数日前
雄英1年生人数分の大玉が勢揃いしている圧巻の光景。
完全に「大玉転がしをする」ことはわかりきっている。
「すまんな」と肩を叩かれ、相澤はその場を後にした。
──
開始の合図とともに全員が駆け出す。
大玉を運びながら巨大な鉄球を回避して吊り橋を渡る。
文字にしても簡単ではないのは容易にわかるだろう。
総護は独走状態で次のステージへと一気に駆け抜けていく。
その後を追うように続々とヒーロー科生徒が障害物を突破して進んでいく。
大玉と自身を浮かせてそのまま前方へと加速する永禮。
巨大な龍の口に大玉を噛み付かせてその上に乗って移動する久世。
白雲は雲に自分と大玉を乗せて進んでいく。
まさにその姿は筋斗雲である。
色紙は紙をボールに貼り付かせて浮かせ、自分は紙で作った翼を羽ばたかせて進んでいく。
砂原と素画は白雲と同じように砂、『ピクセル』、固めた黒煙に自分と大玉をのせて進んでいく。
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個性 ウェザークラウド
雲を生み出し操る!
雲の温度を操作でき、それによって天候を再現できるぞ!
疲労度は曇りく雨く雪く霰く雹く雷だ!
規模が大きくなればなるほど疲労度は大きくなるぞ!
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色紙 司 しきがみ つかさ
個性 紙
身体から強靭な紙を生み出して操る!
硬度はストーンペーパー並みだ!
羽のようにして飛んだり、武器にしたりすることができるぞ!
弱点は想像通り火だ!燃えちまうからな!
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個性 砂操
砂を操ることができる!
砂を固めての防御は一級品だ!
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個性 ピクセル
ピクセル上のエネルギー体を生み出す!
攻撃にも防御にも使える万能個性だ!
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個性 黒煙
両腕の黒く変色した部分から黒煙を出す!
黒煙は爆破させたり固めて武器にしたりできるぞ!
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足元が泥沼と化したエリア。
大玉を転がしていた者たちも足を取られ、大玉は転がらず、苦戦していた。
活真は泥まみれにながら足と腕を強化してボールを前へと吹き飛ばしてドリブルをするようにマッドゾーンを駆け抜ける。
先には足を取られずに空中を飛びながらボールを前へと押し進める天駆。
まずは第一競技を突破すること。
そのためには40位には入らなければならない、、
沼に取られる足を懸命に引っこ抜きながら前へと足を進めていった。
『いや、まだだ…そろそろアレの時間だ』
_ズズズズ……
コンクリートが波打つように動き出す。
空中移動勢をドームの中に包み込むように空を覆った。
セメントスの個性で作ったのだろうか?
ものすごく高く聳え立つ壁があった。
絶対に上は通さないという断固とした意志を感じる。
『これが第三関門、コンクリート迷宮。数分に一回壁が動く特別性だ』
作り直された壁を各自様々な方法で突破していくのだった。
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審議が終わり壇上へと上がったMt.レディの声がする。
そして次からいよいよ本戦よ!!ここからは取材陣も白熱してくる!気張りなさい!!
さーて第二種目よ!!私はもう知ってるけどね…言ってるそばから、はいコレ!!!!」
そう言って、スクリーンに映し出された"水晶破壊合戦"の文字をバーンと示した。
波乱の第二種目、その始まりであった。