎧を鳴らしながら、アルビナが前に出る。
カリストはカンナと半数の生徒を、アルビナはコノカと残りの生徒をそれぞれ相手取った。
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アルビナ vs コノカ&ヴァルキューレモブ
「私の名前はアルビナよ。こっちはファシア。貴方の名前は?」
アルビナは穏やかに挨拶をしたが、コノカは即座に散弾銃を構えて突進した。
「答える義理はないんで、さっさと捕縛させてもらうっすよ!」
バン! バン! バン!
連続する散弾がアルビナの鎧に直撃する。しかし、表面にわずかな傷がついた程度で、ほとんど効果がない。
「んー、まだファシアが起きないわ。もう少し時間がかかりそうね。」
アルビナは剣を軽く振りながら呟いた。彼女に曰く、ファシアは「寝坊助」らしい。
「じゃあ、その間に決めてやる!」
ヴァルキューレのモブ生徒たちが盾を構えながら前へ出る。
アルビナは小さくため息をついた。
「少し、お粗末ね。」
剣が閃く。
モブ生徒たちの腕と脚に正確に斬りつけると、数人がその場で膝を突いた。
「ぎゃああっ!? 体に……力が入らない……!」
「腱を切ったのよ。後で作品にするときに、邪魔されたら困るから。」
アルビナは剣を地面に突き立て、唐突に提案した。
「作品になる前に、仲良くなる時間を作ってみない?」
「……はぁ?」
「作品にするには、その人の特徴を知りたいの。何が好きで、趣味は何で、将来の夢は……そういうのを共有すると良いって、誰かが言っていたわ。」
もちろん、それはただの社交辞令ではない。
彼女は相手の血と肉をより深く理解し、ファシアをより完成度の高い傑作へと近づけるための「取材」だった。
「お断りっす。もう終わらせる。」
コノカの雰囲気が一変した。
飄々とした態度は消え、獰猛な眼光がアルビナを射抜く。
「Che bello……なんて素晴らしい感情。ファシアも起きたみたいね。」
アルビナは自らの血肉と材料で構成された剣「ファシア」を優しく撫でた。
次の瞬間、コノカが猛烈な勢いで殴りかかってきた。
「貴方のメインは銃じゃないの?」
アルビナが鎧のまま受け止めた——それは誤りだった。
ガシャンッ!!
「う……っ!」
体の芯まで響く重い衝撃。
コノカの膂力は尋常ではなかった。戦車を単独で制圧すると言われるフィジカルは、アルビナの分厚い甲冑の上からでも確実にダメージを伝えていた。
「手応えありっすね……ただ、こっちも無事じゃ済まないっすよ。」
コノカの手の甲からも血が滴っていた。鎧の棘が浅く刺さった傷だったが、彼女は歯を食いしばって構わない様子だった。
(このまま全員で一気に仕留める!)
コノカが心の中で叫んだ瞬間、アルビナに異変が起きた。
パキ……パキパキ……バランッ!
鉄仮面が外れ、素顔が露わになる。
続いて上半身の装甲、下半身の装甲が次々と外れ、最後にファシアの装甲までもが剥がれ落ちた。
大量の血と肉が軋むような不気味な音を立てながら、ファシアが姿を現す。
「ここからっすか……」
「ええ。ファシアが飢えているわ。お食事の時間ね。」
本気となったアルビナとコノカが、激しく激突した。
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カリスト vs カンナ&ヴァルキューレモブ
一方、別の戦場では銃声が響き渡っていた。
「そこだ! 撃て!」
カンナの指示のもと、ヴァルキューレのモブたちが一斉にカリストへ発砲する。
しかしカリストは軽やかなステップで全てを躱し、ティビアで残りの弾を弾き返した。
「指揮能力も高い……素晴らしいですね。」
その隙を突いてカンナが肉弾戦に持ち込もうとするが、それすらカリストの好奇心をさらに掻き立てるだけだった。
「極め付けはこの膂力! 動物の特徴が混ざっているからでしょうか? 本当に興味が尽きません。」
カンナの眉間に深い皺が寄った。そのわずかな隙が、致命的な結果を招いた。
「先輩、私が前に出て隙を作ります!」
盾を構えた一人のモブ生徒が飛び出した。
「待て! 出るな!」
「大丈夫です! これくらい——」
ガシッ!
カリストの機械の手が瞬時にモブの首を掴んだ。
それは一見細い腕と手に見えるが、万力の力で決して掴んだものを離さない。
身動き一つ取れなくなったモブに向かって、カリストは優しく囁いた。
「観客の積極的な参加……悪くありませんね!」
赤い血管のようなものを手繰り寄せた瞬間地面が隆起し、骨のような突起がモブの体を貫いた。
「がああああっ!!!」
凄まじい悲鳴がギャラリー全体に響き渡る。
その声はコノカとアルビナの戦場にまで届いた。
「あぁ……いい悲鳴ですね。素晴らしい。このまま貴方……いえ、そなたを立派な作品に仕立て上げたいものです。」
「クソ……! 必ず助けるから、もう少しだけ耐えてくれ!」
カンナが歯を食いしばる中、マエストロのギャラリーにおける戦いは、徐々にカリストとアルビナへと天秤が傾き始めていた。
なんか突然UA増えたと思ったら日間ランキングに載ってた。とても感謝。カリストって「私は怒りません、退屈になりますから」って言ってるわりに結構キレてること多くておもろいと思ったのは自分だけだろうか?この親子エミュむずい。
あと「なんでワイルドハント学園じゃねぇんだよぶち◯すぞ」って方が一定数いると思うんですけど、自分には無理でしたすいません。
原作開始時の先生は?
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良秀、お前が1人で先生になるんだよ!
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良秀と男先生
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良秀と女先生