中指長姉はキヴォトスに転生する   作:HAL86

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日常回です。2話くらい続きます。

梔子ユメ Lv.50 所属 アビドス高校

HP232 攻撃レベル50 防御レベル52

パニックタイプ:パニック 大罪耐性 怠惰 2倍他1倍

斬撃2.0 貫通0.5 打撃1.0

バトルパシッブ:大盾 怠惰5保有

戦闘開始時、挑発値を10得る。最初のターンのみ保護2を得る。ホシノがいる場合、ホシノが攻撃威力2増加を得る。

サポートパッシブ:底抜けな楽観 色欲4共鳴
味方の中で最も低い精神力のキャラの精神を20回復し、脆弱を1得る。
対象がホシノの場合、精神力をさらに10回復し、保護1を得る。


ゲヘナでせっせと金稼ぎ

ヘルメット団を撤退させてからすぐ、私はアビドス高校の物置でユメ達と話していた。

 

「ユメ、相談というのは…何で私縛られてるんですかね?」

 

私は縄と鎖でギチギチに体を縛られていた。ここキヴォトスに来て、前の世界ではこんなことしてくる奴なんていなかったから、少し新鮮な気分だ。

 

「あのですね、貴方が鎖でコンクリートの壁を破壊したり、ヘルメット団を埋めて校庭に穴作ったりした性で修繕費がかなりかかってるんですよ。」

 

「そうですよ〜アマリアさん。ここは大人として責任とってくれないと〜。」

 

「いや、あれは必要な…」

 

バァン!!

 

言い終える前にホシノは机を叩いて、アマリアに怒鳴る。

 

「最後の縄跳びの刑は貴方楽しんでたじゃないですか!?これ以上の問題行動起こすつもりなら、ここから追い出しますよ!!」

 

「私一応ヘルメット団追い返した立場だよね?それでこの扱いは酷くない?…ねぇユメ酷くない?」

 

「なら、戦闘で出した損害のほとんどがアマリアさんのものですから…さっきも言いましたが、当然責任…取ってくれますよね?」

 

ふ、2人がかつてない程に怖い!!なんか変な紫のオーラ出てるし、それ拳に纏ってるし!あんた達のメインウェポンは銃でしょうが!

 

「という訳で、貴方にもお金稼ぎに協力してもらいます。よかったじゃないですか、居候卒業できますよ?」

 

「学校の掃除とかしてた…「働くことも居候としての当然の義務ですよね?」いや…それは「ね???」はい…ホシノちゃんのいう通りです…」

 

そして、ホシノから渡されたのは肉体労働の求人だった。場所はゲヘナという別の学園の自治区らしい。ユメとホシノ曰く、治安がノミ以下との事で、くれぐれも問題を起こさないようにと釘付けされた。…生徒全員銃持ってる時点でそんな変わらんやろホンマ。

 

「にしても、広いな。」

 

かなり広大な土地故、事前にもらった地図が無ければシンプルに迷うだろう。とりあえず、マークのついている場所に急ぐか。

 

「オラ!さっさと金出せよ!」

 

「お、お願いします!やめてください!」

 

裏路地を覗くと、バツ印のマスクをつけた数人の不良が、赤みがかった髪と2つのツノのある少女を取り囲んでいた。真面目そうな眼鏡っ子で、いかにもカモにされそうな雰囲気だ。

 

(この見た目じゃ、都市なら5分で死人になるやつだな)

 

素通りしていこうとしたその時、

 

「おいお前何見てんだよ!」

 

しまったつい足を止めて凝視してしまっていた。

 

「サングラスかけて、全身タトゥー?一昔前のヤクザかよ!ダッセェwww」

 

なんかムカつくな…1発ぶん殴って…

 

『くれぐれも面倒事は起こさないように!?』

 

ごめんホシノ、ユメ、約束…守れそうにないわ。

 

「おい、聞いてんの」

 

ガシッ!バコォン!!

 

私は目の前にしゃしゃり出てきた不良の頭を壁にめり込む程度に叩きつけた。この世界での手加減度合いがだいぶ仕上がってきているのを感じる。

 

「て、てめぇ!!」

 

「遅い…」

 

ドガッ!

 

「おげぇ!!」

 

前蹴りでもう1人を遥か遠方に吹き飛ばす。残りは2人か、

 

「な、何だこいつ…ヘイローもない大人のくせに」

 

「な、なぁ!このガキからたかった金半分分けてやるからよ!それで見逃し…」

 

聞くに耐えない。確かに金は必要だが、そんなことに乗る私じゃない。

 

ガシッ!!ゴォン!!

 

「「ゴギャア!!」」

 

2人の頭を掴み、お互いにぶつけるようにして気絶させる。…チンピラとは言えここまで手応えがないとは。やっぱり、ユメとホシノはこの世界でも特別な存在かもしれないね。

 

「あ、あの!」

 

声のする方を振り返ってみると、先ほどの眼鏡の子がこっちを見ていた。何か言おうとしているようだが、あわあわしていて中々言えないようだった。

 

「ん、あぁ気にしなくていいよ。私を襲ってきたから返り討ちにしただけだし。」

 

そう言って去ろうとすると、少女は声を張り上げた。

 

「あ、貴方すごくカッコ良かったわ!私も貴方みたいになれる?!」

 

何を言っているのかいまいち把握できないが、かっこいいと言われて悪い気はしない。

 

「私みたいに?うーん、あんまりおすすめはしないよ?まぁ、強くなればなれるんじゃないかな?」

 

適当な励ましの言葉をかけてここは去ろうと思ったが、少女は私に釘付けになっているようだ。

 

「わ、私は陸八魔アル。貴方の名前も教えてほしいわ!!」

 

名前、名前か…まぁそれくらいならいいだろう。

 

「…アマリアだよ。よろしくね。」

 

手を差し伸べると、目をキラキラさせながら手を握ってくる。都市ではこんな経験なかったなぁ。

 

「おっとごめんね。私求人のところ行かないといけないんだ。それじゃあね、アルちゃん。」

 

「まっ待って!まだ話したいことが!…あれ?いない…?」

 

アマリアのスピードではその場にいても一瞬で居なくなると錯覚するほどであった。故にアルはアマリアのことを一瞬で見失ってしまった。

 

「ふぅ、着いた…本当にここか?」

 

随分と古いというか、ボロいというか今にも倒壊寸前じゃないかな?

 

「まぁ、とりあえず行ってみるか。」

 

外壁こそ終わっていたが内装はそこそこ綺麗だった。時間になったら待合室に直接入っていいとの事だったので、とりあえず入った。ちなみに、流石にいつもの服装じゃいけないので、一応スーツを買った。金は自分を襲ってきた不良からパクった。

 

「本日はよろしくお願いします。えーと、アビドス地区出身のアマリアさんですね。」

 

「はい。本日は貴重な時間を割いて頂きありがとうございます。」

 

目の前の面接官は恰幅の良い男性に見えたが、全身が義体のようなロボットだった。キヴォトスでも義体をする奴がいるのかな?

 

「それで、業務についてですが、かなり厳しい肉体労働となっておりますが大丈夫でしょうか?」

 

「はい、私は力には自信がありますので。」

 

180cmの巨体ならば説得力も生まれるのか反応は良好であった。

 

「分かりました。今日付けで採用いたします。では、業務の場所まで案内しますね。」

 

どうやらかなりいい職場に行けるような気がした。しかし、

 

「オラそこ!動きが遅いぞ!もっとキビキビ運びやがれ!!」

 

前言撤回、やばい職場だった。うわぁ、義体が鞭で義体を叩いてるよ。あれ意味あんのかな?

 

「それでは、よろしくお願いしますね。アマリアさん。」

 

そういって面接官をした義体はどこかに行ってしまった。

 

「おい貴様!新入りか!」

 

鞭を持った教官のような義体がこっちを向いて大声を飛ばす。うるさい、1発ぶん殴ってやろうか?

 

「今日からここに配属されました。アマリアと申します」

 

バチンッ!!

 

鞭が頬のすぐそばをかすめる。

 

「自ィィ己紹介などどォォォォでも良いィィィ!とっとと作業服に着替えて、持ち場につけェェェ!!」

 

うんこいつ後で絶対殴る。辞める時に絶ッッッッッッッッッ体に殺す!!

 

「着替えてきましたが、私の持ち場はどこですか?」

 

「そこのセメントの袋を運んでおけ!グズグスするな!」

 

これか、まぁ一気に5個くらいは行けるだろう。

 

「よっこいしょっと。ドンドン運んどきますか。」

 

————————

 

せっせと運んでいるといつの間にか日が暮れていた。

 

「はぁぁぁぁ!終わったぁ!!ストレスやばいし、とっとと帰ろ!」

 

なんか都市出身の私でもわかるくらいの違法労働だなこれ。給料日にお金もらったら辞表出しとこ。

 

-翌日-

 

「さて、今日もせっせと働きますか。」

 

今日も違法労働をしようとしたときに大人数の少女達がこの職場を包囲した。

 

『ヴァルキューレ警察だ!ここの会社が労働者に法外な時間で労働させていると通報があった!全員その場に伏せろ!』

 

そう拡声器を手に持って叫ぶのは、金髪で動物の耳の生えた女の子だった。目つきがすごく悪いがぜひその目で見られながら、耳をモフモフしてみたい。

 

「もう大丈夫です。」

 

「あぁ、私ここにきてまだ二日目だから他の義体達を心配してあげて?」

 

義体という言葉に戸惑いながらもケモ耳の子は他の労働者に事情を聞き始めている。

 

「カンナさん!ここの元締めはもうすでに逃走してしまったようです!」

 

「チッ、面倒な。やつは指名手配されている者だというのに。」

 

指名手配か…いいこと考えたぞ!

 

「ねぇ、カンナちゃんって言ったかな?」

 

「え?あっはい。何でしょうか?」

 

「その指名手配犯を捕まえたら、報奨金とか出る?」

 

「えぇ、もちろん出ます。それに今回の犯人は割りかし大物ですのでそれなりの額が出ます。」

 

ビンゴ!やっぱり私ってば天才ね!

 

「じゃあ、その指名手配犯、私が捕まえてくるね」

 

「ちょ、ちょっと待ってください! 一人じゃ危険で……って、いない!?」

 

一瞬のうちに姿を消すアマリアに、カンナは呆気にとられてしまった。




小鳥遊ホシノ:レベル55 所属:アビドス高校

HP289 攻撃レベル55 防御レベル59 大罪耐性 怠惰 憂鬱2倍その他1 斬撃1.0 貫通0.5 打撃0.5

パニックタイプ:私の性だ…
味方死亡事、1ターン脆弱2を得て、全体耐性2となる。アビドス高校のメンバーの場合、これが永久に持続する。また、死亡したのがユメの場合、脆弱999、束縛999、沈潜威力と回数999を得て、全耐性999、精神に2515ダメージ。

バトルパシッブ 暁のホルス 憤怒3保有
戦闘開始時、クイック2攻撃力増加2を得る。ユメがいる場合、全ての数値が2倍になる。

無理矢理な終わり方させてすまない、次の話にちゃんと繋げるから許して。ホシノのパニックだけ書きたかった。曇らせ…オレ…スキ…あっ精神ダメージ2515はかの有名は表記バグが元ネタです。カリジャナリィの皆様ならもちろんわかりますよね?
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