はいアンケートの結果は良秀と女先生に決定いたしました。いやぁ文書くのマジ大変になりそう。やり甲斐は感じるのでいいですけどね。キムサッガッ兄貴思ったのと違かったけど、自分はいいと思いました。なんかケセドとちょっと雰囲気似てんだよな。
百鬼夜行を少し風変わりな白装束に身を包んだ女が通りを歩く。顔はベールによって覆い隠され見えず、黒い髪とメッシュの入った様な青い髪がほんの少しだけベールから顔を出している。
それよりも目を引くのは、自分と同じくらい背丈のある大きな刀。それは、キヴォトスにおいて極めて稀な装備であり、流麗なのもあって、否が応でも注目を集めてしまう。
それでも、彼女の歩みを邪魔する者は誰1人としていない。なぜなら、彼女に関わった者がそれぞれ重症を負っているからだ。
それに、少しでも目を離すと忽然と姿が消えてしまう。それを見て、生徒達はこう名付けた。
キヴォトスの鬼女——と。
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少し前
「ねぇ、あれって噂の。」
「うん、キヴォトスの鬼女だよね?けど見た感じやっぱ人なんじゃ。」
はぁ。と地慧星の塩見ヨルはため息を吐く。クソッタレのヨシヒデに舌を切り殺された小指の女。自分が死んだと思って目が覚めたら、そこはなんとこのキヴォトスだった。
体も何故かヨシヒデが生まれた頃程度に若返っており、蜘蛛の巣時代に追い求めていた自由が手に入ったと最初は歓喜した。憎悪を滾らせていたヨシヒデすら一時忘れるほどに。
しかし、この世界はそんな甘い者ではなかった。自分を見るや否や喧嘩をふっかけてきた魑魅一座とかいう連中、おかしな勧誘をしてくる人間と動物を融合した奴らなどもう辟易していたのだ。
「………」ギロッ!
「ヒィィ……」
「や、やっぱ鬼だ……!」
なので、この様に変な噂を信じる輩には殺気混じりの視線を飛ばす。せっかく自由になったと言うのに、これ以上肩身の狭い思いなんてしたくないからだ。
「私のいた東部と随分似ているな。それにここは都市じゃない、私を縛るものは何もないが、なんだ、この違和感は?」
自由になり、枷なんて微塵も感じなったはずの塩見ヨルだったが、漠然とした気持ち悪さが残り続けていることに疑問が絶えない。そんなことを考えているうちに食べ終わった3色団子の串を置き、その場を去る。
「…チッ、なんであの野郎の顔がチラつきやがる。」
ヨシヒデ…あの野郎の顔が頭から離れない。あの憎たらしい私を切ったクソッタレの顔が。もし…もし、次会う事があるなら……
「お前の舌を…今度は私が断ち切ってやる。」
憎悪を滾らせる。地慧星刀を握りながら、舌を切る以外にどうしてやろうかと考える。奴の足枷を目の前で始末してやろうか。また、違う方法で奴の心をズタズタに引き裂いてやろうか。
そんなことを考えていると、背後からの視線を感じる。見知った視線だ。隠す気もないことに嫌気すらさす。
「そこにいるのはわかっている。とっとと出てこい、リアン。」
ヨルが振り向くと、そこには静寂とした様子でリアンが立っていた。
「久しいな、塩見。あんたがいると聞いて、少し驚いたな。」
落ち着いた声だ。
「は、だったら何だ。お前がここにいると言うなら、大方蜘蛛の巣は崩壊したのだろう?さっさと失せろ。」
一刻も早く、この場を離れたい。もうあの掃き溜め……ゴミ箱のような場所に行くのはもうこりごりだ。
「そうはいかない。指令だからな。少し、付き合ってもらう。」
リアンがカドゥケウスを出す。それを見た瞬間、地慧星刀に手を掛ける。
「殺る気か?それとも、ただの確認か?」
「あなたなら、確認しなくても分かるはずさ。」
一言ずつ言葉を交わし、斬り合いに移行する。ヨルが目に負えぬような速さで切り込んでいく。
リアンのカドゥケウスから黒い液体が放出され、様々な特徴を持った武器に姿を変えていく。
「スティレット、受けるには申し分ないな。」
地慧星刀の一撃を上手くスティレットで受け流す。しかし、終わりではない。追撃がすぐに飛んでくる。
「ん、塩見、少し速くなったか?」
「お前は少しばかり鈍くなったか?そんな大層な仮面までつけて…いや、大方ヨシヒデに斬られた傷だろう。」
リアンがどんな反応するかニヒルな笑みを浮かべて待っていたヨルだが、リアンは踵を返したようにヨルに背を向けた。
「……おい、何のつもりだ?」
「指令を完遂したから。俺は次の指令が来るまでまた各地を放浪でもしよう。」
あっさり引いたことに拍子抜けしたヨルだったが、リアンが思い出したかの様に言う。
「そうだ。これは独り言なんだが、俺以外にも蜘蛛の巣にいた連中が来ている。そして、蜘蛛の巣は崩壊したんじゃない。もうは役割を終えたんだ。」
「!!…まさか!おい、待てリアン!!」
リアンの言葉に思わず、声を荒げて追う。リアンの姿が次第に見えなくなり、ヨルは考えに耽る。
(蜘蛛の巣が役割を終えただと?ヨシヒデが阿頼耶識を完璧に使いこなせるようになったのか?指達のゴミ箱に?……そうだとしたら。)
「……いい気味だなぁ、ヨシヒデ!!ハハハハハハ!!結局お前は蜘蛛の巣に戻ってきたんだ!そりゃそうだろうな!あの足枷を助けようと戻ってくることなんて分かってたさ!」
愉悦の高笑い、今までの鬱憤が少しは晴れやかになるような笑い。涙が出てくるほどの清々しい笑い。ただ——
「ハハハ……やっぱり、お前は私そっくりになっていくんだな。馬鹿娘。」
それだけではない様な雰囲気を確かに感じた。
「それに、蜘蛛の巣の奴らが来てるって?……私が自由になるには、そいつらも断ち切らなければいけないんじゃないか?」
そうだ。断ち切ってやろう。鬼の様な形相になって怒り狂おうが、命乞いされようが全て切り捨ててやる。
「そうすれば、私は本当の自由になれる…奴らを……1人残らず叩き斬ってやろう!」
地慧星は、決意を固めた。自らが自由になるために、これ以上あんな惨めな思いをしないように。この決意によって、自分に復讐と言う名の鎖が巻き付いたとは知らずに。
ちなみに地慧星が良秀は指達のゴミ箱ではなくなっているを知るのは、少し先の話である。
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「さて、『百鬼夜行連合学院にいる塩見ヨルと接触し、武器を交える』の指令は完遂だな。」
別の場所でリアンが呟く。その後ろには、代行者3人が静かに佇んでいる——はずだった。
「ね〜え〜!ヤンはどこ行っちゃったのー!この前見つけて雲隠れされちゃってから全く場所わかんないんだけど〜!」
グローリアがヤンヤンと騒ぎ立てる。リアンは落ち着いた声で静止させる。
「落ち着くんだ、グローリア代行。ヤンを見つけるのが最優先なら、場所付きで俺たちに指令が来ているかもしれない。つまり、今はその時ではないんだよ。」
「でもでもー。もう一回ヤンに会いたいよー。エスターは手伝ってくれないし、ヒューバートは喋りすらしなかったんだもん!!」
相変わらず、激おこプンプン丸なグローリアに対して、エスターとヒューバートは毅然とした態度を崩していない。
「グローリア代行。君が望むなら、君が捜索しても構わない。指令が来ない限りはね。」
「なら、それは無理だ。リアン神託代行」
エスターが声を上げた。
「私たちは『3人は常に行動を共にする様に。』という指令が既に来ている。期限が未定のため、グローリア代行1人では指令に背くことになる。」
「……そうか。なら仕方ないな。」
ピピピピピピッ
無骨な電子音がリアンの端末機から流れる。
「新たな指令が来た様だ。今日ここで解散としよう。俺はまたここを離れる。」
「待て。リアン神託代行。」
指令が来たのでその場から去ろうとしたとき。エスターがリアンを呼び止める。その目には、明らかな疑念の色が浮かんでいた。
「問おう。指令を何と心得ている。」
急な質問にリアンの目が一瞬まるくなる。すぐに元の落ち着いた表情に戻り、質問に答える。
「指令の意思の元、俺たちはその意思を代行する者。そこに指令以外の一切の事情、私情ははさまれない。」
リアンはこう答えた。エスターは数秒目を細めたが、納得したかの様に目を閉じた。それでようやく、リアンはその場を後にした。
少し離れた場所で一人でにリアンは呟いた。
「少し早い再会だが、また会えるな。娘。」
「人差し指神託代行者リアンへ。これからキヴォトスに訪れる先生とヨシヒデを守れ。期限は、サンクトゥムタワーの制御権を奪取するまで。」
次回から原作入るよ”多分”。なお、大学のテストが不安なので投稿頻度は落ちます。ルチオヒースが恥ロージャの心臓を貫いてて草なんだ。散々心臓!心臓を狙え!って言われてたもんね。鏡ダンジョンのルーレットイベント全部勝てば700コスト貰えるんすね。
追記:原作始まっても、指の人達は増えます。
原作開始時の先生は?
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良秀、お前が1人で先生になるんだよ!
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良秀と男先生
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良秀と女先生